東川篤哉のレビュー一覧

  • 交換殺人には向かない夜

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    面白かった。この構成は中町信さんのあの本を思い出す。
    これシリーズものだったのか、知らなかった。途中からそんな気はした。終盤の市や村の説明のところで、ここ必要?地図ないと分からないよ、と思ったけどシリーズものだからだったのか。これより前の本を先に読んでおけば良かった。

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    2023年02月04日
  • 館島

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    絶海の孤島ものだし、ロジックもしっかりしているし、綾辻氏の「館もの」に通じるような面白さもある。
    しかし、これは作者の持ち味かも知れないがコメディ仕立てになっている。会話やキャラがユーモラスと言うより、ギャグをあちこちに入れてあるのだが、これが全く面白くなく物語の足を引っ張っている。ここらを省いた方がずっと面白くなった気がするだけに残念。

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    2023年01月19日
  • 「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)

    購入済み

    どんでん返し

    講談社の「どんでん返し」系のミステリーを試し読み出来る作品。
    この一覧、以前講談社の書評イベントで対象になっていた作品なので、その時にこれを知っていたらなお良かった。
    しかし、史上初の試し本なのか。
    流石は講談社と言うかなんと言うか。

    #怖い

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    2023年01月15日
  • 魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?

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    ネタバレ

    ドМで熟女好きの変態刑事・小山田聡介と家政婦兼魔法使いのマリィの事件簿。四つの事件。犯人もその動機も既に明かされている倒叙モノ。そりゃあどうせ魔法で誰が犯人かすぐ分かるからね。問題なのはその犯行を証明すること。魔法を使って事件解決とはならない。魔法は万能じゃないけど、ちょっとした日常に変化を与え、面白くしてくれる。それだけでいいんじゃない?

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    2023年01月14日
  • 純喫茶「一服堂」の四季

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    ネタバレ

    「猟奇殺人×安楽椅子探偵」と聞くと硬派なミステリーという感じだけど、これはそうじゃない。どんなに猟奇的な殺人が起きようがその場の空気が重くなることはない。寧ろ盛り上がってくる。相変わらずのメタ臭もするが、「一服堂」のコーヒーの香りとはベストマッチ。安定の味。「喫茶店」・「安楽椅子」・「猟奇殺人」・「衝撃トリック」などなどなど、いろいろ詰め込まれて狙いすぎなような気もしなくはないが、なんだかんだ嫌いじゃなかった。最後の事件でやられたし、オチの雰囲気も良かった。彼女は生まれながらにして安楽椅子探偵だったのだ。

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    2023年01月14日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    ネタバレ

    以下、印象的作品。
    ◆東川篤哉『陽奇館』。予想外の結末でびっくりしました。まさか探偵が死ぬなんて。
    ◆一肇『銀とクスノキ』。館はあくまで舞台装置という印象。(そういう意味では、澤村さんの作品の方がまさにその舞台って感じかな。)メインは一人の女の子の心を救うお話。罪善くんのキャラ良かったなー。
    ◆周木律『煙突館の実験的殺人』。一番びっくりしたのがこれ。急に世界が、スケールが大きくなったな。
    ◆六作共通して言えるのは、登場人物の名前が特徴的。あと、なぜ「白」なのかはよく分からない。

    唯一はまれなかったのが古野さんの『文化会館の殺人』。登場人物、特に探偵役の言葉使いとか、改行の感じとかかな~。その辺りが引っ掛かった感じ。あとシリーズものの一つとしてお馴染みのキャラ(ユイカ)が急に出てきた感じがしてしまって、慣れないうちに終わってしまった。もちろん自分の知識不足もあると思う。ごめんなさい。

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    2023年01月14日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    各々が自ら推薦した「どんでん返し系」短編アンソロジー。
    綾辻さんと東川さんのは既読済みだったが、サラッと読めて面白かった。
    ◆個人的には西澤さんの「アリバイ・ジ・アンビバレンス」が好きだった。探偵役の二人の関係・やりとりが好きで、この二人が活躍する話をもっと読んでみたい!
    ◆どんでん返しという意味で印象に残ったのは法月さんの「カニバリズム小論」。なるほど。そういうことか。。。

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    2023年01月14日
  • 中途半端な密室

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    ネタバレ

    東川篤哉の初期短編五本収録。原点。詳しいことは解説を読めば分かる。確かに「十年の密室・十分の消失」は終わり方(真相)も含め「謎ディ」っぽい。「竹と死体と」のメタな語りは烏賊川市シリーズにも通ずる。短い時間にさらっと読むのに丁度いい。センスのある会話と言ってよいのか、探偵たちのユーモラスな会話を楽しめる一冊。敏ちゃん&ミキオコンビにまた会いたい。

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    2023年01月13日
  • 密室に向かって撃て!

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。読めば読むほどクセになる面白さ。探偵鵜飼杜夫が弟子になった戸村流平と新たな弟子を引き連れて謎を解く。

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    2023年01月10日
  • 密室の鍵貸します

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    ネタバレ

    あの《烏賊川市》シリーズ第一弾。殺人事件とか起きるけど、軽ーく読めてクスッと笑えてユーモア溢れる作品。ちょっとメタで、好き嫌い別れそうだけど自分は好きです。キャラの掛け合いが好き。砂川警部の謎解きの長台詞にはちょっとビビった。

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    2023年01月10日
  • 純喫茶「一服堂」の四季

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    純喫茶「一服堂」の女主人ヨリ子さんが、安楽椅子探偵として事件を解決。
    事件自体は猟奇的で本格ミステリ的であるけど、ユーモア溢れる軽妙なやり取り、ライトな文体でとても読みやすい。
    最後の話は騙された。

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    2023年01月09日
  • 館島

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    瀬戸大橋の工事が進むさなかの198X年、瀬戸内海の孤島にその銀色の館はあった。 半年前創造主が謎の転落死してしまったその館に招待された女探偵と刑事、そして嵐となった島でまたも不可解な事件が・・・。 「館」に焦点を当てたユーモアミステリ。

     大胆なトリックながら伏線はちゃんとしています。 やっぱ女探偵っていい。

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    2023年01月04日
  • ライオンは仔猫に夢中――平塚おんな探偵の事件簿3

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    ★平塚でいちばんのガールズ探偵ユニット(p.81)

    東川篤哉さんの作品はほぼ、どのストーリーをどのキャラクタたちに当てはめてもかまわないといったものだと思いますので結局のところキャラクタたちの行動や会話やギャグを見物するキャラクタ小説でしょう。その中ではこのライオン探偵と調教師コンビはほどよいバランスで心地よく愉しめると思います。

    【第一話】赤いハイヒールの数奇な運命。
    【第二話】密室の死体はVサインしていた。
    【第三話】射られたライオンの敵を討とうとする調教師。
    【第四話】依頼人とその恋人の意中のひと。

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    ■ライオン探偵についての枝葉末節■

    【設定】誰にでもタメ口で協調性は持ち合わせていないが美脚金髪巨乳で男の目を釘付けにする二十七歳の女探偵エルザの探偵としての能力はなかなかのもの。「ライオン」というほど他者に恐怖感は与えてないでしょうか。どっちかというとやんちゃな感じです。語り手はエルザの高校三年間での同級生で、助手で調教師で突っ込み役で十人並みのルックスらしい美伽。二人がワイワイガヤガヤしながら平塚というちょっとメジャーから外れているらしい街で起こる数々の事件に挑戦。いまのところ短編集のみ。

