綾辻行人のレビュー一覧

  • 殺人方程式 切断された死体の問題

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    頭と片腕が切断された遺体が、川を挟んだ対岸のマンションで発見される。
    宗教団体教主の不可解な死を巡るミステリー。
    解決には本当にちゃんとした方程式が登場したり、細かいトリックも想定外だらけでした

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    2024年04月21日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    作者の解説付き短編集。ミステリーやホラー収録。冒頭の赤マントはミステリーとして処理が綺麗で良かった。現実のミステリー作家が出る話で麻耶先生の扱いが悪いのは笑えた。

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    2024年04月21日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

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    一風変わった推理小説という印象。エッセイのような雰囲気もまとっている。ひとつひとつがあまり長くなくて、読みやすい。

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    2024年04月20日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    さすが綾辻行人、恐れ入る
    ぐちゃぐちゃでドロドロなスプラッタ描写をたっぷり味あわせてからの奇怪なトリック
    参りました

    描写が過激なこともあって読む人は選びそう
    わたしもしんどくてほぼ流し読みでした…

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    2024年04月02日
  • 奇面館の殺人(上)

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    館シリーズ第9作
    現況のラストです

    今回の館も当然中村青司設計
    場所は 東京都の僻地

    奇面館の主人影山は、自分に似た人物を6人館に招待する。彼らの生年月日はほぼ同じ。
    本人を含めてそれぞれいわくありげな仮面をつけての面会となる。
    季節外れの雪で孤立する館。
    一人目の殺人。
    鍵がかかってしまった仮面の下で疑心暗鬼の招待客達。
    今回は、事件はあっさり目かな。
    下巻へ

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    2024年03月28日
  • 霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版>

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    上巻の話がなかなか進まなかったので、下巻に入ったら一気に面白くなるだろうと楽しみにしていたけど、その期待値を越えることは最後までなかった。

    ミステリーが好きなので、怪奇幻想のような非現実的なものが入ってくると冷めてしまう。
    大好きな館シリーズに比べてこの本は説明が全体的に長めだったので、登場人物の性格などがわかりにくくて、ほとんど感情移入できずに、没入感が感じられなかった。

    館シリーズに戻ります。

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    2024年03月29日
  • 霧越邸殺人事件(上)<完全改訂版>

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    謎の洋館「霧越邸」の冷たい家人たちの対応。吹雪で閉じ込められたクローズドサークル。
    大好きな要素が詰まっているのに、館シリーズのように一度読んだら止まらない!という感じはなくて、読み終わるまでに少し時間がかかってしまった。
    上巻下巻とわかれているのでなかなか話が進まないのと、芸術品の説明が多く出てくる所に興味がないからだと思う。
    でもそんなこともあまり気にならないくらいにさすがの面白さで続きが気になる。
    下巻に進みます!

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    2024年03月27日
  • 暗闇の囁き 〈新装改訂版〉

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    囁きシリーズ第二弾。
    人里離れた森の奥にある叔父の別荘へ向かっていた拓也は、不思議な少年たちに出逢う。
    そこで不可解な事件が次々に起こり巻き込まれていくのだが、、、
    うーん、何とも感想が書きにくいタイプで、最初から最後まで気味の悪いサスペンスホラー?のようなミステリーでしたが、最後の一文までに回収されなかった伏線があり、「え、、、あれはどうなったん?」と思いきや、そのことについてはあとがきに記載されていていましたので、同じ疑問を持った方はご安心ください(笑)
    個人的には、面白さというよりは不気味なんだけど最後まで続きが気になって仕方ない感じで楽しめました。

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    2024年03月26日
  • 奇面館の殺人(上)

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    綾辻行人『館シリーズ』第9弾。

    奇面館の主人・影山逸史が主催する奇面館での集まりに、自分と瓜二つ、誕生日も同じ、同い年の怪奇小説作家・日向京助の代わりに参加することとなった鹿谷門実。

    奇面館は、あの中村青司の設計だった…

    集まりの翌朝、主人・影山逸史の死体が発見される。死体は、頭とすべての指が切り落とされていた。

    そして、参加者たちはそれぞれの仮面を被せられ、鍵がかけられていた…

    大雪で孤立した奇面館。
    犯人探しを始める、鹿谷門実。

    なかなか展開が遅く、やっと動き始めたかと…
    まだまだ見えない…
    ひょっとしたら、影山逸史は生きてるのでは…
    なんとなくだが…
    下巻で色々な仕掛けが明ら

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    2024年03月24日
  • 深泥丘奇談

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    ネタバレ

    Anotherのような新鮮さは感じなかった。
    面白いのだが、「続編を探すほどか?」という、いま一歩な感じがある。
    裏表紙の「現実が崩れていくような・・」というような恐怖も感じず、その点はAnotherの上巻から下巻に入っていくあたりの違和感や気色悪さに遠く及ばない。
    最も良い作品を最初に引いてしまったのだろうか。

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    2024年03月23日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    どれも読みやすく面白かったです!
    怖かったのは小池真理子「山荘奇譚」かなあ。細長い地下室にボロ切れだけ画鋲で留まってる光景、不気味すぎる。

