綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
囁きシリーズ第二弾。
人里離れた森の奥にある叔父の別荘へ向かっていた拓也は、不思議な少年たちに出逢う。
そこで不可解な事件が次々に起こり巻き込まれていくのだが、、、
うーん、何とも感想が書きにくいタイプで、最初から最後まで気味の悪いサスペンスホラー?のようなミステリーでしたが、最後の一文までに回収されなかった伏線があり、「え、、、あれはどうなったん?」と思いきや、そのことについてはあとがきに記載されていていましたので、同じ疑問を持った方はご安心ください(笑)
個人的には、面白さというよりは不気味なんだけど最後まで続きが気になって仕方ない感じで楽しめました。 -
Posted by ブクログ
綾辻行人『館シリーズ』第9弾。
奇面館の主人・影山逸史が主催する奇面館での集まりに、自分と瓜二つ、誕生日も同じ、同い年の怪奇小説作家・日向京助の代わりに参加することとなった鹿谷門実。
奇面館は、あの中村青司の設計だった…
集まりの翌朝、主人・影山逸史の死体が発見される。死体は、頭とすべての指が切り落とされていた。
そして、参加者たちはそれぞれの仮面を被せられ、鍵がかけられていた…
大雪で孤立した奇面館。
犯人探しを始める、鹿谷門実。
なかなか展開が遅く、やっと動き始めたかと…
まだまだ見えない…
ひょっとしたら、影山逸史は生きてるのでは…
なんとなくだが…
下巻で色々な仕掛けが明ら -
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Posted by ブクログ
前作のあとがきか何かで、暗黒館は、覚悟して読んでくださいね、とありました。
確かに長い、登場人物が多い、記憶喪失も多い。
建物も多い。本当に楽しむのなら、手元に置いて、絡まる血縁と時間を遡る記憶をじっくり読まないとわからなくなってしまいますね。
この巻は、暗黒館初代当主の妻ダリアの魔女的逸話が 探偵役となっている形式上はダリアの曾孫にあたる玄児によって明らかにされていく。
その中で記憶を失っている中也という男と江南の記憶の断片がぱらぱらと。
ホラーミステリーのようになっているけど最終巻では、京極堂のごとく、何の不思議も無くなっていくのかなと思う。
さてと、最終巻へ。