彩瀬まるのレビュー一覧

  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ

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    人との関わり方に少し癖のある人たちと、心安らぐ料理の話。
    価値観ってなかなか難しいなと思いました。
    家庭、家族になると磁場が歪むという表現に納得しました。

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    2024年08月13日
  • 神様のケーキを頬ばるまで

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    インパクトがあるわけではないけれど 何人かの人の話がふんわりと繋がりながら一人称で書かれた短編集。強烈な印象は残さないけど、少なくともみんなどれか一つには共感できるのでは?それぞれの登場人物のヴィジョンが湧くような感覚になるところがこの作家の腕前なのかと思われた。

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    2026年01月12日
  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ

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    それぞれの話が独立していて、それぞれの世界に連れて行ってくれました。

    登場人物たちが不器用ながらも素直に悩みと向き合い、完全解決とまではいかなくとも一歩明るい方へ踏み出せた感じが、じんわり良い余韻を残してくれます。

    食べるは生きることだなと再実感。
    私のご飯を食べる人が強くしなやかに生きる力をつけるよう、念を送りながら食べさせよう、と思いました。

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    2024年08月01日
  • 草原のサーカス(新潮文庫)

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    今前半を読んでいますが、少し展開がゆっくりなように思いました。
    後半でどのように話が繋がってくるのか楽しみです。

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    2024年07月31日
  • 骨を彩る

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    すべてに満ち足りて生きている人はいない。この連作短編集で思ったことだ。

    亡くなった家族のことに想いを巡らせながら生きている人。拠り所を見つけて、何事もないかのように生きている人。自分にないものを持っている人に、嫉妬したり、関わりを絶ったりして、今の自分を正当化して生きている人。表向きはうまくやってるようでも、本当は辛いことを秘めている人。本当の自分を出せない人。自分を守るために人を蔑んでいる人。自分ではどうしようもないことを抱えている人。この登場人物達のことを知るにつれて、誰もが自分にないものを抱え、悩みながら生きていることについて考えた。

    読後、改めて見ると、キラキラしたイチョウの葉っぱ

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    2024年07月30日
  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ

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    ネタバレ

    懐かしい思い出、ほろ苦い思い出。
    色々な思いが詰まった食べ物にまつわる短編。

    不思議な雰囲気のお客さんは鳥料理を食べない。
    波風立てずに全てをやり過ごす彼女に抱いた感情。

    つらいときに好きだった人が作ってくれたパン。
    複雑な思いでそれを作る彼と、もうそれを食べなくても大丈夫になるまでの彼女。

    病気の夫を支えることへの不安から、会社の年下の人と不倫してしまったけれど、そのとき食べた罪悪感たっぷりのミックスピザに勇気をもらうまで。

    子育ての息抜きに友達と小旅行で、誰かが作った食べ物を食べて温泉に入って、また日常に戻っていくまで。

    幼い息子を亡くして気力を失った友達に、毎日食事を作って食べ

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    2024年07月20日
  • 森があふれる

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    ネタバレ

    再読
    まず発想がありえないようで、そんなこともあるかなと納得したりもする。森になっていく妻と2階の寝室、作家の驚きながらも普通に対処するその心の動き、編集者も知っていながらの黙認。これってそんなに変なことではないの?と思ってしまう。

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    2024年07月10日
  • くちなし

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    不倫の話か…

    と思ったら
    ん?うで?もらう?
    持って帰る?うでを?

    という感じで
    SF展開?含むのがちょっとおもしろかった

    といった短編集
    長編だとどんなか読んでみたい

    んだけど
    一番好きだったのはゴーヤの話で
    なんか地味なんだけど
    滋味深いみたいな

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    2024年07月09日
  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ

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    食べ物にまつわる短編集。
    私はこの中ではかなしい食べものが印象に残った。
    思い出の食べ物があった時に、それにまつわることが悲しかった時に、食べられなくなったり、見たくなくなるものかと思ったけれど、その思い出を思い出にできるようにするために、食べる行為が必要なこともあるのかと感じた。

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    2024年07月01日
  • 骨を彩る

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    一話一話読み進めるごとに書かれている感情が、より生々しく感じた。
    育ってきた環境の違いで、わかりたいのにわかりあえない。
    そういう経験は自分もあったし、ズキズキと古傷が痛む感じがした。
    自分の経験としては、いつもカッターシャツがシワだらけで、名字が3年で3回かわった子とか、日常会話はしつつも深く踏み込めなかったもどかしさがある。
    確かにその子からしても踏み込めなさを感じていたのかもしれない。
    どこまで踏み込むのか、大人になっても迷うことは多々ある。
    子供がそういう問題に直面していたら声をかけるのか、どうしようかと考えてしまった。

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    2024年06月28日
  • 花に埋もれる

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    とても妖艶で官能的な短編集。モノが何かのメタファーというか、その不思議な世界の「核」になってた。それぞれが、自分の大切なものが何なのかと悩みながら、小さな幸せを求める感じが良い。
    まあ、非現実の話なんだけど、怖い。ゾッとしてしまうほどの表現力だった。俳優の夫が、役に入り込みすぎて木になっちゃうとか。切ないね。

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    2024年06月26日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    【収録作品】
    一軒目「サクマ手芸店」寺地はるな
    二軒目「ツルマキ履物店」蛭田亜紗子
    三軒目「川平金物店」彩瀬まる
    四軒目「~中古楽器・中古レコードの買取・販売~しゑなん堂」芦原すなお
    五軒目「インドカレー ママレード」前川ほまれ
    六軒目「カフェ スルス~コアラちゃんの巻~」大島真須美
    七軒目「おもちゃ屋『うさぎや』」山本幸久

