彩瀬まるのレビュー一覧

  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    同じトリックが先に明かされているというアンソロジー。今までに読んだことのないパターンで面白かった。
    同じトリックを使っていても、書き手によってこうも変わるのかと。
    初読みの島田荘司さん「ただひとりのサンタクロース」が一番好みだった。

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    2025年08月03日
  • 骨を彩る

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    なんとなく繋がっている短編集。

    あまり好みのストーリーではなかったので、読むのに時間かかりましたが、まぁ日常でありそうな話。
    しいていえば最終話が良かったです。

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    2025年07月25日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    北海道、東北を題材にした短編作品。全てコロナ以前に行った事のある街並みですので、小説の内容云々というよりは美味しかった食べ物や景色を堪能している感覚になり、まるで旅をしているかのような気持ちになりました。

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    2025年07月11日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    色々な「嵐」を越えて会いに行く。コロナ禍のことはなんだかもう懐かしい。ああ、人となかなか会えなかったなあ…と。最初の土方歳三にハマった女性と、次の海と鳥居の話が良かったです。

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    2025年07月09日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    コロナ禍で会いたい人に会いに行く短編集。
    「ひとひらの羽」の二人の関係が羨ましい。
    「自分でものを考えて、自分の羽で飛ぶ方向を選んでいて、かっこいい」って言える相手にめぐり逢いたい。
    「あたたかな地層」に出てくるブックカフェがステキ!
    「読書って内容に没入するまで、読み手に集中力を要求するじゃないですか。音楽や動画は受けて側がなにもしなくても、なんなら町を歩いているだけでも、目や耳に飛び込んでいけるけど。読み始めがスムーズにいけば、読書には読書だけの強みや快楽があるので」読み始めの集中力が守られる場所でじっくり読書したい。

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    2025年07月09日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    とても豪華な作家さんたちのアンソロジー。
    そして話の内容は『略奪愛』
    こういうお話、大好きです…!!!

    アンソロジーの中でも
    彩瀬まるさんの「かわいいごっこ」は
    特に好みでした!
    出てくる文鳥がとても可愛い…。

    とてもドキドキしながら読めました!

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    2025年07月09日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    久しぶりの綾瀬まるさん。良かった!
    コロナ禍の緊急事態宣言を経て、移動ができるようになり、会いたい人に、会いにいく。
    この夏に東北新幹線に乗る予定があったのでタイムリー。
    新函館北斗を出発して、短編ごとに遠くなっていく。
    **の神社、行ってみたいんだよなぁ。
    五稜郭タワーのエレベーターの星、確認しなきゃ。

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    2025年07月06日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    人と会う、会えない、いろんな事情と葛藤と戸惑い。ややぼやけて記憶に残らない章もあったけど、「ひとひらの羽」はよかった。岩手、青森、北海道などのローカルな景色がある短編集でした。

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    2025年07月03日
  • 神様のケーキを頬ばるまで

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    みんな色んな困難があるけどそれぞれ腐れずに頑張っているんだよ〜な作品でよかった。
    きっと現実でもこんな感じだと思う。好きなのにとか辛いとか恨んじゃう気持ち、様々あるけど、自分にとってそれはよくないからその気持ちを終わりに向かわせ進んでいく。きっと進んでいくのだろうけど、どうなったのかはほぼ書かれていないからわからない。でもみんないい方向に向かっていくんだろうな、そうなるといいなと思える作品。

    最近主人公に共感できない作品ばかり読んでいたけど、この作品はみんな共感できて、小説だけど適度で適切な現実味があってよかったなー。

    すごく個人的だけど、泥雪の「初めて買った絵は、意味を持ちますよ」が絵

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    2025年07月02日
  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ

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    日常の代名詞、あるいは生きることのテーゼとして食べ物が出てくる短編集。ある程度年齢が行っていたり、本を多く読んでいると、日常の範囲に入るような話で、新しさは全く感じない。生死を含むその日常を静かに受け入れるお話かな。

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    2025年06月27日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    ネタバレ

    1番目と2番目の物語がよかったです。

    1番目について、恋愛とは違う男女の関係性、これはこれでとても心地よく、2人の今後を暖かく見守りたい気持ちになりました。

    意外性とも相まって、なかなか感動的だったのが、2番目の物語。まさかアホウドリの転生とは…。種族を超えて相手を思いやる姿がとても印象的でした。

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    2025年06月22日
  • 花に埋もれる

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    冒頭の2話「なめらかなくぼみ」「二十三センチの祝福」はリアリスティックなお話だったが、以降の4話「マイ、マイマイ」「ふるえる」「マグノリアの夫」「花に眩む」はファンタジー要素のある作品だった。
    どのお話も人間の持つ持つあまり認めたくない微妙な心理や弱さ、残酷さを表していると思った。
    そして、それぞれのお話で象徴的なオブジェ(物体)が登場する。1人がけのソファ、パンプス、カタツムリ、石、白木蓮、ハトムギ…。
    どこか視覚に訴えてくるものがある。
    特に、最後の二篇が印象に残った。

