綾辻行人のレビュー一覧

  • 自薦 THE どんでん返し

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    6人の作家が自作から自選したミステリ・アンソロジー
    異なった作風の6篇が楽しめます。
    唯一、綾辻行人の「再生」が既読で、ミステリというよりホラーの作風でしたが・・・ま、概ね楽しかったです。が・・
    どんでん返し?な作品は・・・

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    2021年09月20日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

    購入済み

    個人的には好きじゃないほう

    トリックが面白いが、これまでの館シリーズと異なる感覚で自分が好きなスタイルではないですので、少し残念だと思います。

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    2021年08月12日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    6つの物語からなる短編集。

    ■綾辻行人「再生」
    非現実的な世界観の中に重く仄暗い現実感。
    オチについては想定できたが、物語に魅せられた。

    ■有栖川有栖「書く機械」
    こちらも非現実的な物語だが、
    綾辻さんの作品とは違い、世にも奇妙な物語に出てきそうな世界観。面白い。

    ■西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
    西澤さんの軽妙なテンポや表現が好き。
    特に最初のブログのような独り語りとか。
    どんでん返しとまではいかないものの、オチを見て、タイトルを思い出しなるほど。という感じ。

    ■貫井徳郎「蝶番の問題」
    この作品は主人公から先輩を通して、読者に挑戦しているかのような内容。
    プロットがしっかり

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    2021年07月23日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    綾辻さんの作品がホラーチックでオチが怖く、面白かった。
    法月さんの作品は食人についてひたすらしつこく論じていく形式で、気持ち悪くて流し読みしてしてしまった…
    他の作品はまずまず。短編ミステリーとしては面白いが、どんでん返し感は思ったより薄かった。

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    2021年07月10日
  • 十角館の殺人(1)

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    孤島に立つ不思議な形の十字形の館。
    K**大学のミステリ研の面々。
    島と本土、二つの場面を舞台に、凄惨な殺人劇が、今、幕を開ける。
    犠牲者となるのは、誰なのか?

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    2021年06月20日
  • フリークス

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    ネタバレ

    精神病棟のお話なのでなんとも言えぬ
    不気味さが漂っております。

    雰囲気はすごく良かったのだが
    いまひとつオチが弱かったように感じました。

    どうも綾辻さんの作品だと
    衝撃的などんでん返しを期待してしまうな(^_^;)

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    2021年05月31日
  • 7人の名探偵

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    全編書き下ろしアンソロジー作品で、それぞれの作品に名探偵が登場します。

    中には、シリーズ物の人物が出てくる作品もあって、キャラや世界観が分かりづらい話も少し…

    30周年記念作品と言う事で、豪華な顔ぶれが揃っているので、ミステリー好きの人には嬉しい作品です。

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    2021年05月08日
  • 霧越邸殺人事件(上)<完全改訂版>

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    ネタバレ

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    怪奇幻想系本格ミステリー小説。著者の特別な一冊。主宰の槍中秋清率いる劇団暗色天幕一行が吹雪で迷った末にたどり着いた霧越邸。吹雪の山荘で起きる連続見立て殺人。北原白秋の「雨」に見立てた最初の殺人。屋敷に潜むもう一人の誰か。名前と建物内の相関、霧越邸は入ってきた者を映す鏡など幻想的な描写。所々に焼き物や古典、姓名判断などの雑学がある。

    楽焼。轆轤ではなく、手ごねで作る。京都の楽家一族かその弟子の作品を指す。一井戸ニ楽三唐津というらしい。有田焼を別に伊万里焼という。伊万里には三様式あり、柿右衛門、古伊万里、鍋島。鍋島の色絵皿を色鍋島というらしい。

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    2021年05月07日
  • フリークス

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    K※※総合病院の同じ精神科病棟を舞台にした短編集。発狂して父を殺した母の見舞いに来た青年の話。事故で大怪我をし記憶喪失で自分が誰なのか思い詰める患者の話。精神科病棟の患者が書いた奇妙なミステリ小説を考察する話。3つの中・短編からなる。
    綾辻氏の小説はどれも読みやすく本書にしても期待に違わない。正常と異常、真実と嘘、表裏一体の狭間を上手く表現しており、揺れ動く心理描写、歪んだ世界観に読み手もハラハラ、ゾクゾクし終盤に訪れるどんでん返しに驚愕し感嘆する。
    歪な世界が澱む、ミステリーホラー。
    ★★★✩✩ 3.0

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    2021年04月26日
  • フリークス

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    ★3.5
    表紙に惹かれて購入。綾辻行人さんの作品は初めて。

