東川篤哉のレビュー一覧

  • 探偵さえいなければ

    Posted by ブクログ

    烏賊川市シリーズ。
    相変わらずゆるい…。
    いくら小説でもこれはないわーと思いつつ、烏賊川市だからありか、と納得。
    『ゆるキャラはなぜ殺される』の犯人、解説読んで初めて気付いた。ゆるさに慣れて、読んでた時には気付かなかったよ…。恐るべし烏賊川市ワールド。
    ユーモアの中にもブラックあり、軽く読めるミステリーとして楽しめた。

    0
    2020年09月26日
  • 中途半端な密室

    Posted by ブクログ

    解説にて、東川さんは安楽椅子探偵のユニークなミステリーが得意と、ありましたが。

    まさに。そのとーり。笑笑

    そうかこういうタッチのミステリーのことをユーモアミステリというのか!?まさにこの方はそんな小説ばかり!

    今回も、トランプを一枚一枚引いていくうちに真相に近づく答えを探るようなそんなミステリで、読みやすく面白かった!!!!

    この手持ち札でなんで犯人わかったんだろー?

    と、思わせてくれたうえで種明かし!

    そっち!?!?とか、
    そこかぁー!!それが違った!?
    あーーーーいいところまでわかったのに。

    そんな頭の体操になる一冊です!笑笑

    0
    2020年09月12日
  • 私の嫌いな探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ中、抜けていた2冊の内の一冊。随分昔に読んでいたシリーズなので設定やらなにやら忘れてしまっていたが、このシリーズに関してはそれは問題ない。
    トリックは大抵序盤で予想がつくものの、軽快な展開なので気にならない。面白く、楽しく読めた。

    0
    2020年08月25日
  • 探偵さえいなければ

    Posted by ブクログ

    烏賊川市シリーズ第8弾。
    5つの短編集で、その内3つが犯人視点の話です。
    今作もいつも通りゆる~い話ばかりで、くすっとしたり、おおお……と思ったり。
    博士とロボットの話がコミカルなのにどこか寂しさも感じて、一番印象に残りました。

    0
    2020年08月16日
  • 密室に向かって撃て!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    烏賊川市シリーズ。
    1作目の次に3作目を読んでしまい、戻って2作目です。

    砕けたノリながらミステリとしての骨格がしっかりしてるところがこの作家さんの良さだと思ってるけど、前後作と比較して本作品はイマイチでした。
    もちろんしっかりした作品ではあったけど。

    多分、犯人当てじゃなくて密室トリック当てを試みた作品で、状況からして犯人は早い段階で何となく佐野だと分かる。
    トリックは、分からなかったけど、分かったところで特に驚きがなかった。分からなかったけど。

    あと、今回は警部が最後まで後手後手だったのが個人的に残念だった。
    警察もなかなか冴えてるところが本シリーズの魅力だと思ってるので。

    結局、

    0
    2020年08月15日
  • 殺意は必ず三度ある

    Posted by ブクログ

    鯉ヶ窪学園探偵部シリーズの第二弾。
    ミスリードにすっかりハマり、終盤の怒涛のネタ明かしはなかなか面白かったです!
    ただいかんせん野球のことを全く知らないもので、イマイチ上手くイメージができない部分もありました。。
    野球好きならもっと楽しめたと思います。

    0
    2020年07月24日
  • 中途半端な密室

    Posted by ブクログ

    デビュー作である『中途半端な密室』を含め、計五編の初期短編集。

    ミステリーとしての面白さをどこに求めるかは人それぞれだと思うが、「そんなバカな」と「なるほど」とのパランスを上手く取った作品集だと思う。
    安楽椅子探偵物になるので、これが間違いなく真実かどうかは分からないものもあるが、一応の納得ができる。
    また東川さんらしい軽妙でトボけた会話も楽しめる。
    二話目以降の敏ちゃんミキオコンビシリーズは何故岡山弁?と思ったら、東川さんは大学時代を岡山で過ごされたようで、その影響か。岡山弁の柔らかさも軽妙さを後押ししていて良い。

    『中途半端な密室』
    四方を金網で囲まれ、出入り口は一箇所しかない一面のみ

    0
    2020年07月13日
  • 謎解きはディナーのあとで 3

    Posted by ブクログ

    前二作よりも面白く感じた!
    疲れている時はこういう頭を使わないで読めるクスッとしちゃうような本が沁みる。

    0
    2020年04月07日
  • 中途半端な密室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初期の頃の作品ってことで、ユーモアは成長途中といったところ。むしろ王道のミステリーっぽい(笑)

    ただ視点は相変わらず独特でそれだけでも十分価値がある。

    0
    2020年03月23日
  • 謎解きはディナーのあとで 2

    Posted by ブクログ

    パーティーの話は圧倒的にドラマの方が好きだった。
    麗子と影山と風祭警部のやりとりがやっぱり面白くて好き!

    0
    2020年03月08日
  • 探偵さえいなければ

    Posted by ブクログ

    烏賊川市シリーズ短編集。今作も今までのシリーズのようにギャグとユーモアあふれるミステリ短編集となっている。ちょっと鵜飼さん成分少な目だったのが残念。その代わり朱美さんや志木刑事が探偵役となった話もあったのでそこらへんで十分お釣りがくるかな。しかし「とある密室の始まりと終わり」の流平くんが受けた仕打ちはどう考えても後々トラウマになると思うんだが…。

    0
    2020年02月26日
  • 密室に向かって撃て!

