東川篤哉のレビュー一覧

  • 新しい法律ができた

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    『黒猫を飼い始めた』のシリーズ。「新しい法律ができた」で始まる掌編がたくさん入ってお得。

    圧倒的に面白かったのは白井智之「ぜんぶミステリのせい」
    こんなにソフトな話書いてここから入る人いたらどうするつもりなんだろう。この短さで犯人当てに挑戦してミステリに向き合ってて好き。
    大沼紀子「もう、ディストピア」も反転がうまくて面白かった。
    五十嵐律人「革命夜話」はさすが得意分野って感じでこれがラストで締まってよかった。

    退屈する話も特になく、各作者の色が出ていて軽く読むのによかった。赤川次郎の赤川次郎らしさたるや。
    『異セカイ系』の名倉編が参加してて嬉しかった。また長編書いてほしい……!

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    2025年09月09日
  • 谷根千ミステリ散歩 密室の中に猫がいる

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    あいかわらずの東川さん。
    猫がもっと出てきてほしかったw
    大学祭のあれは、なんとなく予想がついたけど、面白かった。ああいうの、好きだわー。
    作務衣の竹田津の雰囲気もナイス。
    つみれちゃんの周囲には、毎度ユニークな人ばっかりw
    巡査の斎藤さん、地味に手柄を立ててるような。
    そのうち出世するかもw

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    2025年09月07日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた」という同じ書き出しから始まるアンソロジー。作家によってさまざまなストーリーが生まれて興味深い。読んだことのない作家さんが今回はとくに多くて、新しい出会いがあったのがうれしい。とくに好きだったのは「ルパちゃん」「つるべを取られて」「虚法」「ネーミング」「もう、ディストピア」「ショートケーキの夜」かなあ。

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    2025年09月06日
  • 谷根千ミステリ散歩 密室の中に猫がいる

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    谷根千ミステリシリーズの2作品め。鰯専門の居酒屋の女子大生が商店街の開運グッズの店主と一緒に身の周りの謎を解く、と言う中編集。肩肘張らずゆるーく読める。ボケと突っ込みの2人の会話が安定して裏切らないが、多分半日後には内容を忘れていそうな位軽い。

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    2025年09月05日
  • 館島

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    仕掛島のほうを先に読んでしまったので、衝撃はそちらに譲るが、エンタメ度もミステリ度も劣らない。

    バカミスのようなノリで展開されるものの、しっかりと本格で着地する。見事すぎるミステリ。まさかこの二人がね…。と、続編を知っているだけに、にやにやしながら読んだ。面白い。

    ミステリ入門として、これまで周囲には「十角館の殺人」を薦めてきたが、これからは本書となるかもしれない。

    しかし、この表紙絵はどうだろう。こういうのはタブーなのではないのか?

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    2025年09月05日
  • 密室の鍵貸します

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    烏賊川市シリーズは1冊目からこんなにもユーモア溢れる作品だったのか!と驚きました〜
    一度読み始めたら続きが気になって、ページを捲る手が止まらなかったです!

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    2025年08月28日
  • 新 謎解きはディナーのあとで

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    小学生の頃大好きで読んでいたシリーズなので読んだ。
    短編集ということもあり、大どんでん返しがあったり思わぬ伏線回収があったり、ミステリーとして読み応えがあるかは微妙。
    しかし、前シリーズと変わらない登場人物の掛け合いのテンポの良さやユーモラスな場面の多さなどもあり、自然と情景が浮かんでくるような非常に読みやすい作品だった。

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    2025年08月28日
  • 新しい法律ができた

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    25人の短編。「新しい法律ができた」から始まる物語。奇抜な発想の話し、よくわからん話し、いろいろあったけど、「もうディストピア」殺人が許されていた日本に殺人罪ができてから、みんなが殺人を恐れなくなり言いたいことを言い始めた、と言う怖い話し、面白かった。

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    2025年08月21日
  • 小学館ジュニア文庫 謎解きはディナーのあとで

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    宝生グループの令嬢で新米刑事の麗子が、上司で風祭モータースの御曹司である風祭警部と捜査している事件の謎を、麗子の執事である影山が解決していくストーリー。
    一つひとつの事件が長くなく、コミカルで、キャラも立ってるので低年齢層でも楽しめる作品だと思うが、ミステリーとして読むとかなり物足りなさを感じる。ドラマは観たことないが、北川景子の宝生麗子は見てみたい気がする。

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    2025年08月19日
  • 朝比奈さんと秘密の相棒

