東川篤哉のレビュー一覧

  • 私の嫌いな探偵

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    烏賊川市シリーズのミステリ短編集。短編集だけあってどれもあっさり目。二宮朱美を中心として相変わらずな探偵と相変わらずなユーモアミステリは安心感がある。一番好きなのは「死に至る全力疾走の謎」かな。

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    2019年10月05日
  • 中途半端な密室

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    短編集。ゆるーく読めるユーモアミステリ。気を張り詰めて読むよりも肩の力を抜いて読めるところは相も変わらず心地よい。だが中身は密室、建物消失、アリバイ等々色んなものを味わえる。

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    2019年10月05日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    大好きな作家さんばかりの「どんでん返し」短編集。
    お馴染みのキャラクターが登場したり、既読作品もあったけど、さらっと読めるので悪くない。
    いちばん好きなのは「蝶番の問題」。
    面白かったのは「藤枝邸の完全なる密室」。


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    2019年09月27日
  • 完全犯罪に猫は何匹必要か?

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    探偵物なのにとても読みやすい!グロい描写も無いし、怖くもないので誰でも楽しく読めると思います。個人的に表紙の絵の方大好きです。

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    2019年09月21日
  • ライオンは仔猫に夢中――平塚おんな探偵の事件簿3

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    ミステリ。連作短編集。シリーズ3作目。
    無難な作品が4作。うち2作は動物もの。
    このシリーズは、面白いことは面白いけど、あまり特徴がない印象。
    安定して楽しめるのは、この著者の魅力ですね。

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    2019年07月06日
  • 放課後はミステリーとともに

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    ミステリーではありますが、死者が出ることもなく、コミカルでサクッと読めました。
    小説ならではの驚きが、最初の方にあるので、そこだけでも価値はあるかと思います。色々映像化・コミック化されていますが、どうしても最初から主人公の正体がわかってしまうと、楽しみが半減してしますので、これは小説向きなのかなと思いました。内容も話が暗くなるということはなく、気軽に読めるストーリーなので、ミステリーファンとしては物足りない印象でした。

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    2019年05月04日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    作者自身が選ぶどんでん返しをテーマとする6篇の自作品。
    【綾辻行人「再生」】
    既読の作品だったが、言われてみれば確かにこれはどんでん返し(笑)
    【有栖川有栖「書く機械(ライティング・マシン)」】
    これは究極の缶詰め状態。作家としては自虐的ネタだろうか。
    【西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」】
    アリバイ崩しの作品だが、犯人の行動は今一つ腑に落ちない。
    【貫井徳郎「蝶番の問題」】
    探偵役による手記の解読は鮮やかだったが、どんでん返しとなる結末はどうも・・・。
    【法月綸太郎「カリバリズム小論」】
    『法月綸太郎の冒険』収録作とのことなので、既読のはずだが、ストーリーをまったく覚えていなかった。「

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    2019年04月14日
  • 純喫茶「一服堂」の四季

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    しまった!
    なんだかシリーズ物にしては気になる書き方をしていると思ったら、一発ギャグ(トリック)だったのか
    本筋と違うところで非脚気られてくやしいったら!

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    2019年04月13日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人を目的に手に取ったが、名前は聞くけど、読んだことのない作家が読めて良かった。

    特に貫井徳郎、法月綸太郎、東川徳哉、、他の作品も読んでみたいです。それにしても探偵役のキャラはバリエーション豊か。高慢チキ系、切な系に、おどけ過ぎ系、どれも好物です。

    ミステリ=探偵物ではないと思う。怪奇やブラックユーモアもけっこう好き。バリエーション豊かで良いオムニバスでした。

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    2019年02月03日
  • 謎解きはディナーのあとで 3

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    執事・影山の毒舌も、風祭警部のウザさも健在。やり取りや展開が毎度同じなので、飽きやすいシリーズだけど、だいぶん年数を置いて読んだので、懐かしく楽しく読めた。最後の「名探偵コナン」とのコラボのオマケ付き。まさか、影山が麻酔銃の餌食になるとは…(笑)

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    2018年12月23日
  • 放課後はミステリーとともに

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    ネタバレ

    キャラクター小説としては面白いと思うけど、トリックの荒唐無稽さというか、バカバカさに通じるものをどう楽しむことができるか。ってことで読者が変わってくる気がする。

    狙いとしては、理解できるし、面白いとも思うけれども、ミステリーとしてどう? と聞かれたならば? と言わざるを得ないし、かと言って、キャラクター小説として特筆すべき、とまでは言えないのかな。などと思う。

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    2018年12月23日
  • 魔法使いと刑事たちの夏

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    ネタバレ

    〇 総合評価  ★★★☆☆
    〇 サプライズ ☆☆☆☆☆
    〇 熱中度   ★★☆☆☆
    〇 インパクト ★★☆☆☆
    〇 キャラクター★★★★☆
    〇 読後感   ★★★☆☆
    〇 希少価値  ★☆☆☆☆
     シリーズ2作目。シリーズ作品であり,回を重ねるごとにマンネリともいえる様式美が定着してしまった。
     いわゆる「倒叙モノ」のミステリなので,犯人による犯行が描かれ,探偵が犯人のミスから犯行を暴くという展開になる。その展開に,椿木綾乃とマリィというシリーズキャラクターによるコメディ要素が入ったやり取りが繰り返される。マリィが魔法で犯人が誰かを示し,探偵役の小山田聡介が最終的に犯人のミスを暴く。犯人は最後

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    2018年11月29日
  • 魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?

