彩瀬まるのレビュー一覧

  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ

    Posted by ブクログ

    短編集だった。
    生きづらさやしんどさを抱えてる人と、その人に相対する人と、その間の食べ物の話だった。
    最後の大きな鍋の歌の野栄ちゃん、亡くなっていく人の前で、何でもなく振る舞わなくても、泣いてもいいんだよって教えてくれて、ありがとう。

    0
    2025年12月28日
  • 朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    暗く重い6編を収録。表題は人に寄り添うような話を想起させるが、実は人に取り憑くような短編が畳みかけるように続く。交通事故で亡くなった母が鬼に変貌していく「よるのふち」は、母の無念の切なさもさることながら、残された父子家庭でのあわや児童虐待に発展しそうな描写に心が痛んだ。学校の中に縛り付けられた女子生徒の霊が、虐げられた恨みと、嘘をつき通してきた後悔の末に昇華する「かいぶつの名前」が印象に残った。

    0
    2025年12月27日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    クレセント錠をどう開けるかではなくて、開けるんだけど、それはなんで?っていう物語の集め方が面白いなと思って読んだ。
    好きな作家さんの一編は、えー期待はずれかな、こんなん起こるわけないし。と思ってたら最後の二行で、なるほどね!の大逆転。どの短編もそれなりに面白かった。

    0
    2025年12月24日
  • 眠れない夜は体を脱いで

    Posted by ブクログ

    いろんな人がいていろんな人生があってみんなそれぞれ悩みがあって。でもなんで手の画像なんだろう?と最後までわからなかった。けど個人的にはいろんな経験をしているいろんな手ということなのかな?と解釈した。人から見たら大したことない悩み、贅沢で嫌になるほどの悩み。でも本人は理解されずにずっと一人で抱え込んでいる。本人が目一杯苦しんでいれば周りの人からどう見られようとそれはれっきとした『悩み』なのかもしれないな、と気づく。そんなことで悩めていいね、とかそれくらいで悩んでいたらこの先やっていけないとか世の中厳しいことを言う人が多いし私も思うことはあるし多分私も思われてる。でも今その悩みの中にいるのはその本

    0
    2025年12月23日
  • みちゆくひと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私が彩瀬まるという作家と出会ったのは、『神様のケーキを頬ばるまで』だった。錦糸町の雑居ビルを舞台にした五つの物語は、大きな事件こそ起こらないものの、登場人物たちの小さな痛みや希望が胸に残った。完全なハッピーエンドではないのに、誰もが自分の道を見つけて歩き出す。その姿に、孤独や日々の重さがそっと癒やされるように感じた。
    続けて読んだ『やがて海へと届く』では、喪失と向き合う女性の姿が静かに描かれていた。友人を突然失った主人公が、残された映像や記憶を手がかりに痛みと向き合い、再生へと向かう物語である。
    なぜ彩瀬まるは「喪失」を繰り返し描くのか──
    ノンフィクション『暗い夜、星を数えて』が答えの一つだ

    0
    2025年12月21日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

    購入済み

    いろんな作品たちによって構成されるこんぺいとう商店街シリーズ第3弾。重めの話もあったが、バリエーション豊かで楽しめた。

    0
    2025年12月13日
  • みちゆくひと

    Posted by ブクログ

    家族と死について。不思議で掴めない文章だけど、とても美しい世界を見た気がした。赦すことによって、というところを鮮やかに描いていたと思う。

    0
    2025年12月04日
  • 花に埋もれる

    Posted by ブクログ

    読みやすいのか、読みにくいのか、不思議な世界観だった

    人には自分のこと、猫くらいに思ってもらっておいた方が生きやすいなとひしひしと感じた"花に眩む"

    0
    2025年12月02日
  • みちゆくひと

    Posted by ブクログ

    息子を事故で無くした母が「苦しむことだけが私に残された正しさなんじゃないだろうか」と振り返るところは辛かった。死後の世界を描いた不思議なお話。

    0
    2025年11月29日
  • 眠れない夜は体を脱いで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こういう本の感想を自分の言葉でしっかり書けない、、
    でも色々考えるところがあったというか。フレーズをまとめるからそっちが自分の心に残ったところ兼感想みたいな感じ。

