彩瀬まるのレビュー一覧

  • 森があふれる

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    ネタバレ

    絵画を鑑賞したあとのような読後感。
    主人公埜渡徹也をとりまく人物の視点で物語が進んでいく。
    埜渡徹也は出版界ではおしどり夫婦として知られていたり、各登場人物からも第一印象として穏やかな印象を持たれているため、自分もずっとそのような柔和な雰囲気を持つ男性をイメージしていた。しかし後半の埜渡の視点での「結局のところ、女というのは錘なのだ。」という文章に驚いた。結局、埜渡も女性を下に見る白崎の夫や、家庭のことを妻に任せっきりにするような瀬木口と同じようなイヤな男性だったのだ。

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    2025年01月02日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    こんぺいとうの角って、24個あるんだなーと今さらですが知りました。

    知っている作家たちが描いて紡いでいくストーリー、私はとてもほんわかして好きでした。

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    2024年12月25日
  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ

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    私のお腹はストレスにとても弱いの。
    ストレスのかかることがあると、すぐにお腹が痛くなるし、食欲もなくなる。
    だから酷いと5キロ10キロすこーんと痩せてしまう。
    体重が落ちるのは一瞬なのに元の体重に戻すのは何年もかかる。
    だから、食欲がなくても頑張って食べる。
    無理にでも食べる。
    正直大変。
    そんな時に美味しく食べられるものって誰かが作ってくれた温かいものなんだよね。
    やっぱり温かいご飯は心も身体も癒してくれる。
    なんか、そんな話が詰まってた。
    そんなに気楽な話ではないけど、ほんのり温かい読後感だった。

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    2024年12月21日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    シリーズもの。

    ショッピングモールに行くことが多いので、こういう商店街が近くにあったら面白かっただろうなと思いました。

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    2024年12月16日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    不思議な商店街での話。

    人気作家さんたちが描くストーリー、どれも印象的でした。

    招きうさぎ、いてくれたらいいなぁー

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    2024年11月04日
  • 紙魚の手帖Vol.18

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    SF短編特集。創元SF短編賞を受賞した「喪われた感情のしずく」(稲田一声)が圧倒的に良かった。香水のように感情を纏える世界が舞台になっており、取り扱いとしては現在の薬物に近いだろうか。感情をまとうことについて想像を膨らませ、ある意味でリアリティを感じるような作品だった。とにかくこの作品が突出していて、他の作品も読んでいる時は楽しんだものの、本号を読んだ後でもずっと頭に残った。

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    2024年11月04日
  • なんどでも生まれる

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    チャボの桜さんが主人公というユニークな小説。とても面白いし、素敵なお話。軽く読めるので、疲れた時の息抜き、落ち込んだ気分を前向きにさせてくれる、おすすめの本だ。
    桜さんの飼い主、茂さんは、営業のお仕事がうまくいかなくて、心の病気になり、祖父母の営む金物屋さんで暮らすことになった。その商店街で桜さんと茂さんが、出会う人と鳥たちとの交流を描いた、あったかい物語。鳥が卵から孵るように、新しい世界へ踏み出していく、希望と不安。新しい扉を前にして、躊躇いそうになる背中を、優しく押してくれる小説だ。
    フィクションとはいえ、桜さん、とても賢く優しく魅力的だ。実際、鶏も七面鳥も鴉も、多分、とても頭がいいのは事

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    2024年11月02日
  • 森があふれる

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    旅行中に一気読み。「お前は美しいものが好きなんだろう。それは分かってる」って幼い頃の主人公に放つ母の言葉が印象的。自分のもっとも優れていると思っていた感性が、肯定されながら否定された時の痛みに耐え切れなかった思春期の主人公には共感(同情?)した。これは綾瀬まるも身に覚えのある葛藤なのだろうか。 植物で満ちていく空間や不思議な世界で再会する登場人物などの描写は良いが、作品全体の構成としてはあまり美しくないと感じた。主人公との過去をめぐる旅と、ふたたび小説を書き始めたところが拙速に終わってしまって残念。

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    2024年10月29日
  • なんどでも生まれる

