あらすじ
中学2年生のオカルト好きな探偵の息子×自称・天才発明家のアラサー女博士 異色の凸凹コンビが町のオカルト事件に挑む、連作短編ミステリー小説! 私立探偵の両親を持つ中学2年生の丘晴人。両親を手伝う中で遭遇したオカルト事件を解決するために、謎の発明に日夜没頭する女博士の元を訪ねるのだが――。 『謎解きはディナーのあとで』の東川篤哉が描く、ユーモアミステリー!
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Posted by ブクログ
シリーズ化してもおかしくない感じの本!児童書っぽいけど、ちゃんと殺人事件起きてる。
動機
はわかりやすいものが多かったけれど、
文章のキャッチーさや、キャラクターの個性が素敵だった。
謎解きはディナーのあとでの作者と知って納得!
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オカルトとミステリの掛け合わせ、登場人物も全員魅力的でシリーズ化してほしい作品
さすが、有名な「謎解きはディナーのあとで」の作者の作品だと思った
謎解きはディナーのあとで、も読んでみたい
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オカルト的な現象を科学的に解いていく。非常に読みやすくテンポも良かったです。登場人物が少なく、誰が犯人かはわかりやすいので、犯人当てしたい人には物足りないかもしれませんが、どんなトリックかという考察をしたい方にはオススメだと思います。
Posted by ブクログ
夫婦で探偵社を営む家の中二の息子、丘晴人。ひょんなことから役に立たないものを作っている(と思われる)暁ヒカル(29)と知り合う。彼女がオカルトに見せかけた謎解きを晴人の話から推理する。
短編5つ。
天才博士とあの世からの声
天才博士と赤いワンピースの女
天才博士と幽体離脱の殺人
天才博士と昭和の幽霊
天才博士と靴跡のアリバイ
殺人や不倫などはあるけど、コミカルな感じで謎解きが進むのと、目線が中二なので、ポプラキミノベルなどでティーン向けに出せそう。ルビなし。
Posted by ブクログ
痛快でユーモアたっぷりのミステリー。
丘晴人は、中2で家は「有限会社オカリナ探偵局」を営んでいる。
両親の手伝い⁉︎で町の困りごとに立ち会うことが多いが、なかでも不思議な出来事に首をツッコミがちである。
名前が丘晴人なだけにオカルト好き…と思われている。
手伝いの流れでお使い物を頼まれた晴人が、間違って迷い込んだのは「ひらめき研究所」という廃墟かという所だが、そこでひとりで研究しているのは、29歳の暁ヒカルという風変わりな女性。
だがこのヒカルは、晴人の持ち込む謎を次々と解明していくのである。
スパーンと解いていくのがとても気持ちいい。
それだけでなく天才博士と自称するヒカルのキャラがズバッとツボにハマってしまい笑える。
オカルト少年と天才発明家のアラサー博士のコンビが絶妙に面白く、距離感もいい感じ。
Posted by ブクログ
ひょんな事から出会った自称・天才発明家と探偵の息子でオカルト好きな中2の晴人。この凸凹コンビがオカルトっぽい事件の謎解きをしていくのがユーモラスで好きでした。
是非シリーズ化希望です。
Posted by ブクログ
最初から最後まで笑いながら読めました。
ネーミングセンスがいいです。
また、小松左京を知らなくても後ほど解説してくれるという読者にやさしい?親切には助けられます。
続編があれば読みたいです。
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お馴染みの、東川篤哉さんのはちゃめちゃ痛快脱力系ミステリー。
理屈じゃなく、とにかく楽しんで読める1冊です。
ただ、最後の1話は、オカルトではないよね?博士は活躍するけど。
Posted by ブクログ
2023年は新刊が出なかったようである。東川篤哉さんにしては長いインターバルを挟んで刊行されたのは、また新シリーズですか。
語り部は探偵事務所を営む一家の息子で、オカルト好き。探偵役は自称・天才発明家の女性博士。タイトルによれば、博士はオカルトを信じない。キャラはともかく、オカルトネタは本格ミステリとの親和性が高い。それだけに前例は数多いが…。
「天才博士とあの世からの声」。病床の娘の口から、亡き母の声が。もちろんあの世からの声であるわけがない。問題は音源ではなく…。ありがちな動機と、簡単に実験できそうなトリック。しかし、誰もが実験台を嫌がりそう。
「天才博士と赤いワンピースの女」。父の張り込みを手伝う息子。そこで彼らが目撃したものとは。手間暇かかりすぎなトリックが涙ぐましいが、博士も再現するためにお金がかかったのでは。似たようなネタを読んだことがあるような。
「天才博士と幽体離脱の殺人」。当時9歳の少女が目撃した現場。幽体離脱した方が、寝ている本体を殺した? バカトリックと笑うなかれ。これこそ遊び心溢れる物理トリックの楽しみだ。見てみたいので誰か再現して。
「天才博士と昭和の幽霊」。家人が寝入ると聞こえてくる、幽霊の声の正体は。昭和にだって「うらめしや~」などと言う幽霊はいないだろうが。これは似た原理を誰でも実験したことがあるのでは。納得性は本作中最も高い。
「天才博士と靴跡のアリバイ」。靴跡を利用したアリバイトリックは、本格ミステリの定番中の定番だが、ここまで手間暇かけた例は読んだことがない。考えた人はいるかもしれないが、作品で使おうとは思わないよなあ。
ひたすら道化役である父が気の毒な気もするが、数ある東川作品の中でも、ここまで物理トリック重視はなかったのでは。さて、続編はあるか?
