彩瀬まるのレビュー一覧

  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ

    Posted by ブクログ

    生きることは食べること。そんな物語でした。
    シュークリームタワーのお話が1番好きだけど、よく分からないなと思う話もありました。

    0
    2024年02月03日
  • 骨を彩る

    Posted by ブクログ

    そのまま描かれている訳ではないのに、なぜか心にストレートに響くみたいな、そんな小説でした。
    みんな黒を抱えてる、わざわざ見せないし、だから他の人のそれにも気づかない、そしてそれを忘れちゃうから羨んでしまったり、憎んでしまったり、踏み込んでしまったり。どっちが悪いとかじゃない、違う部分にはあまり触れず、加減しながら付き合っていくのが利口。それが全てではないと思うけど、とても良いお話でした。

    0
    2024年02月03日
  • 朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    生や死がテーマの短編集。

    擬音や表現が個性的で、グロテスク。
    共通して、この世のものではない存在が登場し、ぬるい悪夢を見ているような心地悪さを感じた。
    寂しさ、執着のようなもの、悲しさといった感情にリアリティがあって目が離せない。

    薄暗い負の感情の中に、愛しさや、生に対する思い、希望のようなものが、ぼんやりと光っているような一冊だった。

    0
    2024年01月18日
  • 花に埋もれる

    Posted by ブクログ

    不思議な世界観。
    ふわっと時空を飛び越える感覚がある。

    5篇からなるベストアルバム的短編集
    ・なめらかなくぼみ
    ・二十三センチの祝福
    ・マイ、マイマイ
    ・ふるえる
    ・マグノリアの夫
    ・花に眩む

    特に『マグノリアの夫』『花に眩む』が好き
    何の物語を読んでるんだっけ?主人公は一体何なんだっけ?と何度も確認したくなる不思議な感じがどちらもある。

    当たり前な事を当たり前として読み進めているとハテナがいっぱいになるので、素直に受け入れて読み進めるのが大事。
    それがおもしろい!

    人間の感情って見えない物なんだけど、もしも見えたらという視点でこんな表現で書けるのは本当にすごい!

    綾瀬まるさんが表現

    0
    2024年01月14日
  • 花に埋もれる

    Posted by ブクログ

    読み進めるたびに不思議な世界に入っていくような、本当に不思議な短編集でした。

    二十三センチの祝福は、普通にいい話だなぁと言う感じだったのですが、マイマイ、マイから「おやおや?」と言う何とも言えない世界観に引き込まれ、マグノリアの夫、花に眩むは温かくもどこか寂しい感じがして、ゆっくりともう1回読んでみたいなぁと思う。1回では咀嚼しきれない感は否めない笑

    0
    2023年12月17日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

    Posted by ブクログ

    「あの人」は柳原さん、ですよね?
    だって他の人、だいたい蜘蛛さわれたので…

    実際、私と主人公は境遇が違ってピンとは来なかったけど、必ず居ると思う。そんな人にこれ読んで元気になってほしいなって思う。
    私も頭痛持ちで、時々頭痛薬を飲むのだけど。前に、頭痛薬の副作用のところに、「頭痛」って書いてあって、え…(・_・;って思ったことがあるのを思い出しました。

    0
    2023年11月24日
  • くちなし

    Posted by ブクログ

    一見人間の話なのに、明らかに違う生き物たち。
    ・別れの時に彼の片腕をもらった女
    ・3回産卵をすると死んでしまう女たちの中で、一度も産卵をせず見守る女
    ・激情を抱くと蛇や怪物に変身してしまう女たち

    こんな発想できるのほんとすごいなー!と思うけど、普通の人間たちの話である「愛のスカート」「茄子とゴーヤ」がなんだかんだ良かった。

    0
    2023年11月24日
  • くちなし

    Posted by ブクログ

    恋愛小説と言っても、普通ではない。愛人から片腕をもらったり、くるぶしに花を咲かせたり、蛇になって男をたべたり、命がけで卵を産んだり。一体どこの世界の話なのか?という短編7つを収録。ファンタジーより、ちょっとグロテスクな印象。不思議な読後感。

    0
    2023年11月03日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    「使い古されたトリック」を用いたアンソロジー。
    若い作家さんによる軽やかな笑いもある作品が続き、最後に島田荘司さんの「世界にただひとりのサンタクロース」。人生で初めてのサンタクロースに涙しました。