    Posted by ブクログ

    架空の地方都市、烏賊川市(いかがわし)を舞台とした、シリーズの二作目です。

    前作よりもやや地味な印象かもしれませんが、その分本格的な謎解きが堪能出来ます。
    作品としてのまとまりも、こちらの方が良いのではないでしょうか。

    また、それぞれのキャラクターの個性も確立され、コミカルなやりとりの楽しさも、パワーアップされているように感じました。

    謎解きとユーモアのバランスも良く、シリーズ三作目も読むのが楽しみですし、他の作品も読んでみたくなります。

    なので、解説で書かれていた「続けて読むうちに癖になるタイプの作家」という言葉にも、素直に納得しました。

    0
    2020年02月15日
  • 謎解きはディナーのあとで 2

    Posted by ブクログ

    謎解きはディナーのあとでの第二弾。今作は前作よりもどの話も全般的に趣向が凝っているように感じられ謎解きも難しくなっているように思えた。それに比例するかのように影山の毒舌もバリエーション豊か。ユーモアやギャグも前作より増していて前より好きになった。気に入った話は「アリバイをご所望でございますか」かな。

    0
    2020年02月07日
  • 謎解きはディナーのあとで ベスト版

    Posted by ブクログ

    今までに3巻出ているシリーズの中から著者が自選した3作(それぞれの巻から1作づつ)に、書き下ろしの1作を加えたベスト版。
    既読作もあったが、流石に自らが選んだだけあって旧作の3作どれもミステリ度が高めで面白かった。書き下ろしも有りがちなトリックが一工夫されていて3作に引けを取らなかったし、シリーズが新展開される様な終わり方が意味深で良かった。著者にとっても、このシリーズは格別の愛着があるのだろうなあ。

    0
    2020年01月17日
  • 謎解きはディナーのあとで ベスト版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    懐かしい、このテンション。
    ベスト版ということで、1〜3からそれぞれ一編ずつ自選で入ってますが、3の内容をお恥ずかしながらすっかり忘れていたので、新鮮な気分で読めました。
    微熱で勝ち負け決められてもねという。
    トリックもぶっ飛んでいて楽しいですけど(安心してください、ちゃんとミステリです)キャラの掛け合いがコントのようで楽しいんですよね。
    書き下ろし新作は毒殺ネタ。
    いつ毒を入れたのか推理するのが面白い一作。
    これはまたトリック(?)がユニークな展開でした。
    お嬢様の目の節穴っぷりは顕在だったのに懐かしさと、どこかほっとした安堵感を覚えつつ(多少は成長していたけれど詰めが甘い)
    犯人、なかなか

    0
    2019年12月14日
  • かがやき荘西荻探偵局(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    連作短編集。今作はユーモアはあるけどはっきりとしたギャグは少なめかな?最初はアラサートリオに全然感情移入できなくて「いまいちキャラが好きになれないなぁ…」って感じだったんだけど最後まで読むと地味に親近感を覚え始める。たぶん続きを読んだ時にはこのアラサートリオの事を好きになるんだろうなぁ。トリックは相変わらずありえるようなありえないようなギリギリの線を狙っていくスタイル。一番好きな話は洗濯機が深夜に誰かに勝手に回されるところから事件が始まる「洗濯機は深夜に回る」かな。

    0
    2019年12月08日
  • 純喫茶「一服堂」の四季

    Posted by ブクログ

    東川作品はこれがはじめてなので、他の著作との比較ができないのですが、どちらかといえばライトなものなんですかね。短編同士のつながりはなく(登場人物はつながっていますが)、人間関係やトリック自体も複雑なものではないのであっさりと読むことができました。
    ただ、文字通りの安楽椅子探偵であること、また4つの事件はトリックこそなるほどと思わせるものではあるものの、犯罪にいたる動機や人の想い、あるいは事件に関係する人たちの人生的な背景、いってみれば”業”ですかね、そういったものは特に描写の対象にはなっておらず、ちょっと物足りないなと思いました。
    単純に読みながらトリックはどうなっているんだろう、と考えるだけ

    0
    2019年11月28日
  • 謎解きはディナーのあとで 風祭警部の事件簿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    旅のお供として。これはスピンオフってことかな。スペシャルドラマのノベライズだそうだ。東川篤哉が結局好きじゃないからな。まぁかるーく読む本だ。風祭は全然好きになれないけど、彼を愛する人もいるんだな。風祭には母はいないのか。光川はメイドというか、乳母だ。

    0
    2019年11月10日
  • はやく名探偵になりたい

    Posted by ブクログ

    烏賊川市シリーズの初短編集。今作もゆるーく、かつユーモアあふれるいつもの東川篤哉ワールドで話は進む。現実にありえないような、でももしかしたらありえるかもしれない…!?のギリギリの線を狙っていく感じは変わらず好み。個人的に一番気に入ったのは「藤枝邸の完全なる密室」かな。

    0
    2019年10月16日
  • 探偵部への挑戦状 放課後はミステリーとともに2

    Posted by ブクログ

    霧ヶ峰涼を主人公とする前作「放課後はミステリーとともに」の続編。短編集。相も変わらずな東川篤哉ワールド全開な作品。どの話もゆるーく読めてクスッと笑えてそれでいてミステリ要素は結構ありあり。好きなのは「渡り廊下の怪人」「映画部の密室」かな。現実的な想像をすると両者とも面白い。

    0
    2019年10月05日