彩瀬まるのレビュー一覧

  • 嵐をこえて会いに行く

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    さまざまな問題から前向きになれる瞬間が印象深く描かれている。よき方向の結果まで描かれているともっと爽やかな気分になれるんだけどなぁと感じる。

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    2025年04月04日
  • 神様のケーキを頬ばるまで

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    理不尽な現実という壁に直面した5人の主人公が、弱さを含めた自分と向き合うことで考え方や見方が変わり、少しずつ前に進むお話。世界は繋がっているんだと実感できる、短編集のよさが詰まっていた。

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    2025年03月31日
  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ

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    食にまつわる六編からなる短編集。
    その中から『シュークリームタワーで待ち合わせ』を。食べる事は生きる事。どんなに悲しくても食べれば少しずつ回復する。一歩を踏み出すことができる。
    そう信じて、元気になれる食事を摂りたい。

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    2025年03月27日
  • なんどでも生まれる

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    視点がユニーク
    鳥たちの会話も楽しい
    優しくもどかしく見守る再生のおはなし

    そんなことは書かれてないけど、人間側から見れば、ある意味アニマルセラピーな側面もあるような

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    2025年03月26日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    コロナ禍とは何だったのだろう。

    私もその間に祖母を亡くした。
    直接的な関係はなかったものの、自分だけでなく誰かでさえ外出することに神経質になっていた姿を見ていて、間接的な影響はあったように思う。

    この作品に入っている短いお話たちも、コロナ禍がメインに描かれているわけではない。
    けれど、その時期を通り過ぎるということは、どこかで間接的な影響を受けている。

    個人的には「遠まわり」という作品が好き。
    自分にとって縁のある人に、お礼を言いたくても言えずにいたあの時期。
    それっきり、もうずっと、機会が失われてしまった出来事。

    オンラインでのミーティングは「メイン」にはならないまでも、今に至るし。

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    2026年01月01日
  • 神様のケーキを頬ばるまで

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    ネタバレ

    どの話でも必ず語られる、ウツミマコトの「深海魚」という映画。美談だと評価する人もいれば、気持ち悪いと言う人もいた。

    映画を観ても捉え方が違うように、人生も自分の気持ちひとつで良くも悪くもなるんじゃないかなと思った。

    短編の中で1番好きなのは「龍を見送る」
    悪いのは脱退した彼ではなく戦場から逃げた自分だと千景さんに打ち明ける場面が苦しかった。最後に心から哲平の成功を願ってあげるシーンが切ない。

    どの短編も自分と向き合うことが、前を向いて行くきっかけになっている。幸せも不幸も他者ではなくいつも自分次第だと気付かされる作品だった。

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    2025年03月16日
  • 新しい星

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    連作短編集。
    大学時代に同じ合気道部だった4人の男女、青子、茅乃、卓馬、玄也。
    30歳を過ぎてから、再開し、旧交を温めていく。子どもと死別し離婚した青子、コロナで家族と離れて暮らす卓馬、仕事がうまくいかなくて引きこもりとなった玄也、癌を発表した茅乃。
    それぞれがそれぞれの人生で苦悩しつつ、お互いを励まし合い生きていく様が心地よい。

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    2025年03月11日
  • なんどでも生まれる

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    ネタバレ

    主人公はまさかのチャボ。
    鳥目線の話は初めて読んだので面白かった。
    登場人物がみんな良い人ばかりで、ほっこりするけど、イヤミスばかり読んでる私には物足りないかも。。

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    2025年03月09日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

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    【再読】幼いころから「みっともないことをするな」と母から言われ続けた梨枝が自分を縛る呪いと対面し、少しずつ、本当に少しずつ前に進んでいく物語
    前半の家を出るまでの息苦しさはかなりしんどかった
    母だけでなく、兄や義姉、恋人、職場の人たちやお客さんとの関係を丁寧に描かれている
    誰しも心の弱さや重さと闘ってるんだなと思う
    梨枝が途中三葉くんに母と同じようなことをしていてヒヤッとした
    母からの呪いが梨枝をかたちづくっていたとしても、梨枝はとても優しい
    ラストにかけて救われる気持ちで読み終えた

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    2025年02月16日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

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    女子に刺さりそうな小説で探してて、ずいぶん前からチェックしてたやつ。女手1人で厳しく育ててきた母親の呪縛!って感じ。みっともない女になるなという教え。恥ずかしい、ちゃんとしなきゃ、という感覚。母親はかわいそうなのか。主人公のモノローグが上手く言葉にできない感情をぐるぐるぐるぐる表現してる。自分が親だったら、と考えながら読んだ。

