彩瀬まるのレビュー一覧

  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    略奪愛をテーマにした小説集。
    女性作家たちの描く偏愛にドキドキする。

    どうしてこんなにも、欲しいのだろう。
    そして、どうしてこんなにも、求められたいのだろう。

    「それからのこと」花房観音
    なんだかリアルでよかった。設定はリアルじゃなかったけど。奪われたい、求められたい。

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    2022年03月22日
  • やがて海へと届く

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    ネタバレ

    物語が始まったと思ったら突然異世界に迷い込む、これは何の話だと思っていたら、東日本大地震で行方不明になってしまった親友すみれの事が忘れられず、新しい生活を送ろうとするすみれの恋人や両親に違和感を感じてしまう。やがて勤めているダイニングバーの店長が自殺したことによって物語は動き出し、新しい彼氏が出来る、なんじゃこりゃ男が欲しかっただけかよ。「余命10年」を読んだ後だからかこのご都合主義の主人公真奈には共感出来ない。確かに理不尽な別れは辛いだろうが、いつまで震災で飯食ってンダよと言いたい。これ映画大丈夫かな。

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    2022年03月17日
  • やがて海へと届く

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    まもなく(2022年4月)映画化されると云うことで読んでみたが、私の趣味ではなかった。1章毎に視点が入れ替わってややこしいし、特に偶数章はよう分からん文章。映画も見ないなあ・・・

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    2022年03月14日
  • 桜の下で待っている

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    ネタバレ

    新幹線と故郷。私は普通電車で2時間もかからないところに実家があるが、祖母の家は新幹線と特急列車を使用し4.5時間ほどかけていく。小説を読んでる間に祖母に会いたくなり電話をかけた。武文が思った「母親なのだから無条件で自らを受け入れて欲しい」「母さんは、母さんでなくてはおかしいだろう」のところが自分の心境にとても似ていて共感できました。春に読みたくなる1冊。新幹線に乗る人々の表情が観れる仕事、遠くに行ける仕事、素敵だな。

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    2022年03月06日
  • やがて海へと届く

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    ノンフィクション「暗い夜、星を数えて」に続き、今度は小説。筆者自身の被災体験がもとになった物語。親友のすみれを震災で失った真奈と、不意に命を奪われたすみれ(の意識)、それぞれの視点で交互に話は進む。真奈パートでは、友人の死と折り合いをつけようとする彼女の葛藤が痛いほど伝わってくる。すみれパートは混沌とした抽象的世界。彷徨う〝死者の意識〟が物悲しい。映像化は難しそうに思えるが、間もなく映画公開。浜辺美波ちゃんのすみれ役は気になる。

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    2022年03月07日
  • 暗い夜、星を数えて―3・11被災鉄道からの脱出―(新潮文庫)

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    丸11年となる3•11を前に。直木賞候補などで名前は目にしていたが初読みの作家さん。デビュー間もない頃の旅先での被災体験が生々しいノンフィクション。地震・津波の恐怖はもちろん、多くの善意に対する感謝や後ろめたさ、原発事故への怒りと絶望感、被ばくの不安など様々な、そして真っ直ぐな筆者の感情が心に響く、いいルポだった。小説「やがて海へと届く」も読んでみる。

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    2022年03月04日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    明日街こんぺいとう商店街という架空の商店街を舞台に7人の異なる作家さんからなる短編集。

    人情くさくて、温かい〜。
    行ってみたいと思わせる商店街。
    特に千早茜さんの「チンドン屋」が良かった。短い中に希望と哀しみのドラマがあった。

    こういう人情物は好き。読んでいてあったかい気持ちになれるし、人に優しくなりたいと思う。

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    2022年02月28日
  • 妖し

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    地に足がつかない。結末は、個々に委ねられる。短篇でしかたないけど、展開の変化や末路に至る解説を欲してしまう。不自由な自分に星3つ。

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    2022年02月27日
  • 桜の下で待っている

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    病気とかペットの死とか安易な設定で感動させようとする小説は鼻白むけど、こういう何気ない会話や描写の細やかさでじ〜んとさせる話は大好きです。
    一話目でちょっと泣きそうになってもーた

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    2022年02月24日
  • 朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)

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    人間の心に巣食う、化け物?真っ黒なもの?恐ろしいもの、についてのオムニバス。「君の心臓をいだくまで」と「瞳が開くとき」が好きでした。亡くなってしまった奥さんが旦那に忘れて欲しくないと繋がりを保とうとすることも、一度綺麗だと思ったものをずっと愛し続けていたいと思うのも、ものすごく歪んでいるけど、そこにどうしようもない人間らしさもあって、色々考えさせられました。

