彩瀬まるのレビュー一覧
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ネタバレ*小鳥の爪先
顔がイケメンな事がコンプレックスな男子高校生の話。綾瀬さんは本当に人間、男、女の湿っぽい嫌なところを表現するのが上手で、主人公が抱く、彼女に対する何となく嫌な感じにあー、って共感してしまった。明るい結末で大人が読んでも一歩踏み出す勇気をくれる
*あざか薄れるころ
合気道の習い事をする50代独身女性の物語。母親と同居していてぼけている訳では無いがだんだんと言動に不安を覚える日常に共感もしたが、いくつになっても悩みは絶えずないものねだりなんだなぁと思い、主人公のように「かっこいい」女性になりたいと思った
*マリアを愛する
彼氏の亡くなった元カノへの嫉妬から起こるファンタジー。前半 -
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スカイツリーが見える、東京の下町。
古くからのお店と新しいお店が混じり合う、明日町こんぺいとう商店街の、七軒のお店の物語を7人の作家が描くアンソロジー。
既読の作家さんは、大島真寿美さん、彩瀬まるさん、千早茜さん、中島京子さん。
それぞれの持ち味が出ていて、どれも面白かった。
大山淳子さんの『あずかりやさん』が、盲目の店主が一日百円で大切なものをあずかるというお店を舞台にしていて、にぎやかな商店街の中、しんとしずかな店という感じが良かった。
アンソロジーを手に取ると、こうして新しく好みに合いそうな作家さんが見つかるのが楽しみ。
こんぺいとう商店街シリーズとして続刊もあるらしいので、続きも -
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宇都宮で一人暮らしをする祖母の家を訪ねるために、東京駅から新幹線に乗り込む智也。
三ヶ月前に膝を痛めた祖母の、通院や買い物の運転手をするためである。
温泉郷にある足湯や、大きな吊橋が架けられた美しい渓谷が映像のように浮かび上がってきて、しばらく帰っていない自分の実家をふと思い出し、私も田舎に帰りたくなってしまった。
母として、女として生きた祖母のたくましさを知る「モッコウバラのワンピース」
婚約者の実家のある郡山へ向かう律子。「からたち香る」
母の七回忌法要のため実家を訪れた武文。「菜の花の家」
母方の親戚の結婚式に向かう小学4年生の知里。「ハクモクレンが砕けるとき」
宇都宮、郡山、仙台、花巻 -
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離婚してから、まったく関わりのなかった父が亡くなった。
父の遺言書に書かれた、かつて住んでいた洋館を遺産として引き受け、お金になる調度品を探しながら片付けを始めた明日香。
彼女は、自身の体験をモチーフにした漫画が売れ、そのお金で自分よりも若い俳優、冬馬を養うことに安らぎを感じている。
幸せを描くことで、幸せを叶えたい思い。
洋館を片付けていく中で明日香が保っていたバランスは、過去と理想を行き来しながら、徐々に崩れていく。
「あなたの漫画にはこんがらがったものを根気よくほぐして、別のものに変えようとする力が働いているね」
「たまに、思うんだ。私がおじいちゃんおばあちゃんが望むくらい、立派 -
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