東川篤哉のレビュー一覧
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東川篤哉の長篇ミステリ作品『密室に向かって撃て!』を読みました。
『密室の鍵貸します』に続き、東川篤哉の作品です。
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烏賊川市警の失態で持ち逃げされた拳銃が、次々と事件を引き起こす。
ホームレス射殺事件、そして名門・十乗寺家の屋敷では、娘・さくらの花婿候補の一人が銃弾に倒れたのだ。
花婿候補三人の調査を行っていた《名探偵》鵜飼は、弟子の流平とともに、密室殺人の謎に挑む。
ふんだんのギャグに織り込まれた周到な伏線。「お笑い本格ミステリー」の最高峰!
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2002年(平成14年)に刊行された、架空の地方都 -
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物語の舞台となった別荘。
この形に意味がないわけはないよなぁ。絶対に、トリックとして使われるよなぁ、と思いながら読み進めていました。
トリックの詳細は予想していた通りのものでしたが、犯人の断定はできず。理由がまさかでしたので。
まあ、予想はつきやすいトリックだとは思うのだけど、そもそもこの別荘の外観が何を意味しているのか。そこに気づかないと、看破したとは言えないのではないでしょうか。気づかなかったです。
仕事で嫌というほど目にするものなのだけど。もう、毎日目にしている存在なのだけど。
あれを構造物として建てようとは思わない。十文字和臣氏に打倒です。十文字というネーミングもミスリードなんでし -
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★悪いがこの野良猫はいただいていくよ。(p.25)
【感想】
・すごいなと思います。こんな感じのユーモアミステリでこんだけ長い話をつくれるのはけっこうな力量ではなかろうかと。それもちゃんとおもろい。まあ、この手のは著者との相性が大きくて、楽しめるかシラケるかはそれぞれなんですけどぼくには合ってました。
・この手の話に出てくるわりに探偵さんも刑事さんもめちゃくちゃアホでもなくけっこうシャープなところを見せてくれます。ユーモアミステリで破綻が少なくちゃんと推理できるというのもすごいです。トリックはまあ、パーツパーツはわりとすぐわかるでしょうがそれとは別に楽しい小説としてもなんら破綻してないと思い -
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東川篤哉の長篇ミステリ作品『完全犯罪に猫は何匹必要か?』を読みました。
ここのところ、国内のミステリ作品が続いています。
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「『招き寿司』チェーン社長・豪徳寺豊蔵が破格の金額で探偵・鵜飼杜夫に愛猫の捜索を依頼した。
その直後、豊蔵は自宅のビニールハウスで殺害されてしまう。
なぜか現場には巨大招き猫がおかれていて!?
そこでは10年前に迷宮入りした殺人事件もおきていた!
事件の鍵を握るのは“猫”?
本格推理とユーモアの妙味が、新しいミステリーの世界に、読者を招く!
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2003年(平成15年)に刊 -
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ネタバレ久々の長編を刊行したばかりの東川篤哉さんだが、新刊はまた連作短編集に戻りました。とりあえず手に取ったが、今回の探偵役は…馬???
房総の田舎町にある牧場で飼育されている、元競走馬のルイス。牧場の娘の陽子は、なぜかルイスの言葉を聞き取ることができ、会話が成立するという無茶苦茶な設定。少なくとも、馬が探偵役というミステリーに前例はあるまい。
「馬の耳に殺人」。本作中、殺人事件はこれだけ。田舎の乗馬クラブに何が起きたのか。こう言っちゃ失礼だが、ロジックの面でもなかなか練られており、感心させられた。乗馬の知識きちっと伏線になっているし。しかし何者なんだルイス。
「馬も歩けば馬券に当たる」 -
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鵜飼探偵や砂川警部など愉快なキャラクターたちが奔走して事件を解決していくのを、軽快に読み進めることができた。
戸村が自分の指紋を拭き取ったり、おつまみを捨てたり、警察に通報しなかったり、なんで!って言いたくなるようなことが多かったが、事件を複雑にするどころか事件解決の鍵になっているとは、と唸った。
密室が生まれた理由も、真犯人の動機も納得のいくクオリティで、さらに面白くて読みやすいというすごさ。あとがきで有栖川有栖も書いていたが、全部を兼ね備えた作品を生み出すのは、なかなか容易ではないのだろうと思う。
烏賊川市シリーズの次回作も楽しみだ。 -