    「マグノリアの夫」
    …語り手の陸と夫の郁人は2人とも表現者だが、陸の真っ直ぐな潔癖さと、郁人の器用ながらも繊細で少し脆

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    2025年06月18日
  • 妖し

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    怪異をテーマに10人の作家が描く短編アンソロジー。

    豪華な顔ぶれです!
    怪異がテーマだけあって、ちょっと怖い話や不気味な話が多め。

    亡くなったお母さんの幽霊が現れる、窪美澄さんの「真珠星スピカ」
    室町時代が舞台の武川祐さんの「細川相模守清氏討死ノ事」
    の二作が好きでした。

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    2025年06月11日
  • 新しい星

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    新しい星にも どうしてこの4人なのかも意味があるんだね、とても大事な。カヤノと青子と本当に不思議な関係だった。突然泣き出して、でも慮って静かに寄り添う。泣くなしっかりしろとか間抜けな言葉は吐かない。奈緒ちゃんと3人と全然接点ないのが不思議だって思うけど、青子の子供が亡くなって〜だからか?亡くなる前に奈緒ちゃんはちゃんと生活して育って大人になるよ負った傷は自分で直すよはちょっと酷いよ、癌で仕方がないでは酷いよ。と言いつつ自分が癌になれば人の事など考えない筈、それとこの本読んで何を学ぶのか未だ暗中模索 あとずーっとローギアだった

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    2025年06月08日
  • 骨を彩る

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    ネタバレ

    全部が繋がってるスタイルの短編集。途中で誰が誰かわからなくなったけど読み切った。どの話もハッピーエンドでもバッドエンドでもないんだなーと思ってたけど最後の話は比較的?ハッピーエンドよりでとてもいい話だった。小春の葵に対する「普通」を押し付けるところが、読んでて苦しかったが途中でそれに気づけてすごいなと思った。中学生なんて自分の考えが普通であって、異端者を無意識的に差別する年頃なのによく考えてるなと思った。中学生カップルがかわいい。

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    2025年06月07日
  • 桜の下で待っている

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    初彩瀬まるさん。故郷を巡る5編の短編集。
    故郷を訪れることで、親や親族、友人など人とのつながりや絆を再確認する話。実家へのご挨拶から、ご先祖様との邂逅まで、バラエティに飛んだ話が収録されている。どの話も違和感はないが、現実的な話とちょっと幻想的な話が入り混じっており、どっちかにしてくれと言う気もします。

    モッコウバラのワンピース
    孫の智也(大学生)が、再婚をきっかけに親族と離れて暮らす祖母を訪ねる話。息子や娘らの反対を押し切っての再婚だった。タイトルのモッコウバラのワンピースは祖母が着ている服。あまり馴染みのない花(僕が浅学なだけ?)を出してくるからには何か意味があるのだろうと調べてみた。花

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    2025年05月29日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    【ひとひらの羽】
    鳴海さんの生き方、彼女と高木さんの関係が素敵だなと思った。結婚していてもしていなくても本人の生活が充実していたら幸せだよね。二人を見ていたら私も何だってできる気がしてきた。そして、会いたい人には会えるうちに会っておこうと思った。
    【遠まわり】
    不思議な話だった。私にも前世での思い入れのある場所があるのかな。そんな場所に今世で辿り着けたら素敵だなと思った。でも前世の記憶が一切ないから気づかないかなぁ…笑
    【あたたかな地層】
    作家さんの苦労が少し分かった気がする。シリーズ化してるものって本当に凄い。鬼の話はとても興味深くて私も岩手県に行ってみたくなった。もちろん、ご飯が魅力的だっ

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    2025年05月24日
  • なんどでも生まれる

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    彩瀬まるっぽくない、分かりやすく心温まるストーリーでさらっと読める
    いや、人間じゃなくて鳥たちの方は彩瀬まる感あったかも

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    2025年05月18日
  • 草原のサーカス(新潮文庫)

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    彩瀬まるさん2作目。あのひとは蜘蛛を潰せないの方が自分には良かったけど、人物の描き方に共通点があるような気がした。主人公の姉妹はどちらも犯罪とは無縁のような人だけどこんなこともあるのかもしれない。

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    2025年05月10日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    トリック縛りがあるので、それ以外の部分で魅せる必要性があるのだけれど、トリックに合わせるせいかあまりパッとしない内容が多かった。日常のプチミステリーくらいがちょうどいいのかな。驚愕はしない。

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    2025年05月03日