    明日町こんぺいとう商店街シリーズ4

    あったらいいなと思える商店街。

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    2024年06月22日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    これは、3つ目だっけ?かが、好きだった気がした、、、?後期試験の帰りに大宮駅で買ったんだっけ?多分?で、帰りで読んだ?3ヶ月前だから忘れちゃったᐪᐤᐪ

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    2024年06月11日
  • 森があふれる

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    彩瀬まるが怒りから本を書いてるのが意外だった
    なんとなく、悲哀から本を書く人だと思ってたから
    でも世界中に翻訳される理由もなんかわかった

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    2024年06月10日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    彩瀬まるさん、20作目
    アンソロジー「鍵のかかった部屋」の一作
    「神秘の彼女」
    これはミステリーなのかな
    大学寮に現れるきんきら大仏

    決められたトリック
    ー糸を使って外から鍵を閉めた密室ー
    そこから5人の作家が全く違ったミステリーを作ったアンソロジー

    似鳥鶏さんは、あの一〇一教室しか読んでいなかったので、こんなコミカルなモノも書くんだと驚き.大学サークル内のトラブル「このトリックの
    問題点」

    石井羊さんは、初めましてですが、優しい雰囲気のあるミステリーを書くなあと
    あと食べ物を折り込むのかな「大叔母のこと」

    芦沢央さんは、好きな作家さん
    この短編も短い中にしっかりトリックアイテムを仕込

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    2024年06月07日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    シリーズ4弾

    『サクマ手芸店』寺地はるな
    糸子さんと充輝の不器用な親子関係のなかに温かさが良い
    康恵さんと城戸の関係が切ない

    『川平金物店』綾瀬まる
    主人公がなんて可哀想な人と思ったら、、
    意外性のある生き物
    その生き物が商店街を歩く
    理由が涙ぐましい
    傷ついた茂さんにジイちゃんはじめ商店街の人々が温かく優しい

    上記の2作品が良かった

    人気作家さんが描く商店街
    現代に失われつつある人情味があり
    通いたくなるお店ばかりだった

    疲れた私の心が癒された

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    2024年06月07日
  • やがて海へと届く

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    2016年第5回新井賞受賞
    さて新井賞とはなんぞやと調べてみると
    カリスマ書店員でエッセイスト、そしてストリッパーデビューを果たした新井見枝香さんが個人的に推したい本に贈られていたらしい
    2023年に終了している
    過去受賞作13作を眺めて見たのだけれど、なかなかのセンスと思ったのでした

    彩瀬さんが旅行の途中東日本大震災に被災された事から生まれた作品の一つ

    親友を震災で亡くした女性と その親友の恋人
    ふらっと出かけたまま震災にあい帰ってこない親友の死を徐々に受け止めていく、という章と
    亡くなった親友が震災にのみこまれた後の幻想世界.彷徨いながらやがて海の石となり、全てを受け入れたのち、再生に

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    2024年06月04日
  • 桜の下で待っている

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    テーマは“ふるさと” の5話からなる短編集
    彩瀬さんは旅行途中で東北の震災に被災しており
    描かれるふるさとは東北です

    第一話 モッコウバラのワンピースは
    大学生の孫が東北で一人暮らしをする祖母を訪れます
    祖母は好きな人ができて東北へ
    ばあちゃんがいるところが ふるさと

    第二話 からたち香るは
    婚約者のふるさと東北の実家にご挨拶
    そこに震災を感じさせない温かなふるさとがある

    第三話 菜の花の家
    母親の法事で久しぶりに帰省
    姪とお散歩中に懐かしい思いがけず
    同級生と出会う

    第四話 ハクモクレンが砕けるとき
    花巻 親戚の結婚式で東北へ
    宮沢賢治と遠野物語で生者と死者の境界線を

    第五話 桜の

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    2024年05月31日
  • 朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)

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    彩瀬まるさん、15作目

    小説新潮掲載短編の
    現世と常世のあわいの物語
    はざまに足を踏み入れてしまう人達と
    この世に遺憾を残した彼方者との
    接点を描いた

    君の心臓をいただくまで
    ゆびのいと
    よるのふち
    かいぶつの名前

    「眼が開くとき」
    小学生の時、一時期クラスメイトだった
    絵を描くことが好きだった少女と
    周りの空気を良く読み演じる転校生の少年
    大人になって再び出会う
    少女はカメラマンとなり少年は俳優となり
    カメラマンとして強靭なセクシーという要求に
    美しい新人俳優を取り続ける
    全てを撮り尽くしたあと 彼女の渇望は終わる
    ちょいとドキドキした
    石田由良の「跳ぶ少年」のセクシャルな感じと似てい

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    2024年05月28日
  • さいはての家

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    彩瀬まるさん、14作目
    郊外に建つ古い借家
    庭には 植物が生い茂る
    世間から逃げたい隠れたい人達が 一時住み着いては離れていく

    「はねつき」
    家族を捨てた男との駆け落ちの行方
    その包丁は背中に刺すので良いと思います

    「ゆすらうめ」
    殺人を犯し逃亡中の男と元同級生の同居
    良い友人を巻き込まなくて良かったと思います

    「ひかり」
    新興宗教元教祖の殺人隠蔽逃亡の果て
    最期をこの家で迎えて良かったと思います

    「ままごと」
    政略結婚から逃げた従順な姉と 親の真意を知った妹の短い同居生活
    自分の気持ちを表現できて良かったと思います

    「かざあな」
    育休からの左遷出向、単身赴任先でのトラブル
    仕事から

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    2024年05月27日