彩瀬まるのレビュー一覧

  • 珠玉

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    ネタバレ

    もってるひとにはもってるひとの悩みがある
    譲司側としてはほんとうの意味では気持ちはわからないですが、ずっと比べられて生きるのは確かにつらそうですね。
    自分のために自分が好きなものを追う姿勢にたどり着けてよかった。譲司はいいパートナーになりそうですが、コンプレックスが薄れれば将来はもしかするかも?

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    2023年11月14日
  • 草原のサーカス(新潮文庫)

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    目まぐるしく変わる今を、私は何を頼りに、何を信じて生きていけばいいのだろうか。
    何が善いことで、何が悪いことなんて、時代や組織そして、集団で安易に変わってしまう。
    結局、信じられるのは自分だけなのかもしれない。

    「絶対に間違えたくなかったからこそ間違えてしまった人」
    もっと自分を持って、信じて生きていきたい。

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    2023年11月10日
  • やがて海へと届く

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    ネタバレ

    すごい、よく理解できない様の情景が多くあったけど。読みやすかった。
    友達とか家族とかが死んだ時、死者をどういう扱いにしたらいいのか。どういう思いでずっと思い続けてたらいいのか。もう亡くなったんだからくよくよ考えずに潔く天国では幸せだよと言ってればいいのか。それとも、辛かったね。苦しかったね。と辛い思いを代弁するかのような気持ちを持ち続けてればいいのか。
    カエルちゃんとキノコちゃんが言ったように、震災や戦争のことを忘れないようにしようと言われるのはもう二度と繰り返さないようにっていう思いが強いと思う。けどそれは教訓であるわけでじゃあ何を忘れないようにしたらいいんだろう。
    亡くなった人の気持ちを勝

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    2023年10月25日
  • 桜の下で待っている

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    話の内容には関係ないけれど、この前東北旅行に行ったおかげで知った地名や駅名、行った場所がたくさん出てきて、自分の世界が広がったことを実感した。

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    2023年10月20日
  • 花に埋もれる

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    彩瀬さん初読み。始めは世界観に浸れず、突然おはじきやカタツムリや、石が出てきて戸惑った。私は、なに読んでるんだっけって感じ。後2編で慣れてきて、楽しくなった。「マグノリアの夫」が一番切なくてお気に入り

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    2023年10月14日
  • 草原のサーカス(新潮文庫)

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    芦沢央さんの解説が的確、かつ本書の完全なる「解説」だった。掴みきれなかったサーカスの意味がしっかり書かれていて、作品とセットになった文庫本としての完成系だと感じた。

    朝井リョウさんの『正欲』も、正しさとはーー、をぐりぐりと問うてくる作品だったが、これもすごい。もっと身近な、陥りがちな、色恋のハラスメントと仕事での善悪のボーダーラインの境目を「踏み外してしまった」姉妹を描く。彼女たちはお互いに違うが、普通の人間だ。私たち誰もが陥ってしまいかねない状況だった。でも、ただ共感させて終わりではないところが綾瀬まるさんのすごいところ。

    p.51 「鑑賞するのは純粋な物体の美しさだけで良い。どこでど

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    2023年10月13日
  • さいはての家

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    古い借家に住み着く訳アリの人たち。

    そこでの生活が内容が主だが
    それぞれの心との戦いが秀逸。

    1回読んで共感というのは難しいかもしれないけど
    考えさせられる内容ではある。

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    2023年09月24日
  • さいはての家

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    ネタバレ

    全て同じ老人ホームに隣接した家の話で、さらにそれぞれ何かから逃げてきた住人の話。
    最初の話は哲学的な導入であったのだが、そのまま進んでいくのかと思いきや徐々に不穏な空気でフェイドアウトしていく。そしてその不穏な空気感がどこか癖になってしまう、彩瀬まるワールドとも言うべき世界観。その後の話も、どこか不穏な空気をはらみつつ、最終的には住人の色々な感情、狂気・悲哀・絶望・ほんのわずかな希望をその家に置いて、住人たちは去っていく。
    実に不思議な世界観であったが、あっという間に読み終わっていた。
    これを読んでいる最中は、ずっとショパンの「雨だれ」が頭の中に流れていた。穏やかな日常に、時々訪れる不穏な空気

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    2023年09月07日
  • やがて海へと届く

