東川篤哉のレビュー一覧

  • かがやき荘西荻探偵局(新潮文庫)

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    荻窪のシェアハウスで暮らす、葵、美緒、礼菜。お金も色気もないアラサー女子三人組が、探偵やるなら滞納家賃は相殺という話に飛びついた。杉並大豪邸の事件、深夜に回る洗濯機の怪、週末だけの秘密ミッション、「西荻向上委員会」からきた紳士…。謎解きは時々ぐだぐだ酒宴と化すけれど、あれ?解決のヒントが!

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    2019年09月24日
  • 純喫茶「一服堂」の四季

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    東川さん、やっぱり好きです!四季、ということでそれぞれの季節に起こった事件なんだけど。ユーモアたっぷり、そしてほっこり。ゴリゴリのミステリーを読んで疲れたあとに、東川さんで癒されてます!

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    2019年07月13日
  • かがやき荘西荻探偵局(新潮文庫)

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    久しぶりの東川さん。相変わらずの東川節が健在で嬉しい限り。     
    コミカル本格ミステリィ。     
    三者三様のキャラクターたちも良い味出してる。

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    2019年05月21日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    様々なアンソロジーで読んだものもあったが、改めて面白い。虚構推理は次から次へと推論が出てきた上で結局は、というのが楽しい。

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    2019年03月10日
  • 殺意は必ず三度ある

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    アリバイのトリックが面白い。微妙に現実性が欠けるけど、ユーモア仕立てなので不条理感は感じない。されに被さる叙述トリックもいいよね。

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    2019年02月02日
  • ライオンの棲む街――平塚おんな探偵の事件簿1

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     東川篤哉の語り口が面白いので、謎解きも忘れて読み進んでしまう。結果、全5編中、巻末の1編しか解けず。(既存トリックのバリエーションだから解きやすかった)。
     語り手の美伽も美人なのだろうが、派手目のヒロインに食われて影が薄くなる、という繰り返しギャグが可笑しい。

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    2019年01月24日
  • 密室に向かって撃て!

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    烏賊川市シリーズ第2段

    市警のミスで紛失した拳銃が
    2つの殺人事件を引き起こす
     
    刑事2人組と、探偵たちは見事に謎をとくことができるのか

    あいかわらず軽快にギャグを飛ばし
    だけどミステリはしっかり。
     
    どこかズレたお嬢様「さくら」も
    これから準レギュラーで出てくればいいのになぁ

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    2019年01月04日
  • ここに死体を捨てないでください!

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    烏賊川市シリーズ

    妹からの突然の電話
    「おねえちゃん、私ひとを殺しちゃった!!」

    妹を守るため、死体遺棄を決意した香織。
    偶然居合わせた鉄男と共に向かった先で
    別の殺人事件に巻き込まれる

    軽快でユーモラスな文章
    でも肝心のミステリ部分は案外しっかりしていて
    殺人事件が何件も出てくるわりに
    気楽に読めてしまう1冊(笑)

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    2018年11月23日
  • 中途半端な密室

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    著者がプロ作家となる前の作品を中心に構成された作品集だそうです。
    解説にもある通り、「安楽椅子探偵」と「ユーモアミステリー」という軸に沿った話が詰まっています。
    5編の短編の中「十年の密室・十分の消失」は謎が明かされると登場していた人物像が大きく反転しミステリー以上に人間物語としても沁みるものがあり大変気に入りました。

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    2018年11月16日
  • 完全犯罪に猫は何匹必要か?

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    ネタバレ

    烏賊川市シリーズ。
    二作目が入手できず、飛ばして三作目(本作品)を読んでしまった。
    少し二作目を読んでた方が良かったところもあったけど(朱美さんとやけに親しくなってたりとか、流平くんが鵜飼の弟子になってたりとか)、概ね大丈夫。

    十年前、豪徳寺家のビニールハウスで医師が殺されたが、未解決のまま時は過ぎ、10年後同じビニールハウスでよりによって豪徳寺家の当主が殺される。
    鵜飼探偵は豪徳寺氏の生前に、失踪した三毛猫の捜索を依頼されていた。
    豪徳寺氏は回転寿司チェーン店のオーナーで、招き猫好き、回転寿司屋のマスコットはニャーネルニャンダースっていう等身大の招き猫で、豪徳寺家の門前にはニャーネルニャン

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    2018年11月02日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    最初からどんでん返しが用意されていることは
    分かっているので、その部分は期待するところではなく
    どういうどんでん返しになるのか、
    それよりも途中で語られている何気ない描写に
    その時きづくことができたか、なども楽しめる。
    推理ものとおもって読み始めたら
    いきなりホラーな感じで、ユーモア、悪夢、
    もちろん謎解き、コンパクトながらも
    ぎっしり詰まった感じの物語を様々楽しめた。

