あらすじ
異世界に勇者として召喚されたソーマ・カズヤは、冒険に出ることなく、エルフリーデン王国の王として政務をとることに。元の世界での知識を用いて日々改革を推し進めていくソーマだったが、ついに反抗的な態度を崩さない陸軍大将ゲオルグ・カーマインとの対決のときを迎える。そこへ隣国・アミドニア公国の思惑も入り混じり、政局は戦局へと転換し――。
「さあ、征伐を始めよう」
果たしてソーマは、この戦争を無事に終息させることができるのか……!?
早くもシリーズ絶好調の異世界内政ファンタジー、第2巻!
突然異世界に召喚された主人公、相馬一也。
窮地にある国で、現実世界の政治経済知識を元に提案した施策が国王に気に入られてしまいます。
王位を譲られ、国王の娘を婚約者とされ、怒涛の幕開け。
ここまでが気持ちいいほどあっという間。
そこからは異世界の面白さと、そこに今までなかった行政がすぱすぱはまっていく面白さを味わえます。
主人公は公務員になりたくて勉強しているそうですが、その知識をいかんなく発揮。
故郷の味「醤油」によく似た「醤塩水(ひしおみず)」に涙するシーンもお気に入り。
そして、その製造を拡大して市場を作る施策も進めます。しっかりしてる。
もちろん可愛い女の子たちも各種出てきますので、ご安心を。
革新的な内政ファンタジーをお楽しみください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回は内政ではなく、戦闘が主となってる。
アニメでは語られてないカストールの考えであったり、ゲオルグの心情などが描かれていて面白かった。
また、アニメを見直してみると感じるものもある
勇者の征伐編
王国の内輪揉めと、隣国との戦争の回。
国王であり勇者でもある主人公が、国内をまとめあげつつある中、紛争にも力を発揮します(あまり体は使わないけど)。
お話としてライトな戦争描写ですが、それだけ主人公の実力が他に対して超越しており、逆に気持ちよく読みきれます。
サンクコストを気にすぎると
内乱と戦争編でした。
内乱や戦争中は自国民の犠牲をできるだけ減らすようにはしていますが、戦争となるとどうしても犠牲がつきもの。犠牲を無駄にしないため、ムリにでも推し進めようとしています。
2巻ではなんとかなりましたが、あまりに犠牲を無駄にしないためにムリにすすめるとどうしても損失が大きくなりがちです。その辺で今後失敗しないか心配になりました。