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    〔鯉ケ窪学園高等部〕事件がよく起こる怖い学校。作品によって「ケ」になったり「ヶ」になったりしているような気がするのは同じに見えて実は違う学校という叙述トリックなのか? あるいは作中小説世界の学校なのか?
    〔朝比奈麗華〕鯉ケ窪学園理事長の娘。皆に敬遠され隠れボッチ? どこぞの麗子さん同様バカ呼ばわりされつつ謎に挑む。
    〔石橋守〕気弱そうな二年生。
    〔石橋渡〕石橋君にビンタをかまして眼鏡が外れると出てくる人格。推理力あり。石橋を叩いて渡。
    〔マリア〕朝比奈家のメイド。
    〔多摩蘭坂24〕人気アイドルグループ。多摩地区では。他の追随を許さぬ圧倒的な素人臭さが武器。
    〔鳥つく〕鳥とつくねを出す飲み屋。ト

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    2025年08月18日
  • 谷根千ミステリ散歩 密室の中に猫がいる

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    谷根千ミステリの第2弾!今回は猫を相棒?となり密室殺人などを解いていく!文章の中に出てきた墓友には笑ったwww

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    2025年08月15日
  • 交換殺人には向かない夜

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    面白いというよりよくできてるなあというのが率直な感想。オチに全振りで途中はあまり面白く感じなかった。

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    2025年08月23日
  • 謎解きはディナーのあとで

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    ネタバレ

    ドラマ1話の執事七変化が印象強かったのだけど、ドラマ演出だったとわかってスッキリ。毒舌というか、うっかり。わざとのような。
    宝生名字でバレそうです。

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    2025年08月13日
  • 謎解きはディナーのあとで

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    ベストセラーとなった短編集。刊行時にかなり批判していたコアなミステリーファンの人たちがいたのを思い出す。ライトな感覚と厳密とは言えない推理が不評だったのかもしれない。しかしこれは十分ありだと思うし、割と楽しめた。マイベストを挙げるとするなら最初の「殺人現場では靴をお脱ぎください」かな。

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    2025年08月13日
  • スクイッド荘の殺人

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    ネタバレ

    数年ぶりに烏賊川市シリーズを読んだ。ユーモアなところは変わらず健在で安心感なようなものがあった。犯人が20年前の事件を追った探偵の子っていうのがダニエルを思うと悲しい気持ちになった。綺麗事じゃないけど、ダニエルはそんなこと求めてなかったよ…

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    2025年08月12日
  • 謎解きはディナーのあとで

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    『2011年本屋大賞』受賞作品。
    アニメ化、ドラマ化、映画化作品。

    世界的な企業グループ『宝生グループ』令嬢で、国立署・新人刑事・宝生麗子。
    彼女が、上司・『風祭モータース』御曹司・風祭警部と捜査する事件を、彼女の執事・影山が、現場を見ずとも概要を聞いただけで事件を推理し、解決に導いていく…

    アニメ化、映像化のための作品なんだろうと。
    北川景子、櫻井翔、椎名桔平の役どころがピッタリで、すべて頭の中で映像化。

    難事件とも言えず…
    ミステリー感も強くなく…
    軽いミステリー。
    『名探偵コナン』を見ている感覚に近い。
    1話完結の30分ドラマにぴったり。

    『本屋大賞』になった理由がいまいち理解で

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    2025年08月12日
  • 仕掛島

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    笑った
    これはバカミスなのか真面目なのか
    いや、面白かった
    実写で見てみたいな 突飛な謎を序盤で提示してしっかり解決を見せてくれたのも良かったです
    なるほどなぁ 全然思いつかなかった

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    2025年08月09日
  • 仕掛島

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    ネタバレ

    ひたすらに読みやすく伏線回収もされ設定がコメディで気楽に読めてよかった
    人物像が浮かびやすいのは作者の腕が良いのだと感じました

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    2025年08月02日
  • 新しい法律ができた

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    新しい法律ができた。の書き出しから始まる、数十人の著者のショートショート集。
    AIの発展に伴う近未来的な法律から、ラーメン禁止法など、多様で面白い。

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    2025年08月01日
  • 仕掛島

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    久しぶりに東川作品を読んだ。

    あまりにも間が空いたため、前作『館島』の内容はすっかり忘れたまま読んだが、本筋的には前作を知らなくても大丈夫。ただ、知っている方が楽しめる、というような設定になっている。

    東川さん独特の文体や滑りがちなギャグ部分に懐かしさと若干の読みづらさを感じたが、肝心のミステリとしてのトリックや真相はさすがきちんと練られていて楽しめた。
    たまにはこういう「気楽に読める本格ミステリ」もいいのかもだ。(笑)

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    2025年07月27日