彩瀬まるのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
コロナ禍とは何だったのだろう。
私もその間に祖母を亡くした。
直接的な関係はなかったものの、自分だけでなく誰かでさえ外出することに神経質になっていた姿を見ていて、間接的な影響はあったように思う。
この作品に入っている短いお話たちも、コロナ禍がメインに描かれているわけではない。
けれど、その時期を通り過ぎるということは、どこかで間接的な影響を受けている。
個人的には「遠まわり」という作品が好き。
自分にとって縁のある人に、お礼を言いたくても言えずにいたあの時期。
それっきり、もうずっと、機会が失われてしまった出来事。
オンラインでのミーティングは「メイン」にはならないまでも、今に至るし。 -
Posted by ブクログ
スカイツリーを見上げる 下町の片隅に、ひっそりと 息づく商店街『 明日町こんぺいとう商店街』。シリーズの4作目です。金平糖の角は24個。24軒のお店が集まっていて、今回はその中から7軒のお店のハートフルなエピソードが収められています。
お店ごとに作家が交代するのがこのアンソロジーの特徴で、私は前川ほまれさんの描いた 5軒目の『インドカレー ママレード』が心に残りました。
2軒目の蛭田亜紗子さんの『ツルマキ履物店』の回はちょっとテイストが違い「あら?」と思いましたが、色々な作家さんを読めるのがこのシリーズの良さなので、こんなテイストもありだな、と思いました。