【感想・ネタバレ】人形館の殺人〈新装改訂版〉のレビュー

あらすじ

父が飛龍想一に遺した京都の屋敷――顔のないマネキン人形が邸内各所に佇(たたず)む「人形館」。街では残忍な通り魔殺人が続発し、想一自身にも姿なき脅迫者の影が迫る。彼は旧友・島田潔に助けを求めるが、破局への秒読み(カウントダウン)はすでに始まっていた!? シリーズ中、ひときわ異彩を放つ第4の「館」、新装改訂版でここに。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

読み手の中に構築された世界を、どう破壊するのか

館シリーズは十角館しか読んだことがなく、でもその十角館の衝撃をまた味わいたいなと思い、順番ではないけど手にした本書は真相はネタバレになってしまうため書くことはできないが少なくとも私が好きな部類、ただこのような最終展開、結末はどうしても賛否両論にはなりやすい作品ではあると思う。

私が思うこの作品の良さはシリーズものであり、そして話の中に突然出てくる「不完全な人形たち」の要素。シリーズものが故「この作品も館の中にびっくりするようないことがあるのだろう。」、そして「占星術殺人事件」を彷彿とさせる「身体の一部を切り取られた人形たち」からは思わずこれから先の事件の展開や殺人手段などを思い描かざるを得ない。

読み手の中には今までの経験知からの読みがあり、そしてミステリー作品が故に、どこか読み手は「この展開知ってる」を「この作品の謎がわかった気がする」といったものとの親和性が高くなる。つまり読む中で作品に対して、作者に対して何か「多くを知っている読み手」になる優越感を感じやすい。

これは以前に書いた十角館のときには二つの場で起こっていることをある意味で「神の視点」から読んでいる読み手と評したように、人形館では経験知が故にまたアドバンテージを持っているように「錯覚」させる、そして真相に辿り着いたときにそれが一気に瓦解する。このカタルシスまでの構成や展開が見事であった。

人形館として、どこかアドバンテージを持ち優越感を持ち、作品世界の登場人物の動きや展開をある種「人形」のように操っていたような我々読み手、その実我々読み手は作者にとって「その読みも想定内」という「人形」だったのかもしれない。

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2026年08月18日

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『十角館の殺人』
『水車館の殺人』
『迷路館の殺人』
この3作品とは毛色の違う作品
上の作品を読んだからこそ『?』が多くなる
同じだろうと思って読んだら見事に裏切られた

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2026年08月14日

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ネタバレ

フェアであろうという努力はあるものの、シリーズ1の反則ミステリ。その代わり、孤独な主人公のアンニュイで幻想的な内的世界に耽溺できる点はとても良い。梅雨の京都にはじまる情景描写も主人公の心理とリンクし、雰囲気を演出する。その内的世界が事態が進行するとともに崩壊していく様も見事。
ミステリとしても個人的には嫌いでないが、ミステリ要素も含めて文学として好きな作品。
お母さんの色っぽいシーンはもう少しあってもよかった。

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2026年07月23日

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いつもとなんか違うなぁ、珍しいなぁと
思いつつ読み進めていた。
(途中まで、人が全然亡くならないなぁと。シリーズ他作品は結構人が亡くなる印象があり…)

今までとは違うのもあり、
今のところシリーズで1番意表をつかれた。

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2026年06月14日

ネタバレ 購入済み

京都の閑静な住宅街で起こる殺人事件が信頼できない語り手に語られます。トラックを知るとそれはずるいと思う気持ちもありますが、楽しめました。

#ドキドキハラハラ

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2026年03月12日

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大好きな綾辻さんの館シリーズ。
順番通りではないけど、この本で6作品目の館シリーズを読んだ。

『人形館の殺人』は異色編で賛否両論あるとのことだったので、どう異色なのか、自分はどう思うのか確かめたかった。

なるほど、これは確かに異色作だ。
今までの館シリーズとは毛色が違う。

ネタバレにならないで唯一言えるのは、クローズドサークルではないということ。
館に誰も閉じ込められてない!
それなのに没頭できて一気読みだった。
人里離れなくても閉ざされてなくても、館シリーズならではの怪しい雰囲気は他の作品と変わらない。

