綾辻行人のレビュー一覧

  • フリークス

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    覚悟して読みましたが、想像以上の怖さでした。精神病と言うと、錯乱や暴走してしまうイメージでしたが、この本の静かに狂っている患者の様子は本当に怖いです。平然とみんな狂ってます。短編3話ですが、3話目を読む頃には、結局何が真実なのかよくわからなくなります。読後にモヤモヤ感が残る感じでした。

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    2019年12月14日
  • 眼球綺譚

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    最近エリンの特別料理を読んだので、読みたくなった。多分10年以上前に一度読んだ事がある。
    全体的に陰鬱でよい。なんていうか、記述されてる内容に関係なく、どんよりした曇りの日とか湿度の高い寝苦しい夜みたいな空気がずっとあって、不安感や不快感がある。
    あと解説がうるさい。

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    2019年12月07日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    前作の「殺人鬼 覚醒編」に続く本作。今作はあの双葉山の殺人鬼が山から出てきて前と同じような殺戮を繰り返すという話だが勿論前作と同じように仕掛けが施されている。今回も「もしかしたらあれはこうなっているのかも」とは思ったもののどこでそうなったのかに気付けず。それにしても相変わらずグロかったなぁ…。

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    2019年12月04日
  • 深泥丘奇談・続々

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    2019年76冊目。う~ん、結末のぼやかしが総じてハマり切れなかった印象。文庫待ちで前作から大分空いてしまったのも影響しているかも、通しで読めればまた違う感想になるのかな。雰囲気自体は好きなので、どこかで続きを読みたいです。

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    2019年11月03日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    大好きな作家さんばかりの「どんでん返し」短編集。
    お馴染みのキャラクターが登場したり、既読作品もあったけど、さらっと読めるので悪くない。
    いちばん好きなのは「蝶番の問題」。
    面白かったのは「藤枝邸の完全なる密室」。


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    2019年09月27日
  • Another エピソード S

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    『災厄』って、結局どうなったんだっけ?
    思い出せない……読んだのに。
    ま、これは夜見北中の話じゃないから別にいいんだけど。

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    2019年08月29日
  • 深泥丘奇談・続々

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    今回も面妖で不気味なんだけとちょっとゆるい世界を堪能させてもらいました.特に「ねこしずめ」は秀逸.さすが綾辻先生は上手い.猫柱についてうまくミスリードされてしまいました.
    一応これでシリーズは完結とのことですが,続きを期待しています.

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    2019年08月29日
  • Another エピソード S

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    勢い、で読破。

    今回は、あまり激しくないので、わりと安心して読めました。

    ・・まだ続編、あるのかな?

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    2019年04月26日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    作者自身が選ぶどんでん返しをテーマとする6篇の自作品。
    【綾辻行人「再生」】
    既読の作品だったが、言われてみれば確かにこれはどんでん返し(笑)
    【有栖川有栖「書く機械(ライティング・マシン)」】
    これは究極の缶詰め状態。作家としては自虐的ネタだろうか。
    【西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」】
    アリバイ崩しの作品だが、犯人の行動は今一つ腑に落ちない。
    【貫井徳郎「蝶番の問題」】
    探偵役による手記の解読は鮮やかだったが、どんでん返しとなる結末はどうも・・・。
    【法月綸太郎「カリバリズム小論」】
    『法月綸太郎の冒険』収録作とのことなので、既読のはずだが、ストーリーをまったく覚えていなかった。「

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    2019年04月14日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人を目的に手に取ったが、名前は聞くけど、読んだことのない作家が読めて良かった。

    特に貫井徳郎、法月綸太郎、東川徳哉、、他の作品も読んでみたいです。それにしても探偵役のキャラはバリエーション豊か。高慢チキ系、切な系に、おどけ過ぎ系、どれも好物です。

    ミステリ=探偵物ではないと思う。怪奇やブラックユーモアもけっこう好き。バリエーション豊かで良いオムニバスでした。

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    2019年02月03日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    『殺人鬼』の続編。双葉山の殺人鬼再び。
    もうグロいの一言に尽きる。前作に負けず劣らずのスプラッタ。何の理由もなく、ただひたすら殺して、殺して、殺しまくる。

    そんな中、物語の鍵となるのが、ちょっと不思議な力を持った少年 真実哉。奇しくも前作で憧れの年上女性を守るため、命がけで戦った間宮少年と同じ名をもつ少年が、家族を守るため、殺人鬼に立ち向かう。