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    2018年08月30日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    新本格30周年を記念して作られた「館」をテーマにしたミステリアンソロジー。もうそれだけで踊りだしたくなるほど嬉しいのですよ。
    執筆陣は東川篤哉、一肇、古野まほろ、青崎有吾、周木律、澤村伊智と比較的新しめの作家が集まっています。新本格何世代になるのでしょうね。感覚的に孫曾孫世代という感じですが。

    新本格らしい要素がそれぞれに込められています。奇矯な探偵、思い切った設定、大胆なトリック、遊び心に富んだパズルゲーム、一発ネタ的な大どんでん返し、などなど。そうそう新本格黎明期にどんどんガンガン投げつけられたあの感覚がよみがえります。
    ひとつひとつの力が弱くともその組み合わせで読ませるものもあります。

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    2018年08月20日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    昨年発表された本格ミステリ短編のベスト集。
    同じ趣旨の『ザ・ベストミステリーズ』(こちらは広義のミステリ短編)と比べられがちだが、ここ数年は後者の方がバランスが良くて面白かった。だけど、今作は数年の不振を一掃する位に傑作が揃った。本格好きとして大いに喜ばしい。
    特に大山誠一郎さんの作品は凄い。犯人が被害者の顔を潰す理由で、こんなに斬新なアイデアを考え付くとは! これだけでこの一冊を読んだ価値あり。

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    2018年07月12日
  • 謎解きはディナーのあとで 3

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    短編集で読みやすかった。最後の話が続くのか?と思ったけど、しめはコナンくんとのコラボの超短編だった。影山みたいな執事、ほしいなぁ。

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    2018年07月02日
  • ここに死体を捨てないでください!

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    妹の春佳から突然かかってきた電話。それは殺人の告白だった。かわいい妹を守るため、有坂香織は事件の隠蔽を決意。廃品回収業の金髪青年を強引にまき込んで、死体の捨て場所探しを手伝わせることに。さんざんさ迷った末、山奥の水底に車ごと沈めるが、あれ?帰る車がない。二人を待つ運命は?

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    2018年06月15日
  • 完全犯罪に猫は何匹必要か?

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    『招き寿司』チェーン社長・豪徳寺豊蔵が破格の金額で探偵・鵜飼杜夫に愛猫の捜索を依頼した。その直後、豊蔵は自宅のビニールハウスで殺害されてしまう。なぜか現場には巨大招き猫がおかれていて!?そこでは十年前に迷宮入りした殺人事件もおきていた。事件の鍵を握るのは“猫”?

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    2018年06月15日
  • 密室に向かって撃て!

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    烏賊川市警の失態で持ち逃げされた拳銃が、次々と事件を引き起こす。ホームレス射殺事件、そして名門・十乗寺家の屋敷では、娘・さくらの花婿候補の一人が銃弾に倒れたのだ。花婿候補三人の調査を行っていた“名探偵”鵜飼は、弟子の流平とともに、密室殺人の謎に挑む。ふんだんのギャグに織り込まれた周到な伏線。

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    2018年06月15日
  • 中途半端な密室

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    テニスコートで、ナイフで刺された男の死体が発見された。コートには内側から鍵が掛かり、周囲には高さ四メートルの金網が。犯人が内側から鍵をかけ、わざわざ金網をよじのぼって逃げた!?そんなバカな!不可解な事件の真相を、名探偵・十川一人が鮮やかに解明する。

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    2018年06月15日
  • はやく名探偵になりたい

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    人をイラつかせる無神経な言動と、いいかげんに展開する華麗な(?)推理。鵜飼杜夫は、烏賊川市でも知る人ぞ知る自称「街いちばんの探偵」だ。身体だけは丈夫な助手の戸村流平とともに、奇妙奇天烈な事件解決へと、愛車ルノーを走らせる。ふんだんに詰め込まれたギャグと、あっと驚く謎解きの数々。

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    2018年06月07日
  • 私の嫌いな探偵

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    男が真夜中の駐車場を全力疾走し、そのままビルの壁に激突して重傷を負った。探偵の鵜飼杜夫は、不可解な行動の裏に隠された、重大な秘密を解き明かしてゆく。(「死に至る全力疾走の謎」)烏賊神神社の祠で発見された女性の他殺死体が、いったん消失した後、再び出現した!その驚きの真相とは?(「烏賊神家の一族の殺人」)

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    2018年05月28日