すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
1巻末でデルミックに頼まれた、グラベイン王国第3王子の婚約披露パーティーに出席する話がメイン。
いや、この国の貴族達の、デルミックに対する態度の酷いこと。でもそれが「教育された結果」であって、誰も疑問すら抱かないことを見せられると、何かザラリとしたものを感じる。ルッキズムなんて言葉で聞くと他人事だけど、デルミックやロディナに対するあからさまな嫌悪の目は、そのまま読んでいる自分の鏡像になる。あの目は自分の中にある。
デルミックは、金で買った女としか考えていなかったロディナが、自分のことをひとりの男性として対応してくれることに心を開いていく。
ロディナも憎からず思っている。が、何かと世話になる義 -
Posted by ブクログ
ネタバレ死に方というタブーに触れつつも、「正しく恐れる」ことの大切さを教えてくれる一冊だった。世間はメディアが映す元気な老人ばかりに目を向け、多くの人が直面する苦しい老後から目を背けている。綺麗事ではないリアルな現実はけっして希望に満ちた内容ではないが、尊厳を失ってまでただ生き延びるのか、自分らしく死を迎えるのかという問いは、そのまま「どう生きるか」に直結している。
これまでは病気や怪我を治すだけの存在だった医師の役割も、これからは「正しい死に方に導く存在」へと変わってほしい。この分野の医療ももっと進んで、「萬田道場」のような存在がもっと増えてほしいと思う。
私たちは漠然と理想の「ピンピンコロリ」 -
Posted by ブクログ
具体と抽象。
知識と思考。
5W1HのうちWHYとHOWだけが、階層を移動する思考の言葉だ。他は知識の言葉である。
具体→WHY→抽象→HOW→具体。
思考はこの往復運動でできている。
AIに乗っ取られてはいけないのは、まさにこのプロセスだ。だからこそ読書が効く。著者が何年もかけた往復運動を、読者は数時間で追体験できる。
学校の勉強においても、抽象化を取り入れた勉強は立体的になり、すべての学問がつながって見える。
人の知力は、横軸が知識量、縦軸が抽象化力のピラミッド。
知識の壁はガラス張りだが、抽象の壁はマジックミラーだ。下から上は見えない。
だからすれ違う。
帰納・演繹は、論理構造 -
Posted by ブクログ
ネタバレ晴斗が、悪い道入ってなくてよかった。そしてちゃんと幸せになってよかった。本当に最後までハラハラしてしまった。
人を投資に駆り立てて儲けようとする人たちは、人が安心して納得したいたら儲からない。あなたはこのままではだめだ。日本もこのままではだめだ。将来は不安だ。あなたはもっと稼いで投資しなければいけない。
不安を煽りたてられ、少し勉強して分かった気になってしまう自分のことだと思ったら。詐欺にひっかかるのは、自分だけが得をしたい、自分だけが賢い、と思ってしまうからだなと反省した。
晴斗の、聖書の話が心に残った。
自分が持つ能力を自覚して他者を助けるために使う、そのために、自分にあるものは何かを -
ネタバレ 購入済み
完結じゃなくて打ち切り
もともと、テキスト系出版社のせいか担当と相性が悪く、それに加えて一巻の出版数が伸びないために
当初三巻の予定が二巻で打ち切りだそうです。
29で振袖はありなのか、留袖の年齢じゃね、とか思いますがいかがなものでしょう。
三蔵さん精力絶倫の尊くさいので、子供さんとかポコポコ生まれた家庭のイラストとか出てくると期待したのですが、
すこうし残念。多分、弟の玄武さんは薄そう、不妊治療しないと子供作れるのかレベル、だからトラブルが起きない。
絶対生でやりたがりそうなタイプだし。
まあ、お好みで。 -
Posted by ブクログ
永遠に夜明けが来ない程の深い暁闇が続く前半と
明けない夜はないと言わんばかり輝く金星のような後半
それぞれが混じり合い、闇を掬い、未来へと繋がる
そんな美しく、儚く、それでいて温かな作品だった
世の中にはごまんとある愛の形だが、本作品においてはある種どこにでもあるような家庭的な食べ物がその象徴となっており、複雑に思われがちな形をシンプルで誰にでも掴める、けれど儚く脆いものだということを表現しているのかなと思った
単なる復讐ではなく、暁なりの星の守り方、愛の形
それを独り占めすることはできず、守った星と半分こして、2人は新たな夜明けを繰り返す
これから2人が歩む世界は明るいことばかりではない
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