あらすじ
下町情緒あふれる谷根千の路地裏にある、隠れ家的雑貨屋「怪運堂」。 店主の探偵の素質に気付いた岩篠つみれが難事件を持ち込むと、竹田津は猫をかまったり寄り道ばかりしながらも、鮮やかに謎を解き明かしていく!
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Posted by ブクログ
谷根千界隈に起こる不思議な出来後や事件を鰯料理専門店の二代目を兄に持つ、つみれちゃんが、兄の親友である怪運堂店主、竹田津さんと解決するストーリーが清々しい。
謎解き本の教科書のような本だ。
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やっぱり身近な土地で起こるミステリは楽しい。雑貨屋探偵×JD助手の下町散歩しながら謎解き良い。つみれちゃんは可愛いのだけれど、まだ竹田津さんのことはよく分からない。ひみつ堂とカヤバ珈琲は行かなきゃだ!
Posted by ブクログ
前作に引き続き面白かったです。一癖も二癖もある登場人物のやり取りが楽しい。本編には出てこないのに散々な言われようだった和菓子屋の主人が少し可哀想でした笑
竹田津さんとなめ郎兄さんの過去が明かされる日は来るんでしょうか……
Posted by ブクログ
ゆるーい雰囲気が魅力のこのシリーズ。
お気に入りは「お墓の前で〜」
つみれの友人・理恵の家の墓の前でダンディなおじさんが涙を見せていた。このダンディなおじさんは誰なのか?父とあまり似てない理恵の本当の父なのでは?と、迷推理が飛び交う中で、まさかの展開に驚きでした。
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安定の東川さん。
ギャグという液体の中にミステリーという氷が浮遊してるイメージ。東川ファンであれば誰もが満足。そのうち深夜ドラマで実写化しないかな。
なめ郞兄さんのキャラがかわいそうかつ好き。
Posted by ブクログ
約5年ぶりとなるシリーズ第2作だそうである。前作も読んだのだが、感想を書きそびれた。舞台が谷根千である必要があるのか、と思ったことは覚えている。
メインキャラクターも忘れていたが、谷中の居酒屋の看板娘・岩篠つみれと、探偵役に当たる怪しい開運グッズ店の店主・竹田津というコンビ。前作で特に印象に残らなかったのだから、本作を読んでもやはり印象には残らなった。
第1話、サブタイトルでもある「密室の中に猫がいる」。つみれの友人の祖父の妹が、自宅で亡くなっていた。現場はいわゆる密室。正直どこかで見たようなトリック(?)だが、動機面は涙ぐましい。別の手段があったのではと思うのだが…。
第2話「お墓の前で泣かないで」。秋川雅史の曲には関係ありません。たまたま墓参りに言ったらたまたま怪しい男がいて、つみれの兄・なめ郎が勝手な憶測を語る。人騒がせというか何というか、どうしてそんなところに…。
第3話「大学祭で消えた男」。つみれが通う大学の大学祭で、素人寄席の会場から男が忽然と消えた? もはや事件でも何でもねえ。大学祭というイベントならではの事情が、一応絡んでいる。青春物として読み流すのが吉か。
第4話「お巡りさんと『散歩』してみた件」。猛暑の真っ只中に刊行された本作だが、季節は冬。冬ならではのアイテムや行動が、事態をややこしくさせた。素人探偵が出るまでもなく、このくらい警察が見逃さないとは思うが。
JR南武線という舞台にあまり関係なかった某シリーズを思い出すが、本作もやっぱり、谷根千という舞台に関係なかった。自分は行ったことがないが、谷根千ブームってまだ続いているのだろうか。東川流ミステリの平常運転とは言える。
日常の謎系と称するには死人が出るし、かといって烏賊川市シリーズのような毒もないし、コンセプトが中途半端なシリーズに、さらなる続編はあるか。
Posted by ブクログ
あいかわらずの東川さん。
猫がもっと出てきてほしかったw
大学祭のあれは、なんとなく予想がついたけど、面白かった。ああいうの、好きだわー。
作務衣の竹田津の雰囲気もナイス。
つみれちゃんの周囲には、毎度ユニークな人ばっかりw
巡査の斎藤さん、地味に手柄を立ててるような。
そのうち出世するかもw
Posted by ブクログ
谷根千ミステリシリーズの2作品め。鰯専門の居酒屋の女子大生が商店街の開運グッズの店主と一緒に身の周りの謎を解く、と言う中編集。肩肘張らずゆるーく読める。ボケと突っ込みの2人の会話が安定して裏切らないが、多分半日後には内容を忘れていそうな位軽い。