    0
    2023年10月29日
  • 眠れない夜は体を脱いで

    Posted by ブクログ

    サラッと読めて、繋がってる。
    最後の話が、こんなことあるのかな?あるんだろうな?と思いながら読んだ。
    でも、ドラマみたいにそこで現実世界でも仲良くなる、ってことはないんだね。。。
    マリアを愛するだけが、ファンタジーっぽくてやや違和感。

    0
    2023年10月22日
  • さいはての家

    Posted by ブクログ

    一軒の古い家に住んださまざまな人達の話。
    皆事情を抱え、この束の間の住処で自分と向き合う。希望だったり諦めや後悔だったり嫌悪だったり…。唯一、隣設する老人ホームだけはずっとそこにあり、ここの住人とわずかな接触を持ち続けるのが奇妙なバランスだ

    0
    2023年10月17日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

    Posted by ブクログ

    薬局店長、母親と実家暮らしの冴えない28歳女が主人公、彼氏も出来て実家も出て暮らし始めるが・・・。母親のおせっかいが鬱陶しいが自分も彼氏の世話をやきたくなる、やっぱり親子!

    0
    2023年10月11日
  • さいはての家

    Posted by ブクログ

    色々な事に行き詰まった人達が何故か住み着く古い借家。理由があり逃げてここに来るのだ。不思議な少し暗い連作の短編集。それぞれ違う内容だが、何かから逃げている。この借家にひと時を過ごし又、去って行く。不思議なストーリー。

    0
    2023年09月13日
  • 眠れない夜は体を脱いで

    Posted by ブクログ

    「小鳥の爪先」ゆかりと和海の関係性がめちゃくちゃフラットですごく良い ○○だからこう、という先入観や思い込みを壊すのは少し怖いけど、素の自分でいられる場所を見つけられたら今よりずっと楽になるからね

    0
    2023年09月13日
  • 神様のケーキを頬ばるまで

    Posted by ブクログ

    同じ作品、同じ経緯についての感想なのに、なんてばらばらなんだろう。そして二人ともまるでしっかりと根付いた木のように、自分の考え方に確かさを感じている。

    捉え方は人によって違って、どれも間違っていないから難しい。

    0
    2023年09月03日
  • 花に埋もれる

    Posted by ブクログ

    ん?あれ?そうだっけ?と思うようなリアルな描写。
    匂いと湿度。
    短編集だけれど、徐々に空気や世界に飲まれていく。

    0
    2023年09月03日
  • くちなし

    Posted by ブクログ

    ファンタジー要素が少ない、愛のスカート、茄子とゴーヤが好み。
    全体として、人のいかがわしさ、ふしだらさを否定せず、不完全さを受け入れながら前向きに進む展開に背中押される。

    0
    2023年08月26日
  • 花に埋もれる

    Posted by ブクログ

    綾瀬さんはまだ数冊しか読んでないけど、なんだか分かったような分からないような読後感。急にディストピア?みたいな。

    今作は「女による女のためのR‐18文学賞」受賞作の「花に眩む」も収録された、帯曰く「ベストアルバム的短編集」と。そう、女性向きの作風かなと感じる。そのディストピア感は村田沙耶香さんっぽさも。黒いソファの話から始まり、靴修繕の話、アンモナイト化石、恋をすると芽生える石、白木蓮、体から植物…と各物語の断片だけを切りとると、訳が分からない。

    物語的には、どの話もじんわり綾瀬ワールドを堪能させてもらった。

    0
    2023年08月21日
  • 朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    よく言われる「読むのが苦しい」たぐいの短編集。その中でおぼろげな希望とか、教訓とかを、”成仏”とともに届けるおはなし。

    0
    2023年07月31日
  • 花に埋もれる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「なめらかなくぼみ」と「二十三センチの祝福」が好き。

    「なめらかなくぼみ」は、
    主人公が子どもの時、久々に母親に抱っこされて嬉しかった時、クレヨンで家の壁に落書きしたのを母親が見た途端、母親は主人公を床に落とした。
    「きっとみんな、確かだと思っていた腕からすべり落ちた経験があるのだ。だから安心して体を預けられるものが欲しくなる。」ってところが、ハッとさせられた。
    私も子育てしていて、愛情を持って子どもに接していても、落書きとか嫌なことをされたら、嫌な態度を取ってしまうかもしれないな…と思った。

    「二十三センチの祝福」は、
    主人公の元妻が、妊娠中に具合が悪くて、ひどい態度を取ったことで、主人

    0
    2023年07月27日