    【一行目】
     その建物は競輪場から少し歩いたあたりに、ガラクタのような佇まいを見せていた。(第一巻)

     「おねえちゃん、ほら、あそこあそこ!」(第二巻)

     平塚市豊田。そこは庶民的な住宅街と狭い農地が混在する一帯。(第三巻)

    【岩本和江】エルザたちとは競輪場で出会った老婦人。ひき逃げされたが命に別状はかった。でもなぜかコーヒーまみれにされた。キャラ立ってるんでまた出てくることもあるかも? とメモ。
    【海猫ビルヂング】三階建てのおんぼろビル。三階に「生野エルザ探偵事務所」がある。一階は「粋なとんこつ」というラーメン屋、二階は「ケームセノクー」となってしまった看板を掲げるゲームセンター。近くに平塚競輪場がある。
    【エルザ】生野エルザ(しょうの・えるざ)。美伽は「エル」と呼ぶ。探偵。二十七歳。「野生のエルザ」でライオン。依頼人であろうが乱暴なタメ口、美脚、金髪ショート、巨乳。高校時代はソフトボール部で誰よりも実力派だったが協調性ゼロで疎ましがられていたが「ベンチがアホやから」とどこかのE投手のようなことを言って退部。その後ソフトボール部は連戦連敗だった。
    【オトシマエ】探偵としては依頼人を殺されたら謎がどうとかいうのではなく犯人に対してちゃんとオトシマエをつけねばならないというのがエルザの流儀。
    【ガールズ探偵ユニット】《平塚でいちばんのガールズ探偵ユニット》ということばが出て以来美伽は気に入ったようだ。
    【紅】スナック。長崎皿うどんを頭に乗せたようなママがやってる。焼きうどんとポテトサラダは絶品。
    【シトロエン】エルザの愛車。五千円でも売れ残りそうなほどおんぼろ。
    【湘南経済大学】そこそこ近くにあるらしい。とある事件の被害者と容疑者と犯人が通っていた。
    【湘南平】エルザと美伽のテンションを大きく下げさせたこの場所ではカップルが金網に南京錠をぶら下げて永遠の愛を誓い合うという厳粛な儀式が行われる。
    【湘南ひらつか七夕まつり】平塚が世界に誇る一大フェスティバルで、なんでも「日本三大七夕祭り」のひとつらしい。ひとつは有名な仙台で、あとはこの平塚のと、残りひとつは未定らしい。
    【湘南文化大学】探偵部があるらしい。創作や研究のためのサークルではなくあくまでも現実の探偵活動に従事することを主旨とする実践的サークルなんだとか。
    【生野エルザ探偵事務所/しょうのえるざたんていじむしょ】平塚競輪場近くの海猫ビルヂング三階にある。営業は午前十時から夜エルザが缶ビールのプルトップを開ける瞬間まで。《愛と推理とガールズトークあふれる我らが聖地》第三巻p.9
    【スーパーカブ】尾行用。
    【酢湯麺/すたんめん】平塚のソウルフードなんだとか。ひやむぎみたいな麺にあっさり酸味のきいたスープ。
    【探偵】《それは依頼人の利益のために働く存在だからだ。》p.288
    【生チョコ発祥の地】なんと平塚にあるらしい。
    【忍耐力】生野エルザ探偵事務所に来た依頼人(候補)はだいたい二十分で気を悪くして出ていく。それ以上いる人は忍耐力があります。
    【猫】エルザは猫扱いが上手い。同じネコ科だから。
    【平塚】よその人間にとってはイメージしにくいが湘南あたりという認識はあります。しかしこの本によると「西湘」とか呼ばれ湘南とは厳密区別されているらしい。たぶん湘南から?
    【平塚水族園】ペットショップ。鰐みたいな顔の店長がいる。
    【マニア】「そんなにイライラしないで。相手はマニアなんだから」(ライオンの歌p.22)
    【ミーコ】白猫。とある事件の結果路頭に迷いそうだったところをエルザが引き取って探偵事務所の猫となった。当初名前はなかったがとある依頼人が勝手にミーコと呼んで以来ミーコとなった。
    【美伽/みか】川島美伽。語り手。エルザとは高校三年間同級生。テニス部員だったので部活は別。東京でひどい目に遭って帰ってきたらエルザに取っ捕まるというまたまたひどい目に遭い「生野エルザ探偵事務所」の探偵助手兼猛獣の調教師兼突っ込み役となった。二十七歳。コンサバ系ファッションが基本。エルザと並んでいるとだいたいの男はエルザしか見ない。「インターホンのエキスパート」とか「物干し竿のエキスパート」とかの異名がある?
    【ミツキ】武田幸彦という超肥満の銀行員が探しているカミツキガメのミツキちゃん。
    【宮前】若い刑事。神奈川県警平塚署。エルザとは既知。いつも憎まれ口を叩くがライオン娘たちのおかげでけっこう手柄を立てている。エルザと美伽のコンビを「平塚ライオンズ」と命名したが受け入れてもらえなかった。
    【ルノー・ルーテシア】青色の車体。とある事件でエルザのシトロエン修理中に運転手と一緒にかしてもらえた車。どこかの探偵が乗っていたような気がする。

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    2023年01月04日
  • 交換殺人には向かない夜

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    ■感想■
    今回は手も足も出ませんでした。もともと推理しながら読もうとはしてないのですけどそれにしても事件の真相がまったく想像できなかった。まあ、あれはこうなんやろなというとっかかりくらいまでは感じてたんやけど。みんなアイツが悪いんや~

    ■要点■
    (1)交換殺人、誰と誰が誰と誰を? そして、いつ?
    (2)鵜飼&朱美、流平&さくら&新キャラの水樹彩子、刑事たちには新キャラ和泉。
    (3)いつも通りの漫才的会話と地の文と、事件。

    ■キーワード■
    交換殺人、浮気調査、別荘、才能ない画家、金髪青年、怪奇映画風西洋館、関西弁女子、大雪、八ミリカメラ、彩子、和泉刑事、探偵と大家、探偵弟子と再登場のお嬢さま、謎の美女殺害事件、白骨死体、悪徳リフォーム業者、伝説のホラー映画。かんじんなキーワードは書いてません。

    【一行目】――つけられている。

    ■設定■

    基本的にはおかしなキャラクタたちのおかしなセリフや行動(と地の文)をおもしろがるギャグ小説だがちゃんとミステリしておりしっちゃかめっちゃかにはならないので安心して心地よく楽しめる。著者は楽しそうでないシーンは省略する方針のようでストレスもあまりない。読書の楽しみを得やすい作品。

    ■キーワード■

    【烏賊川市】千葉の東、神奈川の西にあるそうだ。異次元? かつては年に数回海面が盛り上がるほど烏賊がやってきていて烏賊御殿とかあったようだ。烏賊の運搬に使っていた川が現在一級河川の烏賊川だった。探偵鵜飼杜夫やビルオーナー二宮朱美や探偵助手戸村流平たちがいる。烏賊川市警察の砂川警部は日々クラゲを眺めて天気予報をしているくらいヒマ。映画館は一軒もない。大学には映画学科がある。《大したことない事件には事欠かないのが烏賊川市なのである。》撃て!p.26。近隣に盆蔵山を抱く奥床市などがある。

