彩瀬まるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
被災した経験を私たちに残してくれたことに感謝する。
私は関東にいた人間で、テレビでみる統制された情報からは分からなかった現地の感情。自分が体験したかのようにずっしり感じることができた。
2024.1.1能登半島地震
学生時代にお世話になった方が輪島に住んでいる。8.4、能登を訪れた。半年たったいまもなお、道路は盛り上がり、つぶれた家屋が道路にはみ出し、火災でやけた場所は、一部更地になっていた。のこっている建物だって、傾いていて。
ニュースではそんなことやってないのに。復興は遠いことを知る。
更地は片付けたあとなこと、復興とは建物や道路が元に戻るだけじゃないこと、私も差別をしていたこと、いろ -
Posted by ブクログ
食をキーにした短編集。著者は、女性の心の揺らぎ、シスターフット系の作品に長けている。
ふと道を外しジャンクなピザの味に恍惚としたことで、逆にメンタルを病んだ夫を理解し包摂できるようになる「ミックスミックスピザ」子を亡くした友人を引き取って食を与え続け自らの喜びを知る「シュークリームタワーで待ち合わせ」がんで味覚を失い死にゆく優しい友人が残してくれた鍋「大きな鍋」がよかった。
P172「家庭は、異世界だよ。社会とは違う。ちょっとずついろんなものがずれる。愛情で、何らかの磁場が狂う。」
P182それは奇妙に甘美な体験だった。一つの命にずっと触って、それが太くしたたかになるのを待っているのだった