あらすじ
お嬢様の単純さは、幼稚園児レベルかと――
国立署に勤めるお嬢様刑事・宝生麗子と、彼女に仕える執事の影山が難事件に挑む、大人気の国民的ユーモア・ミステリ第二弾。
立川駅近くの雑居ビルで殺害された30代半ばの女性。七年間交際していた二枚目の男は、最近、重役の娘と付き合い始め、被害者に別れを切り出したのだという。しかし、唯一最大の容疑者であるその元恋人には完璧なアリバイがあって――。困り切った麗子は、影山に<アリバイ崩し>を要求する。(「アリバイをご所望でございますか」)
廃工場の二階を改装したおしゃれな部屋で、若い女性の死体が発見される。バスルームで死んでいた彼女は、全裸で湯船に浸かっていた。そして、クローゼットからはなぜか被害者の集めていた帽子が忽然と消えていて――。(「殺しの際は帽子をお忘れなく」)
その他、「殺意のパーティにようこそ」「聖なる夜に密室はいかが」「髪は殺人犯の命でございます」「完全な密室などございません」の計6編。
巻末には書き下ろしショートショート「忠犬バトラーの推理?」収録!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1巻に続きとても面白い作品でした!
いつも事件の解決を見る前にどうやってこの事件が行われたのだろうと考えるけど、いつも驚きに包まれてしまいます
このあとの話も早く見ていきたいと思います!
Posted by ブクログ
2013年購入
*
1では影山が執事になって1ヶ月くらいだったけど、2は影山と麗子の関係性が長くなったのがわかる。暴言レベルがひどくなってるのがほんとに面白い。
Posted by ブクログ
前作が面白かったからすぐ2作目を読んだけど、続けて読むにはけっこうしんどいな笑
毎度展開は同じだしくだらないやり取りも同じなので飽きるのよね。
3作目は時間空けてから読もう……
Posted by ブクログ
謎解きはディナーの後で2
面白かったです。コミカルでついつい笑ちゃうし、暗すぎないのが良いですよねー。
重い話も好きですが合間に明るいミステリーは疲れなくて良い刺激になりますねー。
Posted by ブクログ
各話の流れがパターン化しているので、安心して気軽に読める。印象的なのは『殺しの際は帽子をお忘れなく』と『完全な密室などございません』。帽子だけで1話成立させているのと密室の謎の荒唐無稽さが笑えた。初読時は軽すぎてちょっと…と思っていたが、サザエさんのような安心感が心地良い。サンタバイトの影山を想像すると可愛らしい。
Posted by ブクログ
推理小説は自然科学と類似していると思わせてくれた。推理において完璧な材料がなくても、そのなかで、最も尤もらしい答えを出すからだ。
風祭警部と部下の宝生麗子が繰り出す寸劇を、麗子の部下の影山が調理するのは見事。金田一少年や名探偵コナンのように、犯人はあなただと名指すこともないのが小気味いい。自然科学ではある仮定を持ったとき、合理的に考えて、その場しのぎの解決策を出している。
Posted by ブクログ
執事影山シリーズの第二弾。
やっぱりギャグの中にヒントや伏線を挿入するのがとても上手く、気持ちいい。
風祭警部と宝生刑事の関係性が最後には…?
これから改善して欲しいなぁ(笑)
Posted by ブクログ
謎解きはディナーのあとで、2冊目。
安楽椅子探偵である翔ちゃ…もとい、影山の推理はやや力技な部分もあるものの、コメディタッチなので深く考えずに読み進められます。ドラマとして脳内映像化して読んでるから余計に!
