彩瀬まるのレビュー一覧

  • あのひとは蜘蛛を潰せない

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    全く一緒ではなくとも、主人公のある部分に、これは私でもあるかもしれないと思った。
    みんな、みっともない。でも、みんな懸命に生きている。

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    2026年01月03日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

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    母にべったりな関係で育ち、母の教育や学校の物差しがすべてだと思って育ってきた私にとって、非常に刺さる物語でした。
    私も主人公とは違う理由で母を「かわいそう」だと思う瞬間があるのですが、じゃあそれを解消するために何かできるかと言われたら何も出来ないし、そもそも「かわいそう」は他人が勝手にかけてる呪いに過ぎないのだと、改めて心に留め直しました。
    主人公の梨枝が他人の物差しではなく自分の物差しで生きることを決意したシーンは、この先何度も読み直したいです。

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    2025年12月31日
  • 新しい星

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    よく、「人は居なくなっても心の中で生き続ける」という言葉を聞く。その言葉の意味がより美しく、力強く、豊かに届くようだった。誰もがひとりだけど孤独じゃない。私の中にも大切な光がいくつもある。たとえ疎遠になってしまった人でも、温かい光を届けてくれたことを思い出しながら、この先増々輝くであろう私の銀河を大切に生きていきたい。
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    25.12.27

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    2025年12月27日
  • 朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)

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    生も死も、夢も現も飛び越えて、こころを救う物語。

    このワンフレーズで購入を決めました。
    暖かいお話が多いのかなと思っていましたがそんなわけでもなく、しっかり喪失や別離という悲しさを描ききっている素敵な短編が6話収録されています。
    ボロボロ泣きながら、ティッシュボックスを抱えて読みました。私の心に刺さりすぎて、もう目が腫れています。
    彩瀬まる先生の書くお話は優しいけど現実的で、どこか怖くて寂しくて、それでも私達人間はきっとこの得体の知れない不安感を抱えながら生きているんだろうなと思えました。

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    2025年12月24日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    「またいつか」ばかり増やさず進めたら少し遠くの場所まで見える #短歌

    コロナ禍で疎遠になってしまった友人と久しぶりに会えた嬉しさと相まって、今読むのがベストだったなと思える一冊。

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    2025年12月17日
  • かんむり

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    難しいセリフ、難しい描写が最後まで続く、最後まで続いても、私のように言語化に苦しむようなものでも、夢中になって読んだ作品でした。

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    2025年12月17日
  • 神様のケーキを頬ばるまで

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    上手くいかない時の気持ちの切り替え方の参考になります。
    文章も読みやすい。手元に置いておきたい一冊。

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    2025年12月14日
  • かんむり

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    人生のどんな1場面にも、瞬間の切なさと温もりがある。自分だけでなく、どんな人にも。
    繊細な光を、崩れないように一生懸命守ろうとする私たち。それこそ私たちの青春でありかんむりだと思う。

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    2025年12月01日
  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ

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    彩瀬まるさんの小説を読むのは3作品目。今まで言葉にこそしてこなかったけどずっと渦巻いてた思いや、黒でも白でもない複雑な感情を、リアルに、でも冷たく無く物語に言語化することで優しく核心を突いて消化してくれる…そんな印象の作家さんです。

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    2025年11月14日
  • 森があふれる

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    本作のように、十分に育ってしまった固定観念を崩してくれる作品が大好きだと改めて自覚した。恋愛作品において、最後に全てを受け入れるのは女性。独り身だと生活に困るだろうと思われるのは男性。そんな一つ一つの事実を違和感に変えられた瞬間こそ、読書好きにとって最も嬉しいと感じるのかなと思う。

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    2025年11月07日
  • みちゆくひと

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    思えば、死ぬことについて、あまり考えたことがなかった。
    死んだら終わり、ということくらいしか頭になかった。
    もちろん死んだ後のことなんて誰にもわからないのだけど、例えば私の肉体に宿る魂は、死後どんな色をしているのだろう。

    物語では、死者は夜行という巡礼の旅を経て、静かに消えていったが、夜行に寄れない人もいれば、惑乱を繰り返し成仏できない人もいた。

    死んだら私は成仏できるのだろうか。
    未練はないことはない。あの時こうしておけばよかった、とか、あの時伝えておけばよかったかな、なんて思うことがそこそこある。
    それがもやもやし続けながら消えきれずに、苦しみながら世界を漂っているなんて嫌だなぁ。

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    2025年10月29日
  • みちゆくひと

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    最近は彩瀬まるの新刊が出ると同時に購入して、現在読んでいる本を中断して、読むスピードを落としてじっくり読むのが私の読書のスタンダードとなっている。最初から彩瀬ワールド全開の語り口で始まるので、今回も期待できる内容と確信した。話が進んで行くにつれ、今回はちょっと重めの内容と構えてしまう面が垣間見られた。一気に読んでしまいそうなところを抑えつつ、1日何ページと決めて読むこととした。