    【鵜飼杜夫/うかい・もりお】探偵。中肉中背で目立たない顔。ルノー・ルーテシアに乗る。なんか似合わないイメージ。金がないくせに仕事を選り好みする。タウンページに記載されているキャッチコピーは「Welcome trouble」。《なんだ、刑事さんか。ちぇ、敬語で話して損したな》密室の鍵p.160。「猫は」では報酬の金額に逆らえず(朱美に逆らえず)豪徳寺さんちの三毛猫探しに乗り出すことになった。ちなみに猫に好かれやすいタイプのようだ。《まあ、この探偵の行動は、どれをとってもあまり理解しやすいものではない。》猫p.368

    【二宮朱美/にのみや・あけみ】黎明ビルの若きオーナー。修羅場をくぐった根っからの大家。四階に住む。客観的に美女。愛車はベンツ。家賃滞納しがちな鵜飼は朱美に頭が上がらない。嫌味はちょっと言ったりするが。意外なことに鵜飼とは互いに憎からず思っているフシがある(「猫は」あたりでは)。戦闘能力は高い。「密室の鍵」では白波荘のオーナーだった(白波荘は後になくなった)。まだ鵜飼たちと知り合いではなく故障中のオートバイの整備(破壊?)にせいをだしていた。《ただいじり回しているのが楽しいからいいの。》密室の鍵p.151。同アパートの住人茂呂とも知り合いだった。死体を見ていちおう悲鳴を上げた。

    【黎明ビル】二宮朱美がオーナーで彼女自身四階に住んでいる。鵜飼杜夫の探偵事務所が三階にある。歓楽街の外れにある。

    【戸村流平/とむら・りゅうへい】鵜飼杜夫探偵事務所の探偵助手(弟子)。また、鵜飼は流平の姉の元夫らしいので元義兄(赤の他人ともいう)。事務所のキャッチコピー「Welcome trouble」は流平が考えた。烏賊川市大映画学科中退。かつてホームシアターを舞台にした密室殺人事件に巻き込まれ鵜飼に救われ弟子になった。ミステリ映画は好きだが原作は読まない。両親は夢を諦めさせるために大学に入れたようだ。しかし探偵助手にもなってほしくはなかっただろう。烏賊川市でもっともアロハシャツが似合う男かもしれない。虎キチ。酔っぱらうと何を言い出すかわからない恐ろしい男。

    【十乗寺さくら】お嬢さま。高校生くらいに見えるが二十歳。ちょっと天然系のふしぎなタイプ。三人の花婿候補を持つ。なぜか流平に惚れる。《このお嬢様は冗談をいうタイプではない。存在そのものが冗談みたいな――》撃て!p.275。『現代用語の基礎知識・最新版』や『烏賊川市近郊職業別電話帳』やフランスパンを武器に使う。《つまり《重いもの》さえこちらの手で握っておけば、あとは安心して付き合えるというわけだ。》交換殺人p.83

    【烏賊川市署】砂川や志木がヒマをもてあましている。

    【砂川/すながわ】烏賊川市署の自称エースで警部。素直ではなく右を向けと言えば左を向く扱いにくい性格。アホっぽいがたまにシャープなところも見せる。特技は運河を流れるクラゲを見て天気予報できること。ミステリ好きだが探偵は嫌い。《モテる男にはとりあえず反感を覚えるのが砂川警部の特徴的なメンタリティーであることを、志木はよく理解していた。》密室の鍵p.162。「猫」の十年前は刑事。彼が高林警部にしたアドバイスのせいで? 事件は迷宮入りした。和泉いわく《あの人はな、やる気がなくて優秀なんだ》交換殺人p.166

    【志木/しき】刑事。烏賊川市署の自称ホープ。同乗すると命を大事にしたくなるような運転技術の持ち主。昔はワルでブイブイ言わせてた。どんな罪状であれ、犯人逮捕に喜びを感じる。《僕は、拳銃を撃ちたくて撃ちたくてたまらない、どこにでもいる目立たない普通の刑事です。》撃て!p.239

    ▼烏賊川市についての枝葉末節(適当にメモしてっただけですが、後から見てみると結果的にネタバレなってたかも)