Posted by ブクログ
面白いと言えば面白い。
いつもの面白さがある。
けど、時間が経つと忘れてしまう。
トリックよりキャラクターで読ませるタイプの小説だよね。
Posted by ブクログ
2人のやり取りになれてしまったので前作のような面白さはなかったかな。最初の2話はドラマで見てしまっていたし。全体的には楽しめたと思います(笑)ドラマを見てしまうとどうしてもイメージがドラマの登場人物になってしまう。
Posted by ブクログ
手軽に読み切れる5つの短編集。
けれど、そのトリックはどれも奇抜で斬新。
上司との掛け合い、執事との掛け合いも、分厚いミステリばかりを読んでいる人にはいい意味で息抜きになるかもしれない。
濃厚で重厚で、最後に大どんでん返しもいいけれど、短い話の中でトリックを考え、くすりと少々のユーモアを交え、ちゃんとオチも作るって、プロなら当たり前なのかもしれないけれど、やっぱり作家さんてすごいな。
Posted by ブクログ
宝生財閥の娘、麗子が警察官でその執事が難解な謎を解いていきます。
前作でも思ったことですが、やけに説明とワンパターンなやりとりが多い話だな、と。
テレビドラマ化するにはいいかもしれない。
各章で殺人事件が起きるのですが、
特に印象に残ったのは、河原で裸で死んでいた男性。
身元は割れたものの、なぜ全裸か、また刺し傷以外に喉から腹部までのうっすらとした傷跡。
なんのための傷か?を、執事の影山が難なく解いていく。素敵です。
Posted by ブクログ
久々のこのシリーズ
書き下ろしが読みたくて借りたけど、やっぱり面白い
キャラが立ってて読みやすいのにちゃんとミステリーとしても面白くて本読むのに疲れた時にお世話になってる
Posted by ブクログ
シリーズ2作目
大まかな感想としては前作と同じ
特に代わり映えがない
犯人当ての推理だけではなく、アリバイ崩しの要素も入ってたけど、大筋では同じ
Posted by ブクログ
2023.12.01
柳の下にどじょうは何匹いるかを試されるシリーズ。読者のニーズがなければ続編の商品化もされない。シリーズ化されたことが評価の証。
Posted by ブクログ
登場人物がわちゃわちゃ動く様子がしっかり想像できて、クスリと笑えます。
ミステリーはやっぱりあっさりと影山が解き明かす。このパターンが分かってきて物足りなさは感じなくなりました。
Posted by ブクログ
短編ミステリー集で、令嬢であり刑事の麗子と執事影山とが事件を解決していく。ミステリー事件等の犯行にはそれぞれ証拠と理由がある、影山の事件の見所がヒントになり事件を解決へとみちびく。それを見つけ推理から犯人を特定していく執事の見処が面白い。
Posted by ブクログ
相変わらずの影山の口の悪さ笑
でも、スラスラと事件を解いてしまう推理力はすごい、お嬢様と素敵なコンビ!
最終的に影山が事件を解く安定の流れがあるので安心して読み進めれる!
Posted by ブクログ
令嬢刑事と毒舌執事コンビが殺人事件を解決していく。5話の短編集で、2人の掛け合いが面白い。執事影山が宝生麗子刑事の事件の概要を聞いて、事件の真相を推理するが、トリックは意外に捻っている。読後感はライトノベル。
Posted by ブクログ
風祭り警部のお金持ちナルシスト表現を楽しみつつ、よくもこんなにバラエティ豊富に出来るなと関心もした。途中から次はどんな風に書かれているかが気になって読み始めていた節もあった(笑)
Posted by ブクログ
つまらなくは無いですが、内容がドラマと概ね同じだったので、敢えて本で読む必要は無いかなと思いました^^;。ドラマ版を観てないなら読んでみても良いと思います。
Posted by ブクログ
登場人物が少なく、短編なのですぐに読める。主人公 宝生麗子と執事の関係も次に繋げる意味深な場面で終わっているので、3も楽しめそう。執事の毒舌がますます冴えて、風祭警部のピントのずれもますます冴えて(笑)期待します。麗子さんと北川景子さんがダブってしまうのは、私だけかしら
Posted by ブクログ
謎解きはディナーのあとでの第二弾。今作は前作よりもどの話も全般的に趣向が凝っているように感じられ謎解きも難しくなっているように思えた。それに比例するかのように影山の毒舌もバリエーション豊か。ユーモアやギャグも前作より増していて前より好きになった。気に入った話は「アリバイをご所望でございますか」かな。
Posted by ブクログ
20170303 パターンが確立してしまっているので本質の誤解を招くのではないか。一時的には面白いのだが、パターンが一緒でも読ませるための工夫が必要とおもう。次ではなく同じ本の中で飽きてしまうのはどうだろうか?
Posted by ブクログ
事件のトリックを推理するミステリー。軽く推理小説を読みたい方にはお勧め。本格的な事件ものではないのでそういったものを望む方にはこの作者の作品全般はお勧めできません。文章の感想ですが、最後のエピソードで麗子が犯人に襲われる際、「私の大切な人をよくも」的なことを言うのだが、それが執事の影山なのかその辺が気になった。日頃いろいろ言われながらも内心は影山のことを一番頼りにしているんだなと感じた。3も機会があれば読んでいきたい。感想はこんなところです。