前作とは違うトリックで読者を驚かせよう、楽しませようとしてくれる綾辻さんがやはり好きだ。
どの作品もそれぞれ違う驚きがあるので、自分の中でランキングが付けられない。

全9作しかない館シリーズの未読は、残り3作品になってしまった(;_:)
もうもったいなくて読めないよ。。。

自分をまた本好きにしてくれたのが『十角館の殺人』のあの1行だった。
本でなければ感じられない面白さを思い出させてくれた。
だから館シリーズには特別な思いがある。

現在、館シリーズ最後の作品となる10作目の『双子館の殺人』を執筆中だとか。
これが本当の最後だと思うと寂しくてたまらない。

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2026年09月24日

購入済み

凄いなぁ

それぞれの時間は独立しているし、ほかの巻のネタバレはないけれど、
ぜひシリーズ最初から、順番に読んだ方が面白いと思います!
それにしても、本当によく出来てるなぁ。

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2022年10月21日

購入済み

うわー、そうだったの!? 人形館って、そうだったの!? えーっ。
ネタバレしちゃいたいなー(笑)
でも、こういう館があってもいいよね。面白かった!

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2020年12月19日

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まんまと騙された。今までの3作があってこそのトリックというか結末だった気がする。館シリーズは毎回構成が違っていて面白い。次はどんなアイデアを見せてくれるのか楽しみ。

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2026年09月23日

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ネタバレ

解説にあったように、今までの館シリーズの中でかなり異質
私は割と好きだった!
まさか島田が全く関与していないとは…
時計館が楽しみ

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2026年09月13日

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館シリーズその4。
あとがきや、解説で何度も異色作と表現されるそれ。
確かに異色だった。
面白かったです。
とりあえず、ネタバレにならない程度の感想。

京都の街並みが懐かしく思いだされた。
館に閉じこもってばかりの話ではない。
島田潔というキャラクターの破壊力。
中村青司という存在はそれ自体がもはや仕掛け。
新しく出てきたキャラクター是非いずれ、島田さんと共演させてほしい。

と言ったところだろうか。
乗ってきたので、次はこのままの勢いで時計館行っちゃおう。

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2026年09月05日

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ネタバレ

館シリーズだけど中村青司は関わっていなかった、という番外編のような本編。
結末といい、ホラー要素が多く、読んだ中で1番不気味な話だと思った。
毛色は違うけどこれはこれで良かった。
中村青司の館じゃないなら、もう一作品多く書いてくれないかなあ〜と期待してしまった。

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2026年08月10日

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館シリーズ第4弾、いままでの『十角館の殺人』『水車館の殺人』『迷路館の殺人』とは打って変わって異色のミステリーだった。正直、今までの館シリーズだと思って読んだら裏切られる。
次は待ちに待った『時計館の殺人』を読もうと思う。あの有栖川有栖氏が「『時計館』は傑作ならぬ大傑作」‐(『水車館の殺人』新装改訂版解説)』と評しているので、かなり期待を寄せている。

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2026年08月09日

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館シリーズの4作目

飛龍相一は父飛龍高洋が住んでいた、京都の屋敷に移り住む事となり…

屋敷内には顔のないマネキン、街では子供を狙った連続殺人が起こり、飛龍想一の元には謎の脅迫状が届く。

今までの館シリーズとは違った最後で、やられた〜!!!となった作品。


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2026年08月07日

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シリーズを順番に読んでいるんだけれど、今回は本当に毛色が違う。

きっとこうなんだろうなぁ…というのがまさにその通りだったり、でもビックリすることもあったり、前作までとは違った面白さがあった。

島田さんなかなか登場しないなぁと思っていたけど、その理由も分かってスッキリ。次は評判の時計館。早く読みたーい( ´ー`)