    【IKA映画社】教育映画をつくる地味~な映画制作会社。地元のテレビ局の系列会社。茂呂耕作が勤めている。ほぼブラック。
    【烏賊川市】舞台。どうやらシリーズになってるようですね。「猫は何匹」から読みはじめてしまいました。
    【烏賊川斎場】収容人数の多いところが取り柄。要人が死んだときはここを使う。
    【烏賊川大学】若者の減少に危機感を抱いた市長ががんばって設立した。理系学部はない。まあ、そこそこの大学。最近では映画学科が注目されている。烏賊川市に映画館はないが。
    【和泉/いずみ】刑事。志木の先輩。女性。ショートカット。美人。オートバイの運転はたぶん車を運転する志木並みかと。上司の前では「結構いけてる女刑事」を演じ、後輩の前では「相当いけない女刑事」の本性を剥き出しにする。一人称は「おれ」。
    【井上カメラ商会】烏賊川市のシャッター商店街にあるカメラ屋。美女を見るとモデルにして撮りたがる。店には高級カメラといっしょに古い八ミリカメラがあった。
    【依頼人】《一説によると、探偵というものは、依頼人を殺されてはじめて半人前なのだそうだ。》猫p.175
    【岩村敬一/いわむら・けいいち】通称なんでも屋の岩村。
    【馬ノ背海岸】烏賊川市の外れにある複雑な海岸線の一帯で観光地化の話もあったが地形が険しすぎてボツ。
    【魚丸武司/うおまる・たけし】漁師。
    【映画監督サイコ】彩子が学生の頃監督して撮ったアマチュア映画。問題作として話題になって流平も名前だけは知っていた。内容は、「シャイニング」の映画監督版のような「カメラを止めるな」のような。
    【エルザ】野良猫だったが桂木がエサをやったりしているうちに豪徳寺家によく来るようになった。三毛猫だが小柄でミケ子とは似ても似つかない。
    【奥床市立大学】烏賊川市の隣と思われる奥床市にある大学。映画研究会があり水木彩子が所属していた。
    【外注】《無闇な外注は自殺行為! よーく覚えておきなさい》撃て!p.110
    【桂木】豪徳寺家の使用人。執事であり、料理人であり、庭師でもある便利な男。達磨さんのような丸っこい身体。
    【加藤信夫/かとう・のぶお】交番勤務の警察官。
    【河内龍太郎】映画監督。「殺戮の館」「戦慄の島」「復讐の村」などB級の巨匠。この著者の他の話でも名前を見かけたことがある。特に「殺戮の館」の題名はよく出てくるかも。映画好きとしてはイヤな予感はしつつ怖いもの見たさの一本。
    【神崎隆二/かんざき・りゅうじ】さくらの花婿候補のひとり。二十五歳。市会議員神崎隆太郎の次男でコネにより現在烏賊川信用金庫勤務。フォードに乗っている。右手の甲に烏賊川市の地図に似た古傷(火傷のあと?)がある。鳥ノ岬の飛魚亭で射殺された。
    【教養猫】烏賊川市大教養部の喫茶室の周辺で暮らす数匹の猫のこと。
    【キンゾー/金蔵】松金正蔵。通称「金蔵」。鵜飼の知り合いのホームレス。鵜飼を「兄貴」と呼ぶ。烏賊川の西幸橋の下の段ボールハウスで暮らしている。何の誇張もなく頭がいいらしい。登場した次の巻で拳銃で撃たれ死亡。
    【桑田一樹/くわた・かずき】流平の同級生で映画好き。ビデオ屋「アトム」でバイトしている。「殺戮の館」は駄作だと言う。紺野由紀の最後の恋人。
    【剣崎京史郎/けんざき・きょうしろう】豪徳寺家の居候。招き猫狂。暮らしている土蔵の中には招き猫がぎっしり。異常によくしゃべるが会話という言葉のキャッチボールはほぼできない。
    【豪徳寺真一】豊蔵の長男。前の妻との間にできた子ども。二十八歳。
    【豪徳寺豊蔵/ごうとくじ・とよぞう】回転寿司チェーン「招き寿司」の創業社長。無類の猫好き(というより招き猫狂)で自宅の玄関に人間サイズの招き猫が二体置いてある。経営する回転寿司店にもある。豪徳寺さんやもんね。養子なのでもしかして豪徳寺という名前が欲しくて昌代と結婚した? また自宅にビニールハウスがある。いかつい顔に紳士らしい服装と物腰。十条寺十三の知人。自宅のビニールハウスで殺人事件があった十年後鵜飼に猫探しを依頼してきた。その後ビニールハウスで死体となって発見された。
    【豪徳寺真紀/まき】豊蔵の娘。十九歳の美人女子大生。豪徳寺豊蔵の殺された夜ビニールハウスに呼び出されうかつにも誘いに乗って捕まり豊蔵殺害現場を見てしまった。と証言している。
    【豪徳寺昌代】豊蔵の奥さん。三十代に見えるが四十三歳。
    【豪徳寺美樹夫/みきお】豊蔵の次男。二十二歳。映画好きで矢島達也とときどき映画鑑賞会をやってる。
    【権藤一雄/ごんどう・かずお】源次郎の長男。折り合いが悪くいつも取っ組み合いの喧嘩をしている。出奔中。
    【権藤源次郎/ごんどう・げんじろう】水木彩子の別荘のご近所さん。建築業「権藤ホーム」を営んでいるらしい。悪徳リフォーム業者。
    【権藤英雄/ごんどう・ひでお】源次郎の息子。折り合いが悪く取っ組み合いの喧嘩をしていた。
    【紺野由紀/こんの・ゆき】流平の学生のときの彼女。流平がIKA映画社に内定したとき失望して別れ話を切り出した。
    【彩子/さいこ】水樹彩子(みずき・さいこ)。ゴージャスな美女。さくらの友人。女優。映画研究会時代は監督経験もあり。愛車はBMW。「サイコ」とはまた意味深な名前で。
    【佐野/さの】十乗寺家の執事兼ボディーガード。流平は十乗寺家のオッドジョッブと思った。
    【執事】名前こそよく聞くが実際に出会ったものはあまりいないという希少な職種だがいるところにはいる。
    【収支】《殺人にだって収支という概念はあるだろうに》撃て!p.251
    【十乗寺家の屋敷】馬ノ背海岸の鳥ノ岬にある。重厚ではなく軽快で開放的。
    【十乗寺十一/じゅうじょうじ・じゅういち】さくらの父。十三の息子。十乗寺食品の社長。
    【十乗寺十三/じゅうじょうじ・じゅうぞう】七十歳、物心ついてから六十年、いまだ自分の名前がいいにくい。十乗寺食品の会長。かつて自らの屋敷を舞台にした拳銃乱射事件の謎を鵜飼に解決してもらった。
    【十乗寺道子】十一の妻。さくらの母。
    【白波荘】茂呂耕作が住んでいたボロアパート。もう維持管理する気もないようで建物を壊さなければかなり部屋の改造をしてもOK。ちなみにオーナーは二宮朱美。
    【白熊郡猪鹿村】烏賊川市に隣接する山村。人口一千七百人。畑作と酪農と林業。盆蔵山(ぼんくらやま)がシンボル。
    【真実】《そもそも掛け値なしの真実など世の中にそうはない。》撃て!p.94
    【鈴木のマー坊】荷台がちょっと大きめでわりとカッコいい車でした。昔はよく見かけてたけど。吉岡宗助の愛車。
    【スルメ】本名はサクラスルメオー。十乗寺さくらの飼い犬。ゴールデンレトリバー。
    【善通寺咲子/ぜんつうじ・さきこ】鵜飼の依頼人。春彦の妻。冷めたあと二回レンジでチンするとさらに美味しくなる料理をつくる。
    【善通寺春彦/ぜんつうじ・はるひこ】画家。咲子の夫。紳士っぽいが芸術家のオーラはいっさいない。父親の善彦(よしひこ)も画家でそちらは教科書にも載っている超メジャー。最近浮気がアヤシイ。
    【逮捕】犯人逮捕の基本、それは《形》だ!(撃て!p.10)
    【高梨孝太郎/たかなし・こうたろう】女が落ちてきた事件の目撃者。
