綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『暗黒館』以来、およそ2年ぶりの綾辻先生。「びっくり館」は飛ばしてしまったのですが、久しぶりの館シリーズですね〜。
このところずっと海外ミステリばかり読んでいたのもあり、まずその会話文の多さと読みやすさに驚きました。
ひょんなことから怪しげな「奇面」の集いに参加することになった鹿谷。
序盤はなんだかのほほんとした雰囲気があり、「ほんとに誰か死ぬのか?」と思わずタイトルを確認してしまったほどですが、いざ蓋を開けてみれば……。
「顔なし死体」が現れ外は季節外れの吹雪、連絡手段は断たれてしまい、おまけに館に閉じ込められた招待客たちは「鍵のかかった仮面」で正体がわからない――。
いやはや、お膳立てが整いすぎて、いくら推理力のない私でも「同一性」の問題はすぐにわかりました。
個人的に気になるのが、作中に『世にも怪奇な物語』という、エドガー・アラン・ポーの原作を元にした映画が出てきた点です。
原作の一つである『ウィリアム・ウィルソン』はちょうど先日読み直したばかりで、あの結末がこの物語の行方を暗示しているのか?
あと、瞳子ちゃんがドアノブを回してから電話を受けるまでの間に犯人は〈奇面の間〉から移動しているはずですが、瞳子ちゃんに見られずにどう移動したのか?中村青司の館だからやっぱり……?
綾辻先生のことだからアッと驚く展開に期待しつつ、素直に下巻を読み進めていきたいと思います〜! -
Posted by ブクログ
館シリーズ、8館目。
あやしい噂が囁かれる洋館、びっくり館。
館に住む少年と友達になった三知也たちが遭遇したある事件。後に明らかになる戦慄の真相とは…?
雰囲気たっぷりの、見ようによってはいかにも何かいわくありげな洋館、通称びっくり館。
びっくり館と呼ばれる謂れはいろいろありますが、私はびっくり館、行ってみたいかも♪
びっくりがいっぱいで楽しそう(*ˊ ˋ*)♡
最初のページを見た時に「え、ホラー?」って思って(ホラー苦手なんです)、読み始めるのに少し勇気がいったけど、ホラー苦手でも全然大丈夫だったε-(´o`)ホッ
ダブルカバーに最「怖」ミステリーと書かれていたので、少し覚悟はしていたけれど…笑
小学校中高生向けに描かれた作品なんだそう。
挿絵も結構入っていて、絵はめちゃくちゃ綺麗なんだけど、私はちょっと怖く感じた…!
子ども向けだけど、シリーズ8作目なので、シリーズ読者に向けた小ネタや、綾辻行人さんの遊び心が感じられる描写が多々あり、読みながら思わずニヤッとしてしまった( ≖ᴗ≖)ニヤッ
真相は当たった部分もあるけれど、当たらなかった部分も予想外の展開もあって…
暗黒館を読んだ後なので、あっさり目に感じたけれど大人でも楽しめた。
本書を読んで思い出したのですが、小学生の時、通学路に廃墟みたいな割と大きな家があって、私たちの間ではお化けが出るとか出ないとか…噂になってたなぁ。
怖いもの見たさで、ちょっと入ってみたかった(´艸`)
でも、もし入ってたら法律違反でしたね。笑
《シリーズ好きな順》
①十角館 ②時計館 ③暗黒館④迷路館 ⑤黒猫館⑥水車館 ⑦びっくり館⑧人形館 -
Posted by ブクログ
『Another』の間に起こった見崎鳴を語り部とした一夏の幽霊譚。続編、と銘打ちながらも実際の位置付けは外伝に等しく、話の広がりもスケール感もさほどなく、あくまでサブストーリーといった塩梅である。幽霊の一人称視点で物語は始まり、なくなった死体の謎や死因の謎、電話の謎など、細かな謎が散りばめられているものの、謎への吸引力のみで読むにはインパクトが足りず、また、謎の究明に時間的な制約や妨害などもないため、ストーリーとしては盛り上がりに欠ける。前作とはアプローチの仕方が逆転してはいるが、誰が死ぬかわからない逼迫感がなく、またヒロインの回想から物語が始まるのもあって身の安全も保証されているので、良くも悪くも身の危険のない安全圏の物語なのだ。
ただ、それでも最後の謎にはそれなりのどんでん返しがあるのと、幽霊屋敷モノとしての雰囲気はあったので外伝として見るなら悪くはない一冊だとも思う。