綾辻行人のレビュー一覧

  • 深泥丘奇談・続々

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    猫・猫・猫…多量の猫が出てくるお話も、作家の家にいる猫のお話も、猫まみれでした。
    ついに、石倉(四)が。「死後の夢」、なんだそういう…と思った後に本命が。好きです。咲谷看護師の名前もわかりました。
    でも、最終巻も作者であるわたしは具合が悪くて記憶の何もかもがぼんやりしていて。
    深泥丘のお話もここまでなの寂しい。度々訪れていただいて、何が起こったか作品になるのを楽しみにしています。

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    2023年05月11日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    普通のグロ系の殺人ホラーかと思ったら、トリックのある話やった。
    なんか登場人物の名前とか服とかおかしいなーとずっと違和感あったけど、全員双子でそれぞれ話が別々に別れてて進行してたとは!
    トリック分かってもちょっと分かりにくかった。

    殺し方はまあグロい系だけど、別に普通だったが逆さに吊られて、自分の腸を食べさすシーンが良かった!!笑
    こんなグロシーン、映画でも見たことないし「うわー」と思えて良かった!!!

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    2023年05月03日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    ⚪︎短編集
    ▪️再生 綾辻行人
     ★★☆☆☆
     ホラー>ミステリー

    ▪️書く機械 有栖川有栖
     ★★★☆☆
     世にも奇妙な物語のような空気感

    ▪️アリバイ•ジ•アンビバレンス 西澤保彦
     ★☆☆☆☆
     文体や展開がラノベ感があって合わなかった

    ▪️蝶番の問題 貫井徳郎
     ★★★☆☆
     探偵役のキャラクターが好感が持てる

    ▪️カニバリズム小論 法月倫太郎
     ★★★★☆
     グロ寄りの描写もあるが、まさにどんでん返しの面白さ

    ▪️藤枝邸の完全なる密室 東川篤哉
     ★★☆☆☆
     コメディ寄り

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    2023年04月26日
  • フリークス

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    短編集。「フリークス 五六四号室の患者」が一番好き。“あちら”と“こちら”の曖昧なところが良いんだよね。あと、道尾秀介の解説が世界観の説明をしてくれてて、すごく分かりやすい。

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    2023年04月23日
  • 7人の名探偵

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    新本格ミステリの端緒を開いた『十角館の殺人』刊行から三十周年を記念したアンソロジー。新本格第一世代のレジェンド作家七名の夢の競演。


    「名探偵」をテーマに書かれたレジェンド作家のアンソロジー。
    「名探偵」をテーマに、とはいえ、実はストレートに探偵ものミステリを書いてる方は少ない印象。ちょっとメタフィクションっぽかったり、今までの新本格の歴史への郷愁を感じさせるものだったり。
    ただ、短篇でも粒ぞろいで、この作家陣の並びだけでも非常に贅沢なものを読んでいる満足感があります。

    個人的には我孫子武丸さん『プロジェクト:シャーロック』と歌野晶午さんの『天才少年の見た夢は』が好きでした。どちらもちょっ

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    2023年03月30日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

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    一部分は推理できたけど、完璧に推理することはできなかったのが悔しい〜!笑
    まぁずるいっちゃずるくて、なんてオチだ…ってなることもあるけど、それも含めてミステリー好きならぜひ挑戦してみたほうがいいよね
    あとあの一家の話ダークコメディなのに、1番しっかりしたミステリーだったよね

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    2023年03月29日
  • 暗闇の囁き 〈新装改訂版〉

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    前作の緋色程の衝撃はなかったものの幻想的な雰囲気を持ったサスペンスホラーミステリーって感じで面白かった。
    過去の猟奇殺人の真相はまた別のお話らしいから、それを除いた今回の事件は全部「事故」ってところがあんまり読んでこなかったパターンで新鮮に感じたなぁ。

    小学3〜4年(特に4年の実矢)なら死んだ人が生き返るなんて御伽噺だってことギリギリ理解できそうなもんだけど、そうならなかったのは隼雄が凡そ子供が好むであろう漫画やアニメの類を禁じてたが故だと思うと何だか遣る瀬無いな…隼雄もただ単に子供達が憎たらしくてそうしてた訳じゃないってとこがまた…そして最期まで子供達のことを理解して和解することもないまま

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    2023年03月26日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

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    耽美で陰湿なサイコサスペンスなのかと思いきや血飛沫舞うお嬢様バトルロワイヤルでいい意味で予想を裏切られました!殺人の描写が派手で読んでいて気持ちがいいほどです。人もぽんぽん死ぬのでテンポがよく、後半になるにつれ全員が怪しく思えてきて楽しいです。トリックを考える楽しさはあまりないかもですがたまにはこういうお話もいいですね。
    魔女がキーワードで最後数行がカーの火刑法廷を彷彿させる終わり方でそこが好きです。

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    2023年03月25日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    綾辻ホラー初読みでした。

    ホラーの中にもミステリー要素が
    入ってて、読みやすかったです。

    久しぶりに著者の館シリーズ読もうっと。

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    2023年03月24日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    まあまあ。
    読んだことないかなと思ってたけど、読んだことがあるものばかりだった。ただ、細かいところは忘れていたので新鮮に楽しんだ。