    【高林】凄腕警部。今は現場からは離れているようだ。
    【田野上秀樹/たのうえ・ひでき】さくらの花婿候補のひとり。二十七歳。烏賊川市立大学経済学部教授で次期学長候補の田野上秀彦の三男。現在烏賊川市立大学経済学部講師。赤いフォルクスワーゲンに乗る。
    【探偵】《探偵は事件の渦中にいるうちは眠くならないんだ。》p.261
    【椿ビル】オンボロ雑居ビル。岩村敬一が暮らしていた。オーナーの老人はなかなか楽しい。
    【田園】豪徳寺真一の行きつけのバー。友人の田代俊之がマスター。
    【盗聴】《盗み聞きは変質者の趣味。盗聴は私立探偵のお仕事だ。》交換殺人p.61。盗聴器には盗聴特許許可局が認知すると丸Tマークが入るらしい。
    【遠山真里子/とおやま・まりこ】善通寺春彦の遠縁の娘。就職活動のため善通寺家に下宿している。関西弁。レギュラーの品揃えのため欲しい人材。車の車庫入れは苦手。善通寺春彦の浮気相手かもと夫人は考えている。鵜飼は彼女がアッケラカンと関西弁をしゃべるので浮気相手ではないと断じた。大雑把すぎる性格。
    【友子】佐野の妻。十乗寺家の料理はすべて彼女がまかなっている。
    【鳥ノ岬】馬ノ背海岸にある。鳥のように嘴状に突き出している部分がある。そこには十乗寺家の離れ(飛魚亭)が建っている。本当は屋敷を建てたかったらしいが嘴の強度の問題で不可能だった。
    【内出血密室】凶器によって即死や動けないわけでない場合被害者自身が密室を作ってしまうことということのようだ。
    【中谷SV8】昔の8ミリカメラ。さくらが買おうとしている。
    【中山章二/なかやま・しょうじ】四十一歳独身。金属パイプ等を加工する町工場経営者。腕はいい。酒癖はわるくあるときチンピラ二人を殴り倒したら被害届を出されてしまった。偶然、拳銃密造をしていた。
    【ニャーネルニャンダース】「招き寿司」の入り口に置かれている招き猫の人形。ほぼ人間サイズ。地元の子どもたちは「ニャーネルニャンダース」と呼ぶ。
    【猫】ミユキには漁師がエサをやっていた。教養猫は大学教養学部の喫茶室におり猫舌は壊れている。黎明猫は黎明ビルの近くに最近来た。ニャーネルニャンダースは招き寿司チェーンと豪徳寺さんちの玄関を飾っている。猫のお面の誰かは豪徳寺豊蔵を殺した。ミケ子は豪徳寺豊蔵の死体のあったビニールハウスにいた(かもしれない)。剣崎京四郎が暮らしている豪徳寺家の土蔵には招き猫がぎっしり。エルザは桂木がエサをやってるうちに豪徳寺家によく来るようになった。十年前矢島医院に怪我で死にかけた三毛猫が来て洋一郎が手当てして生き延び「マオ」と名付けられた。
    【恥】相手に恥をかかせるのは紳士のおこなうことではないらしい。流平はそれを「勝利の方程式」だと思っていたが。
    【原田】刺された女性をひきかけたがなんとか回避したものの女性はすぐ死んだので結果的に第一発見者になった銀行員。淡々と説明的に説明する。
    【ビニールハウス】豪徳寺さんちの庭にある蒲鉾型のビニールハウス。農家のものよりは小ぶりな感じだがけっこう大きい。頑丈な作りで少し揺すったくらいではびくともしない。すりガラスのように半透明なビニールが張られており中はほぼ見えない。特に何も栽培されていない。なんのために庭に建てたのだろう。よからぬことに使うのが目的? 殺人事件の被害者と思われる死体が二度発見された。単純なつくりなのでトリックには使いやすそう。
    【ひまわり荘】盆蔵山の別荘地にある水木彩子のセカンドハウス。山小屋ふう。
    【盆蔵山】奥床市にある山。環境がよく別荘地などがある。
    【本陣殺人事件】ATG製作の映画。ミステリ映画ブームの火付け役かとこの小説(密室の鍵貸します)では書いてあった。原作横溝正史。ぼく的にはけっこう好きです。
    【牧田裕二/まきた・ゆうじ】戸村流平の大学時代の友人。
    【升村光二郎/ますむら・こうじろう】さくらの花婿候補のひとり。二十六歳。居酒屋チェーン「升むら」を経営する升村家の次男。商才はあるが長男もそうなので立場は微妙。黄色いポルシェに乗る。
    【松金正蔵/まつかね・しょうぞう】→金蔵
    【招き寿司】豪徳寺豊蔵さんが創業し経営している回転寿司チェーン。
    【ミケ子】豪徳寺さんちの三毛猫。可愛げがなく大きい。脱走したミケ子をなぜ豊蔵さんは金に糸目もつけず探すのか。家族にもさわらせず猫部屋に「保管」していたようだし。その辺になにかありそうだとは思う。財宝の隠し場所がどっかに描かれてるとか。それはま、冗談ですけど。
    【三毛猫】この話(猫は何匹)には多くの三毛猫が登場する。招き猫も登場するが招き猫が三毛猫なのかどうかはよく知らない。三毛猫は遺伝子かなにかのせいで基本的にメスなのだとはよく知られていることだがオス三毛猫もまれに誕生するらしい。その場合の価値がどれくらいになるのかも知らないけど豪徳寺豊蔵さんが金に糸目をつけず探しているのはそのせいかもしれない?
    【水樹彩子/みずき・さいこ】→彩子
    【水沼/みずぬま】善通寺春彦が訪れた別荘の表札にそう書かれていた。
    【ミステリ作家】午前三時に散歩しているときあるものを見た。《なんだミステリ作家か。それじゃ深夜の散歩も無理ないな》猫p.114。そういや『深夜の散歩』という福永武彦、中村眞一郎、丸谷才一著のミステリエッセイ集を持ってます。
    【ミユキ】魚丸が三毛猫につけた名前。別れた女房の面影を見て。
    【茂呂耕作/もろ・こうさく】流平の映画学科地代の三年先輩。二十五歳。ボロアパート「白波荘」で暮らしている。改築ほぼ自由なので茂呂は一室を完全防音に改造しホームシアターとして使うためにあえてこのアパートで暮らしている。聴く音楽はエアロスミスか藤あや子。志木刑事の高校時代の友人。
    【矢島達也】洋一郎の息子。父の死んだ十年後、三十一歳のときには豪徳寺家の主治医になっている。豪徳寺真紀に気があるようにも見える。傷を見たら縫いたくなる。
    【矢島弓子/やじま・ゆみこ】洋一郎の妻。車椅子を使っているいう設定にわざわざしてるってことは視点の低さになにかあるのかもしれない?
    【矢島洋一郎/やじま・よういちろう】開業医。豪徳寺家の主治医。十年前豪徳寺家のビニールハウスで腹部を刺されて殺された。死亡時四十八歳。妻の弓子と二人暮らし。息子の達也は某有名大学の医学部の学生で東京暮らしだったが、十年後には豪徳寺家の主治医になっている。
    【安木理絵/やすき・りえ】豪徳寺豊蔵が殺された夜恋人とともに招き猫を目撃した一人。どうやら画像として記憶を保持できる能力を持っているようだ。
    【山村良二/やまむら・りょうじ】剣崎京四郎の麻雀仲間。
    【吉岡宗助/よしおか・そうすけ】椿ビルに暮らすプロのカメラマン。岩村敬一の呑み友だち。愛車は鈴木のマー坊。
    【黎明猫(仮称)】黎明ビルの近くにいる三毛猫。名前は特にないが体形からデブと呼ばれたことあり。
    【ルノー・ルーテシア】鵜飼の愛車で精一杯の見栄。《見かけは国産のハッチバックと大して変わらないのだが、その実、価格も装備もやはり国産と大して変わらないという、すこぶる個性的なフランス車である。》撃て!p.59
    【連続殺人】《実際、連続殺人を描くミステリに人間ドラマが本当に必要なのだろうか、という疑問は以前から流平のなかにあった。》密室の鍵p.67

