東川篤哉のレビュー一覧

  • 谷根千ミステリ散歩 密室の中に猫がいる

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    シリーズ第二弾。谷中、根津、千駄木、通称「谷根千」で起きた事件を地元に住む竹田津とつみれが散歩しながら解決して行く。
    今作は猫が目撃した密室殺人、大学祭での学生消失事件、他家の墓の前で泣いていた男性の正体を突き止める件、そして一人暮らしの女性の殺人未遂事件などの謎を解き明かす。
    探偵とその助手としての2人のやり取りかわ楽しい。第三弾も書かれたらいいな

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    2026年04月10日
  • じゃあ、これは殺人ってことで

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    ネタバレ

    日本屈指の犯罪都市・烏賊川市。そこでは今日も、どこか抜けた犯人と、それ以上にズレた探偵たちが騒動を巻き起こす。保険金、アリバイ、密室。本格的な謎解きの骨組みを、コテコテのギャグという衣で包み込んだ、毒気たっぷりで笑えるミステリ短編集。


    犯罪都市・烏賊川市を舞台にしたこの短編集は、本格ミステリの骨格を持ちながらも、それを覆い隠すほどの過剰なギャグとドタバタ劇に満ちている。

     特筆すべきは、表題作「じゃあ、これは殺人ってことで」に見られる、類を見ないプロットの妙だ。「せっかく自殺に見せかけて殺したのに、保険金のために他殺に偽装し直さなければならない」という、ある種サイコパスな状況設定には思わず笑ってしまった。自分たちの手を汚しておきながら、何の躊躇もなく親族を犯人に仕立て上げようとする登場人物たちの軽薄さにはドン引きさせられるが、それが「最高」のエンターテインメントとして成立しているのは、ひとえに本書のコテコテな文体のおかげだろう。

     もしこれが、冷徹でリアリティのある描写で綴られていたなら、救いようのない「胸糞の悪い物語」になっていたはずだ。しかし、東川氏はあえてそこに過剰なまでのギャグを注ぎ込む。そのおかげで、人間のエゴや冷酷さが「お約束のボケ」へと中和され、読者は毒のある物語を安心して楽しむことができるのだ。

     収録作の中には、猫型ロボットが登場するなど、ミステリの枠を超えてファンタジーに近いほど荒唐無稽なトリックも散見される。一見すると、作者がトリックの厳密さを放棄しているようにも思えるが、それすらも「東川ワールド」という強固な世界観の中では一つの様式美として機能している。

     正直に言えば、時にギャグが過剰すぎて読みづらさを感じる瞬間もある。しかし、それすらも「新喜劇なのだから」と割り切って身を委ねてしまえばいい。そんなこちら側の歩み寄りさえも楽しみの一部に変えてしまう、不条理で愛すべき一冊だった。

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    2026年04月04日
  • 謎解きはディナーのあとで 2

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    1を読んでからの2だったので、もういつもの流れが安定的で安心して読める印象。そして、流れもわかるから執事の影山の立場で推理できないか挑んでみるものの、やはりうまくいかないと楽しむこともできました。

    ひとまず自分はこのシリーズはこれで満足したかなということで、少し辛めの評価です。

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    2026年04月04日
  • じゃあ、これは殺人ってことで

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    スラスラ読めたけど、読んだあと特に何も残らなかった。

    コメディータッチで探偵と警部とのやりとりは面白い。

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    2026年04月03日
  • 仕掛島

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    いつもながら著者ならではのダイナミックなトリックに今回も驚かせていただきました、これこそが東川ワールドですね。
    以前の作品の『館島』が頭の中のどこかにあり、若干そのトリックに引っ張られながら読み進めてしまった。
    おそらくそれも壮大なミスリードだったのだろうか?
    結果は見えない角度からパンチが来た様な仕掛けとトリックで、現実的に可能か不可能かはさておき、驚きつつも楽しい読書時間であったことは間違いなかったので、今回も著者に感謝です。

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    2026年03月31日
  • 小学館ジュニア文庫 謎解きはディナーのあとで

