彩瀬まるのレビュー一覧

  • 桜の下で待っている

    Posted by ブクログ

    東北に行ってみたくなった。
    あと、庭で菜の花を育てるのも憧れた。

    そういえば人生で一度も行ったことないなあ。東北。
    「ハクモクレンが砕けるとき」の程よく幻想的な感じがとても好みだった。
    死ぬことは特別ではなく、祖先も人以外もみんな繰り返してきているもの。
    それぞれに人生を全うしたりしきれなかったりはあれど、不必要に怖がるものではない。と私は読み取った。


    童話村も行ってみたい。あと瑞鳳殿も。

    0
    2024年05月25日
  • くちなし

    Posted by ブクログ

    良くも悪くも好き嫌いが分かれそうな作品。
    多忙な時期でも、読書がしたいと思います買った短編集。

    特殊な世界線というか、独特な設定が含まれているにも関わらず、すらすら読め、何故かその設定を受け入れられるのが不思議な感じがしました。

    ただ、話によっては此処で終わる?というお話もありました。話の内容が面白かった分、少し終わり方が残念な印象。

    短編集の中でも、1編が短い印象があるので時間がない人にはおすすめできます。
    逆に長編が好きな方にしたら内容が薄く感じる可能性が捨てきれない印象も。

    個人的には、「花虫」が1番好きでした。タイトルとおなじ「くちなし」は内容が薄く感じられました。凄く好きな世

    0
    2024年05月25日
  • さいはての家

    Posted by ブクログ

    とある借家に闇を抱え逃げてきた様々な住民が出てくる話。 文章は素敵だけど逃げてきた人の肩身の狭さや内容に読めば読むほどとても落ち込んでいく。「はねつき」と「ままごと」がよかった。

    0
    2024年05月13日
  • 桜の下で待っている

    Posted by ブクログ

    「モッコウバラのワンピース」「からたち香る」「菜の花の家」「ハクモクレンが砕けるとき」「桜の下で待っている」の5つの短編集。さらりと読めた。東北へは行ったことがないので、新幹線に乗ってたどって行くのもいいなぁと思った。ふるさとや、祖父母や、弔いとかに思いを馳せながらの読書だった。

    0
    2024年05月07日
  • 眠れない夜は体を脱いで

    Posted by ブクログ

    オムニバス形式の物語でした。あっさりと読める文体で、何処と無くしっくりくる作品でした。少し、いい感じでした。

    0
    2024年05月17日
  • 不在

    Posted by ブクログ

    段々苦しくなっていくけれど最後には希望が持てる終わり方でホッとした。
    智さんの言葉は頭から離れられない言葉がたくさん。キツい(笑)
    明日香さん 少しは楽になれたかな?明日香さんありのままの自分を愛して幸せに生きていって欲しいなぁと思いました。

    0
    2024年04月27日
  • 不在

    Posted by ブクログ

    幼い頃に別れた父親が亡くなり、実家の屋敷を相続した主人公の女性。
    漫画家として成功しており、今は5歳年下の役者志望の恋人を結婚前提という形で養っている。

    途中からものすごくしんどくなった。

    幼い頃に別れたきりの父親の影にいまだに囚われる主人公。

    無意識下で愛に飢え、愛されることを求め、愛することを熱望する。
    愛しているから、と面倒を見ていた年下の恋人のことはいつしか支配下に置こうとしてしまう。
    愛ではなく、忠誠。

    大切にしていたはずのものを取り返しのつかない形で失ってしまうシーンが辛くてどうしようかなと思ったけど、寂しくない終わりかたで、よかった。



    「家族愛に飢える」感覚がいま

    0
    2024年04月21日
  • さいはての家

    Posted by ブクログ

    わけありの者たちの不穏な日常が 淡々と流れていくのだけど、読んでいて不快にはならなかった。
    なんじゃ、このクズはと思えるような人物もいたけれど、このような人生もあるんかなぁ、と思うと 自分の日々のあれこれはなんと平和なものだろう、とどこか幸せな気持ちになったりした。

    0
    2024年03月30日
  • 眠れない夜は体を脱いで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    留めておきたい言葉
    ・新しい価値を不快に感じるのは、それまでのルールに上手く乗ってこられた奴だ。
    ・時代とともに社会は、それぞれの心の形に沿った生き方を尊重する方向で進化してきている。先人たちの努力の結果だ。それを俺も享受し、背負うべき痛みがあるなら引き受けて、次につないでいきたい。
    ・愚かな熱病に、一度ぐらいかかってみても良かったのかもしれない。そうでなければ、他人の病を許せないのかもしれない。

    たまたま同じ掲示板を訪れた5人のお話。
    4章が自分の両親に重なり心に残った。5章が好き。キュンとしたし恋の終わりを見守ったような切ない気持ちになった。

    0
    2024年03月25日
  • 朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ジメジメしてて闇っぽくて、強い執念みたいな感情が渦巻いている物語だったけど、でもなんか、言葉や理屈では言い表せない優しさや愛だなとも感じた、気がした。愛ゆえに、魂は。という感じ。

