彩瀬まるのレビュー一覧

  • 眠れない夜は体を脱いで

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    ネタバレ

    何故か分からないけど私はこの人の書く物語が好きなんだな。登場人物にイラッとしたり読んでてモヤモヤしたりするのは、多分どの人も私に似てるとこがあって、なんとなく気持ちが分かるからなんだろうか。まるで当たり前のように突然不思議な世界を描かれてもなんの違和感も感じないのは、好きだからなんだろう。幽霊とか笑なんて全く思わず、美しい世界だとしみじみ思った。

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    2025年12月11日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

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    感想が難しい。何を書いたらいいかな。
    その人によって正解はそれぞれで、考え方も人それぞれ。だからこそ分かり合うのは難しいし、相手の考えに対してどこまで許容できるかが重要なのかな。
    例えば、弱ってる時に優しくしてもらえたら嬉しい人もいるし、そんな時に優しくしてもらったら同情しないで欲しいって思う人もいるわけで。
    本当にその人のためを思ってした行動ならいいことなの?それは独りよがりではないの?でもその基準って誰が決めるの?

    いろいろ考えたけどまだ頭の中がまとまってないな。もう少し考えて頭を整理したい。
    でも前向きな終わり方でよかったなあ。

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    2025年12月06日
  • みちゆくひと

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    永遠に読んでたくなるようなお話でした

    彩瀬まるさんの不思議な世界観が大好き
    想像してる描写が自然と綺麗なものになる

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    2025年12月05日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

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    ネタバレ

    みんな大なり小なり闇を抱えて生きている。
    その闇がコンプレックスやトラウマであると同時に
    生き方の一部になっていることに気づいたとき、どう行動するのか。

    梨枝と三葉の関係は続いて欲しいと願いつつも、だんだん壊れていって
    「好きだけど適切な距離感に戻ろう」みたいな展開になりそうだなと思っていたけど
    自分たちで行動してやり直すことになってよかった。

    母との関係に悩んでいた時期もあったし
    今でも腹が立つことは多いけれど
    母娘の関係がテーマの小説がたくさんあって
    それぞれ細かい種類は全く違うけれど、割とポピュラーな悩みなんだなと気付いて楽になった。

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    2025年12月04日
  • なんどでも生まれる

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    2025.12.3
    主人公はチャボの桜さん。
    桜さんのように茂さんを大切に思っていて、色んなことを考えて伝えようとしてくれる相棒がいるっていいな。気持ちを伝えられないのが勿体無い。
    鳥同士の会話も可愛くてほっこり。
    出てくる人間もみんな優しい。

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    2025年12月03日
  • みちゆくひと

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    私は死後の世界を知らない。
    けれど、この小説で描かれている世界がどこかに存在すると思いたい。
    死んでもなお、自分の生きてきた道を振り返り、心の奥底に固く閉ざしたものと向き合い、誰かのために、そして自分のために、心のあり方を変え続ける時間が訪れる世界。
    しがらみや悔いや妬みや戸惑いやその他にもある様々な感情。
    生きてる間はそれらが複雑に絡み合い、けれど向き合うと日常生活をうまく過ごせないから、すぐにその存在に蓋をしてしまう。
    それを納得した上で昇華させる事が出来るなら、その時間は尊いと思う。
    そして、昇華するには何かが必要で、それは誰か他者との関わりなんだろう。
    よくご縁があって、というけれど、

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    2025年11月30日
  • みちゆくひと

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    不思議な小説だった。続きが気になるけど、面白くてとも違って、このあとどうなるのか知りたいような知りたくないような。世界観を信じたいような信じたくないような。ずーっと不思議だったな。

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    2025年11月22日
  • 桜の下で待っている

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    桜の季節に東北新幹線で向かう、郡山、仙台、石巻
    そしてその乗客を見守る車内販売員
    帰省に伴うネガティブな感情も含め、日本人が持つふるさとへの思いをそっと暖めてくれるような、繊細なお話でした

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    2025年11月18日
  • 草原のサーカス(新潮文庫)

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    2人の姉妹の性格は対照的で、組織のために我が身を削る姉・依千佳と、やりたいことをやりたいがままにやる妹・仁胡瑠。2人とも間違っていないはずなのに、どこでピースをかけ違えたのだろう。
    ブームなんてすぐに去るし、流行はすぐに移り変わる。世の中ってそんなもの。
    組織にいるということは自分を殺すということ。逆に言えば、自分がないからこそ組織に属せるということ。何事も程々が良い。そう思えてしまった。
    好きなことだけしても良くないし、自分を殺してばかりも良くない、むずかしい。最後には少し希望が見えてよかった。

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    2025年11月17日
  • みちゆくひと

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    ネタバレ

    こういう作品が出版されて私たちが読める機会を貰えてるのは、とてもありがたいなーと思った。

    登場人物がそれぞれの考えがあって、とても楽しめた。
    タイミングがいろいろ悪かったり、辛いなーと思う部分が多々あった。

    身近な人の死はやっぱり何かが、崩れたり変わったりするけどその中でもまだ生きてる娘さんが彼氏さんと出会えたのは、ほんと良かったなと思った。

    印象に残ったこと。
    死んだら、笑うたびに光るってこと?
    蛍みたいですねぇ。
    弁当をちゃんともってこられた遠足と、玄関に忘れてしまった遠足ぐらい驚きに差があると思いますよ。
    俺たちはもしかしたら、自分を救いうる他者の営むを、漠然と、神様と呼んでいるだ

