彩瀬まるのレビュー一覧

  • さいはての家

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    綺麗な装丁からは想像ができない程
    重くて切ない短編集でした。

    一つ一つが深くて読み応えがありました。
    「ままごと」が比較的読みやすく、共感できた。

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    2023年02月19日
  • 珠玉

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    国民的歌手だった美しい祖母と常に比較されてきた
    歩は目立たぬように生きていた。だが、経営する
    ファッションブランドの人気が低迷し、最悪の
    状況に陥る。そんな折、仕事を失いかけている
    モデルの穣司と出会い…。

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    2023年04月03日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    密室と聞いてまず何を思い浮かべますか?それは、鍵と糸です。という感じで最初からトリックが判明している状態で読むという企画型短編集。ちなみに、島田荘司さんの御手洗はドラマを見て存在は知ってましたが、全員初読でした。ちょっと思ってた短編集とは違ったが(どの話も最初の「このトリックの問題点」的な感じなんだろうと勝手に推察してしまった)、それなりに楽しめました。似鳥鶏さんの「このトリックの問題点」と芦沢央さんの「薄着の女」が面白かった。あと、ストーリー面だと友井羊さんの「大叔母のこと」も印象的でした。

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    2023年01月13日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    寺地さん目当てで購入。
    こういうのって、難しいですね。
    芦原さんのが、するするっと読めて良かった。読めてっていうより、読ませるって感じで、もう終わり?もう少し続きほしー
    山本さんのは、バラバラな物語に一体感がでたし、未来に向かう展開がよかった。

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    2023年01月07日
  • やがて海へと届く

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    震災で親友すみれを突然亡くした主人公の話し。間に、すみれが現世と来世をただよっている話(たぶん)が挟まれるのが、私には違和感があって読みにくく感じた。
    生きている人は、周囲の人との関係の中で確実に現実を生きていく。新しい思い出には死者はいない。
    大切な人の不在、その現実にどう向き合いどう乗り越えるかはいろいろ。必要な時間もそれぞれ。何が正しいというものでもない。ゴールがあるのかないのかすら分からない。忘れないってたやすく言いたくない。

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    2022年12月27日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    奪い、奪われ甘い蜜の匂いの毒に侵されて行く

    略奪愛をテーマに5人の女性作家さんが紡ぐ芳しいアンソロジー

    花房観音さんだけ初読み作家さんでしたが一番惹かれる物語だった

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    2022年11月30日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    花房さんの「それからのこと」は『花びらめくり』で既読だったけど、流石と言ったところで他からは飛び抜けた熱量を感じた。 彩瀬まるさんの「かわいいごっこ」は、読んでて心の一部がちくちくした。 花房さん以外で気に入ったのは、窪美澄さんの「朧月夜のスーヴェニア」かな。孫に介護されながら、かつての恋を回想する真智子さん…"愛し愛された記憶はいつまでも残るの"と。

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    2022年10月22日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    ネタバレ

    かわいいごっこが好きだった。
    人間ないものねだりで、何を手に入れても結局その喜びや幸せに慣れてしまう。大切なものをいつまでも新鮮に喜べたらいいのにって思う。
    ・いまだに時々、またかわいいかわいいのごっこ遊びにひたりたくなってしまう。馬鹿になって、侮られたい。お前を受け入れてやる、と傲慢に許され、思考を止めたい。

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    2022年10月20日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    みんながちょっとづつ幸せになっていく商店街
    そして 明日…未来を考えたくなる
    明日町って名前がピッタリ

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    2022年10月15日
  • 桜の下で待っている

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    5作品収録の短編集
    すべてのタイトルに花の名前が入っており
    物語の中でその花がでてきました
    新幹線で移動し、その先で人々のいろいろな話で
    それなりに楽しめました

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    2022年09月08日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    読んだことのない作家さんが多かったのですが、テーマが良いと思い購入。

