彩瀬まるのレビュー一覧
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
このアンソロジーも3シリーズめなんですね、早いなー。
大島真寿美さんのカフェスルス、久しぶりに読めて嬉しかった。
さすがと思ったのは島本理生さん。さすがすぎる、1人だけ空気が違ったし、このアンソロジーに不揃いというかミスマッチ感もあるんだけどスパイスにも取れて、脱帽。不穏感がハンパないのに甘美だから好き。
それと加藤千恵さんの話も可愛かった。男なんて恋なんてロクなもんじゃないと息巻く10歳の女の子が多肉植物専門店を営む叔母に、すごくいい人もいると言われてから少しだけ世界が変わったそのときが好き。
あとは彩瀬まるさんも楽しみにしてたのですがちょっとイマイチかなー。主人公が同世代ってあって婚活感は -
-
Posted by ブクログ
スカイツリーのお膝元の架空の商店街を舞台に、7人の作家さんがお店を開店、短編を繋ぐアンソロジー。
まず設定が面白い。
そして文体も手法もそれぞれ違うのに、なんだろう、違和感なく一冊まるっとアンソロジーとしてではなくひとつの作品としてまとまっている印象。
それぞれの物語にちょっとずつ他のお話のお店が登場して、繋がっている感じがいい。
よそのお店が出てくると、もう一回その店のお話に戻って読んでしまったりして、実際に商店街を歩くように、あっちこっち寄り道しながら読んでしまう本。
そして最後のお話のラストのラストで、また一番最初のお店にお客さんを呼び戻しちゃうあたりが、うまいなぁ〜!
一冊 -
-
-
-
-