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2026年08月04日

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梅沢家の話がでてきてちょっとニヤついてしまった。

話としては期待を裏切られる感じであったが、
綾辻行人なのに!?
という意外性が快感でした。

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

館シリーズを求めて読んだので差し引き3.5くらい。
星3にすると見栄えが悪いから4にしておく。

クソ館レベルは本シリーズにおいて暫定最下位だ。
真犯人や視点のカラクリについてはミステリ読み歴の短い人でも容易に思い当たってしまうものだったので、本書から不可能犯罪やトリックに驚かされる経験を得ることは極めて困難だと思う。
そのあたりの衝撃については十角館が本当に凄かったんだなと、今更ながらも思う。

その一方で、内面世界の構築と解体については見事だった。
終盤になってシリーズお馴染みの人物が現場に駆けつけてきてからはもう、構築された世界がギシギシと音を立てて軋み、今にも崩れ落ちそうなハラハラ感があった。
今敏のパーフェクト・ブルーや、カラメルカラムのA lter Egoを彷彿とさせる精神的なグラグラ感。

巻末に寄せられている解説も見事。
読書は格闘技という言葉は100同意。

ミスリードや叙述トリックなんかも、それを誤認するに足る文脈や知識、連想力を読者が持ち、その上で乗っていかないと成立しないのだと常々思っている。

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2026年07月06日

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綾辻行人の館シリーズですが、ジャンルは本格ミステリではなくサスペンスです。作品全体を通して追い詰められるスリルに重点を置いています。
 また、本作の半年前に『緋色の囁き』が発表されており、似た雰囲気を漂わせます。そちらを先に読んでみるのも面白いでしょう。

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

4.0

綾辻先生はたくさんの伏線や仕掛けを色々散りばめて、最後に全部綺麗に回収していくのがとても上手な方だと思うのですが
今回の作品はたくさんの謎を散りばめておいて、あえて回収しないスタイルのように見えました。

表現が難しいですが、綺麗に回収するのに何かすごいトリックがあるんでしょ〜と読者に思わせておいて、あえて違う手法を使ってきた感じ。

だからすごいトリックを期待していた方からすると、少し物足りなさはあるかもしれないですが、私はこのスタイルも新しい表現のひとつとしてとても面白くて、そうきたか〜!と思わず呟いてしまいました。

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2026年06月16日

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ネタバレ

三分の一くらい読むまでは「うーん今回はちょっとどうかなー」とか思いながら読んでたはずなんですよ。でも気がついたらなんかノンストップで最後まで読み切っちゃったんですよね。そのときの記憶もあんまりないんですよ。奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用という言葉がまさにぴったりの不思議体験でした。
たまたまこの本を読んでた日はちょっと忙しくて読書時間があまり確保できなかったのにもかかわらず、いつの間にやら……って感じだったので、無意識にそうさせてしまうほどにおもしろかったというのは間違いないでしょう。

それにしてもあの人物がこの作品にはまったく出てこないとは思いませんでしたね。こいつは必ず出てくる!という我々読者の心理を見事に突いた仕掛けでした。
しかも今回の舞台である「人形館」もこれまでの作品とは異なるある秘密が……。最初から違和感は感じてたんだけど、はっきり断言されるまでモヤモヤしてスッキリしなかった部分はあったかもしれない。それを解消したくて、真相を知りたくて一気に読んじゃった感は否めない。
ん?でもミステリー小説ってそういうものなんじゃ……。じゃあまったく問題ないじゃないか。なに言ってんだこいつは。

というわけで違和感は感じていたものの、結局最後の最後まで真相に気づくことがなかったいつもの私は大変楽しく読むことができました。
次回はいよいよ映像化作品『時計館の殺人』。震えて眠れ、私よ。

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2026年06月10日

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ネタバレ

まさかの真相だった。今まで読んだ館シリーズの中ではかなり読みやすかった気がする。

順番に読んでるけど、今のところ十角館の次に好きかも。こういう系のミステリー大好き。

あと島田が出てこないのも意外だったな。シリーズ読んでて初めてレベルでびっくりした。

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

ミステリーにはきっと、全く理解できないものを除けば大まかにいって二分類あって、描かれた謎に全く騙されてしまい純粋に驚きを味わって楽しむタイプと、すべてを理解し尽くすことはないにしても途中で真相に近いものが見抜けてしまいつつそれが文学的にどう料理されるのか、どんな表現やディテールでもうひとひねりされるのかを吟味するタイプとが存在すると思うんだけど、今回は同著者の「水車館」に続き後者でした!