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    エンターテイメント性が強めな推理小説です。
    執事が毒舌なのに賢いキャラが面白いですし、ストーリー自体も面白かったです。
    続編が出ているので、読みたいと思います。

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    2026年03月26日
  • 新 謎解きはディナーのあとで2

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    風祭警部の推理が当たらずとも遠からず、みたいなレベルになっているのは成長の証かしら。それとも以前からそうだったかしら。
    警部の癖にまともなこと言うじゃないか、と思いながら読んでいました。言行はいつも通りなので、賑やかしなのですが。
    後輩の若宮刑事も、ヒントというか着目点はそこまでおかしくはないのではないか。というよりも、いろんな視点を提示した上で、ハズレを潰してゆく役割になっているのではと思ったりする。
    よくよく考えれば、上司も後輩もハズレを提示してくれている部分があるので、残された可能性の高い点を吟味調査してゆけば、自ずと真犯人に辿り着けるはず。

    正解にたどり着くのが遅いので、影山に叱咤激励されるのでしょうね。


    余談ですが、アニメの方も見たので麗子の声が声優の花澤香菜さんで脳内再生されるようになりました。影山と風祭警部は違うのに。
    影山に対するキレっぷりが良かったせいだと思います。なんというか自分の中で、キレセリフの人っぽくなっている感もあります花澤さん。P4Gのマリーの時は、ツンデレありきのキレの人だったのに。
    接する媒体が偏っているので、間違った印象を得ているとは思っています。

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    2026年03月25日
  • 謎解きはディナーのあとで

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    以前ドラマ化していたため、気になり手を取った一冊。
    推理小説で、珍しくも事件現場にはいない執事が事件の話を聞いただけで推理をしていくもの。
    なので、その執事のように推理にチャレンジすることもできるし、推理後、犯人を問い詰める・犯人確定後の動向は描かれないというのも推理小説の型とは異なるのかもしれません。

    短編集のため読みやすいが、1つの事件自体の深みは浅いため、コッテリした推理小説をお求めの方には合わないかもしれません。

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    2026年03月22日
  • 交換殺人には向かない夜

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    烏賊川市、いかがわしぃ…
    後輩志木刑事、絶好球を見逃すなんてね。後一歩の勇気があればね。
    主人公のはずの探偵鵜飼の印象薄目。

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    2026年03月17日
  • じゃあ、これは殺人ってことで

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    変わらず内容はぶっ飛んでいますが、なんというか内容が薄い(短編集だから仕方ないのかとも思うが)
    お決まりの人物はもちろん登場しますが、笑いの要素も足りない
    次はしっかりと長編で読みたいです

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    2026年03月14日
  • 新しい法律ができた

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    こういう切り口があったかーと感心した。新しい法律ができたの一文から始まり、作家さんによってその後の展開が異なる。その中でも『密室の獣』が1番印象に残った。真相が知りたい。他のシリーズも読んでみたい!

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    2026年03月02日
  • 密室の鍵貸します

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    2つの殺人事件に巻き込まれる大学生の琉平。元彼女殺しと先輩殺し。彼は一切関与してないが、殺人犯の容疑者に…事件の真相、密室の謎とは?

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    2026年02月18日
  • ライオンの棲む街――平塚おんな探偵の事件簿1

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    「彼女はあなたが語った偽りの推理に、わざと乗っかったのよ。だって、間違いで婚約者を殺したなんて結末、たとえ真実でも彼女にしてみれば認めたくない話でしょ」

    都会で夢破れ、故郷・平塚に帰ってきた元OLの川島美伽は、高校時代の旧友・生野エルザと再会する。“雌ライオン”の異名を持つエルザは、地元の刑事も一目置く名(?)探偵に成長していた…! 強引に助手にされた美伽はエルザと共に、厄介な依頼人が持ち込む奇妙な事件の調査を始める。海と祭りの街を舞台に、最強の美女探偵コンビの名推理が炸裂する本格ミステリー誕生!