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    2022年11月19日
  • うまたん ウマ探偵ルイスの大穴推理

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    ウマのルイスが突然喋り出し…
    牧場の娘、女子高生の通称マキバ子ちゃんと、名探偵ルイス(ウマ)がど田舎の町で起こる事件を解決していくストーリーです。

    軽快なしゃべりのテンポと、関西弁のウマとの掛け合いが面白く楽しく読めました。

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    2022年11月13日
  • 謎解きはディナーのあとで 2

    Posted by ブクログ

    令嬢刑事と毒舌執事コンビが殺人事件を解決していく。5話の短編集で、2人の掛け合いが面白い。執事影山が宝生麗子刑事の事件の概要を聞いて、事件の真相を推理するが、トリックは意外に捻っている。読後感はライトノベル。

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    2022年11月03日
  • 密室に向かって撃て!

    Posted by ブクログ

    ★犯人逮捕の基本、それは《形》だ!(p.10)

    ■感想■
    ・東川篤哉さんの作風にかなり馴染んできて読書の楽しみを存分に得られます。
    ・ギャグってのは最も難しい技術のひとつなんでそれをミステリと同居させられるってのは豪腕やなあと思います。

    ■内容■
    ・今回は一丁の拳銃が主役、だそうです。あの二人組刑事のミスで誰かに持ち去られた改造拳銃。
    ・馬ノ背海岸でホームレスが射殺された。
    ・馬ノ背海岸で流平がさくら&十乗寺十三と出会う。
    ・鵜飼が二宮朱美と再会。
    ・さくらの花婿候補のひとりが断崖にある飛魚亭で殺された。

    ■一行目■
     関東某県に存在するとかしないとか、あるいはかつてそんな街もあったとかいわれている烏賊川市のことを、読者の皆さんはご記憶のことだろう。

    ■設定■

     基本的にはおかしなキャラクタたちのおかしなセリフや行動(と地の文)をおもしろがるギャグ小説だがちゃんとミステリしておりしっちゃかめっちゃかにはならないので安心して心地よく楽しめる。著者は楽しそうでないシーンは省略する方針のようでストレスもあまりない。読書の楽しみを得やすい作品。

    ■キーワード■

    【烏賊川市】千葉の東、神奈川の西にあるそうだ。異次元? かつては年に数回海面が盛り上がるほど烏賊がやってきていて烏賊御殿とかあったようだ。烏賊の運搬に使っていた川が現在一級河川の烏賊川だった。探偵鵜飼杜夫やビルオーナー二宮朱美や探偵助手戸村流平たちがいる。烏賊川市警察の砂川警部は日々クラゲを眺めて天気予報をしているくらいヒマ。映画館は一軒もない。大学には映画学科がある。《大したことない事件には事欠かないのが烏賊川市なのである。》撃て!p.26

    【鵜飼杜夫/うかい・もりお】探偵。中肉中背で目立たない顔。ルノー・ルーテシアに乗る。なんか似合わないイメージ。金がないくせに仕事を選り好みする。タウンページに記載されているキャッチコピーは「Welcome trouble」。《なんだ、刑事さんか。ちぇ、敬語で話して損したな》密室の鍵p.160。「猫は」では報酬の金額に逆らえず(朱美に逆らえず)豪徳寺さんちの三毛猫探しに乗り出すことになった。ちなみに猫に好かれやすいタイプのようだ。《まあ、この探偵の行動は、どれをとってもあまり理解しやすいものではない。》猫p.368

    【二宮朱美/にのみや・あけみ】黎明ビルの若きオーナー。修羅場をくぐった根っからの大家。四階に住む。客観的に美女。愛車はベンツ。家賃滞納しがちな鵜飼は朱美に頭が上がらない。嫌味はちょっと言ったりするが。意外なことに鵜飼とは互いに憎からず思っているフシがある(「猫は」あたりでは)。戦闘能力は高い。「密室の鍵」では白波荘のオーナーだった(白波荘は後になくなった)。まだ鵜飼たちと知り合いではなく故障中のオートバイの整備(破壊?)にせいをだしていた。《ただいじり回しているのが楽しいからいいの。》密室の鍵p.151。同アパートの住人茂呂とも知り合いだった。死体を見ていちおう悲鳴を上げた。

    【黎明ビル】二宮朱美がオーナーで彼女自身四階に住んでいる。鵜飼杜夫の探偵事務所が三階にある。歓楽街の外れにある。

    【戸村流平/とむら・りゅうへい】鵜飼杜夫探偵事務所の探偵助手(弟子)。また、鵜飼は流平の姉の元夫らしいので元義兄(赤の他人ともいう)。事務所のキャッチコピー「Welcome trouble」は流平が考えた。烏賊川市大映画学科中退。かつてホームシアターを舞台にした密室殺人事件に巻き込まれ鵜飼に救われ弟子になった。ミステリ映画は好きだが原作は読まない。両親は夢を諦めさせるために大学に入れたようだ。しかし探偵助手にもなってほしくはなかっただろう。烏賊川市でもっともアロハシャツが似合う男かもしれない。虎キチ。酔っぱらうと何を言い出すかわからない恐ろしい男。

    【烏賊川市署】砂川や志木がヒマをもてあましている。

    【砂川/すながわ】烏賊川市署の自称エースで警部。素直ではなく右を向けと言えば左を向く扱いにくい性格。アホっぽいがたまにシャープなところも見せる。特技は運河を流れるクラゲを見て天気予報できること。ミステリ好きだが探偵は嫌い。《モテる男にはとりあえず反感を覚えるのが砂川警部の特徴的なメンタリティーであることを、志木はよく理解していた。》密室の鍵p.162。「猫」の十年前は刑事。彼が高林警部にしたアドバイスのせいで? 事件は迷宮入りした。

    【志木/しき】刑事。烏賊川市署の自称ホープ。同乗すると命を大事にしたくなるような運転技術の持ち主。昔はワルでブイブイ言わせてた。どんな罪状であれ、犯人逮捕に喜びを感じる。《僕は、拳銃を撃ちたくて撃ちたくてたまらない、どこにでもいる目立たない普通の刑事です。》撃て!p.239

    ▼烏賊川市についての枝葉末節(適当にメモしてっただけですが、後から見てみると結果的にネタバレなってたかも)