    最初の2作品が個人的に好きだった。
    物語の終盤でのどんでん返しには驚かされた。
    表題作のフリークスは解釈がちょっと難しいと思った。

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    2021年04月10日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉のあっと驚くどんでん返しの短編集。驚き方はそれぞれだが、まあ工夫されている。綾辻行人の「再生」は既に読んだものだったが、これは秀逸。うわーそう来たかという終わり方だ。貫井、東川のは、もうひとひねり欲しいところだ。

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    2021年04月04日
  • 深泥丘奇談

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    何とも不思議な連作集。
    読んでいる間ずっと頭の中に靄がかかっている様な、
    水の中から物語を見ているような湿った印象。
    これは好みが分かれそうな作品だ。
    だから一体何なんだよ!と言いたくなるような作品が多いが、この不思議な感じ、嫌いじゃない。

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    2021年03月31日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

    購入済み

    館シリーズの中では…

    館シリーズの中では星3つといったところでしょうか。大好きなシリーズで他が凄すぎるので…。
    充分楽しめる作品です。出来れば順番に読んで欲しいです。

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    2021年03月28日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    前作覚醒編と同じく問答無用のスラッシャー小説?です。舞台は市街地も含み惨劇の規模は前作を大きく上回ります。
    ですが、前作は仕掛けから粗いフィルムで撮られた映画のイメージを彷彿され、かつてのホラーブームを彩った多くの作品のイメージと重なったのですが、今作はある行為の繰り返しと仕掛けが某博士のみを強くイメージしてしまうのが個人的には残念です。
    とはいえこのシリーズ機会があれば再開してほしいもので。今のご時世色々と厳しいかと思いますが…

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    2021年03月27日
  • 7人の名探偵

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    新本格ミステリ30周年記念のアンソロジー

    それぞれのシリーズを知らない読者にとっては、背景が判らない名探偵の出現は唐突だろうが、
    アンソロジーのための書下ろし故か、多分、
    甘めになっている感じがしたので、読み易かった。

    ラストを締めくくる綾辻氏の作品は名探偵モノといっていいか判別し難いが、
    実名の作家たちが登場する 新本格を愛する読者にとっては嬉しい一作だと思う。

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    2021年03月11日
  • 眼球綺譚

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    綾辻行人氏の初めての短編集、怪奇幻想短編小説を7篇収録。
    全篇を通して「咲谷由伊」という女性が登場するが同一人物では無さそうだ。しかしあとがきで綾辻氏は「普通に読めば彼女らが同一人物だとはとうてい考えられないはずである。」とあるが、読み方によっては違う考え方があるのかもしれない。
    おどろおどろしい不気味な物語に引き込まれ背筋がゾクゾクする。「再生」は最後にハッとさせられ、「呼子池の怪魚」ではホッとさせられた。「特別料理」ではゾワゾワが止まらない。ホラーは苦手だが、程よい怪奇幻想作品集。
    ★★★✩✩ 3.0

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    2021年03月04日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6人の作家さんによるどんでん返し

    綾辻行人:再生
    有栖川有栖:書く機械
    西澤保彦:アリバイ・ジ・アンビバレンス
    貫井徳郎:蝶番の問題
    法月綸太郎:カニバリズム小論
    東川篤哉:藤枝邸の完全なる密室

    気分転換や脳みそをリセットする為にちょうどいいのが
    アンソロジーだと思ってます。
    新しい作家さん発掘にもなりますしね。
    今回はたまたま全員体験済み作家さんでしたが
    西澤保彦氏のアリバイ・ジ・アンビバレンスが
    心臓をギュっとさせられました。

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    2021年02月28日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

    購入済み

    期待しすぎたかな

    十角館の殺人の方が格段面白いです。
    論述的トリック好きな人には良いですけど、伏線が少ないというか殺人一つ一つの面白さが欠けてるかなぁ。
    オチや全体の作りは良いと思いますが…。

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    2021年02月17日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    asa

    購入済み

    ミステリーたのしい

    ミステリーをあまり普段読まないので王道ミステリーを、と思い。まったく頭が切れないので、最初から推理することは放棄し、ぷかぷか流され、純粋に真相を楽しませていただいた。おもしろかったのでよしとしようね。

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    2020年12月25日
  • フリークス

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    ネタバレ

    この腑に落ちない気持ちは、なんだ?三一三号室は患者の妄想垂れ流しでバックボーンとオチはなく、四〇九号室は唯一明文化されているけど男性器のくだりいる?って思い、五六四号室は三一三号室にバックボーンを付けたようなオチでした。全体的に曖昧で、すっきりせず、五六四号室は1人で患者役と探偵役に分かれて自問自答していたということなのでしょうが、探偵はどういう感情から生まれたのか想像しかできません。雰囲気は良いのですが、曖昧さを味として押し通そうとするので、人を選びそうだと思いました。私は、グロ含めきつかったです。

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    2020年12月13日