    彩瀬作品を全て読んでいる訳ではないので何とも言えないが、今回の作品はやや宗教的・ややSFのテイストが感じられた。ただ、読んでいくうちに「あれ、これと内容・雰囲気が似ている小説を読んだかもしれない」と気づく・・・そうだ

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    2025年10月26日
  • 嵐をこえて会いに行く

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    ネタバレ

    読んだことをすっかり忘れていたが、そうかこの本は「桜の下で待っている」と対を成すのか!箱館や青森、盛岡など、北海道と東北周辺の東北・北海道新幹線沿線を舞台にした短編5編を収録。

    どれもとても読み心地の良い作品ばかりで、ブライトサイドの綾瀬まるっぽいのは、前作同様。登場人物や作品背景のつながりは気付かなかったが、独立して読める1冊。

    どの短編も甲乙つけがたいのだが、好きなのは絶妙な男女の距離感を保ち続けた男女を描く「ひとひらの羽」と、家族や親族、職場の人間関係に悩む女性主人公の1日を描いた「花をつらねて」の2作。

    実は一番読んでて不愉快(作品が面白くないのではない)だった、最後に収録の「風

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    2025年10月24日
  • やがて海へと届く

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    すくいがあってよかった

    震災、戦争を風化させてはいけない
    という”当たり前”の意識に対して
    一刀されたような感覚になった場面があった

    作者はそれらに対して
    フカクフカク考え込んだんだろう

    夢なのか回想なのか
    誰の視点なのかわかりづらい箇所もあったけど
    そこも作者の意図だろうとおもう

    これからの人生で
    きっとこの物語のことを何度も思い出す

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    2025年10月12日
  • なんどでも生まれる

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    チャボと鬱になって動けなくなった青年
    しんどいときにそばにいて、何も言わないチャボのありがたさ
    チャボは鳥語で話しているけどね

    鬱から少しずつできることが増えてきて
    自分が読んだときも、鬱から復帰していくタイミングだったので、
    主人公の気持ち、チャボのありがたさ
    読むタイミングが良かったなという感じ

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    2025年09月19日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

    QM

    ネタバレ 購入済み

    うーん、すごくよかった!それに、物語の最後綺麗に丸くおさまってよかったな。

    母からの呪縛とも束縛ともとれる干渉に長年苦しんで、1人暮らしを始める際に葛藤に苦しんだり、
    「ちゃんとあれ」と言われて育ってきたから「ちゃんと」っていうのを他人にも求めてしまったり、
    主人公の心情の変化がとても人間らしくて、そこが面白かった。

    それにしても、主人公が大人になってから尚母親との関係に悩み、昔言われたことをふとした時に思い出して傷つき、
    自分はつらいと思っていても誰にも言えなかったり、そういう描写は読んでて胸がチクチクした。

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    2025年09月04日
  • 新しい星

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    大学時代の友人 男女4人の交流を描いた連作短編集。

    とても繊細で優しい物語だったので、
    大切に少しずつ読み進めました。

    大学を卒業した後の4人は それぞれ困難、試練に立ち向かいます。
    物語のトーンは悲しく、苦しい。。
    のですが、4人の友情が優しくて温かくて。
    涙とにっこりが同時にやってくるような素敵なお話でした˘˘̥♡

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    2025年09月03日
  • 妖し

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    電車の乗り換え時に構内の本屋で購入

    「妖し」という固有名詞を題材にするとこんなにも作者のカラーが出るのかと…!

    大好きな恩田陸さんの作品のじっとり感がたまらなかったです。
    バナナの話は、一生忘れないと思います。
    情景描写が秀逸で、主人公視点の光景が目に浮かびすぎて怖い。そして情景は目に浮かぶのに主人公の感情が絶妙に言語化されないままそこにある感じが凄かったです。

    たまたま手に取った本でしたが大好きな一冊になりました。

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    2025年08月24日
  • まだ温かい鍋を抱いておやすみ

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    「シュークリームタワーで待ち合わせ」
    子供を事故で亡くした旧友を食事で寄り添っていく主人公の夜子。そんな支え方もあるのかと考えさせられました。
    「大きな鍋の歌」
    登場人物の描写が秀逸。読み終わった後ほんのり気持ちが暖かくなりました。

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    2025年08月13日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

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    面白かった。話の展開が読めなくて、続きが気になって、すぐに読み終えてしまった。ページが残り少なくなるにつれて、読み終えたくないなっていう気持ちになった。解説にもある通り、一文一文を噛み締めて、自分が登場人物だったらとか想像しながら読んだ。

    あれだけ嫌だなって避けていたお母さんに、生活の術は教わっていなくても日常のマナーとか学んでいて感謝する場面がいいなって思った。みっともないって何度も言われるのは自己肯定感とか自己有用感とか低くなるけど、お母さんも必死だったのかなと思う。
    数カ月後にもう一度読みたくなると思う、面白かった!

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    2025年08月13日