東川篤哉のレビュー一覧

  • 中途半端な密室

    Posted by ブクログ

    文章や言い回しで、まだ未熟なところが見られるが、作者の非凡な才能が随所に見られる。デビュー前からこの仕上がりはさすが。

    0
    2014年09月15日
  • はやく名探偵になりたい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    東川篤哉による烏賊川市シリーズの短編集。
    相変わらず読者を煙に巻くようなユーモア溢れる文体に短編ならではのコンパクトな展開、奇抜なトリックなど、烏賊川市シリーズのみならず、作者の持ち味が存分に生きている。
    さらにいえば、短編であるが故に鵜飼探偵がものすごく「名探偵」に見えてくる。これは、長編での紆余曲折の部分や枝葉末節の部分をそぎ落とした結果、自然とそうなったともいえる。
    ラストの「宝石泥棒と母の悲しみ」は「僕」がなにものなのかが鍵を握っているが、そう来たか、と思わせられる。自分的にはややヒネリ過ぎな感を受けた。

    0
    2014年07月01日
  • 映画 謎解きはディナーのあとで

    Posted by ブクログ

    微妙に原作と異なる行動をしてないか?と思うような雰囲気がありながりも、読後にこれも、まあ、有りかなと思えた。
    今度映画版も見てみようと思った。

    0
    2014年05月14日
  • はやく名探偵になりたい

    Posted by ブクログ

    おなじみ東川さんのユーモアミステリー作品。

    烏賊川市きっての迷探偵、鵜飼杜夫が短編集で帰ってきた。

    とある事情で自分の叔父を殺害した藤枝修作。
    彼は綿密な計画のもと密室殺人を企て、今まさにそれを完遂しようとしていた。
    そこに突如として現れた鵜飼のせいでひっちゃかめっちゃかになり…『藤枝邸の完全なる密室』
    花見小路家で暮らす「僕」は、猟犬として活躍する母さんと友人のアイちゃんと共に暮らしていた。
    ある日花見小路家から宝石が盗まれ、自称名探偵鵜飼と助手の戸村が解決に乗り出すことになる。
    彼らのいいかげんなやりとりを見つめていた「僕」は思わぬ形で事件に関わっており…『宝石泥棒と母の悲しみ』

    0
    2014年03月21日
  • 中途半端な密室

    Posted by ブクログ

    東川さん初期の短編を中心に集めた文庫。5話あって、どれも独立して読めるけど、うち4話は探偵が同じ。すっきりとしてどれも読みやすい。個人的には十年の密室・十分の消失が好き。わたしは東川さんの本は光文社のものしか読んでいなくて、ディナーのは知らないんだけども、いままでで一番好きだったのは、交換殺人に向かない夜。読後感が少しそれに似ていた。ユーモアがきいて、さっくりしているけど、しんみりと切なくなる、そんな感じ。とはいえこの人の真骨頂はユーモアミステリなので、その意味で言えば有馬記念の冒険は設定に洒落がきいていてよかった。あー、結局どれもすきだなあ。

    0
    2014年02月17日
  • 放課後はミステリーとともに

    Posted by ブクログ

    東川さんの本と見るとすぐに手が出ます。
    表紙は烏賊川シリーズの雰囲気が好きですが、鯉ケ窪学園シリーズはライトな文量で読みやすさが売りだと思います。

    鯉ケ窪学園探偵部副部長を務める霧ケ峰涼は、名前にコンプレックスを持つ右投げ右打ちの2年生である。
    周囲であまりにも頻繁に起こる事件を、ばったばった…とはいかないが解決していく…いやむしろ解決の現場に立ち会い、その顛末を見守る存在となっている。
    それでは探偵部失格では?などという疑問はご法度だ。
    今日も新たな事件の匂いを嗅ぎつけ、野次馬根性丸出しで霧ヶ峰は走るのだった。

