東川篤哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東川さんの本と見るとすぐに手が出ます。
表紙は烏賊川シリーズの雰囲気が好きですが、鯉ケ窪学園シリーズはライトな文量で読みやすさが売りだと思います。
鯉ケ窪学園探偵部副部長を務める霧ケ峰涼は、名前にコンプレックスを持つ右投げ右打ちの2年生である。
周囲であまりにも頻繁に起こる事件を、ばったばった…とはいかないが解決していく…いやむしろ解決の現場に立ち会い、その顛末を見守る存在となっている。
それでは探偵部失格では?などという疑問はご法度だ。
今日も新たな事件の匂いを嗅ぎつけ、野次馬根性丸出しで霧ヶ峰は走るのだった。
ユーモアとゆるーい空気感であふれる読みやすい文章の一方、非常に読みごたえのあ -
Posted by ブクログ
ネタバレ劇場版「謎解きはディナーのあとで」のノベライズ作品。
ノベライズ作品なので、東川篤哉さんの原作とは少し趣が違うのですね。多分、原作の影山はあぁいうことは言わない、とか、こういう行動はないかなと思う部分もありました。でも、ノベライズ作品だから、結局ドラマの人々が演じて違和感のない内容で、違和感のないキャラが見えてくれば、多分それが正解なのでしょう。
というわけで、映画は観ていませんが、映像を想像しながら小説として楽しめました。
原作とは違い、麗子のお嬢様らしい我が儘なキュートさとか風祭警部の気障ったらしいけれど憎めないキャラ、影山の冷静なのか皮肉なのか掴みどころのないキャラが際立っていて、そう -
購入済み
非常に読みやすい
中学生くらいから読める非常にライトな文章でありながら、「なるほどね~」と深みを感じさせる推理小説。
活字は苦手、でも触れておかなきゃと思うならここからスタートをオススメ -
Posted by 読むコレ
多分...これで烏賊川市シリーズ制覇(笑)。
ページ数は妙にあるが、ギャグ要素が異常に多いと
いう徹底的にアホな作品にすっかり慣れ以上の
何かを感じています。
今作の一番のツボは「ニャーネル・ニャンダース」!
...ギャグにしては語呂悪すぎだろ(笑)!
何度も出てくるうちにハマってしまいました。
そして、鵜飼杜夫探偵の名前の秘密...。
小学生レベルのくだらなさが素晴らしい。
さらにミステリー要素に至っては、ナンセンスな事を
如何にも、ちょっとは本格派ですよー風に味付けしてあるのも素敵。
その味付けが...雑だしねー(笑)。
アレ...?もしかしたら...す -
Posted by ブクログ
今のところの最新刊です。今から次が楽しみですね。
なんだか段々知名度が上がっている気がする私立探偵の鵜飼杜夫の下に、奇妙な依頼が舞い込んでくる。
しかし依頼人は約束の日に現れず、不審に思った探偵一行はバカンスがてら、依頼人が示した宿、クレセント荘に訪れた。
一方で、正体不明の不法侵入者を刺し殺してしまった有春佳は姉に助けを求めていた。
妹思いの姉は死体を隠匿することを思い付き、近くにいた廃品回収業者の馬場鉄男と共に山へと向かうことになる。
ひとつの事件を多面的に捉えるのが上手な作者だと思います。
ユーモアあふれる情景描写が、事件の重苦しさをさらっと打ち消して、さも大したことのない謎解きのよ -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本屈指の犯罪都市、烏賊川市(いかがわし)を舞台にした、全5話の短編集。
【じゃあ、これは殺人ってことで】
「大前田製菓」は烏賊川市(いかがわし)では有名な企業で、その社長である大前田徳次郎は、地元の名士であり、他県にもその名前は響き渡っている。
主人公の典之(のりゆき)は、徳次郎の甥っ子で、「親戚だから」という理由で取締役にさせてもらっていた。
徳次郎は後継者として典之を見込んでいたが、その期待を裏切り、典之はトップに立つほどの能力も人望も経験もなかった。
しかも、典之は少々・・・というか結構馬鹿。
ということで徳次郎は、社外から有能な経営者を引っ張ってきて、その人物を自分の後釜 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本屈指の犯罪都市・烏賊川市。そこでは今日も、どこか抜けた犯人と、それ以上にズレた探偵たちが騒動を巻き起こす。保険金、アリバイ、密室。本格的な謎解きの骨組みを、コテコテのギャグという衣で包み込んだ、毒気たっぷりで笑えるミステリ短編集。
犯罪都市・烏賊川市を舞台にしたこの短編集は、本格ミステリの骨格を持ちながらも、それを覆い隠すほどの過剰なギャグとドタバタ劇に満ちている。
特筆すべきは、表題作「じゃあ、これは殺人ってことで」に見られる、類を見ないプロットの妙だ。「せっかく自殺に見せかけて殺したのに、保険金のために他殺に偽装し直さなければならない」という、ある種サイコパスな状況設定には思わ