    「赤いマント」
    簡単な話だけど、ミステリーとしてはきっちりしててすごい。ホラーテイストなのも良い。色ばかりに気を取られるが、匂いか。なるほど。

    「崩壊の前日」
    雰囲気。スピン元をよく知らないのが残念。

    「洗礼」
    読んだことあるやつ。読みながら思い出すのに、地震が関係してて…くらいしか思い出せなかったし、哀悼的な話のも忘れてた。

    「蒼白い女」
    なんか知ってた気がする。ホラーオチ。

    「人間じゃない-B○四号室の患者-」
    こんなオチかよ。いやまあ人間じゃないの

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    2023年03月24日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    綾辻行人「十角館の殺人」を読んでから、綾辻作品にもっと触れたい!と思い手に取った1冊。

    恐らく、読む順番としては相応しくないなとすぐ気付いたのだが、どれも続きが気になる短編ばかりですぐ読み切ってしまった。シリーズもの未読なのにこんなに没入できるのかと驚きです。

    「人間じゃない B0四号室の患者」がいちばん読んでてゾワゾワできて楽しかったです。次は「フリークス」、「眼球奇譚」を読みたい!

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    2023年03月23日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

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    綾辻さんと言えば、館シリーズが真っ先に思い浮かぶのですが、この『緋色の囁き』から始まる囁きシリーズも、初期作品群の中では忘れ難いものがあります。

    封印された記憶にまつわる謎が、ホラーやサスペンスの要素を交えて解き明かされる様は、館シリーズとは違った趣が感じられました。

    日常から少し浮遊したかのような感覚は幻想性を帯びていて、それが後に発表される数々の作品にも受け継がれているように思います。

    全寮制の女子校で起こる連続殺人事件に、不気味で陰鬱な作品世界が相まって、読み進めるごとに緊迫感が増してくる展開と、タイトルにもなっている「緋色」が強調された描写が印象的でした。

    映画『サスペリア』を

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    2023年03月04日
  • 十角館の殺人(4)

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    ネタバレ

    ♯20
    ♯21
    ♯22
    ♯23
    ♯24
    ♯25
    4コマ劇場
    8月のセレナーデ
    海に来た。
    水着回といえば···
    波打ち際の攻防
    中村紅次郎 

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    2023年02月26日
  • 黄昏の囁き 〈新装改訂版〉

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    囁きシリーズの第3弾ということで、前作、前々作のような耽美なおどろおどろしさ、というかホラー感を期待してたんだけど、割と普通のミステリーみたいな感じで肩透かし。子供のころの記憶がカギになるってのが、少し変わったところではあるけど、似たような話はわりとあるしな...
    犯人の動機もちょっと唐突感ある。

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    2023年02月25日
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    綾辻行人と10人の後輩作家との対談集。

    対談相手は、詠坂雄二、宮内悠介、初野晴、一肇、葉真中顕、前川裕、白井智之、織守きょうや、道尾秀介、辻村深月。

    ほぼ全員が綾辻さんを前にして揃いも揃って緊張している様子が微笑ましい。

    フレンドリーで気さくな空気を醸し出している綾辻さんだけど大御所感が凄い。

    「こんな年寄で、申し訳ありません」と挨拶される前川さんに笑ったり、綾辻さんに「文章にうるさい」と言われる道尾さんの拘りに感心したり、高校生の頃から綾辻ファンだった辻村さんの熱い想いに驚いたり、様々なシークレットを楽しめた。

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    2023年02月16日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

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    綾辻行人先生と先生が描かれる世界に非常な親しみを持っている方には刺さる作品だと思います。登場人物にともかくカタカナの方が多く、頻繁に「こいつ誰や」現象が起きます。

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    2023年02月02日
  • 鳴風荘事件 殺人方程式2

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    新本格ミステリ。

    相変わらず全く推理できないけど、たまに読むミステリは頭を休めてくれるからよい。
    私のミステリ体験は完全受動なので。

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    2023年01月29日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    やっぱり本格は楽しいよね。純粋に謎解きに集中できる。
    反面、まったくドキドキしない。この辺りがリアリティがないと批判されるところなんだろうけど、完全な作りものとして十分に面白いと思ってる。

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    2023年01月25日
  • 霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版>

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    ある劇団が吹雪で遭難し、たどり着いた霧越邸。
    当然のごとくクローズドサークルという状況になり連続殺人の幕が上がる。

    最終章で劇団主催の槍中が、広間に人を集め長口上で理論的な名推理を披露する。それですべて解決かと思われたとき、
    隣の部屋からピアノが鳴り第6の人物が現れ、探偵役を交代する。その推理とは?という二段落ち。

    巻末解説のあとの、作者インタビューが貴重。創作秘話を赤裸々に暴露してくれているのがうれしい。

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    2023年01月24日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

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    「なるほど」という話もあれば、「いやいやちょっとズルいんじゃないの?」と言いたくなる話も。
    ツッコミどころありの、ゆるい短編集なので、読みやすいのは良い。

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    2023年01月24日