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    2025年11月14日
  • みちゆくひと

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    死んだらどうなるのか、生きている間は決して知ることができない。生きて背負ってきたものを見つめて少しずつその荷物を下ろしていくような旅が用意されているとしたら、とても不思議だけど人は死んでも人として在るんだなぁと思ってしまった。私の心に引っかかって、ふとした瞬間に思い出す小説になりそう。

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    2025年11月07日
  • 花に埋もれる

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    この本では異常と日常が接触した時の摩擦を美しく表現している。なぜこれほど、自然に人と植物を融合させるのだろうか。それは、異常な状態を拒否せずに受け止める周りの人達がいるからだと思う。異質を100パーセント拒否はしない、しかし迎合もしない。30-70パーセントの間で揺れる機微。摩擦はあるけれど対立しきらない微妙な感じがかえって他にない世界観を醸していて印象深かった。

    短編集の編によって印象が違う。どの話も一定して良かったが、特に最後から二番目、マグノリアの夫が好き。通常と異常の対峙を最も感じたのが、マグノリアの夫だった。

    愛する、外見ではなくありのままを受け入れる。葛藤なく、ただ自然にこなす

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    2025年11月09日
  • さいはての家

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    古い借家を巡る連作短編集。入居してくる人は皆何かしら病んでる感じか、何かから逃げている。不穏だ。
    サスペンス風からサイコ、ホラー的なものと編毎に雰囲気も変わり楽しめる。

    最後、大家さんの

    ちゃんと逃げて生き延びた自分を褒めなよ

    説得する為に何気なく掛けた言葉かもしれないけど、刺さる。生きるために逃げる勇気か。

    後、助けてくれる人は周りにいる。助けを求める一歩も勇気はいるかもしれないが、周りはそんなに重く考えずさらっと助けてくれるものかも。

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    2025年11月06日
  • みちゆくひと

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    彩瀬まるの家族の話…!彩瀬まるは女性同士や夫婦の話も多けれど、同時に家族の話も多い
    今回の話もそうだけど、明確に問題がある親子関係の話(虐待やネグレクトなど)は少なくて、ある程度家族としての活動は滞りなく進んでいるのだけど、でもどこかしらに屈託があったり、ぎこちなさがあったりして、それとの向き合いやままならなさを細やかに描いている
    別に家族を構成する誰かが、誰かのことを明確に憎んでいるわけでもない。むしろ家族のために、家族を構成する一員として果たさなければいけない役割に身を浸しすぎた結果として、微妙に家族のなかでズレが生じて、そのズレが居心地の悪さにつながる。
    じゃあ、あのときどうするのが一番

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    2025年11月04日
  • かんむり

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    家族、夫婦のあり方、そして熟年夫婦の愛をこんなにも考えさせられた物語はかつてあっただろうか?今のご時世に読んでほしい感動作です。

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    2025年11月01日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

    購入済み

    商店街を舞台にした七軒の店のお話。作品達が直接関連しているわけではなく、同じ商店街の空気感で繋がっていてどれも印象的でした。

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    2025年10月28日
  • みちゆくひと

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    ネタバレ

    厳しい作品だった

    作中にあったように、ゆるやかな死は、自身においても周りの人たちにおいても、いろいろなことやものを整理する時間があるが、突然の死には、なにもない
    死んだ人も生きている人も、おなじように大きな傷を負って、たぶん生きてる側はずっとそれを抱えて生きてゆく
    いつか時が、、、というけれど、たとえ心の平穏は訪れても、決して消えることはない悲しみはずっとそばに寄り添うだろう

    死への畏怖があるからこそ生への尊厳があり、作中を通じて投げかけられていることに対峙することが難しい自分はまだまだだなあって、まあ、いくつになってもまだまだで、それがわかるのはいつか死を受け入れたときかもしれないし、そ

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    2025年10月28日
  • みちゆくひと

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    〈在ることはつらい〉けれど、だからこそそれに堪えて、いて(存在して)くれる他者が光になるというこちら側の理が死後の世界でも続いていてくれる物語に私は救われる思いがした。拍動の停止がすべての苦しみから解放してくれる世界はきっと呼吸がしやすい。でも彩瀬さんはそんな理想論の逃げではなく、苦しみの起点から一緒に道を作りあげていく人間たちを誠実に示してくれている。幻想的な描写でのアプローチの仕方も含めて、らしさの溢れた作品でした。

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    2025年10月17日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    このシリーズの4に好きな作家さんがいたので読み始めました。
    4⇒1で読むと、あのお店はこういう話の始まりだったのか~がわかって面白かった!
    短編集なので、もちろん好みのものと、あまりそうでないものはあるものの、全体的には呼んでいて面白かったです。

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    2025年10月16日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    ネタバレ

    コロナの時期を挟んで久しく会えていなかった人、心の距離があいてしまった人に会いに行く短編集。
    北海道や東北を舞台にしており、気になっている地 盛岡が舞台のものもあったので、また呼ばれている気分に。
    岩手の由来になった神社が気になる。元編集者の方のブックカフェは存在しないのかもしれないけど、面白い本屋さんやブックカフェが多いイメージだったので、より行きたい気持ちが強くなった。

    ラストの国会議員になった知子さんの話を読んだのが、丁度総裁選の日だったので複雑な気持ちに。
    馬車馬のように働かなくても、お給料に見合うような真面目な働きをして、悪いことをしないでくれたら、人間らしい生活を送ってほしいと思

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    2025年10月08日