    【IKA映画社】教育映画をつくる地味~な映画制作会社。地元のテレビ局の系列会社。茂呂耕作が勤めている。ほぼブラック。
    【烏賊川市】舞台どうやらシリーズになってるようですね。「猫は何匹」から読みはじめてしまいました。
    【烏賊川斎場】収容人数の多いところが取り柄。要人が死んだときはここを使う。
    【烏賊川大学】若者の減少に危機感を抱いた市長ががんばって設立した。理系学部はない。まあ、そこそこの大学。最近では映画学科が注目されている。烏賊川市には映画館はないが。
    【依頼人】《一説によると、探偵というものは、依頼人を殺されてはじめて半人前なのだそうだ。》猫p.175
    【岩村敬一/いわむら・けいいち】通称なんでも屋の岩村。
    【馬ノ背海岸】烏賊川市の外れにある複雑な海岸線の一帯で観光地化の話もあったが地形が険しすぎてボツ。
    【魚丸武司/うおまる・たけし】漁師。
    【エルザ】野良猫だったが桂木がエサをやったりしているうちに豪徳寺家によく来るようになった。三毛猫だが小柄でミケ子とは似ても似つかない。
    【外注】《無闇な外注は自殺行為! よーく覚えておきなさい》撃て!p.110
    【桂木】豪徳寺家の使用人。執事であり、料理人であり、庭師でもある便利な男。達磨さんのような丸っこい身体。
    【加藤信夫/かとう・のぶお】交番勤務の警察官。
    【河内龍太郎】映画監督。「殺戮の館」「戦慄の島」「復讐の村」などB級の巨匠。この著者の他の話でも名前を見かけたことがある。特に「殺戮の館」の題名はよく出てくるかも。映画好きとしてはイヤな予感はしつつ怖いもの見たさの一本。
    【神崎隆二/かんざき・りゅうじ】さくらの花婿候補のひとり。二十五歳。市会議員神崎隆太郎の次男でコネにより現在烏賊川信用金庫勤務。フォードに乗っている。右手の甲に烏賊川市の地図に似た古傷(火傷のあと?)がある。鳥ノ岬の飛魚亭で射殺された。
    【教養猫】烏賊川市大教養部の喫茶室の周辺で暮らす数匹の猫のこと。
    【キンゾー/金蔵】松金正蔵。通称「金蔵」。鵜飼の知り合いのホームレス。鵜飼を「兄貴」と呼ぶ。烏賊川の西幸橋の下の段ボールハウスで暮らしている。何の誇張もなく頭がいいらしい。拳銃で撃たれ死亡。
    【桑田一樹/くわた・かずき】流平の同級生で映画好き。ビデオ屋「アトム」でバイトしている。「殺戮の館」は駄作だと言う。紺野由紀の最後の恋人。
    【剣崎京史郎/けんざき・きょうしろう】豪徳寺家の居候。招き猫狂。暮らしている土蔵の中には招き猫がぎっしり。異常によくしゃべるが会話という言葉のキャッチボールはほぼできない。
    【豪徳寺真一】豊蔵の長男。前の妻との間にできた子ども。二十八歳。
    【豪徳寺豊蔵/ごうとくじ・とよぞう】回転寿司チェーン「招き寿司」の創業社長。無類の猫好き(というより招き猫狂)で自宅の玄関に人間サイズの招き猫が二体置いてある。経営する回転寿司店にもある。豪徳寺さんやもんね。養子なのでもしかして豪徳寺という名前が欲しくて昌代と結婚した? また自宅にビニールハウスがある。いかつい顔に紳士らしい服装と物腰。十条寺十三の知人。自宅のビニールハウスで殺人事件があった十年後鵜飼に猫探しを依頼してきた。その後ビニールハウスで死体となって発見された。
    【豪徳寺真紀/まき】豊蔵の娘。十九歳の美人女子大生。豪徳寺豊蔵の殺された夜ビニールハウスに呼び出されうかつにも誘いに乗って捕まり豊蔵殺害現場を見てしまった。と証言している。
    【豪徳寺昌代】豊蔵の奥さん。三十代に見えるが四十三歳。
    【豪徳寺美樹夫/みきお】豊蔵の次男。二十二歳。映画好きで矢島達也とときどき映画鑑賞会をやってる。
    【紺野由紀/こんの・ゆき】流平の学生のときの彼女。流平がIKA映画社に内定したとき失望して別れ話を切り出した。
    【さくら】お嬢さま。高校生くらいに見えるが二十歳。ちょっと天然系のふしぎなタイプ。三人の花婿候補を持つ。なぜか流平に惚れる。《このお嬢様は冗談をいうタイプではない。存在そのものが冗談みたいな――》撃て!p.275。『現代用語の基礎知識・最新版』や『烏賊川市近郊職業別電話帳』やフランスパンを武器に使う。
    【佐野/さの】十乗寺家の執事兼ボディーガード。流平は十乗寺家のオッドジョッブと思った。
    【執事】名前こそよく聞くが実際に出会ったものはあまりいないという希少な職種だがいるところにはいる。
    【収支】《殺人にだって収支という概念はあるだろうに》撃て!p.251
    【十乗寺家の屋敷】馬ノ背海岸の鳥ノ岬にある。重厚ではなく軽快で開放的。
    【十乗寺さくら】→さくら
    【十乗寺十一/じゅうじょうじ・じゅういち】さくらの父。十三の息子。十乗寺食品の社長。
    【十乗寺十三/じゅうじょうじ・じゅうぞう】七十歳、物心ついてから六十年、いまだ自分の名前がいいにくい。十乗寺食品の会長。かつて自らの屋敷を舞台にした拳銃乱射事件の謎を鵜飼に解決してもらった。
    【十乗寺道子】十一の妻。さくらの母。
    【白波荘】茂呂耕作が住んでいたボロアパート。もう維持管理する気もないようで建物を壊さなければかなり部屋の改造をしてもOK。ちなみにオーナーは二宮朱美。
    【真実】《そもそも掛け値なしの真実など世の中にそうはない。》撃て!p.94
    【鈴木のマー坊】荷台がちょっと大きめでわりとカッコいい車でした。昔はよく見かけてたけど。吉岡宗助の愛車。
    【スルメ】本名はサクラスルメオー。十乗寺さくらの飼い犬。ゴールデンレトリバー。
    【逮捕】犯人逮捕の基本、それは《形》だ!(撃て!p.10)
    【高梨孝太郎/たかなし・こうたろう】女が落ちてきた事件の目撃者。
    【高林】凄腕警部。今は現場からは離れているようだ。
    【田野上秀樹/たのうえ・ひでき】さくらの花婿候補のひとり。二十七歳。烏賊川市立大学経済学部教授で次期学長候補の田野上秀彦の三男。現在烏賊川市立大学経済学部講師。赤いフォルクスワーゲンに乗る。
    【椿ビル】オンボロ雑居ビル。岩村敬一が暮らしていた。オーナーの老人はなかなか楽しい。
    【田園】豪徳寺真一の行きつけのバー。友人の田代俊之がマスター。
    【友子】佐野の妻。十乗寺家の料理はすべて彼女がまかなっている。
    【鳥ノ岬】馬ノ背海岸にある。鳥のように嘴状に突き出している部分がある。そこには十乗寺家の離れ(飛魚亭)が建っている。本当は屋敷を建てたかったらしいが嘴の強度の問題で不可能だった。
    【内出血密室】凶器によって即死や動けないわけでない場合被害者自身が密室を作ってしまうことということのようだ。
    【中山章二/なかやま・しょうじ】四十一歳独身。金属パイプ等を加工する町工場経営者。腕はいい。酒癖はわるくあるときチンピラ二人を殴り倒したら被害届を出されてしまった。偶然、拳銃密造をしていた。
    【ニャーネルニャンダース】「招き寿司」の入り口に置かれている招き猫の人形。ほぼ人間サイズ。地元の子どもたちは「ニャーネルニャンダース」と呼ぶ。
    【猫】ミユキには漁師がエサをやっていた。教養猫は大学教養学部の喫茶室におり猫舌は壊れている。黎明猫は黎明ビルの近くに最近来た。ニャーネルニャンダースは招き寿司チェーンと豪徳寺さんちの玄関を飾っている。猫のお面の誰かは豪徳寺豊蔵を殺した。ミケ子は豪徳寺豊蔵の死体のあったビニールハウスにいた(かもしれない)。剣崎京四郎が暮らしている豪徳寺家の土蔵には招き猫がぎっしり。エルザは桂木がエサをやってるうちに豪徳寺家によく来るようになった。十年前矢島医院に怪我で死にかけた三毛猫が来て洋一郎が手当てして生き延び「マオ」と名付けられた。
    【恥】相手に恥をかかせるのは紳士のおこなうことではないらしい。流平はそれを「勝利の方程式」だと思っていたが。
    【ビニールハウス】豪徳寺さんちの庭にある蒲鉾型のビニールハウス。農家のものよりは小ぶりな感じだがけっこう大きい。頑丈な作りで少し揺すったくらいではびくともしない。すりガラスのように半透明なビニールが張られており中はほぼ見えない。特に何も栽培されていない。なんのために庭に建てたのだろう。よからぬことに使うのが目的? 殺人事件の被害者と思われる死体が二度発見された。単純なつくりなのでトリックには使いやすそう。
    【本陣殺人事件】ATG製作の映画。ミステリ映画ブームの火付け役かとこの小説(密室の鍵貸します)では書いてあった。原作横溝正史。ぼく的にはけっこう好きです。
    【牧田裕二/まきた・ゆうじ】戸村流平の大学時代の友人。
    【升村光二郎/ますむら・こうじろう】さくらの花婿候補のひとり。二十六歳。居酒屋チェーン「升むら」を経営する升村家の次男。商才はあるが長男もそうなので立場は微妙。黄色いポルシェに乗る。
    【松金正蔵/まつかね・しょうぞう】→金蔵
    【招き寿司】豪徳寺豊蔵さんが創業し経営している回転寿司チェーン。
    【ミケ子】豪徳寺さんちの三毛猫。可愛げがなく大きい。脱走したミケ子をなぜ豊蔵さんは金に糸目もつけず探すのか。家族にもさわらせず猫部屋に「保管」していたようだし。その辺になにかありそうだとは思う。財宝の隠し場所がどっかに描かれてるとか。それはま、冗談ですけど。
    【三毛猫】この話(猫は何匹)には多くの三毛猫が登場する。招き猫も登場するが招き猫が三毛猫なのかどうかはよく知らない。三毛猫は遺伝子かなにかのせいで基本的にメスなのだとはよく知られていることだがオス三毛猫もまれに誕生するらしい。その場合の価値がどれくらいになるのかも知らないけど豪徳寺豊蔵さんが金に糸目をつけず探しているのはそのせいかもしれない?
    【ミステリ作家】午前三時に散歩しているときあるものを見た。《なんだミステリ作家か。それじゃ深夜の散歩も無理ないな》猫p.114。そういや『深夜の散歩』という福永武彦、中村眞一郎、丸谷才一著のミステリエッセイ集を持ってます。
    【ミユキ】魚丸が三毛猫につけた名前。別れた女房の面影を見て。
    【茂呂耕作/もろ・こうさく】流平の映画学科地代の三年先輩。二十五歳。ボロアパート「白波荘」で暮らしている。改築ほぼ自由なので茂呂は一室を完全防音に改造しホームシアターとして使うためにあえてこのアパートで暮らしている。聴く音楽はエアロスミスか藤あや子。志木刑事の高校時代の友人。
    【矢島達也】洋一郎の息子。父の死んだ十年後、三十一歳のときには豪徳寺家の主治医になっている。豪徳寺真紀に気があるようにも見える。傷を見たら縫いたくなる。
    【矢島弓子/やじま・ゆみこ】洋一郎の妻。車椅子を使っているいう設定にわざわざしてるってことは視点の低さになにかあるのかもしれない?
    【矢島洋一郎/やじま・よういちろう】開業医。豪徳寺家の主治医。十年前豪徳寺家のビニールハウスで腹部を刺されて殺された。死亡時四十八歳。妻の弓子と二人暮らし。息子の達也は某有名大学の医学部の学生で東京暮らしだったが、十年後には豪徳寺家の主治医になっている。
    【安木理絵/やすき・りえ】豪徳寺豊蔵が殺された夜恋人とともに招き猫を目撃した一人。どうやら画像として記憶を保持できる能力を持っているようだ。
    【山村良二/やまむら・りょうじ】剣崎京四郎の麻雀仲間。
    【吉岡宗助/よしおか・そうすけ】椿ビルに暮らすプロのカメラマン。岩村敬一の呑み友だち。愛車は鈴木のマー坊。
    【黎明猫(仮称)】黎明ビルの近くにいる三毛猫。名前は特にないが体形からデブと呼ばれたことあり。
    【ルノー・ルーテシア】鵜飼の愛車で精一杯の見栄。《見かけは国産のハッチバックと大して変わらないのだが、その実、価格も装備もやはり国産と大して変わらないという、すこぶる個性的なフランス車である。》撃て!p.59
    【連続殺人】《実際、連続殺人を描くミステリに人間ドラマが本当に必要なのだろうか、という疑問は以前から流平のなかにあった。》密室の鍵p.67