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    2024年03月19日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

    館シリーズ異色の問題作


    主人公「飛龍 想一」と育ての母「池尾 沙和子」は
    亡き父の遺した緑影荘へ越してきた

    彫刻家の父が遺した京都の館「緑影荘」
    そこは顔のないマネキンが無数に佇む「人形館」と噂される館だった

    街では残忍な殺人事件が続出し
    想一の元にも不気味な脅迫状が……


    館シリーズ 第4館目

    「人形館の殺人」

    十角館、水車館、迷路館と順を追って読むことでより人形館を楽しめると思います。
    個人的にこの種(種というかオチ?)が好みではなかったので評価点は辛目ですが
    中盤から終わりまで一気に読み進めたくなる綾辻ワールドは圧巻でした!

    #ドキドキハラハラ #怖い

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    2024年03月12日
  • 霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版>

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    芸名を使っていたり、さぞ大層なトリックがあるのだろうと思っていたらそこは大した要素ではなかったのが残念。
    雰囲気作りやワクワク感は良かったし真相解明もなかなか良かったけど、ボリュームに対していまいちスッキリしきらない。6人目の住人も含め。

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    2024年02月29日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    読んでて既視感があると思ったら、学生時代に読んでる本だった、、
    短編集。面白いけど、同著者てあれば別の作品をお勧めしたい。

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    2024年02月21日
  • 暗黒館の殺人(三)

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    前作のあとがきか何かで、暗黒館は、覚悟して読んでくださいね、とありました。
    確かに長い、登場人物が多い、記憶喪失も多い。
    建物も多い。本当に楽しむのなら、手元に置いて、絡まる血縁と時間を遡る記憶をじっくり読まないとわからなくなってしまいますね。
    この巻は、暗黒館初代当主の妻ダリアの魔女的逸話が 探偵役となっている形式上はダリアの曾孫にあたる玄児によって明らかにされていく。
    その中で記憶を失っている中也という男と江南の記憶の断片がぱらぱらと。
    ホラーミステリーのようになっているけど最終巻では、京極堂のごとく、何の不思議も無くなっていくのかなと思う。

    さてと、最終巻へ。

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    2024年02月20日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    ネタバレ

    とにかくグロい。エグい。しんどい。

    TCメンバーズとは何のグループ?というのが分かった時にはなるほどと納得したものの
    描写がグロすぎて細かい部分は流し読み
    伏線回収の頃にはえ?どういうこと?となりました。

    続編の逆襲篇を読むのは期間をおいてからにしよう…しんどい…

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    2024年02月20日
  • 暗黒館の殺人(二)

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    暗黒館の使用人門番の男が大怪我を負う。
    死を免れないと思われたその男は、館の中で殺される。
    この巻は、その犯人を探しながら、暗黒館の親族達の異常性が話されていく。
    そして、この殺人と18年前のダリアの日の殺人事件との関係性が問われていく。
    そこに外部の村から迷い込んだ少年が加わり、二人目の殺人事件が起こる。
    犯人らしき人影を負う中也達。
    追い詰めた先には人骨が紛れる泥深い沼。
    ミステリーよりも怪奇的な描写が先行していく。

    さて、3巻へ。

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    2024年02月18日
  • 暗黒館の殺人(三)

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    ネタバレ

    読み終えるのにだいぶ時間を(2週間)要してしまった。
    全巻で予想したダリアの肉食べてる説本当に当たってしまった…恐ろしすぎる。けど、そんな思想に追い込んでしまう原因を作った玄瑤が怖すぎるし、気持ち悪すぎる。血が濃くなって異形が生まれるみたいなのもあってたのかな…。実の娘だけでなく孫娘も孕ませるってとんだクレイジー野郎だ。惑いの檻の中を徘徊し生き続けてるのも不気味…。
    美鳥と美魚が犯人説上がるも、階段から転がり落ちて分裂してしまったけどどうなるのか…。
    次回最終巻!犯人が誰かやっとわかる。今のところ全然検討つかず。楽しみです。

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    2024年02月18日
  • 暗闇の囁き 〈新装改訂版〉

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    囁きシリーズの二作目。

    ミステリの要素は少し抑えられた印象ですが、耽美的な妖しさをまとうゴシックホラー的な雰囲気は前作同様で、日常から少し乖離した感覚が特徴的です。

    浮世離れした感のある、美しい兄弟の周囲で起こる死の連鎖が描かれますが、その背後にあるものは、不気味ながらも哀しいものがありました。

    物語に直接的な関係はありませんが、序章で見られる次作『殺人鬼』とのリンクは、作者の遊び心を感じると共に、シリーズは違えど世界観の共有が想像力を刺激します。

    モチーフとなった『悪を呼ぶ少年』という作品も気になりますね。

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    2024年02月14日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    厳しい校則の中で、さらに女の世界。それだけでもう怖い。
    1人のカリスマに染まっている異様なクラスへの主人公の戸惑いがリアルに伝わってきて、引き込まれる作品でした。

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    2024年02月14日