東川篤哉のレビュー一覧

  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    東川さん以外は初読み。
    初読みの方の作品は、あまりはまれなくて残念。
    東川さんのギャグテイストはさすが。
    他は、ガラスの屋敷のトリックにびっくり。すごい。ああいうことを思いつくってさすが。
    収録作の中には、本格?という感じのもあってううむ。
    「黒」の方は、もうちょっと好みの作品があるといいのだけど。

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    2017年11月05日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    新本格30周年記念の書き下ろしアンソロジー。
    「館」がテーマという事で、ミステリ作家なら扱い易い題材だろう。6篇それぞれ趣向を凝らした館が出て来て、凡作が無かったのは流石だった。
    ベストは青崎有吾さん。おバカトリックの範疇ではあるが、伏線と回収が見事。この人は基本的に本格脳の人なんだと改めて思った。次点は周木律さん。館ならお手の物と言わんばかりのスケール、奇抜さ、無理矢理感(^^)。脱帽です。
    他4篇もそこそこ楽しめた。『7人の名探偵』には貫禄負けだったけどね。

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    2017年11月03日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    ネタバレ

    『陽奇館(仮)』:The バカミス。発想が面白い。★4。『銀とクスノキ』:多重人格と信頼できない語り手の共存はずるい。ストーリーは面白かった。★3。『文化会館』:無駄な改行が多く読むのが苦痛だった。館である必要性もなく推理も論理的でない。★1。『硝子屋敷』:バカミスその2。時間帯によっては窓がないことぐらいわかるのでは…。探偵のキャラクターが面白い。★4。『煙突館』:バカミスその3。わざわざ熱川の往復時間を書いてくれてたせいでわかってしまった。最後…。★4。『ミステリーパレス』:ホラーの作家さんだけあって怖い。構成もストーリーも面白かった。★4。

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    2017年10月27日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    初作家さんも多く楽しめた。
    青崎有吾さんの作品はやっぱり良かった。
    あと一肇さん、古野さんの作品も良かった。
    もっと長編でじっくり味わいたかったなー。
    そしてそして東川さんはやっぱり嫌いだった。

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    2017年10月19日
  • ライオンは仔猫に夢中――平塚おんな探偵の事件簿3

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    シリーズ3作目。まさかのタイトル通り、子ネコが加わることになるとは。相変わらず安定の東川節ですが、さすがに第2話の奴(Vサインのダイイングメッセージ)はかなり苦しいモノがあると……。一方、3話、4話の辺りは面白かったですね。

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    2017年10月13日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    青崎さんの作品は流石の出来。コンセプトに相応しく、シンプルかつ大胆なトリックもポイント高い。澤村さんは初読みでしたが、予想もしてなかった着地点に驚かされました。他の作品は、全体的に後半尻すぼんでしまい、もうひとつという印象が残ってしまった。

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    2017年10月07日
  • ライオンは仔猫に夢中――平塚おんな探偵の事件簿3

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    シリーズ3作目です。
    もろもろ、設定がこなれてきたためなのか、
    東川さんの作品にしては、
    ふつぅな感じでまとまっていた感じでして、
    評価もふつぅな感じで…。

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    2017年10月07日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    どんでん返しとまでは、正直いかないかな。
    というか、タイトルで「どんでん返しあるのね」ってなるからハードルの上がり方が凄いから。どうこられても「あーなるほど」で終わってしまった。それでもそれぞれのお話は面白いから、読んでつまらなかったとかは全くない。

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    2017年10月01日
  • ライオンは仔猫に夢中――平塚おんな探偵の事件簿3

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    平塚おんな探偵の事件簿。シリーズの第3巻です。
    若い女探偵と、その同級生だった女性助手が活躍するシリーズで、こういう組み合わせは他の作家に例が無く著者の独壇場になっていて、そのせいか、いつにも増して伸び伸びと書かれている感じがする。この連載、今後も順調に続いていくのだろう。
    読み易くそれなりに面白いが、伏線のある謎解きミステリとしては楽しめない。探偵物語の女版みたいなので、いづれ1時間物の連作ドラマになりそう。

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    2017年09月30日
  • 謎解きはディナーのあとで 風祭警部の事件簿

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    まさかの風祭警部主役の「謎解きはディナーのあとで」。
    国立市には名探偵はいないけど、名ワトソンはいるということでいいですかね?しかも二人。
    なんだかんだといいながらも、約束を忘れずにいるところ。御曹司ってば紳士ですよ。

    で、この後が豪華客船での映画版につながるわけだ。

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    2017年09月26日
  • ライオンは仔猫に夢中――平塚おんな探偵の事件簿3

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    ネタバレ

     続編が出たということは、このコンビに、それなりに需要があるのだろうか。平塚おんな探偵の事件簿シリーズの第3作を、書店で見かけた。いつも文句を言いつつも、つい手に取ってしまう、東川篤哉作品なのであった。