それでも、大ひねりからの小ひねりが効いていて、エンタメ感に後押しされるリーダビリティーの意味でもお気に入りになりそうです♫

主人公が、僕自身と同じような幼少期の経験をも持ってんじゃないかとか、あの頃の環境に対して同じように憎たらしく思ってたんじゃないだろうかとか、個人的な感情移入と連想のしっかり膨らむキャラクターだったので、同じく今年初読して驚かされた「迷路館の殺人」とは全く全く違う読後感となったのも、お気に入り感が生まれた要因かもしれません。

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2026年07月15日

mii

購入済み

ミステリーの変遷を感じる

人形館が番外編の位置付けであること、納得しました。

今となっては一般的な今作の犯人像ですが、当時は新鮮だったというようなことをあとがきに書かれていて、その当時の新鮮な気持ちでこの衝撃を味わってみたかったなと思いました。

なんとなく犯人の予想がついた今回、でもただそれだけで終わらないのが館シリーズというか綾辻先生ですね。
いい意味で、後味の悪いお話でした。

#ドロドロ #ダーク

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2025年08月27日

購入済み

館シリーズは何作か読んでいますが、今回はことごとく予想と違う方向へ。
建物の構造に気を取られ、ラストになって、え?そういうこと?と、まさかの展開。
ん~、騙されて爽快、というよりは、なんかちょっとモヤモヤした感じ。

#切ない #シュール #怖い

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2021年12月10日

購入済み

また意表を突かれました。

十角館に出会ってから、順番で本シリーズを読んでいます。同じ館にも関わらず、毎回こちらの予想を裏切る展開となっており、楽しんで読むことができます。読み始めると止まらず、3時間程で読了。これまでとは違った趣向の結末となっており、面白かったです。すぐ時計館読みます。

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2020年05月13日

ネタバレ 購入済み

ようやく騙されなかった

館シリーズを順に読み4作目。
ビリーミリガンや失われた私を読んでいたおかげか、ようやく騙されずに済みました。
でも島田さんすらがもう1人の人格であるのは気づけなかったなぁ…。

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2017年09月22日

購入済み

さすがの叙述トリック

途中までこういうことかなと考えていた解答がまさかのひっくり返しでした。ある意味騙しとしては十角館の殺人にも通じるのですが、あちらは予想の範疇にあったのですが、こちらはすっかり引っ掛けられて満足です。こういう醍醐味があるから絢辻作品は楽しいですね、次回作も楽しみです!

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2015年10月09日

Posted by ブクログ

途中結末がわかって、いつもだったらそれを裏切られるオチだけど、今回は予想通りだった。初めて当てることができて嬉しかった。ラストの喋っている人物をすり替えていく文章の運びは、混乱しながらもどんどん種明かしされていく感じがよかった。

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2026年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

予想を上回らなかった印象。

シリーズで珍しく生活の中に存在する館の中で起こる事件。

主人公想一を付け狙う形で人形への嫌がらせや玄関前の嫌がらせ、果てには母親の殺害やアパートの住人の殺害にまで至っていく。

また世間では連続自動殺害事件が起こる。

全体的に不気味で、想一視点で描かれるが想一自身がが割と物静かでネガティブ寄りな性格もあり、全体的に不気味で陰鬱とした雰囲気。

また、途中で出てくる島田が想一の妄想だったことも起因して、コミカルになる起点もない印象を受けた。

今回の驚きどころは、この4つかなと思う。
①家に嫌がらせをし、義母を殺したのは想一
②相談していた島田は想一の中の一つの人格
③子供殺しの犯人は想一とみせかけて雪村
④昔想一が引き起こした事故に関して絡んで殺してしまった男の子が旧友の兄

①に関しては、途中の「-は...」という主語を伏せられたところの雰囲気や、開かないはずの鍵が…の件のあたりで想一自身が犯人なのかなと検討がついてしまった。

②に関しては、島田はやっぱり普通に出てきてほしかった。やっぱりこのシリーズを通して、島田というキャラに魅力を感じているので、人形館では実質出てこなかったのが残念。