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    私にも大切な親友がいます。
    もし真奈のように亡くしてしまったらどうしようと不安になりました。
    「形見」という言葉に違和感があるのも凄く分かります。置いていかれたくないし、置いていきたくない。
    しかし、「同じ場所にとどまってないと思う。歩いてると思う。俺たちがずっと同じところにいたら、たぶん置いていかれる」
    という遠野の言葉に救われたような気分になりました。

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    2023年08月18日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    【2023年95冊目】
    男と女の欲望をぶつけあった5つの短編集。求め、求められていることが、なんとなく感じられるのが人間の不思議なところで、「あっ」と思った瞬間に恋に落ちていたりする。それがいつも正解ではないのが難しいところではありますが。

    それぞれの作家さんが匂い立つような、けれどどろどろとはし過ぎない愛と欲望の話を書いているので、贅沢と言えば贅沢な一冊。どの作家さんも表現や心理描写が上手く(プロだから当然と言いたいところですが、そうでもない場合もある)違ったテイストのお話を楽しめました。

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    2023年08月09日
  • 神様のケーキを頬ばるまで

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    一本目の泥雪、くっっっら、って思って。
    もっとほのぼのな話だと思って読んでたので、ちょっと進めるのが辛くなる。

    うまいなぁと思うのは、話が進むごとに少しずつ希望の割合が増えていくこと。

    だから、龍を見送る。光る背中。塔は崩れ、食事は止まず。は結構好きだったかも。


    気持ちが明るくなる本ではないけど、救済を感じた。

    そして柚木麻子の解説がすごい。
    本書くの上手い人って読むのも上手いのね。笑

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    2023年07月13日
  • 桜の下で待っている

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    作家買い。
    全話で脇役として登場する人物やモチーフを最終話に持ってくるという彩瀬まるの十八番な形式の連作短編集。

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    2023年06月14日
  • 桜の下で待っている

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    新幹線に乗ったことは1度しかないけど
    なんか新幹線に乗って行く旅先には大小関係なく
    素敵な出会いがあると思った。
    ほかほかふわふわなお話たちが詰まった小説。
    もれなく表紙が可愛くてパケ買いしちゃいました。笑

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    2023年06月06日
  • さいはての家

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    わけあり5つの人生それぞれに、暗さがつきまとうが、先を読みたくなってしまう。

    最後の「かざあな」を読んで希望を見出すことができた。

    人生、きれいごとだけではいかないので、色々と考えさせられた。

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    2023年06月03日
  • 骨を彩る

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    短編集みたいだけど全てが繋がってる
    人間誰しも持ち合わせているきれいだったり汚かったりする感情を、肯定も否定もせず受け入れて生きていくってこういうことなんだな

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    2023年05月30日
  • 神様のケーキを頬ばるまで

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    等身大の悩みやひとの立ち直りを描いた短編小説。
    これから立ち直っていきたいひと、希望の光がほしいと思ったひとにおすすめ。
    自分自身がいまは落ち込んではなかったので感情移入しきれなかったために★を一つ減らしました。

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    2023年05月16日
  • 不在

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    ネタバレ

    「本当は優しい人が、こんな風にあなたや私を傷つけるかな。優しいって、こんなどうしようもないことでは人を傷つけないってことなんじゃないのかな。」


    父親の遺品整理をするうちに、段々と父親に似ていって、狂っていく主人公から目を背けられませんでした。
    読んでいくほどに辛くなった本は初めてです。

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    2023年05月09日
  • 神様のケーキを頬ばるまで

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    適度に人間くさい。誰もが心の中に抱えるエゴのようなものをしっかりと描き、そこから脱することを試みる主人公たちの姿に、心がギュッとなると同時に勇気ももらえる。

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    2023年05月08日
  • さいはての家

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    人生が谷間に落ちた人達がたまたま出会うのがこの家で、山まで這い蹲るきっかけを与えてくれるのもこの家なんだな
    私も逃げたくなった時の居場所が欲しい

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    2023年05月02日
  • さいはての家

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    初読み作家。5話連作短篇集。

    古い借家には、安住の地を求め、ワケありの人たちが移り住んでくる。
    家庭がある年上の常連客と駆け落ちした女。新興宗教の元教祖など。

    話始めは明るい兆しを感じるが、読み進めると胸がざわつき、落ち着かなくなってくる。
    その家には、今までフタをして直視してこなかった本来の自分を、浮き彫りにする魔物が住んでいるのかも⁈

    大家さんや、隣の高齢者ホーム、不動産屋の真っ当さと明朗さとの対比がおもしろい。南向きの明るい庭が、逃げてきた現実と向き合う光となっているように感じた。『ままごと』が1番好み♡

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    2023年03月28日