     ガールズコンビが主役で、舞台が平塚とピンポイントである点が、このシリーズの個性なのだろう。ガールズコンビは意外と例が少ない気はする。しかし、平塚が舞台である点は、もはやどうでもよくなっているような…。

     第一話「失われた靴を求めて」。そういううるさい人がいることは聞いたことがあるから、とっかかりとしてはいい。しかし、犯人を追い込む材料としては、弱すぎる。何とでも言い逃れができただろう。何

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    2017年10月10日
  • マウンドの神様

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    【収録作品】あさのあつこ「梅里駅前商店街の熱い風」/朝倉宏景 「絶対的最後」/荻原 浩 「わが家の高校球児」/早見和真 「あの日、監督ががうなずいていれば、僕は――」/東川篤哉 「カープレッドより真っ赤な嘘」/宮下奈都 「空くじなしの宝くじ」/額賀 澪 「肩車の権利」/須賀しのぶ 「甲子園に帰る」

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    2017年09月07日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人「再生」(既読)
    有栖川有栖「書く機械(ライディング・マシン)」
    西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
    貫井徳郎「蝶番の問題」
    法月綸太郎「カニバリズム小論」(既読)
    東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」

    どんでん返しというよりブラックユーモアな話もいくつか。
    既読作品があったせいか、新鮮味はなかった。
    貫井さんの作品は珍しくコミカル。東川さんは如何にもな。
    有栖川さんはこんな感じもあるんだなと発見。

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    2017年09月06日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6人の本格ミステリ作家によるアンソロジー。
    どんでん返しという点では、タイトルがハードルを上げているのでそれほど驚愕した話はなかったが、どの作品もそれぞれ作家の個性が出ていると思う。
    ベストは貫井徳郎、好みなのは東川篤哉。

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    2017年08月25日
  • 純喫茶「一服堂」の四季

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    ミステリーものを初めて読んだ。仕掛けの一つ一つになるほどと感心した。殺された人を中心とした周りの人達の心理描写や関係性が深く掘り下げられている訳ではないため、物語性よりもトリックやコミカルな掛け合いを楽しみたい人向けのものだと思った。

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    2017年07月08日
  • マウンドの神様

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    野球にまつわる短編6つとエッセイ2つ。後者の書き手が荻原浩と宮下奈都だったので購入。荻原さんが阪神ファンだとは初めて知りました。前者の書き手で読んだことがあるのはあさのあつこのみ。あさのさんの『バッテリー』は「がんばってるアピール」が強くて少し苦手でしたが、この地元の公立高校の甲子園出場で活気づく、ふだんは寂れた商店街の親父の話は○。ほかはプロ野球、ドラフト、満州での野球の話等々。野球に興味のない人にはいささかツライと思われます。試合そのものの話を楽しみたいならば堂場瞬一の野球シリーズのほうがよさそうな。

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    2017年06月11日
  • 完全犯罪に猫は何匹必要か?

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    烏賊川市シリーズ3作目。旧表紙版で読みました。
    鵜飼さん、また保険証の心配してる…(笑)このシリーズの主人公は砂川警部なのか??と勘違いしてしまいそうになるくらい、探偵が仕事しない。…いや、今回はちゃんと仕事してたのか、猫探しの。このとぼけた探偵と助手がまたこのシリーズのいいところ。
    今回はあからさまな手がかりが提示されてたので、珍しくトリックと犯人は当たりました。動機の面とか便利屋殺しとか細かいところはさっぱりでしたけど。ミケ子の真相は予想外で、なるほどなぁという感じでした。猫好きの人は、三毛猫、と聞いてピンと来るのかな。今回も野球(カープ)ネタが嬉しい。東川さん野球(カープ)お好きなんだな

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    2017年06月05日
  • 放課後はミステリーとともに

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    東山作品では面白い部類。もともと色気も恋愛要素も少ないミステリーだから、高校舞台、JK主人公ってのは東山に向いていた感じ。ユーモアが生きるとキャラも会ってくる。手抜きも見逃されるってパターン。まぁ、話しで相棒役(謎解き役)が変るってのも悪くない。設定も主人公キャラもいいが、探偵部の他のメンバーが出てこないなぁ・・続編用にとってるのかな?(笑)

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    2017年05月29日
  • 謎解きはディナーのあとで 2

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    20170303 パターンが確立してしまっているので本質の誤解を招くのではないか。一時的には面白いのだが、パターンが一緒でも読ませるための工夫が必要とおもう。次ではなく同じ本の中で飽きてしまうのはどうだろうか?

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    2017年03月03日
  • 謎解きはディナーのあとで 3

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    ネタバレ

    執事影山が事件の謎を解くまでしか物語がないので、話の先を知りたい自分にとっては消化不良な感じが作品を読んでいて否めないが、謎解きミステリーとしてはやはり面白いかなあ。風祭警部が警視庁で巻き起こす活躍のシリーズも見たい気もするが。シリーズがこれで終わりなのは残念だけど、この方の作品をもっと読んでいきたいなと思う。

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    2017年02月10日