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    ネタバレ

    〇 総合評価  ★★★☆☆
    〇 サプライズ ☆☆☆☆☆
    〇 熱中度   ★★★☆☆
    〇 インパクト ★★☆☆☆
    〇 キャラクター★★★☆☆
    〇 読後感   ★★★★☆
    〇 希少価値  ★☆☆☆☆
     倒叙ミステリ。「魔法少女」であるマリィが魔法で犯人をあぶりだし,その犯人の犯行を小山田刑事が暴くという構成になっている。キャラクターは警察の小山田刑事と椿木警部などそれなりに立っている。ただし,「こんなキャラクターが読者に受けるんだろう」と思って作っている印象がある。キャラクターが勝手に動いているというよりは,読者受けを狙って動かしているという印象。椿木警部の39歳独身。Sっけがある眼鏡をかけた気の

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    2018年11月25日
  • ライオンは仔猫に夢中――平塚おんな探偵の事件簿3

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    平塚おんな探偵の事件簿 第3弾

    第一話 失われた靴を求めて
    第二話 密室から逃げてきた男
    第三話 おしゃべり鸚鵡を追いかけて
    第四話 あの夏の面影

    平塚に探偵事務所を構える同級生コンビ、エルザと美伽が、町の難事件を解決する。

    殺人事件にペット捜し、浮気調査など、ちょっとした日常の変化から事件のヒントを見出し、推理を展開していくエルザ。

    第四話が少しだけどんでん返しモノ。


    続いているから人気があるということなのかなぁ。

    前作に新しくヤクザの女親分の登場があり、キャラ濃いから出てくるかと思ったらスルー。

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    2018年11月18日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    白の理由は、ちゃんと館を扱った短編だからか。
    黒は、変化球が多いのでその他?で括られたかな。

    わりと無難な話が多かったが、一肇は意外性があっておもしろかった。

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    2021年08月26日
  • 学ばない探偵たちの学園

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    鯉ヶ窪学園の保健室で密室殺人事件が発生。

    その密室に挑む探偵部3人組。

    偏った知識と理論でおもしろおかしく事件の真相を暴きにかかる。

    連続して起こる殺人、密室のトリックが一つにつながっていく。


    各箇所に謎を解く鍵が散りばめられ、推理ゲームを楽しめるような構成。

    あまり登場人物に感情移入しにくかったかな。

    まあそういう狙いではないかもしれませんが。。。

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    2018年11月13日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    「夜半のちぎり/岡崎琢磨」
    シンガポールの新婚旅行で奥さんが殺される。そこで元カノも結婚していて、彼と来ている。その彼が実は今の奥さんとも付き合っていて犯人というだけの話。

    「透明人間は密室に潜む/阿津川辰海」
    これは力作ですね。なぜか肌が透明になる人たちが現れてきて、そうなると透明人間は不便。人とぶつかるし、食べ物は見えるし、病院で患部の診察もできない。それでメイクを施すことになる。透明であることを利用して殺人事件を試みるのが出足。倒叙ということになる。身体に吸収したものは老廃物でも透明だがそれ以外は見えてしまうので爪の間の垢、歩いた時についた泥なども危ない。人通りの少ないところを探すのに

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    2018年11月11日
  • 放課後はミステリーとともに

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    どれもこれも著者らしく一ひねりあって、本格推理小説として一定水準を超えている。これほどアイデアを出しまくって大丈夫か、と不安になるくらい。

    ただあまりに荒唐無稽なトリックというかプロットなので、ある種の本格好き以外を拒んでいるようにも思える。

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    2018年10月21日
  • 殺意は必ず三度ある

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    ネタバレ

    騙されたか騙されていないかで言えば騙されたし、面白いか面白くないかで言えばつまらくはないのだけれども、だからと言って何?というキーワードがやはり残ってしまう。

    だってさ、犯人の意味がさっぱりわからない。第一の殺人は、ま、理解できなくもないけど、第二と第三の殺人がちょっと無理矢理すぎっていうか、こじつけすぎとしか言いようがない。

    キャラクター小説としては楽しめるのだけれども、ミステリーとしてみた場合、ちょっとそんなイメージかなぁ。

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    2018年10月18日
  • 純喫茶「一服堂」の四季

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    ネタバレ

    人見知りだが専門分野を語るとき、その口調が急に自信に満ちたものになる…ときくと、北鎌倉の駅前にある古書店の女主人の方を思い出してしまうが…
    こちらは鎌倉の、観光スポットのにぎわいから外れて奥まった路地にある古民家風喫茶店『一服堂』のお話である。
    いつもガラガラで、初対面の客は追い返そうとさえする、店主・ヨリ子さんは、安楽椅子探偵でもある。
    どうやって喫茶店の経営が成り立っているの?というところは突っ込んではいけないのだろう。

    ちょっと「一服堂」の珈琲のような作品だが、“日常の謎”ミステリが全盛期の今、猟奇的な細工を施された死体と密室のトリック、というミステリは、逆に新鮮な気がする。
    コメディ

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    2018年08月13日