    ただグロいだけのホラーではなく、一応ミステリー的な仕掛けも施されてはいるけれど、やはり前作には及ばない。
    結局殺人鬼の正体がよく分からずモヤモヤ。全体的に『覚醒篇』のほうが好みかな。
    ラストもホラーにありがちな感じだけど、いつか続編もあり、なのか。

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    2018年11月15日
  • 深泥丘奇談

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    ミステリ作家の「私」が住む深泥丘という町での
    奇妙で不可解な出来事を綴った短編集
    色んな事を忘れているらしい私と、その奇妙な現象等を
    当然のように知っているかのような妻。
    深泥丘病院の同じ苗字で同じ顔の3人の医師
    不可思議な現象に説明はないのが気持ち悪いという感じでしょうか。
    作中の「悪霊憑き」はアンソロジーの「川に死体のある風景」に
    入ってる作品でした。

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    2018年11月03日
  • Another (下)

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    面白かった〜! 一度読んだしアニメも見たのに、なんといちばんぶっ刺さる痛快なオチをしっかり忘れていた。 から、普通にびっくりした。 いつでも新鮮に物語が楽しめるという点で脳みそが小さいのも悪くないと思った。 感想見てて思ったけど、この物語に対して、というかあらゆる物語に対して、現実離れしてるとかいうツッコミ野暮だよ! それも綾辻先生の作品読みながらうーむリアリティが…… とか言ってる人おもろすぎるって。 大人しくエッセイでも読んどけ。

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    2025年08月13日
  • Another (上)

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    懐かしくなって10年ぶりに再読。 どんなに厨二っぽくてもやっぱりどうしても学園ホラーものが好きだなー! 仄暗くてじめっとして息苦しい雰囲気、そうそうこれがAnotherだった! って噛みしめながら読んだ。 アニメリアタイ時にエレベーターのシーンでひぇっとなったのも鮮明に思い出せた。 普段は全然思い出さなくてもやっぱり脳がちゃんと覚えてるもんだよね…… 勅使河原くん不憫で大好き。

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    2025年08月13日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6名の作家さんが最後に「どんでん返し」のある話をそれぞれの形で書いている。
    作家さんそれぞれの作風が出ていて面白かった。
    中でも印象的だったのが貫井徳郎さんの話。
    貫井さんの別小説「被害者は誰?」の中に出てくる吉祥院先輩と桂島とのコンビが出てきたので面白く読めました。
    もう一つ印象に残ったのは法月綸太郎さん話
    もう最初から気持ち悪さ全開で最後までまともに読めなかった。
    この本のパート2も積読していますがこのように気持ち悪さ100倍の作品があったらちょっと躊躇してしまう。
    早速読んでみよう。

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    2018年07月27日
  • 鳴風荘事件 殺人方程式2

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    ネタバレ

    読者への挑戦挟んでるだけあってロジックがとても良く練られてた。ライター持ってないから犯人じゃない、とか家の主だから犯人じゃないとか、個々の推理はえー、そう決めつけちゃっていいの?とか思うところも、他の要素も踏まえてよくよく読むと確かに…ってなる。

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    2018年06月09日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人さん、有栖川有栖さん、西澤保彦さん、貫井徳郎さん、法月綸太郎さん、東川篤哉さんが、本のタイトルにもなっているように、それぞれ自薦のどんでん返しとなっている内容の短編集です。
    半分ぐらい、すでに読んでいた作品のため、★3としていますが、未読だったらもう少し高評価を付けていたと思います。

    全篇ミステリーというわけではなく、サスペンスホラー的な作品もあるため、それを踏まえて読んだ方が良いかと思います。

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    2018年03月11日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    レジェンド1より渋い短編のチョイス!
    4つめの短編『白蘭』、読みながら実際にじんわり苦しくなってくるほど。あ〜遣る瀬無い〜。

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    2018年01月16日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    どんでん返しとまでは、正直いかないかな。
    というか、タイトルで「どんでん返しあるのね」ってなるからハードルの上がり方が凄いから。どうこられても「あーなるほど」で終わってしまった。それでもそれぞれのお話は面白いから、読んでつまらなかったとかは全くない。

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    2017年10月01日
  • Another エピソード S

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    アニメ本編は見たけど、原作の方は読んでない。でも、外伝のこちらは読むというなんとも中途半端な「Another」歴。どこかで本編も読んでみたいなと思います。
    そういえば、「Another2001」もあるんだっけ。

    見事に最後まで二人の記憶の混同に気づかず振り回されました。ラスト近くなるにつれて何が何やら。一人の記憶じゃないよ、ってちょっとずつ気づかされるヒントがあるので余計に惑わされる、という。

    そして、夜見山の怪談は続く…でいいんだよね。

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    2017年09月26日