綾辻行人のレビュー一覧

  • 奇面館の殺人(上)

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    ひょんなことから島田潔が館に招かれているので、暗黒館やびっくり館のような怖さはそこまで感じなかった。不思議な館の不思議なルール下で行われた、首なし死体殺人。なぜ首と指を切る必要があったのか、なぜ仮面をつける必要があったのかなどの謎が生まれる。下巻に続く。

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    2025年09月13日
  • 暗黒館の殺人(三)

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    浦登家の謎について、過去に起きた殺人事件について、ダリアの宴についてなどが明かされていく巻。ある程度予想していた通りの内容だった。そしてラストに双子姉妹に惨劇が振りかかる。ここからどのように物語が収束するのか気になるところ。

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    2025年09月10日
  • 暗黒館の殺人(二)

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    二巻でようやく一人目が死ぬ。そして二人目も殺される。起承転結の「承」の部分の巻。複雑な家系図も覚えられてきて、するする読めた。ゴシックミステリと帯に書かれているが、時折挟まる”視点”が怖い。

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    2025年09月10日
  • 暗黒館の殺人(一)

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    1冊目、しかも600ページ弱の長編もはやシリーズ読破に向けた使命だ。きっとそこかしこに伏線が張られているのだろうけど、4冊目読み始める頃には忘れてそうだ…宴が始まったら楽しくなってきた。

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    2025年08月31日
  • Another エピソードS(角川文庫版)

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    ★★★☆☆人形の目を持つ少女、見崎鳴がこの夏に遭遇した、不思議な体験。夜見山北中学三年三組にふりかかる災厄。事故にあって左足を引きずる青年賢木晃也。幽霊は存在するのか。死んだらどうなるのか。死体はどこにあるのか。感想としては、そんなに驚く仕掛けはなかった。ホラーを期待していたが怖くなかった。途中までどうゆう展開なんだろうと不思議な感覚。

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    2025年08月30日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    「ぼくを見つけて」誘拐された子の話。両親による、まさかな展開。
    「菊の塵」すごい手法である。めちゃくちゃおもしろい!!
    「ゴースト・トレイン」
    「白蘭」
    「他人たち」
    「夜の自画像」なかなか良い。ミステリー。

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    2025年08月19日
  • 霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版>

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    ネタバレ

    こういう作品は探偵役も疑わねばならないの典型だったやつ。館の中にいる何者かの正体に関してはちょっと…て感じだったけど、火事のショックやら肉体的な問題があるから隠そうとする気持ちは分からなくもない。でもそれならちゃんと隠し通しなよ…てなった。どうして殺さねばならなかったのか、の部分が深月以外なんかよく分からなかったし、館で起きた怪現象は結局謎のままだったのが残念。なんかどれもどっちつかずのままで終わっちゃったなあ。

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    2025年08月10日
  • 霧越邸殺人事件(上)<完全改訂版>

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    ネタバレ

    今となってはベタベタなスタンダードネタのクローズドサークルもの。あまりにも怪しげな館に9人の招かれざる者たちが集まり、そしてそこで不可思議な殺人事件が起こるという分かりやすすぎる展開。ただキャラとか屋敷とかの説明が長くてなかなか本番?の殺人事件に行かないため、ちょっとそこがダレてもったいないなあ、て感じがした。すべての謎は下巻で明かされるだろうが、とりあえず上巻はそこまでわくわくしなかったのでこれくらいの評価にしておきたい。

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    2025年08月09日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    Anotherとは違い、スプラッターに振り切ったホラー。13日の金曜日の日本版。続きが気になって1日で読んでしまった。

    こんなにも残虐で、一切の希望も一片のチャンスもなく、絶望しかない本は知らない。
    自分だったらと思うとゾッとする。

    正直、ミステリーの仕掛け、最後の種明かし要素は、サブタイトルにあるとおり蛇足だと思った。ただのスプラッターホラーでは済まさない仕掛けが用意されているのは流石と思わされたが、この作品の本質はそこではない。

    ホラー小説としてはAnotherの方が好き。よくわからないものへの恐怖より、わかりやすい理不尽・残虐な暴力が好きな人にはおススメ。
    といっても、この小説を人に勧める勇気はない。

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    2025年08月09日
  • 深泥丘奇談

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    ネタバレ

    学生時代、解説を書かれている森見登美彦氏同様、深夜の深泥池を冷やかし半分で訪れた経験を持つ身としては、実際の京都の街を捻じ曲げたと思われる架空の世界に登場する地名や位置関係の描写にいちいち反応してしまい、ある意味下駄を履いていると言うべきか。
    そればかりか、京極夏彦氏は実名で出てくるし、法月綸太郎氏に至ってはパロディかつディスりの対象になっている?