    ユーモアとゆるーい空気感であふれる読みやすい文章の一方、非常に読みごたえのあ

    0
    2013年12月06日
  • 映画 謎解きはディナーのあとで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ○東川篤哉氏の著作で「謎解きはディナーのあとで」シリーズ。劇場版のノベライズ作品。
    ○映画のノベライズ版ということで、他のシリーズ作品とはことなり、長編小説となっている。
    ○いつもどおりの影山と麗子のやりとりは秀逸。一方、場面展開などは、無理矢理感が否めず、複線の張り方も含め、いつもの良さがでていない印象。特に、影山のスタンドプレーについては、疑問。(映画なので仕方ないと思うが。)
    ○これは、シリーズ作品とは切り離して楽しむ方が良いなと感じた。

    0
    2013年11月28日
  • 映画 謎解きはディナーのあとで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    劇場版「謎解きはディナーのあとで」のノベライズ作品。

    ノベライズ作品なので、東川篤哉さんの原作とは少し趣が違うのですね。多分、原作の影山はあぁいうことは言わない、とか、こういう行動はないかなと思う部分もありました。でも、ノベライズ作品だから、結局ドラマの人々が演じて違和感のない内容で、違和感のないキャラが見えてくれば、多分それが正解なのでしょう。
    というわけで、映画は観ていませんが、映像を想像しながら小説として楽しめました。
    原作とは違い、麗子のお嬢様らしい我が儘なキュートさとか風祭警部の気障ったらしいけれど憎めないキャラ、影山の冷静なのか皮肉なのか掴みどころのないキャラが際立っていて、そう

    0
    2013年10月14日
  • 映画 謎解きはディナーのあとで

    Posted by ブクログ

    映画を観に行きたいなぁ…と思いつつ、先に本を読んでしまいました。サラッと読める感じでとても面白かったです。

    0
    2013年10月12日
  • 殺意は必ず三度ある

    Posted by ブクログ

    鯉ケ窪学園弱小野球部の中でベースが全部盗まれるという事件が起きる、それに続いて殺人事件が起き、その現場にはベースやグローブが置いてあり、謎が深まるばかり。殺人トリックは実に巧妙で、思いつきもしなかったので、とても面白かった。

    0
    2013年09月15日
  • 映画 謎解きはディナーのあとで

    Posted by ブクログ

    映画を見てから買いました。

    長編ミステリーです。

    豪華客船の中でおこる殺人事件です。

    おもしろかったです。
    相変わらず執事影山の毒舌がすごいです。

    悲しい事件でした。

    映画を見てからなので、登場人物がそれぞれ演じた俳優さんに見えました。

    少し変えてましたが、ほぼ映画そのままなので、映画を振り返る感じで読めました。

    0
    2013年08月22日
  • 謎解きはディナーのあとで

    購入済み

    非常に読みやすい

    中学生くらいから読める非常にライトな文章でありながら、「なるほどね~」と深みを感じさせる推理小説。
    活字は苦手、でも触れておかなきゃと思うならここからスタートをオススメ

    0
    2013年08月19日
  • 映画 謎解きはディナーのあとで

    Posted by ブクログ

    さらさらと読めました。船旅で影山の毒舌+大柄さが開放され、毒多めで楽しめました。ただ、一カ所麗子が18年も前に体験した出来事をあんなに鮮明に、会話の内容まで思い出せるものなのか⁈と違和感を感じました。

    0
    2013年08月12日
  • ここに死体を捨てないでください!

    Posted by ブクログ

    そうなんすよね。
    結局、ぼちぼちおもしろいんすよね。分かりやすいしね。続けて読もうとは思わないけど、たまーに読むといいよね。そうなんすよね。

    そうなんすよね。
    結局、ナポリタンてのは具とかなくても、パスタにケチャップをかけただけでもある程度は成立してしまうんですよね。それでもぼちぼちうまいんすよね。

    0
    2013年06月27日
  • ここに死体を捨てないでください!

