あらすじ
国民の祝福を受けて戴冠式と婚礼の儀を終えたソーマ――その義妹であるトモエは今日、王立アカデミーの入学式へ向かっていた。
正門をくぐり、学園生活の第一歩を踏み出したトモエを待ち受けていたのは――
「っ! ねぇ、あれってもしかしてトモエ様じゃない!?」「元難民でありながら才を買われて前国王夫妻の養女に迎えられた……」「それってとんでもなく有能ってことよね」
唯才令以降、階級主義から実力主義へ変わりゆく王立アカデミー。
ソーマに直々に才を見抜かれたトモエは、多くの生徒達から注目を浴びて……!?
革新的な異世界内政ファンタジー、第11巻!
突然異世界に召喚された主人公、相馬一也。
窮地にある国で、現実世界の政治経済知識を元に提案した施策が国王に気に入られてしまいます。
王位を譲られ、国王の娘を婚約者とされ、怒涛の幕開け。
ここまでが気持ちいいほどあっという間。
そこからは異世界の面白さと、そこに今までなかった行政がすぱすぱはまっていく面白さを味わえます。
主人公は公務員になりたくて勉強しているそうですが、その知識をいかんなく発揮。
故郷の味「醤油」によく似た「醤塩水(ひしおみず)」に涙するシーンもお気に入り。
そして、その製造を拡大して市場を作る施策も進めます。しっかりしてる。
もちろん可愛い女の子たちも各種出てきますので、ご安心を。
革新的な内政ファンタジーをお楽しみください。
感情タグBEST3
中世に現代の政治
異世界転生ものです。お約束の特典がないやつです。
ただ、前王に気に入られて、王を引き継ぎ、国のトップに。
中世風の社会に現代の知識を導入して、
成功を収めていくお話です。
私はサクセスストーリーと分類してます。
魔物シンポジウム
魔物研究の話
同時にこの世界の謎にも迫る内容も
地球のモンスターが魔族でキメラが魔物?な感じ
しかし謎のキューブに関する考察が無いのに違和感
Posted by ブクログ
この巻は前巻で結婚もして子どもも生まれてそろそろネクスト子作りですかな?と思ったら、トモエ嬢とそのお友達がメインの学園物の巻でした。
学園物がメインではありますが、この世界の謎の一端に少し触れて真相が少し気になるという終わり方でした。
このシリーズの好きなところとしては内政だけでなく、ファンタジー世界でありながらその世界を出来るだけ科学的に分析しようとしている主人公に共感出来ることです。
例えば、この巻で大きく取り上げられた『図鑑』という物も良く考えれば対象を観察して似た特徴を分類出来るという点に着目した人がいたからこそ出来た代物。
自分達は当たり前のように享受している物も視点を変えれば凄いことなのだなぁと感心させられました。
まあ、そんな点も良いのですがちびっ子達が将来どういう関係になるのかも楽しみですね。
アニメはまだ見ていませんが既刊読み終わったら見てみようと思っています。