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    2022年10月29日
  • うまたん ウマ探偵ルイスの大穴推理

    Posted by ブクログ

    ホームズが馬・ワトソンが女子高生。身近な事件から殺人事件までを見事に推理して解決していくユーモアミステリー。一頭と一人の立ち位置がおかしなことを除けば、内容は正統派のミステリーで楽しませていただきました。

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    2022年10月25日
  • 密室の鍵貸します

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初は面白く読みはじめたが、視点が誰なのか、描かれ方に慣れず、最後の方は疲れてしまった。
    主人公目線の方が自分には合っているのか、、、。
    最初から先輩が妙に時間を口にするので怪しいとは思ったが、動機がそこにあるとは思わなかった、、、。

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    2022年10月09日
  • 自薦 THE どんでん返し

    Posted by ブクログ

    綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉『自薦 THE どんでん返し』双葉文庫。

    6人の作家による6編収録のミステリー・アンソロジー。このアンソロジーが刊行された時に6人の作家のうち貫井徳郎以外の5人は余り読まない作家だったので、敢えて購入しなかったということを覚えている。古本屋の100円本ならと手に取ってみた。

    綾辻行人、有栖川有栖、法月綸太郎の短編がまあまあ面白かった。

    綾辻行人『再生』。ホラー短編。微かに記憶があると思ったら『眼球綺譚』に収録されていた1編。首の無い状態で揺り椅子に座る若い女性を目の前にして、ひたすらあることが起きるのを待ち続ける主人公。そういうどんでん返しだったか。綾辻行人は大昔に何冊か読んでいる。★★★★

    有栖川有栖『書く機械』。ベストセラーを目指せと編集長に発破を掛けられた新人作家は嫌々ながらも短期間での執筆に同意するが、次第に『書く機械』に魅了され、自ら進んで『書く機械』へと変貌してしまう。どんでん返し的な展開は弱い。有名な作家だが、有栖川有栖という奇妙なふざけたような筆名に読む気にならなかった作家。★★★★

    西澤保彦『アリバイ・ジ・アンビバレンス』。西澤保彦も何冊か読んでいる。明確なアリバイがあるにも関わらず殺人を自供する女子高生。その理由に終始するストーリーには面白味は無い。★★

    貫井徳郎『蝶番の問題』。貫井徳郎はかなり読んでいる。貸別荘で発見された五つの死体。全員死亡しているため、誰が犯人で誰が被害者なのか不明。ノートパソコンの中に残された手記から犯人を特定しようとするが……今一つの捻りかな。★★★

    法月綸太郎『カニバリズム小論』。法月綸太郎は何冊か読んでいるが、好みではない。著者が実名で小説の中に登場することにどうしても拒否反応を示してしまうのだ。物語の主人公が猟奇殺人の動機を解明すべく、法月綸太郎に頼る。大どんでん返しはラストの1行。★★★★

    東川篤哉『藤枝邸の完全なる密室』。東川篤哉は読んだことが無い。独身の資産家の遺産を独り占め指しようと甥が完全犯罪を目論むが……どんでん返しは何処だ。★★

    本体価格583円(古本100円)
    ★★★

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    2022年09月30日