東川篤哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
痛快でユーモアたっぷりのミステリー。
丘晴人は、中2で家は「有限会社オカリナ探偵局」を営んでいる。
両親の手伝い⁉︎で町の困りごとに立ち会うことが多いが、なかでも不思議な出来事に首をツッコミがちである。
名前が丘晴人なだけにオカルト好き…と思われている。
手伝いの流れでお使い物を頼まれた晴人が、間違って迷い込んだのは「ひらめき研究所」という廃墟かという所だが、そこでひとりで研究しているのは、29歳の暁ヒカルという風変わりな女性。
だがこのヒカルは、晴人の持ち込む謎を次々と解明していくのである。
スパーンと解いていくのがとても気持ちいい。
それだけでなく天才博士と自称するヒカルのキャラがズ -
Posted by ブクログ
ネタバレ2023年は新刊が出なかったようである。東川篤哉さんにしては長いインターバルを挟んで刊行されたのは、また新シリーズですか。
語り部は探偵事務所を営む一家の息子で、オカルト好き。探偵役は自称・天才発明家の女性博士。タイトルによれば、博士はオカルトを信じない。キャラはともかく、オカルトネタは本格ミステリとの親和性が高い。それだけに前例は数多いが…。
「天才博士とあの世からの声」。病床の娘の口から、亡き母の声が。もちろんあの世からの声であるわけがない。問題は音源ではなく…。ありがちな動機と、簡単に実験できそうなトリック。しかし、誰もが実験台を嫌がりそう。
「天才博士と赤いワンピースの女