Posted by ブクログ
傑作ユーモアミステリーの登場です。登場人物のネーミングもおもしろく丘晴人(オカルト)丘理奈(オカリナ)「ひらめき研究所」の博士、暁ヒカル。難事件を解決するヒカル博士の検証もスピーディーなのりの流れでおもしろくすんなり読めて良い気分になり「謎解きはディナーのあとで」にも負けないおもしろミステリーの誕生です。あなた読んで楽しんで下さい。
Posted by ブクログ
ほんと、毎度毎度とんでもな展開とミステリとしてはしっかりのギャップで楽しませてくれる。
丘晴人(おか・はると)の名前が「オカルト」にかけてあるとかw
探偵役暁ヒカルの性格もぶっとんでるしw
あー、楽しかった。
Posted by ブクログ
東川先生の作品。
オカルト的な事象の事件が発生して、
それを科学で証明?していく的な話。
ガリレオかな?って感じではあるけど、そこは東川先生なんで、キャラクターの個性が飛び抜けてる方ばかりだもんでw
いつも思ってるんやけど、かしらん?って言い方は方言ですかん?ฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
Posted by ブクログ
私もオカルトを信じない。
博士じゃないけど。
というわけで、オカルト?チックな事件を博士?が解決する短編集。
この手の設定は割とよくあるけれど、中学生と自称天才発明家というコンビが面白みを出しているのかなと。
事件は軽いものから殺人まで。
独特のギャグ感がお腹いっぱいになってしまうのは、私が年をとったからかも。
というわけで、設定を充分楽しむことは出来ませんでした…
Posted by ブクログ
毎度設定が珍妙に面白くて
しっかりバディもののミステリになってるから凄い
今回のオカルト×科学者も面白かった
幽体離脱と昭和の幽霊が特に良い
最後の靴跡だけオカルト感薄めなのが残念
Posted by ブクログ
まあ、普通だよなあ。
オカルトチックな事件を論理で解決する。
ミステリとしたらなかなか短い中でバリエーションがあり結構へえになる。
東川篤哉フシが炸裂するユーモアミステリだなあ。
2827冊
今年55冊目
Posted by ブクログ
探偵事務所の息子でオカルト好きの中学生、丘晴人と、役に立たなそうな物ばかり発明している自称博士の暁ヒカルのコンビが活躍する脱力系ミステリーコメディ。
幽体離脱や幽霊の声など、オカルト絡みの事件を博士のひらめきと晴人のツッコミで解決する。
雰囲気としてはユルいガリレオといった感じ。
Posted by ブクログ
両親が探偵事務所を営む主人公の中学生が、ひょんなことから出会った廃墟で研究所を開設している博士とともに、怪現象の謎を解いてゆく。
ちょっと対象年齢低めかなぁ。
Posted by ブクログ
新シリーズ。とはいえいつものツッコミ系語り手とちょうどいい感じの謎解きのパターンは盤石。安心して読み流せました。今回の登場人物たちの設定も味わい深く何度も笑わされました。博士がちょっと薄味ですがシリーズを重ねるとあれやこれや明らかになるのか、記号としての探偵役で終わるのか。もうちょっと読んでみたい。
Posted by ブクログ
『謎解きはディナーのあとで』の著者である東川篤哉さんが新聞で取り上げられていて、最新作の本作が紹介されていたので読んでみました。
オカルト好きな男子中学生が、自称・天才発明家の女性博士と一緒にさまざまな超常現象のトリックを見破り、難事件を解決していくユーモアミステリー。一言で言えば、子ども向けガリレオ。
子どもたちにも読まれるものを書きたいとの思いで本作が書かれたようですが、作中に出てくるギャグが『ザ・たっち』の『ゆーたいりだつぅ!』など、子どもが分かるのか?というものがチラホラあったのはどうなんでしょう? 個人的にはクスッとしましたが。
本作にはあまり入り込めなかったのですが、『謎解きはディナーのあとで』をまだ読んでいないので、そっちから読んだ方が良かったのかな?
Posted by ブクログ
両親がやっている「オカリナ探偵局」。もちろん大きな事件をスパッと解決!なんてはずもなく、浮気調査や迷子の猫探しなどが主な仕事。
そんな両親の元に育った僕丘晴人はオカルト好きな中学生だ。
ある日偶然知り合った自称天才発明家暁ヒカルが、日常の中に巻き起こる一見オカルトのような現象を科学の力で解き明かす。
そんなヒカルと晴人の活躍を描いた作品。
狐憑きや幽霊屋敷、幽体離脱などのオカルト現象のトリックを解いていくヒカルのキャラクターが面白い。
筆者らしいコミカルで軽いタッチが読み易くて楽しい作品。
Posted by ブクログ
ミステリーらしくないミステリー小説でした。
漫才を見ているような小説で、新しい感覚の小説で新鮮な気持ちで読めました。
博士と晴人のやりとりも面白く、とても読みやすかったです。
推理の内容も博士が科学的に証明しているのに納得もさせられました。
ミステリーの重さが苦手な方でも読みやすい小説なので、ミステリー小説を読みたい方にもお勧めです。
Posted by ブクログ
新しいキャラクターの短編集。
短編5編
コメディー系ミステリーで相変わらず面白かった!
頭は良いが発明品にセンスのない博士が謎解きを行うミステリー。
著者の本はトリック自体を楽しむものではないと思ってるので、内容は気にしていないが、キャラクターはいつも通り魅力的で良かった。