    0
    2024年03月21日
  • 桜の下で待っている

    Posted by ブクログ

    4月。東北へ向かう新幹線に乗った男女5人は桜前線と共ににそれぞれのふるさとへ向かう。
    理由は様々。どの登場人物も心に故郷や家族に対する複雑な想いを抱えていたりする。
    家族って近い存在だからこそ難しかったりするし、私も共感できるな〜っていう部分がありました。
    東北という土地の描かれる情景も美しかったし桜も見てみたくなりました。
    連作短編なのだけれど、私はモッコウバラのワンピースの素敵な恋をした祖母と孫のお話とからたち香るの福島の実家へ結婚のあいさつをしに行くふたりのお話が好きです。
    ふるさとって深い。

    0
    2024年03月13日
  • 花に埋もれる

    Posted by ブクログ

    人間だとか、恋だとか
    とても幻想的に描かれているのに
    胸に迫ってくるのは、リアルで飾り気のない
    人の心だ。
    自分の心や身体を持て余したり、コントロールできなくてもがいても
    花も人もいつかは枯れて、大地へと帰っていく。
    耽美的な世界を漂うように、ゆらりゆらりと物語を楽しみました。

    0
    2024年03月10日
  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ

    Posted by ブクログ

    生きることは食べること。そんな物語でした。
    シュークリームタワーのお話が1番好きだけど、よく分からないなと思う話もありました。

    0
    2024年02月03日
  • 骨を彩る

    Posted by ブクログ

    そのまま描かれている訳ではないのに、なぜか心にストレートに響くみたいな、そんな小説でした。
    みんな黒を抱えてる、わざわざ見せないし、だから他の人のそれにも気づかない、そしてそれを忘れちゃうから羨んでしまったり、憎んでしまったり、踏み込んでしまったり。どっちが悪いとかじゃない、違う部分にはあまり触れず、加減しながら付き合っていくのが利口。それが全てではないと思うけど、とても良いお話でした。

    0
    2024年02月03日
  • 朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    生や死がテーマの短編集。

    擬音や表現が個性的で、グロテスク。
    共通して、この世のものではない存在が登場し、ぬるい悪夢を見ているような心地悪さを感じた。
    寂しさ、執着のようなもの、悲しさといった感情にリアリティがあって目が離せない。

    薄暗い負の感情の中に、愛しさや、生に対する思い、希望のようなものが、ぼんやりと光っているような一冊だった。

    0
    2024年01月18日
  • 花に埋もれる

    Posted by ブクログ

    不思議な世界観。
    ふわっと時空を飛び越える感覚がある。

    5篇からなるベストアルバム的短編集
    ・なめらかなくぼみ
    ・二十三センチの祝福
    ・マイ、マイマイ
    ・ふるえる
    ・マグノリアの夫
    ・花に眩む

    特に『マグノリアの夫』『花に眩む』が好き
    何の物語を読んでるんだっけ?主人公は一体何なんだっけ?と何度も確認したくなる不思議な感じがどちらもある。

    当たり前な事を当たり前として読み進めているとハテナがいっぱいになるので、素直に受け入れて読み進めるのが大事。
    それがおもしろい!

    人間の感情って見えない物なんだけど、もしも見えたらという視点でこんな表現で書けるのは本当にすごい!

    綾瀬まるさんが表現

    0
    2024年01月14日
  • 花に埋もれる

    Posted by ブクログ

    読み進めるたびに不思議な世界に入っていくような、本当に不思議な短編集でした。

    二十三センチの祝福は、普通にいい話だなぁと言う感じだったのですが、マイマイ、マイから「おやおや?」と言う何とも言えない世界観に引き込まれ、マグノリアの夫、花に眩むは温かくもどこか寂しい感じがして、ゆっくりともう1回読んでみたいなぁと思う。1回では咀嚼しきれない感は否めない笑

    0
    2023年12月17日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

    Posted by ブクログ

    「あの人」は柳原さん、ですよね?
    だって他の人、だいたい蜘蛛さわれたので…

    実際、私と主人公は境遇が違ってピンとは来なかったけど、必ず居ると思う。そんな人にこれ読んで元気になってほしいなって思う。
    私も頭痛持ちで、時々頭痛薬を飲むのだけど。前に、頭痛薬の副作用のところに、「頭痛」って書いてあって、え…(・_・;って思ったことがあるのを思い出しました。

    0
    2023年11月24日
  • くちなし

    Posted by ブクログ

    一見人間の話なのに、明らかに違う生き物たち。
    ・別れの時に彼の片腕をもらった女
    ・3回産卵をすると死んでしまう女たちの中で、一度も産卵をせず見守る女
    ・激情を抱くと蛇や怪物に変身してしまう女たち

    こんな発想できるのほんとすごいなー!と思うけど、普通の人間たちの話である「愛のスカート」「茄子とゴーヤ」がなんだかんだ良かった。

    0
    2023年11月24日
  • くちなし

    Posted by ブクログ

    恋愛小説と言っても、普通ではない。愛人から片腕をもらったり、くるぶしに花を咲かせたり、蛇になって男をたべたり、命がけで卵を産んだり。一体どこの世界の話なのか?という短編7つを収録。ファンタジーより、ちょっとグロテスクな印象。不思議な読後感。

    0
    2023年11月03日