東川篤哉のレビュー一覧
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東川篤哉の連作ミステリ作品集『探偵部への挑戦状 放課後はミステリーとともに』を読みました。
東川篤哉の作品は、昨年の9月に読んだ『殺意は必ず三度ある』以来ですね。
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鯉ヶ窪学園探偵部・霧ヶ峰涼に、ライバルあらわる――!?
■霧ヶ峰涼と渡り廊下の怪人
体育祭を二日後に控えた学園。
陸上部の練習終了後、主将の足立が倒れていた場所は、
渡り廊下の中央という奇妙な場所だった。
■霧ヶ峰涼と瓢箪池の怪事件
秋の学園祭。探偵部一同はお好み焼き屋を出店。
その夕刻、モテ男の生徒が謎の女性に襲われ、瓢箪池に転落してしまった。
■霧ヶ峰涼への挑戦
ミス鯉高祭 -
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騙されたー!となるような「どんでん返し」は1つもなかった。タイトルでかなりハードル上げちゃってるので難しいとは思う。
6人の豪華なミステリー作家さんの作品をサクッと読めたのは良かった。
綾辻行人『再生』
★★☆☆☆
ストーリーには1番のめり込んだけど、ホラーが強くて好みではなかった。
有栖川有栖『書く機械』
★★☆☆☆
ここまではいかなくても、作家さんは命を削る想いで執筆されているんだろう。
西澤保彦『アリバイ・ジ・アンビバレンス』
★☆☆☆☆
何か読みにくいなと感じた。以前読んだ『七回死んだ男』でも同じ感想だった。自分には合わないみたい。
貫井徳郎『蝶番の問題』
★★★★☆
クローズ -
Posted by ブクログ
『謎解きはディナーのあとで』の著者である東川篤哉さんが新聞で取り上げられていて、最新作の本作が紹介されていたので読んでみました。
オカルト好きな男子中学生が、自称・天才発明家の女性博士と一緒にさまざまな超常現象のトリックを見破り、難事件を解決していくユーモアミステリー。一言で言えば、子ども向けガリレオ。
子どもたちにも読まれるものを書きたいとの思いで本作が書かれたようですが、作中に出てくるギャグが『ザ・たっち』の『ゆーたいりだつぅ!』など、子どもが分かるのか?というものがチラホラあったのはどうなんでしょう? 個人的にはクスッとしましたが。
本作にはあまり入り込めなかったのですが、『謎解き -
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Posted by ブクログ
架空の地方都市、烏賊川市(いかがわし)を舞台とした、シリーズの三作目。
猫に始まり猫に終わる、と言っても過言ではないような、猫づくしのミステリです。
コミカルでユーモアに溢れた世界観が、受け入れられないとかなり厳しいですが、個人的にはこの様な軽快なミステリも、時には良いなぁと思います。
このシリーズではお馴染みの、警部と私立探偵のやり取りが面白いですね。
謎解き時の役割分担も、きれいに決まっていたのではないでしょうか。
フェアに手掛かりが提示されている為、トリックが分かりやすいとも言われているようですが、その点でも潔さがあり好感が持てました。
シリーズ四作目も楽しみにしています。