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    2022年01月31日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    「糸を使って外から鍵を閉めて密室を作る」というネタのミステリ集。同じテーマで全員がそれぞれ違った内容の作品ってのが面白い。
    個人的に1番好きなのは芦沢央さんの「薄着の女」。最後のオチがすごくいい!彩瀬まるさんの作品は初めて読んだけど、大学生らしさの雰囲気とストーリーのほんわかする感じが良かった。

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    2022年01月28日
  • 不在

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    ネタバレ

    「どれだけ1人になったって、周りにあなたを理解してくれる人がいなくたって、必ずこの世にはあなたと近い気持ちを持ったクリエイターがいて、漫画とか、音楽とか演劇とか、小説とか作ってるの。だから、なにを拒んでも大丈夫。絶対に1人にならないよ。」この言葉がすごく突き刺さりました、気持ちが楽になれました。私にとって彩瀬まるさんの小説は私を1人にさせない作者であって偉大です。

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    2022年01月28日
  • 桜の下で待っている

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    桜前線とともに新幹線で北へ、北へ。
    舞台は宇都宮・郡山・仙台・花巻と来て、最後に東京。物語同士がつながっているようで心地好かった。
    人の数、土地の数だけいろんな「ふるさと」がある。それでいいんだよ、とまぁーるく包んで認めてくれる、著者のあたたかくも鋭い眼差しが感じられた。

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    2022年01月12日
  • 眠れない夜は体を脱いで

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    人は自分の理解を早めるために、自分のなかで作ったフレームに合わせて物事を理解しようとする。

    「顔が良ければ、その他の全て素晴らしい人だ」、「女の人は女らしいかっこをして結婚することが幸せだ」、「死んだ元カノには勝てない」等フレームが邪魔をする。

    このフレームは物事を素早く理解するのには役立つが本質を見極めようとする時には邪魔をする。難しい。

    最後まで読んだ後で「鮮やかな熱病」を読み返すと、本藤が手の写真の掲示板を見た時の感想、これが一番フレームが邪魔をする例を面白おかしく体感できる。

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    2021年11月15日
  • 不在

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    父の死をきっかけに実家の洋館を相続した明日香。遺品を整理しながら家族の思い出、愛されていなかったというトラウマ、過去に囚われ、恋人ともすれ違っていく。愛、家族をテーマにした話。

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    2021年10月31日
  • 妖し

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    ネタバレ


    短編集は知らなかった作家さんに出会えるのが楽しい。
    今回いちばんのお気に入りは村山由佳さんのANNIVERSARY。
    「俺が寂しいの」に不意にきゅんとしてしまった。
    話のあらすじとはズレちゃうけど、こんな旦那さんと結婚したいなあとしみじみ思いました。笑

    真珠星スピカはちょっとうるっと来たし、
    マイ、マイマイは思春期のムズムズ感を思い出したし、
    わたしキャベンディッシュはぞわっとした。

    一冊で色んな感情を引き出される本でした。

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    2021年10月24日
  • 眠れない夜は体を脱いで

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    面白かったけど、意外性に欠けた感じ。無難なとこに着地してるかな。彩瀬さんだからこその期待感もあったのかも知らんが…。居合道の話が一番グッと来た。

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    2021年09月24日
  • 桜の下で待っている

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    桜の季節、東北新幹線で北へ向かう人や家族の物語。
    宇都宮、郡山、仙台、花巻&新幹線で往復を繰り返す車内販売の女性が住む東京。
    それぞれの町での「家族」や「ふるさと」を取り巻く事情と鬱屈を抱えた人たちの話でいい話なんだけど、何となくどこにでもあるような話で私にはあまり刺さらなかった(大半を混みあった病院や薬局で順番を気にしながら読むはめになったこともあるかもしれない)。

    それにしても岩手を語ろうとすると宮沢賢治は不可欠で、出しておけばそれだけで場面が締まる。
    その童話村や記念館をはじめ各地の見所を織り交ぜた作りには、コロナ禍で出来ないままの旅への思いをくすぐられた。東北にもまた行きたいなぁ。

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    2021年08月22日
  • 眠れない夜は体を脱いで

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    短編集。あいかわらず異色な感のあるお話を書かれてるけど、この作品は少し抑えめな感じで親しみ易さを感じた。

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    2021年08月05日
  • 朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)

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    読み始めは苦手かとと思って、
    気乗りしないまま3つ目のお話を読んで
    一気に「最高だ!!」ってなった。
    夢なのか現実なのか妄想なのか
    生きてるのか死んでるのか分からない世界
    想像が弾むお話はやっぱり面白い!!
    眼が開くとき は、彩瀬まるさんっぽい。
    これと、よるのふちが好きでした。
    夏っぽい…ちょっと怖くてヒヤッとする。

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    2021年08月01日