③はまあ、想一が殺しちゃってるのかなと思ってたから意外だったけど、衝撃というほどではなかった。

④これは意外だったし、結構衝撃だったけど、この事実起点でのどんでん返しとかはなかったから、残念だった。まあ、最後旧友が島田に連絡をとってる意味がわかってないからかもしれない。

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2026年10月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初の綾辻作品!
館シリーズは順番に読んだ方がいいのかなと思いつつ、店頭に十角館がなかったので人形館を手にとってみた。
読みやすくて描写も丁寧だし、ストーリー上は前作との繋がりもなかったけど、みなさんの感想読んでる感じだと前作までを読んだ上での人形館だからこそ感じる驚きとか面白さがあるんだろうなと、ちょっと後悔。
トリックや謎に対する物足りなさはその辺から来てるのかなと。
列車の脱線事故とか、語り手が犯人で多重人格(という表現が正しいか分かんないけど)とか、割と展開が読めてしまう部分はありつつ、最後まで一気に読み進められるので楽しかった!
語り手犯人説は序盤から薄々勘づいてたけど、まさか島田潔まで脳内で作り出してるとは思わなくてびっくり。たしかに電話のやり取りしかしてないな〜と読み返してみた。
映像化は難しいと書かれてたけど、仮に映像化するなら希早子を襲うところはどんな風にするかなぁとか妄想した。

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2026年09月28日

Posted by ブクログ

綾辻行人さん著、『人形館の殺人』。

「館シリーズ」第四作。京都の屋敷「人形館」を舞台に、不可解な出来事と脅迫、通り魔殺人が絡み合う異色のミステリー。

【あらすじ】
父を亡くした飛龍想一は、父が遺した京都の屋敷「人形館」で暮らし始める。屋敷には顔のないマネキン人形が置かれ、周囲では不穏な出来事が相次いでいた。

やがて近隣では通り魔殺人が続発し、想一自身のもとにも姿の見えない脅迫者からの影が迫り、日常が徐々に崩れていく。

【感想】
これまでの「館シリーズ」とは異なり、終始、想一の視点に限定して物語が進んでいく構成が印象に残る。脅迫者の存在や、想一の記憶を想起させるような断片的な描写が何を意味しているのか、読み進めるにつれて少しずつ明らかになっていく情報の出し方と、どこか静かな質感を持つ文体が、これまでの館シリーズとは異なる本作の雰囲気を作り出しており、異色作品と言われる所以であると感じた。

ミステリーとしては、これまでのシリーズで意識させられてきた館そのものの構造やギミックから、事件がどのように成立するのかを推測する面白さに対し、今作では、想一視点に限定することで「今見えているものをそのまま受け取ってよいのか」という疑いを読者に抱かせ、読者の認識そのものをミステリーの一部として機能させているように感じられた。

一方で、結末部分の希早子と架場のやりとりにおいては、残された情報から読者それぞれの解釈に委ねるような余韻を持たせているが、想一の視点に重点を置いた構成であることも相まって、結末から広げられる考察にはやや限界があり、綾辻さんが意図した部分を汲み取る難しさも感じた。

本格ミステリーとして明快な解決を求めると、序盤である程度結末を予想できてしまうため、やや物足りなさを感じる部分もあるが、これまでの「館シリーズ」が積み重ねてきたミステリーの前提を利用することで、叙述ミステリーとして成立させている構成には面白さを感じた。静けさのある展開と、心理描写の細かさから生まれる緊迫感を持つ作品としておすすめしたい。

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2026年09月24日

Posted by ブクログ

今までの館シリーズとは違った作品でした。
なんか都合よくいいタイミングで出てくるなーと思ってたら最後はまさかの展開でした。
最後の解決するところでは一瞬よくわからなかったです。

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2026年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズだからこそできる話で面白かったです。
でも、謎やトリックが物足りないまま読み終えてしまった感じ。前三作が楽しかったから余計そう思う。