    Posted by ブクログ

    このシリーズで一番好きな作品。やっぱりあの場面は再読でも笑えてしまう。石持浅海さんの解説を読んで改めてココが好きだったんだなと振り返ることが出来たのも良かった。自分が何となく言葉に出来ず思っていたことを数ページのあとがきでしっかり文章に組み立てて解説を書かれている作家方は素晴らしいなと思う。まぁ、中には意味不明な解説書かれていて逆に衝撃を受けた作家さんもいましたが、文庫の解説も人によって面白いと改めて思った。

    0
    2013年03月01日
  • 完全犯罪に猫は何匹必要か?

    Posted by 読むコレ

    多分...これで烏賊川市シリーズ制覇(笑)。
    ページ数は妙にあるが、ギャグ要素が異常に多いと
    いう徹底的にアホな作品にすっかり慣れ以上の
    何かを感じています。

    今作の一番のツボは「ニャーネル・ニャンダース」!
    ...ギャグにしては語呂悪すぎだろ(笑)!
    何度も出てくるうちにハマってしまいました。
    そして、鵜飼杜夫探偵の名前の秘密...。
    小学生レベルのくだらなさが素晴らしい。

    さらにミステリー要素に至っては、ナンセンスな事を
    如何にも、ちょっとは本格派ですよー風に味付けしてあるのも素敵。
    その味付けが...雑だしねー(笑)。

    アレ...?もしかしたら...す

    0
    2013年02月16日
  • 謎解きはディナーのあとで 1

    Posted by ブクログ

    この作品はマンガにして大正解だったと思う。

    本で読んだときはかなり軽すぎな印象で、原因も分からずもやもやしてたけど、これはマンガ向けの作品なんだなぁと納得。

    絵もすごく好みでかわいい!

    0
    2013年02月14日
  • ここに死体を捨てないでください!

    Posted by ブクログ

    評価3.5、四捨五入で4。視点が死体遺棄側と探偵側で切り替わりながら進み、テンポは○。この人の本は気楽に読める。しかしあのトリック、実際にうまくいくのか(?_?)

    0
    2013年01月14日
  • ここに死体を捨てないでください!

    Posted by ブクログ

    今のところの最新刊です。今から次が楽しみですね。

    なんだか段々知名度が上がっている気がする私立探偵の鵜飼杜夫の下に、奇妙な依頼が舞い込んでくる。
    しかし依頼人は約束の日に現れず、不審に思った探偵一行はバカンスがてら、依頼人が示した宿、クレセント荘に訪れた。
    一方で、正体不明の不法侵入者を刺し殺してしまった有春佳は姉に助けを求めていた。
    妹思いの姉は死体を隠匿することを思い付き、近くにいた廃品回収業者の馬場鉄男と共に山へと向かうことになる。

    ひとつの事件を多面的に捉えるのが上手な作者だと思います。
    ユーモアあふれる情景描写が、事件の重苦しさをさらっと打ち消して、さも大したことのない謎解きのよ

    0
    2013年01月02日
  • ここに死体を捨てないでください!

    Posted by ブクログ

    面白かった、面白かったんだけどなぁ……。 今回は逮捕された二人が不憫でなぁ……純粋に面白かったとは言いにくいなぁ……。不運であったとしか言いようがないが、可哀想だなぁ……。  作中だと捕まってはいおしまいだけど、二人には今後の人生だってあるわけだし、家族だっているんだし、これから難儀な生活を送ることになってしまうのかと心配で堪らない。   そんなことばかり考えてしまうわけです。    
    しかしまぁ今回はギャグが酷かった。 ちょっとやりすぎ。 刑事に大怪我させといて笑って済ませるのはさすがにいかんでしょう。 
    探偵はまぁアホでもいいけど、警察があれだとさすがに不愉快だなぁ。  
    それと、探偵に一

    0
    2012年12月01日