【感想・ネタバレ】ライオンの棲む街――平塚おんな探偵の事件簿1のレビュー

あらすじ

都会で夢破れ、故郷・平塚に帰ってきた元OLの川島美伽は、高校時代の旧友・生野エルザと再会する。“雌ライオン”の異名を持つエルザは、地元の刑事も一目置く名(?)探偵に成長していた…! 強引に助手にされた美伽はエルザと共に、厄介な依頼人が持ち込む奇妙な事件の調査を始める。海と祭りの街を舞台に、最強の美女探偵コンビの名推理が炸裂する本格ミステリー誕生!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

評価は5.

内容(BOOKデーターベースより)
都会で夢破れ、故郷・平塚に帰ってきた元OLの川島美伽は、高校時代の旧友・生野エルザと再会する。“雌ライオン”の異名を持つエルザは、地元の刑事も一目置く名(?)探偵に成長していた…!強引に助手にされた美伽はエルザと共に、厄介な依頼人が持ち込む奇妙な事件の調査を始める。海と祭りの街を舞台に、最強の美女探偵コンビの名推理が炸裂する本格ミステリー誕生!

ライトノベルだったか?と思ったが、イヤイヤ読み進めているウチにどれぞれの個性が浮き出てきてそれなりに楽しめた。おいしいとこ取りだけどその実27歳探偵コンビを温かく見守る刑事がなかなか良い。

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2018年06月11日

Posted by ブクログ

東川氏の新しい探偵シリーズもの。
神奈川県平塚を舞台に、女探偵とその助手が
次々と謎を解明していくというお話し。

随所にギャグをちりばめた「東川節」は健在(^ ^
登場人物みなキャラが立ってるし、
文章は相変わらずテンポが良いし、
謎解き部分はきちっとミステリしてるし、
安心して読めて、決して裏切られない(^ ^

いや、これは人気出るわね > 東川氏

文庫版は、巻末に平塚の書店員さんのあとがきがあり、
これがまた平塚ネイティブの「自虐たっぷり」で
とってもラブリー(^ ^

烏賊川市シリーズよりリアリティがあって、
私はこちらの方が好きかも(^ ^
テレビドラマ化しやすい作品だと思ふ(^ ^

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2016年10月12日

Posted by ブクログ

 東川篤哉の語り口が面白いので、謎解きも忘れて読み進んでしまう。結果、全5編中、巻末の1編しか解けず。(既存トリックのバリエーションだから解きやすかった)。
 語り手の美伽も美人なのだろうが、派手目のヒロインに食われて影が薄くなる、という繰り返しギャグが可笑しい。

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2019年01月24日

Posted by ブクログ

東川篤哉の連作ミステリ作品集『ライオンの棲む街 平塚おんな探偵の事件簿〈1〉』を読みました。
東川篤哉の作品は、昨年12月に読んだ『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』以来ですね。

-----story-------------
“美しき猛獣”こと名探偵・エルザ×地味すぎる助手・美伽
格差コンビの掛け合いと本格推理がクセになる!
湘南の片隅発・最強の美女探偵シリーズ第1弾、待望の文庫化!

都会で夢破れ、故郷・平塚(ひらつか)に帰ってきた元OLの川島美伽(かわしまみか)は、高校時代の旧友・生野(しょうの)エルザと再会する。
“雌(メス)ライオン”の異名を持つエルザは、地元の刑事も一目置く名(?)探偵に成長していた……! 
強引に助手にされた美伽はエルザと共に、厄介(やっかい)な依頼人が持ち込む奇妙な事件の調査を始める。
海と祭りの街を舞台に、最強の美女探偵コンビの名探偵が炸裂する本格ミステリー誕生!
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2013年(平成25年)に刊行された作品……平塚おんな探偵の事件簿シリーズの第1作です。

 ■第1話 女探偵は眠らない
 ■第2話 彼女の爪痕のバラード
 ■第3話 ひらつか七夕まつりの犯罪
 ■第4話 不在証明は鏡の中
 ■第5話 女探偵の密室と友情
 ■解説 平塚市民以外の方に質問です サクラ書店平塚ラスカ店 店長 柳下博幸

「ライオン」こと美しき名探偵・エルザと天然ボケ炸裂の助手・美伽……もっとも危険な"格差コンビ"が湘南の片隅で難事件に挑む!! 本格×ユーモアミステリーの新シリーズ、スタート!!

27歳の川島美伽は東京でのOL生活に夢破れ、地元・平塚市に帰ってきた……それを聞きつけた高校時代の友人・生野エルザから「ウチの仕事を手伝え」との誘いがくる、、、

就職難の昨今、旧友の優しさに感激しながらエルザのもとを尋ねる美伽……しかし、そこには『生野エルザ探偵事務所』という看板が……。

10年ぶりに再会した旧友は、地元の刑事も恐れる“名探偵"に成長していたのだった!!

高校時代の旧友である生野エルザと川島美伽の、最強の美女探偵コンビ?が活躍するライトミステリでした……東川篤哉の作品らしく、随所にユーモアを織り込みながら、本格ミステリが愉しめる展開でしたね、、、

印象に残ったのは『第3話 ひらつか七夕まつりの犯罪』のアリバイトリック……微妙な時間のずれと目撃者の証言にミスリードさせられましたねー このトリック、なかなか秀逸でした。

ユーモアの部分がやや強めなので、ミステリという観点では、ちょっと物足りない印象……軽めの読み物を手に取りたいときにぴったりかな。

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2025年03月01日

Posted by ブクログ

平塚市を舞台に、傍若無人美人猛獣探偵と、地味系同級生ワトソンコンビが走り回る街探偵短編小説。
いるか!こんなやつ!と、突っ込みたくなる超フィクションとして楽しむ。
トリックはなかなか揃っているので、本気謎解きに取り組むのもアリ。

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2024年04月28日

Posted by ブクログ

暴れん坊な女探偵、生野エルザと、その高校時代の友人、川島美伽。ハチャメチャなコンビが平塚の街を走り回る。サクッと読めるライトなハードボイルド。

天衣無縫、依頼人にもタメ口をきく、野生の猛獣ごとき生野エルザ。

平塚に探偵事務所を構える女探偵だ。

茶色のたてがみのような髪型とその名前、そして
怒らせたら手が付けられないことから、
「平塚のライオン」と異名をとる。

この女探偵とコンビを組むのが、高校時代の友人である
川島美伽。

東京でOL生活を送っていたが、
「仕事に疲れ、恋に破れ、ついでに貯金も持っていかれた挙句、会社を退職」して、地元、平塚に戻ってきたばかり。

そんな美伽に声を掛けたのがエルザで、自分の助手をつとめないかと誘う。

短編五編が収録された連作モノ。

始めは、エルザに振り回されっぱなしの美伽だったが、
徐々に、エルザを操るコツをつかみ、探偵の助手らしくなっていく。

密室や入れ替わりといったトリックも含まれ、軽妙な文体とともに、楽しめる作品になっている。

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2018年06月05日

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