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    文庫アンソロジー「明日町こんぺいとう商店街」のお店のひとつ、川平金物屋のチャボの桜さん目線のお話。明日町のたくさんのお店や人物やマネキウサギを思い出し懐かしい。心と体の調子を崩した茂を気遣い守ろうとする優しい桜さんは行動も思いもきゅんとするかわいさ。鳥が種別をこえてこんな風にお喋りし歌ってるのかと想像すると楽しくなる。何でも屋を始めた茂が少しずつだけど変わり、自分の殻を破ろうとしてる姿にこちらも励まされる。厳しいこと、しんどいこと、辛いこともたくさん描かれているけどどれもあったかい温もりを感じて心地いい。

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    2024年10月28日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

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    蜘蛛を潰せない人と潰さない人。
    ちゃんとしないといけないと、ちゃんとしたい。
    少しの違いだけど大きな違い。

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    2024年10月26日
  • 花に埋もれる

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    幻想的な世界でありながら、男女の心の機微はリアルに描かれ、胸に迫る。随所に触覚が特徴的に描かれ、しっとりとした妖艶な空気感を作り出している。

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    2024年10月12日
  • 森があふれる

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    作家の埜渡に小説の題材とされてきた妻琉生は埜渡の浮気を疑い大量の植物の種を飲んで発芽します。やがて森になっていくという、ええ?どういう事?
    埜渡は一見すると優しくスマートな男性だが、女性を低く見ていて、とてもイヤな男性でした。
    星は3.5くらいで、

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    2024年09月30日
  • 暗い夜、星を数えて―3・11被災鉄道からの脱出―(新潮文庫)

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    出会った人の機微×ルポ作品は当時は小説家の卵?的な方ならではで、より感情移入できたし、割と3.11には興味を持っている方だと思ったけど、知らないことがたくさん出てきたのに驚いた。

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    2024年09月23日
  • 森があふれる

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    小説家の妻が「はつが」し森になり、家から溢れ出して…っていうストーリーだけど、男とは、女とは、みたいな男女の呪いについての話だった。
    男らしさ女らしさの価値観が無意識のうちに刷り込まれている事実に気づくことすら案外難しい。

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    2024年09月17日
  • 神様のケーキを頬ばるまで

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    なんか上手く言えないけど、深いあじわいの本だった

    文章の表現、言葉の力とか

    また読み返したい一冊である

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    2024年09月13日
  • さいはての家

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    なかなか読み応えある本!サスペンスっぽくもあり、次々にページをめくってしまいます。何かから逃げたい、そんな気持ちになる時に読むべし。

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    2024年09月05日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

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    初めて読んだ作家さんだったが とてもよかった

    日常にある ちょっとしたモヤモヤの 蓄積や言葉にできない違和感や感情の奥にある何かを的確に言語化 文章化していると感じた スゴイ作家さんだと思った

    家を出る程 嫌だと思っている母親なのに 自分もされて嫌だったのに その母親と同じ事を三葉君にしてしまう 梨枝が痛々しかった

    彩瀬まるさんの作品をまた読んでみたい

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    2024年08月24日
  • くちなし

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    独特の世界観でとっても好きでした。
    個人的には愛と憎悪の物語かな。私の住む世界とは全く違う道徳感なのに共感できるところが多くありました。あと、表現がとっても綺麗で素敵でした。
    短編集なので隙間時間に読み進められると思います。でも読んでいると本の世界観に吸い込まれて周りが見えなくなるので要注意です…笑
    彩瀬まるさんの作品ほかにも読んでみたいなと思いました!

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    2024年08月24日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    密室にまつわる5編の作品が載っている。
    第一話は「このトリックの問題点」。密室事件にまつわる白玖の推理と俺(真中)の、麦ちゃんをめぐる突飛な行動が面白い。
    第二話は「大叔母のこと」。すでに亡くなっている天才ケーキ職人だった大叔母が残したもの(遺産)を主人公である女性とその彼氏の二人で、密室での盗難事件を解いていく。
    第三話は「神秘の彼女」。突然枕元に現れた盧遮那仏像の話。現実と夢が交錯する。同室の玄馬先輩の仮想の彼女と工学部の美人女子大生鴻巣の意外な関わりが面白い。
    第四話は「薄着の女」。女優として少しずつ仕事が増えていく中で、過去の繫がりが引き起こした殺人事件。どう逃げ切るか。
    第五話は「世

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    2024年08月21日
  • なんどでも生まれる

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    チャボ視点で書かれていて不思議な作品だと思っていたけど、読めば読むほどおもしろい!!新しい感覚になった!

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    2024年08月17日