彩瀬まるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大切な人を突然失った人たちの喪失と再生を描いた物語でした。
奇数章と偶数章で異なる「私」が語られる構成になっていて、最初は少し理解が追いつかず読みづらさも感じました。しかし読み進めるうちに、現実を生きる人と、どこへ向かうのかも分からず歩き続ける人の姿が重なり合い、喪失を抱えた人の心の在り方が静かに伝わってきます。
特に印象に残ったのは、世界の終わりよりも、自分自身の世界が終わることの方が怖いという考え方でした。大切な人が亡くなっても世界は変わらず動き続けます。その一方で、残された人の中では大きな喪失が消えることなく存在し続けます。その残酷さと、それでも生きていかなければならない現実が胸に迫りま -
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Posted by ブクログ
本屋さんで帯をみて興味がわき、作品紹介を読んでさらに読みたくなった‼︎
おぉーふんふん…それでそれで⁇っと深掘りしていく内容が気になりはじめたところで終わる。
そんな文章だと感じた。
もっともっと‼︎って心でずっと思っていた。
光の仕事の話しが長く、長いけど表面的な表現に感じた。
その中で、子育てが一区切りつき夫婦2人でゆっくり旅行に行く。自分の今後と重ねながら読んでいた。
「もうどっちかがちょっと我慢すればいい、みたいなのやめよう?二人とも我慢も無理もしないで…」
というフレーズがある。考えさせられた。
私の中では今は子育てが1番の優先順位で我慢も無理もしているといぅ自覚がある。
そこま -
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みんな繋がっているけど、みんなそれぞれの世界を生きている。全てにおいて満足、満ち足りている人生を送っている人なんていないし、みんな何かしら陰を持っている、ただそれを見せていないだけで。
それこそ価値観の違いなんてざらにあるとおもうし、育ってきた環境の違いって大きくて、分かり合えないこともたくさんあると思う。
高校で地元を離れた時、周りの友達においてお父さんがいない子が比較的多かった。それに対して私はびっくりしたし、当たり前じゃないとその時に思った。それこそお金の使い方であったり、倫理観であったり、みんな全然違っていた。でもそれは誰が正解とかではなくて、生きていくためにはそれぞれのルールが必要な -
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ネタバレシリーズ4作目。
明日町こんぺいとう商店街、という架空の町を共通の舞台にしたアンソロジー小説の4作目。
うーん、1番最後の山本幸久さん作の「うさぎや」にはシリーズ1〜3の作品も含めて他の作品のキャラクターがたくさん出てくるけども、どうにもキャラクターの解釈違い感があって、だいぶガッカリ。このシリーズの他の作品にも他の作者さんと物語のキャラクターが出てくることはあったけど、こんなガッツリは出てこなかったから余計かも…シリーズ3作目に出てきた銭湯の孫息子の三助くんのキャラクターが特に解釈違いでガッカリしてしまいました それ以外は他のシリーズ同様ほっこりしたりほろりとしたり素敵な作品でした -
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二年前に父が他界し、先月に母もこの世を去った。
天涯孤独になった原田燈子は、実家で一冊のノートを見つけた。
それは母の日記で、最後の記録は倒れる前日だったが、持ち帰った後で子どもの頃の記憶を思い返しながら読み直していると、空白だった箇所に色のない文字が刻まれていた。
書かれるはずのない母の日記は、夜行をしている母の思いが綴られている…
燈子からすれば、3歳で弟が亡くなってから家族というものが脆いものだと知り、愛情や安らぎなど感じずに生きてきたのだろう。
どんな思いで母が生きてきたのかを知ることはなかったけれど、数行の色のない文章が彼女を混乱させるのだが、彼女がそれに辿り着く頃にはわかるか