彩瀬まるのレビュー一覧

  • くちなし

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    女性目線かつ不思議な話ばかりの短編集 とにかく不思議ではあったので頭がついていかないのもいくつかあったけど楽しめた

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    2025年11月19日
  • みちゆくひと

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    弟が幼くして亡くなり、自分と両親が生者と死者に分かれた後に再生していく。死後の世界、死んでから本当に成仏していくまでの有り様が、リアルに感じられた

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    2025年11月17日
  • みちゆくひと

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    亡くなった両親の話より、現実の娘の話の方をもっと知りたかったな。あの世で母が記す日記の続きが気になる。

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    2025年11月16日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    北海道新幹線を使って東北の地の旅を舞台にした短編集。
    北海道新幹線は利用したことがないので読むと利用してみたくなりますな。

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    2025年11月15日
  • みちゆくひと

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    人は何かしら意味のある行動をして自分を生きている。

    現世と死後の世界を交互に楽しめる不思議な小説でした。
    家族を失うことで各自が感じる命の考え方を知れた気がします。

    子を失うことで自分に与える影響や周りに対する対応など色々なことが変わってしまう。とても興味深い内容であり面白かったです。
    また、死後の世界はとても不思議でお化け?妖怪?など疑問に思う部分はありました。けど、意外にも死後の世界はそうなのかもしれないと考えるようになりました。

    今までにない不思議な感覚に浸りたい人にはおすすめの小説です。

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    2025年11月14日
  • みちゆくひと

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    ちょっと夢あるな…死後の世界で夫に会えること、亡き母から手紙のような日記が綴られる。
    てもなんだか少し中途半端だったような気も。特に現世での、残ったものの扱いが。なんとなく消化不良

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    2025年11月09日
  • みちゆくひと

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    小学1年生のときに3歳の弟を亡くし、2年前に父を、今度は母を亡くした燈子は天涯孤独となった。遺品として持ち帰った母の日記に書かれるはずのない新しい記述が現れ……という導入部は完全にホラーである。
    物語は燈子の生きる“こちら”と、死者のいる“あちら”を交互に描きながら進む。人は死ぬとどうなるのかというテーマを根底にしながら、どのように生きるべきかにまで踏み込んでいく。ちょっと宗教っぽさも感じた。
    ぼくは死んだらそれで終わり、輪廻転生もないと思っているが、こればかりは死んでみないとわからない。でもまあ、こんな死後は御免被りたい。

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    2025年11月09日
  • なんどでも生まれる

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    焦げ茶色の桜碁石模様チャボである桜さんの視点に終始する。桜さんの命の恩人、茂さんは勤めていた企業で精神的ダメージを積み重ねていて今は引きこもりがちになり、おじいさん、おばあさんの営んでいる金物店に居候してる。金物店のある明日町商店街は傷ついている茂さんもチャボの桜さんもふんわり受け入れてくれる心優しき商店街。商店街の人たちと接する中で茂さんは少しずつ恢復していく。すっぱりハッピーエンドにはならないがかすかに明るい未来を感じてシアワセになる桜さんなのだった。鳥界と人間界の間にいるセキセイインコの「師匠」は桜さんのいい相談役で作品の調味料となっている。

    ■簡単な単語集

    【いろはちゃん】小学二年

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    2025年11月08日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    『なんどでも生まれる』彩瀬まるさんの作品がきっかけで読み始めた。商店街の短編アンソロジー。色々な作家を読みたい時には良いとは思う。おはなしの傾向は商店街ならではの人情味だろう。さらっと読んでしまうのにはちょうどよかった。

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    2025年11月01日
  • 骨を彩る

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    淡々とした文章で読みやすかった。静かに時間が流れる感じ。誰も誰かと繋がってるんだなと、人によって見せる顔も印象も違うよなぁ。その人のことってホント分からない。

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    2025年10月28日
  • 森があふれる

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    最近クレイジー小説にハマっている。村田沙耶香の生命式、湊かなえの人間標本、、、etc...。王道とは違う道をゆく本は、理性が否定したくとも本能が、好奇心をくすぐる世界を見せてくれる。