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    2026年02月12日
  • 新 謎解きはディナーのあとで

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    執事探偵✕令嬢刑事の人気シリーズふたたび!相変わらずの二人に加え、警視庁に栄転した風祭警部が国立署に舞い戻り、麗子の後輩の新人が加わり新メンバーで難事件に挑む!

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    2026年02月11日
  • じゃあ、これは殺人ってことで

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    いつものようにさらさらと読めた。この著者の他の作品でもあったが、作品内の描写と表紙のイラストに相違があったのが気になった。「黒くて長い髪は顔の左右でツインテールにしている」と書かれているのに表紙のイラストでは金髪になっている…

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    2026年02月08日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「ルパちゃん」 金子玲介 
    「推し活制限法」 日野瑛太郎 
    「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」 朱野帰子 
    「つるべを取られて」 阿部智里 
    「こんにちは、チャッテー」 真下みこと 
    「虚法」 須藤古都離 
    「国家殲滅フットボール法」 嶋戸悠祐 
    「復讐者は振り向かない」 多崎礼 
    「コロシヤとユキオンナ」 風森章羽 
    「 Touch law if you can」 名倉編 
    「ある死刑囚の回顧録」 真梨幸子 
    「『ラ禁法』ディストピア」 東川篤哉 
    「忘却加害」 霜月流 
    「密室の獣」 矢樹純 
    「御首塚の風」 高田崇史 
    「ネーミング」 潮谷験 
    「試み」 献鹿狸太朗 
    「魔法罪」 高田大介 
    「もう、ディストピア」 大沼紀子 
    「自転車武装条例」 矢部嵩 
    「ありがとう、虎太郎」 柾木政宗 
    「 ショートケーキの夜」 くどうれいん 
    「ぜんぶミステリのせい」 白井智之 
    「帰り道の行先は」 赤川次郎 
    「革命夜話」 五十嵐律人

    「新しい法律ができた」という1行から始まる物語。
    法律が題材だから、どうにも不気味な読後感。
    「もう、ディストピア」は皮肉が効いている。
    最後の「革命夜話」が重い。
    この重さが失われつつある今、どんな悪法ができても驚かなくなりつつあるのが怖い。
    現実的に生活は大切だけれども、それを守るためには大局を見なければいけない。理想がなければ堕ちるだけだ。

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    2026年02月02日
  • じゃあ、これは殺人ってことで

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    あらゐけいいちさんが表紙を描いてる作家さんという認識としてはあった東川篤哉さん。
    謎解きはディナーのあとですら読んだことなかったから、いきなりシリーズ物の新刊を読んで大丈夫なものかと思っていたけれど、何の違和感もなく普通に読めるし面白かった。
    そもそもミステリーをあまり読まないから多少は構えていたのだけれど、ユーモア本格ミステリと謳っている通り、ユーモアのあるキャラクターたちが出てくる度に表紙の絵を何度も見ながら確認しながら楽しく読めました。
    表紙の絵で登場人物や物語の解像度が上がるのはたまにあるけれど、あらゐけいいちさんの絵は一目でそのキャラクターたちの個性のやうなものがすごく想像がしやすかった。
    なんならそのままアニメ化して欲しいレベルです。

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    2026年02月01日
  • スクイッド荘の殺人

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    依頼人小峰三郎の元に脅迫状が届き
    その護衛を鵜飼に依頼、共にスクイッド荘へ
    真相もさることながら、弟子の流平とのコンビ
    宿敵砂川警部との関係も流石。
    事件の鍵を握る20年前の事件とは?

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    2026年01月29日
  • じゃあ、これは殺人ってことで

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    タイトルに惹かれて読んでみた。
    軽い感じのミステリーでサクッと読めたが、事件の真相はありふれた感じであまり驚かなかった。

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    2026年01月20日
  • かがやき荘西荻探偵局2(新潮文庫)

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    真面目なミステリーよりもお笑い要素多めで、グロさが無いので気軽に読める作品です。登場人物の掛け合いが楽しい。

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    2026年01月18日