彩瀬まるのレビュー一覧
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とことん利用され人生も何もかも無くしたいちかがNN製薬から雇用されるって 一瞬歓喜してるいちか 直ぐにメールで辞退する場面が草原に立っていると表現する。自分は言われた通りにしただけなのに、何故どうしてと 苦悶して同時に会社を守る=決して見捨てないからって、辛すぎる。にこるも姉の会社に託す気持ちを理解出来ず、裁判でもどうしてのらりくらりするのか、自分の知ってる姉かと苦悶する。仕事のパートナーに気持ちが伝わらず伝えようと行動するのが犯罪とか、しかし貝原はにこるを切ったよねジュエル欲しかった癖にそこで目的達成かよ、調子いい事言ってその気にさせて、困れば会社を押し出すとかふざけるなってこと 終盤の黒川
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Posted by ブクログ
【生き続けていたら、いつか、あなたが許せないあなたのなかの怪物を、許してくれる人に会えるから。あなたが誰かの怪物を、許してあげられる日がくるから】
生と死、現と夢、獣や鬼・・・・・・などが交じり合う短編がどれも魅力的で面白かったです。
死んだはずの妻が現れたり、死んだ少女視点だったりと異形や怪異などのホラー要素がありますが、登場人物の誰しもが求める救い。
個人的には【ゆびのいと・よるのふち】が共通点があるストーリー構成・それぞれのキャラたちが迎える結末の違いが印象的で、【眼が開くとき】では青春のほろ苦さ・倒錯的な願望・欲望がたまらなく、【かいぶつの名前】では嘘で塗り固められた少女の切なさや終 -
Posted by ブクログ
ネタバレイチョウの葉が印象的だった。
1話目の指のたよりは夜中に読んだからか、
少しホラーに。夢の中で自分の指も。笑
2話目の古世代のバウムロール
分かる。
嫉妬心とか見栄とか。
他人が羨ましく思う。自分を着飾りたくなる。
3話目のバラバラ
人は1人では生きていけない
お互いの気持ち、自分が思ってもないほど実は相手は思っていてくれてたり。
4話目のハライソ
きっとみんな違う形でも
こーいう息抜きというか本音を出す場所が必要
ただ、そんな中にも気を遣ったり言葉を選んだり
最後のやわらかい骨。
人と違うところ。
心内を打ち明けていく
そして打ち解けていく
心の歪みが解かれていく気がした。
柔ら -
購入済み
きらきらにユラユラ
自分の置かれた環境がどんなものであっても
強い自分を持つ人なら揺らがないだろうけれど、
こうした話のように、ちょっと官能的で
きらきらしているものを見てしまって
自分のしていることに身が入ってないと
ああ、自分もそうです、愚かだと思います。
でも、そうです、いつもの自分は
こんなふうに、揺らいでしまいます。
ああ、それでは駄目だから、
しっかり自分の頭で考えようと思います。
だけど、よろめくのは簡単で
悩むのは楽だから、つい強い自己を
持たないまま、ふらふらと、それも楽しいですね。
こういうお話に浸って、同じように揺らいで
安易に世の中のせいにしているのは
判断停