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    2025年02月13日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    スカイツリーを見上げる 下町の片隅に、ひっそりと 息づく商店街『 明日町こんぺいとう商店街』。シリーズの4作目です。金平糖の角は24個。24軒のお店が集まっていて、今回はその中から7軒のお店のハートフルなエピソードが収められています。
    お店ごとに作家が交代するのがこのアンソロジーの特徴で、私は前川ほまれさんの描いた 5軒目の『インドカレー ママレード』が心に残りました。
    2軒目の蛭田亜紗子さんの『ツルマキ履物店』の回はちょっとテイストが違い「あら?」と思いましたが、色々な作家さんを読めるのがこのシリーズの良さなので、こんなテイストもありだな、と思いました。

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    2025年02月10日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    古い友人。遠くの恋人。業界を去った恩人。
    すれ違う家族。途切れかけたつながりを、どうしたら
    取り戻せるのか。大切な誰かの存在に気づかせてくれる
    5つの物語を収録。

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    2025年03月29日
  • くちなし

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    ネタバレ

    「愛のスカート」「茄子とゴーヤ」は独特な世界観ではなくて読みやすくて好き
    その他はファンタジー要素強めでグロテスクな内容も多く少し苦手意識をもってしまった

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    2025年02月07日
  • 神様のケーキを頬ばるまで

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    ネタバレ

    取り壊しが決まっている雑居ビルで働く人々の短編集。
    各章でモチーフとして扱われるウツミマコト監督の映画「深海魚」、それぞれの話の主人公でも賛否両論分かれる作品で、色んな人の感想を聞けて面白い。私は苦手な作品だなあ。

    バンドの作詞作曲をする古本屋のバイトさんの話「龍を見送る」が好き。彼女の作る曲を聴いてみたいな。
    古本屋の店主さんががんで胸を切除した後の縫合の傷に名前をつけて蝶として可愛がる恋人可愛すぎる。一生仲良くしてほしい。

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    2025年01月27日
  • 花に埋もれる

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    ネタバレ

    お洒落で綺麗な雰囲気の文章で、読んでいて気持ち良かったです。
    短編の最初の2つがリアルな内容だったから、3作目の「マイ、マイマイ」で急に違うタイプでびっくりしました笑。
    身体から石とか花とか面白かったです。
    「本当にあったら自分は梅か桃を咲かせたて、実をならして食べたい」と考えています。

    一番好きだったのは「なめらかなくぼみ」で、もし特に大きな事件が起こらない人の人生が小説になるのなら、こういう部分が切り取られるのかなと思いました。
    母親との確執を多く語りすぎないところは、この作者の上手な表現方法なのかとも思いますが、この主人公の辛いことを振り返らずに、したいように生きるっていう性格も現して

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    2024年12月30日
  • 妖し

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    読書疲れしていたため久々の短編。朱川先生の短編が一番好き。上品な怖さの作品が多くて良かった。どの作品も長編で読んでみたくなる魅力があった

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    2024年12月18日
  • くちなし

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    ままならない愛を幻想的な世界観で繊細に表現した短編集__これまで読んだ彩瀬さんの作品とは違った印象で、湿度の高い滑まかしい文章に身震いしながらも読み進めてしまった。

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    2024年12月11日
  • なんどでも生まれる

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    ネタバレ

    チャボの桜さん、商店街の金物屋の孫である茂さん。桜さんの一人称で話は進む。飼われている鳥の目線って想像したことがなかったので最初は困惑したけれど、鳥がこんなふうにものを考えて行動していたら面白いなと思った。鳥の中でも品種や分類が違えば鳥同士でも知らないことがたくさんあったりして、まるで人間社会のような鳥社会があって楽しかった。現実でもこうだったらいいのにな。
    なんだか温かな陽だまりの中にいるような作品だった。色々な個性をすべて受け入れて包み込むような温もり。太陽の光は誰にでも平等に降り注いでいるように。
    つらい現実も書いているがあくまでも前向きさがあり、タイトルのように何度でも変化の機会があっ

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    2024年12月10日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

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    夫にも息子にも逃げられた母が可哀想だと思ったのは本当なんだろう。だが、母と暮らすことを選んだなら、ふたりで快適に暮らせるよう努力すべきなのに、臆病な彼女は母と戦わず、逃げた。

    不器用なのはいい。でも、幸せになる努力を怠る人間を見るのは歯がゆい。

    梨枝の魅力がボクにはわからないので、三葉くんにもそのうち捨てられるのではとハラハラした。

    二人が幸せになって良かった。だが、この幸せは三葉くんが作ったもので、梨枝は"偶然にも"幸せのお裾分けに授かっだけ。ラッキーでしかないな。2.7≒3

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    2024年12月07日
  • 花に埋もれる

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    ちょっと不思議な感じの短編集。人体の一部が植物や石がになっていくところが、不思議でした。その不思議さがとても印象に残っています。

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    2024年12月07日