    男性の書く小説、女性の書く小説。前者はどっしりしたミステリーや、社会物の王道が多いのかもしれない。常識ぶっ壊します系ほ小説は、女性著者が多い気がする。偏見だけど。

    いつも、作者は読者側の抱く無意識的な格差を炙り出してくれていると思ったけれど、作者の属する文壇側にもそうした偏見がある事を教えてくれた。

    本としてはもっと熟成されたクレイジーさが欲しかったかも。

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    2025年10月25日
  • みちゆくひと

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    死の世界をみちゆくひとと、生の世界をみちゆくひと。どちらも前に進むために心の整理が必要なんだな、と。

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    2025年10月14日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    まず一度読んでみて、今回いちばん心に響いてきたのは「花をつらねて」。時間と共に失われていくものや尊いもの、分かり合えないもどかしさや距離感、触れ合うことで見えてくるものなどを、四世代や親族の交流の中から感じた。
    「遠まわり」も非現実的でありながら、そうであって欲しい、という思いと共に嵐の海を越える気持ちで読んでいた。
    少し時間を置いてからまた読み直して、次はどんなことを感じるかをみてみたい、と思う。

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    2025年10月06日
  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ

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    生きていくために食べ物を食べる。
    暮らしの中で食事する。

    食べ物をただ食べることと、食事をするということは私にとってニュアンスが違う。母親の闘病中は心配させないように私が倒れないようにと食べ物を食べ、亡くなった後は私何で生きてるんだっけと思う日々の中、惰性で食べ物を口に入れる。

    あぁ、美味しいと感じる幸せ。それを共有できる友人・仲間がいる幸せ。
    気持ちを引き上げてくれる食事。サポートしてくれる友人・仲間。

    読んで、そういうことを考えた。

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    2025年10月05日
  • 新しい星

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    連作短編集

    大学時代、合気道部で同期だった男女4人(青さん、かやのん、ゲンゲン、卓ちゃん)の物語。愛称で呼び合える関係って良いですね。大学時代は充実した日々を共に過ごし、順風満帆に見えた4人だが、、

    以下、各編の感想

    「新しい星」
    本書のタイトルと同タイトルの短編。希望に溢れるタイトルに見えるが、結婚、出産、仕事に躓いて意にそぐわない新しい星に叩き落とされた青子の話。立ち直るキッカケが、より不幸な星の友人(茅乃)を気遣う事ってのは何だかなぁ。と思ったけど、解説の白尾悠さんの解釈は違うみたい。それぞれ違う星に叩き落とされた友人に、自らが叩き落とされた星から光を届ける話だとのこと。素敵な解釈

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    2025年10月05日
  • 新しい星

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    大学時代に合気道で知り合った男女4人のお話
    皆それぞれ大なり小なり悩みを抱えて生きている
    この4人の関係性いいなぁ

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    2025年09月23日
  • くちなし

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    少し変わったファンタジーとゆうか、非日常な世界のお話しで構成されています
    私だけかもしれないけど、表現にそこはかとない色気を感じる

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    2025年09月21日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    北海道、東北を舞台にした短編集。土地勘がなくても十分面白い、そしてコロナで騒ぎがあってから数年経つと、当時の状況や約束事が懐かしいとすら感じる。あれがなければ、と思うことがいろいろあるな。
    ウミネコの八戸の話が良かった。

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    2025年08月16日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    略奪愛をテーマに、ということでもっとドロドロとした無情で無慈悲で綺麗事なしの恋愛を期待していたけど、その期待は外れた。あくまで個人的な見解だけれど、一般的な略奪愛のイメージではなく、「偏愛」アンソロジーの意味合いが強いと思う。
    そういう意味では個人的には肩透かしを食らった気分だったけど、ひとつひとつのストーリーは面白かった。特に文鳥の話はお気に入り。

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    2025年08月07日
  • なんどでも生まれる

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    今までの著作は暗い雰囲気が多かったけど、本作はかなり明るい印象を受ける
    描くテーマは似ているように思うけど描き方が変わるだけで見え方が変わるんだな

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    2025年08月06日