    でも1冊を通して出てきた「手を見せて」って言ってたネット上の女の子があんなおじさんかーと、、
    自分の想像以上の世界を経験できるのってやっぱり興味深い。

    0
    2025年11月28日
  • くちなし

    Posted by ブクログ

    女性目線かつ不思議な話ばかりの短編集 とにかく不思議ではあったので頭がついていかないのもいくつかあったけど楽しめた

    0
    2025年11月19日
  • みちゆくひと

    Posted by ブクログ

    弟が幼くして亡くなり、自分と両親が生者と死者に分かれた後に再生していく。死後の世界、死んでから本当に成仏していくまでの有り様が、リアルに感じられた

    0
    2025年11月17日
  • みちゆくひと

    Posted by ブクログ

    亡くなった両親の話より、現実の娘の話の方をもっと知りたかったな。あの世で母が記す日記の続きが気になる。

    0
    2025年11月16日
  • 嵐をこえて会いに行く

    Posted by ブクログ

    北海道新幹線を使って東北の地の旅を舞台にした短編集。
    北海道新幹線は利用したことがないので読むと利用してみたくなりますな。

    0
    2025年11月15日
  • みちゆくひと

    Posted by ブクログ

    人は何かしら意味のある行動をして自分を生きている。

    現世と死後の世界を交互に楽しめる不思議な小説でした。
    家族を失うことで各自が感じる命の考え方を知れた気がします。

    子を失うことで自分に与える影響や周りに対する対応など色々なことが変わってしまう。とても興味深い内容であり面白かったです。
    また、死後の世界はとても不思議でお化け?妖怪?など疑問に思う部分はありました。けど、意外にも死後の世界はそうなのかもしれないと考えるようになりました。

    今までにない不思議な感覚に浸りたい人にはおすすめの小説です。

    0
    2025年11月14日
  • みちゆくひと

    Posted by ブクログ

    ちょっと夢あるな…死後の世界で夫に会えること、亡き母から手紙のような日記が綴られる。
    てもなんだか少し中途半端だったような気も。特に現世での、残ったものの扱いが。なんとなく消化不良

    0
    2025年11月09日
  • みちゆくひと

    Posted by ブクログ

    小学1年生のときに3歳の弟を亡くし、2年前に父を、今度は母を亡くした燈子は天涯孤独となった。遺品として持ち帰った母の日記に書かれるはずのない新しい記述が現れ……という導入部は完全にホラーである。
    物語は燈子の生きる“こちら”と、死者のいる“あちら”を交互に描きながら進む。人は死ぬとどうなるのかというテーマを根底にしながら、どのように生きるべきかにまで踏み込んでいく。ちょっと宗教っぽさも感じた。
    ぼくは死んだらそれで終わり、輪廻転生もないと思っているが、こればかりは死んでみないとわからない。でもまあ、こんな死後は御免被りたい。

    0
    2025年11月09日
  • なんどでも生まれる

    Posted by ブクログ

    焦げ茶色の桜碁石模様チャボである桜さんの視点に終始する。桜さんの命の恩人、茂さんは勤めていた企業で精神的ダメージを積み重ねていて今は引きこもりがちになり、おじいさん、おばあさんの営んでいる金物店に居候してる。金物店のある明日町商店街は傷ついている茂さんもチャボの桜さんもふんわり受け入れてくれる心優しき商店街。商店街の人たちと接する中で茂さんは少しずつ恢復していく。すっぱりハッピーエンドにはならないがかすかに明るい未来を感じてシアワセになる桜さんなのだった。鳥界と人間界の間にいるセキセイインコの「師匠」は桜さんのいい相談役で作品の調味料となっている。

    ■簡単な単語集

    【いろはちゃん】小学二年

    0
    2025年11月08日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    『なんどでも生まれる』彩瀬まるさんの作品がきっかけで読み始めた。商店街の短編アンソロジー。色々な作家を読みたい時には良いとは思う。おはなしの傾向は商店街ならではの人情味だろう。さらっと読んでしまうのにはちょうどよかった。

    0
    2025年11月01日
  • 骨を彩る

    Posted by ブクログ

    淡々とした文章で読みやすかった。静かに時間が流れる感じ。誰も誰かと繋がってるんだなと、人によって見せる顔も印象も違うよなぁ。その人のことってホント分からない。

    0
    2025年10月28日