    友井羊さんの短編が思いのほかよかった。

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    2022年07月26日
  • 不在

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    両親の離婚後、疎遠だった父親が亡くなり、実家であった洋館を相続することになった漫画家の女性“
    明日香”。彼女は遺品整理をしながら、家族だった人達の記憶を辿っていく。懐かしくも忌まわしさもある記憶は、彼女の実生活へ影響を与える。
    漫画家として自立していた彼女は、歳下の下積演劇男子を養っていた。円満だった彼との関係は崩れ、自身の作品も翳りを見せる。
    不在は、父親の不在の表現なのか、もっと漠然と愛する者愛してくれる者の不在なのか、少し中途半端かな。お話は面白く読みましたが、父親が彼女に相続させた意味が読み取れないのは残念。幼児期の父親らしい男の子の存在が(幻覚?)その理由なのかもしれないけれど、その

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    2022年07月22日
  • 眠れない夜は体を脱いで

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    連作短編?繋がりは「手の写真を見せて」とのスレッド
    最後に誰がかいてるのかわかるけど、いい感じに裏切られた。

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    2022年07月02日
  • 眠れない夜は体を脱いで

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    イケメンであることがコンプレックスな少年
    50代独身で合気道の黒帯取得を目指す女性
    彼氏の元彼女だと勘違いしていた女のコが幽霊となってあらわれる話
    金融機関の管理職の男性から見た家族や美人社員、これからの生き方
    ネットゲームで女のコになりすまして遊んでいたおじさん

    様々なコンプレックスを抱えながら、迷いつつも必死で生きる人たちを描いた連続短編集。
    身体と心の動き、描写がとても素晴らしく
    言葉の紡ぎ方?がとても美しい。


    途中で飽きてしまったのが正直なところ。


    新しい価値を不快に感じるのは、それまでのルールに上手く乗ってこられた奴だ。

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    2022年06月23日
  • やがて海へと届く

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    ネタバレ

    東日本大震災。
    あのとき亡くなってしまった人たちは、すみれのようにさまよって、何回も何回も繰り返し、最期は会いたい人に会いに行けたのだろうか。

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    2022年06月22日
  • やがて海へと届く

    匿名

    購入済み

    深い傷と鎮魂

    人間の生や死、それから人との繋がりというものを、とても鋭敏に繊細にとらえている作家さんなのだと思う。過激ですらある独特の生死の表現から、震災を間近に体験したという作者の深い傷がうかがえた。
    ☆3つなのは、私自身がこのように震災を作品として読んで感傷に浸ったりして本当にいいものか、よくわからないから。

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    2022年06月17日
  • やがて海へと届く

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    いない人、いなくなった人に自分がどう関わっていくのがいいのか考え、立ち止まり、悩む奇数章は文体が心地よく読みやすかった。偶数章の解釈は難しい、彼女のことを真奈だと思ったりすみれだと思ったりした。
    忘れてもいいことにするって大事だね、それも一つの選択肢だ。

    映画は見てないけれど気になったので読んだ、震災のこととは別の話なのかなと予告を見た感じでは思うんだけどどうなんだろう、岸井ゆきのちゃんみたさに観とくべきだったな

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    2022年05月13日
  • 眠れない夜は体を脱いで

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    とても現代的なテーマ。世代間ギャップとか、性差とか、他人の自分像と自意識のねじれとか。
    ゆかり先生のキャラクターが最高。

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    2022年05月10日
  • やがて海へと届く

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    偶数章をどう解釈すればいいか分からなかった。だが、自分は東日本大震災の被災者ではないし、身近な人を亡くした経験もない。分からなくて当然なのかもしれない。でも、分かりたい。もっとたくさんのことを経験したあと、もう一度手に取ってみたい。それまでは、すみれのように、歩き続けようと思う。

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    2022年05月09日
  • 不在

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    "不在"とは、本来ならばいるべき場所にいないことを意味する言葉である。すなわち、はなから存在しないものに対しては使わない言葉だということができる。

    お父さんは、お兄ちゃんを一番に愛してた
    私は一番になれなかった
    選ばれなかった
    必要とされなかった
    愛されなかった
    そんな想いを胸に抱えたままの明日香。

    だけど、明日香は気づく。
    「愛は花だ。運がなければすぐに枯れるし、腐ってなくなってしまう。だけど咲いていたことまで否定しなくたっていい。なくなったからって、偽物だったわけではない。昔、きれいな花が咲いていた。それでいいんだ。」
    明日香と父の間には、一時美しい花が咲いていた。

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    2022年04月22日