シリーズだからこその展開が楽しかった。一方で、今までのシリーズとは違ったからこそあまりドキドキしなくて…謎も物足りなさがあるね…。

読み終わったあとも暫く考えたけど「生」と「死」の話や、想一の感情の変化とかは面白かった。リアルだった。

帯を見直したら「異色編」って文字。
なるほど、確かに「異色」だった。

何よりも言いたいのは島田潔が恋しいです…。

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2026年09月08日

Posted by ブクログ

館シリーズ4作目。これまでのシリーズを読んできたからこそ、何かおかしいな?と思えます。
展開としてはある程度予想できましたが、主人公の内面がじっくり描かれているのでぞわぞわする気持ちの悪さがありました。

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2026年07月27日

Posted by ブクログ

2026年19冊目

ミステリー小説でこんなのってアリなの、、?!!
読み終わった後に驚愕しました。
しかも綾辻行人先生が人形館の殺人を書いたのが28歳の頃って、、、天才なんだなと改めて感じました。

人形館の殺人を読む前に、「異色の作品だ」とか「館シリーズを読むときに、人形館だけは飛ばして良い」などマイナスの声が大きくて、読みたい気持ちは有りつつも後回しになりがちでした。会社の同僚に感想を聞いてみたいと言われ、ようやくこの本を手に取りました。(4店舗くらい本屋を回りましたが、どこにも在庫が無く、ネットで注文しました笑)

読んでみた結果、あぁもっと早く読めば良かったと後悔しています。面白い作品でした。確かに異色の作品ではあるものの、読み飛ばして良いとは個人的には思いません。ミステリー小説が好きな人には是非一度読んでもらって、衝撃と混乱と新鮮味を体感していただきたいです。きっとミステリー小説が好きな方からすると、読む前にも人形館の殺人は純粋なミステリー小説ではないんだろうなということは、なんと無く察しがついてると思うので。その上でこの作品を読むと、自分の新たな経験値が積み上がるのではないでしょうか。

結末はなんとなく見えていましたが、よくこんなこと考えるなと感心します。ただどうしても純粋なミステリー小説が好きな自分にとっては、読んでいてあまりワクワク感はありませんでした。長いなぁ、、早く展開進まないかなと、、2/3くらい進んだところでようやく物語が展開して来て面白くなってきた印象です。

まだまだ自分が読んだことのない設定の小説は多くあるんだと実感しました。これからもミステリ中心に、どんどん色んな小説を読んでいこうと思いました。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

だいぶ序盤の犯人パートで、これ〇〇じゃね?って思ったのが結局的中してた
トリックはそれが全てだったから、面白さ半減したなあ

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2026年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

綾辻作品4作目。これまでの3作が全て異なる真相だったが、今度はこう来たか。過去3作は真相が自分の予想から裏切ってくれたが、今回ば序盤から真相が予想出来てしまったのが残念。
次の時計館に期待。

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2026年06月09日

Posted by ブクログ

あの人は出てこなかった。途中、いろいろと予想するけど、やっぱり最後は予想外の結果になる。なにかと、今までのシリーズと雰囲気が違うことは感じていた。

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2026年06月08日

館シリーズ異色の問題作


主人公「飛龍 想一」と育ての母「池尾 沙和子」は
亡き父の遺した緑影荘へ越してきた

彫刻家の父が遺した京都の館「緑影荘」
そこは顔のないマネキンが無数に佇む「人形館」と噂される館だった

街では残忍な殺人事件が続出し
想一の元にも不気味な脅迫状が……


館シリーズ 第4館目

「人形館の殺人」

十角館、水車館、迷路館と順を追って読むことでより人形館を楽しめると思います。
個人的にこの種(種というかオチ?)が好みではなかったので評価点は辛目ですが
中盤から終わりまで一気に読み進めたくなる綾辻ワールドは圧巻でした!

#ドキドキハラハラ #怖い

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2024年03月12日

購入済み

個人的には好きじゃないほう

トリックが面白いが、これまでの館シリーズと異なる感覚で自分が好きなスタイルではないですので、少し残念だと思います。

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2021年08月12日

購入済み

館シリーズの中では…

館シリーズの中では星3つといったところでしょうか。大好きなシリーズで他が凄すぎるので…。
充分楽しめる作品です。出来れば順番に読んで欲しいです。

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2021年03月28日

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