    作品はまるで深泥池の如く、どこまでいってもぬるぬると捉えどころのない沼のような世界が広がり、決してその滴を拭いきることはできず、いつまで経ってもぽたりぽたりと漏れ続けてすっきりせぬまま。
    著者の作としては珍しく、このシリーズは論理的に説明がなされてカタルシスが得られるわけではないので、ちゃんと閉じる形の物語を求める向きには物足りるはずなく、いわば雰囲気ものとして味わうより他ないが、甚だ僭越な物言いながら、さすがにその類としては良く出来ていると感じる。

    森見氏の解説がまた良かった。
    「深泥丘世界では『元気があればいい』というものではないのだ。これこそ『一病息災』である。」

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    2025年08月05日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    個人的・夏のホラー特集。あまりハマらなかった”眼球”とか”どんどん橋”のスピンオフは、正直あまり心躍らず、読んでもやっぱり『あぁ』くらいのもの。登場人物が実名で書かれた最後の小編が面白くて、おかげで読後感はわりに良好。

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    2025年07月24日
  • 暗黒館の殺人(二)

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    暗黒館の取り巻く謎が未だ分からずに気になって仕方がない。双子のあるシーンを想像してみたらゾクっとしたものの読む手は止められない。ダリアの宴の事など全て気になる。そして最後はゾクっとした終わり方。

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    2025年07月24日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    前作に続き、大スプラッター。
    前作はまだ辛うじて綾辻行人らしさみたいなものを感じたが、今作はそういう次元になかった。
    推理・考察のしようもなく、大殺戮ショーを延々と見せられている感じ。
    面白いかどうかはさておき、怖いもの見たさでスラスラ読めた○

    あとがきで本人も「ノリに任せて書いた」と言っているので、まぁたまにはこういうのがあっても良いんじゃないかな!

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    2025年07月21日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    今回の殺人鬼は行動範囲を広げてきた。山から人里へ。序盤から飛ばしまくりのスプラッター描写。これは禁忌なのでは?ということも平気でガンガンやる。ほんと、グロい文章をよくこんなにも書けるものだ。殺人鬼モノの続編の運命として蛇足的な人殺しの続編になるかと思えば、前作で要らなかった部分を削ぎ落としてくれていたところも良かった。

    3は…出たら読んでしまうんだろうなぁ。殺人鬼モノの続編はこうなっちゃうよねとか文句言いながら。

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    2025年07月19日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

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    時代錯誤感があるのは否めないが、それでも犯人へのミスリードが何重にもあり、上手いこと引っかかってまった。

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    2025年07月18日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

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    読者への挑戦状で普段犯人当てなどしないものの意気込んで読んだが一切当たらなかった。やはり綾辻さんは読み易いし引き込まれる。フェアな筈なのに狡い!ってなる作品もあったし笑ってしまった。伊園家は本当報われなさすぎて悲しくなった。

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    2025年07月15日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    ネタバレ

    深夜に読み始め、読み切ってしまった。大ミスである。

    殺人鬼が殺すことをより楽しむようになってしまったせいで、前作と比べてグロさに拍車がかかっていた。
    なぜ病院内の全ての人を殺す前に、白河家へ赴いたのか、その理由が分からなかったが、父親の身体を乗っ取ったことが判明し、納得できた。

    真美哉くんが家族を、愛香ちゃんを守ろうと動いている姿が健気で、応援したくなった。真美哉くんが初恋をしたシーンで、大分先にこの恋を自覚するかもしれないとあったので、彼は死なない気がしていた。また、彼には能力があるので、前作とは違い、この殺人鬼に一矢報うことができるのではないかという希望がずっとあった。

    最終的に大人は惨殺されてしまったが、姉弟が無事で良かった。

    殺人鬼本体が終盤までずっと沼の中で身体を休めていた(?)ことにかなり困惑した。自分の手で殺したくならないのだろうか。あんなのが住み着いている町から皆離れた方がいい。

    前作に引き続き、かなりのスプラッタショーで、また読み返したいとは思わない。でも、読む手が止まらない作品だった。しばらくスプラッタはお腹いっぱいだ。

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    2025年07月15日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    ネタバレ

    グロさと臨場感が凄まじかった。スプラッタものを今まで全くと言っていいほど見たことがなかったので、かなり読み疲れた。

    仕掛けがたくさん散りばめられていたのだろうが、殺人の鮮明さに気を取られて全く気が付かなかった。双子たちの視点が何度も入れ替わって、よく読むと服の色や飛んで行った腕の左右が違うらしい。確かに強調されていた気がする。が、それを確認するためにもう一度読もうとは今は思えない。
    読んでいる途中で気になった、章題のAやBは、双子たちの組み分けを表していたんだと知れただけで良かった。AでもBでも同じことが起こったということは、合わせて13人も死んだんだ。死にすぎだ。

    物語の仕組みがスピリチュアル気味だけど、そういうものなんだなと納得できた。
    殺人鬼の根源が滅んでいないということで、続編はまた誰かが殺人衝動に犯されて人を殺すのだろうか。体調のいい時に読みたいと思う。次こそ読んでいる途中で仕掛けに気づきたいな!

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    2025年07月15日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    おそらく映像化したらチープなスラッシャー映画で終わる話。だが、これは小説で著者は綾辻行人氏。殺人鬼モノのテンプレ通りに物語は進むものの、スプラッター描写は凄まじかった。それでいてちゃんとはしがき通りに「仕掛け」なんかがあったりして、そういうことか、と。

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    2025年07月13日
  • Another 2001(上)

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    とにかく文体に癖がなく、スラスラ読み進められた。無駄な文がなく精錬されており、地の文と台詞の比率も良くて、流石巨匠って感じ。

    ストーリーはあまり動きがなくて退屈と感じたりもしたけど、見せ場もあったし、前作のキャラが登場して胸熱だったりと悪くはなかったかな。上巻だけではまだ判断できない

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    2025年07月06日