綾辻行人のレビュー一覧

  • 黒猫館の殺人〈新装改訂版〉

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    館シリーズ6作目。
    今回は人里離れた森の中に建つ洋館が舞台で、屋根の上には風見鶏ならぬ風見猫w
    館の管理人である鮎田冬馬が記した手記の謎に、お馴染み鹿谷門実と江南孝明コンビが挑む。

    本作も、これまでのシリーズと比べると異色作に感じた。過去に同様の印象を受けた人形館とは、また違ったテイストだったけど。
    鮎田冬馬の手記のパートと、鹿谷&江南の推理パートが交互に展開される。推理パートは、手記の中で既に起きた事件を追っているので、緊迫感はちょっと薄いかも。
    手記パートのところどころに感じる違和感に、どれだけ気付けるか。伏線が巧妙に張り巡らされており、終盤の解決編で綺麗に回収する様はお見事だっ

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    2025年08月22日
  • びっくり館の殺人

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    謎解きに至るまでは設定もよくて読みやすくて評価低めなのに結構面白いじゃん!と思って読み進めていましたが、謎解きパートで(意外な結末ではあったものの)個人的に謎がいくつか残ったままで消化不良感があり、少年少女向けということもあり物足りなさも感じたので⭐︎3としました。
    前作暗黒館が重厚な傑作でほぼ謎も回収しきってくれただけにギャップが大きかったのかもしれません。
    現在刊行されてる館シリーズもあと一作...!奇面館、楽しみにしてます。

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    2025年08月21日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    「ぼくを見つけて」誘拐された子の話。両親による、まさかな展開。
    「菊の塵」すごい手法である。めちゃくちゃおもしろい!!
    「ゴースト・トレイン」
    「白蘭」
    「他人たち」
    「夜の自画像」なかなか良い。ミステリー。

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    2025年08月19日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

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    ホラー要素強めで夜中に読まなきゃよかったなと思いました笑
    トリック的にはあまり好きなタイプのトリックではないので、評価は低めですが、長いシリーズなのでこういう作品もあってもいいのかもしれません。
    次の時計館に期待します!!

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    2025年08月12日
  • 霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版>

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    ネタバレ

    こういう作品は探偵役も疑わねばならないの典型だったやつ。館の中にいる何者かの正体に関してはちょっと…て感じだったけど、火事のショックやら肉体的な問題があるから隠そうとする気持ちは分からなくもない。でもそれならちゃんと隠し通しなよ…てなった。どうして殺さねばならなかったのか、の部分が深月以外なんかよく分からなかったし、館で起きた怪現象は結局謎のままだったのが残念。なんかどれもどっちつかずのままで終わっちゃったなあ。

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    2025年08月10日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

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    多くの登場人物がいて、その中の多くがすでに故人となっているところからのスタート。

    起こるべくして起こる殺人事件。
    時計館の平面図と睨めっこしながら、推理をするのは面白い。

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    2025年08月10日
  • 霧越邸殺人事件(上)<完全改訂版>

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    ネタバレ

    今となってはベタベタなスタンダードネタのクローズドサークルもの。あまりにも怪しげな館に9人の招かれざる者たちが集まり、そしてそこで不可思議な殺人事件が起こるという分かりやすすぎる展開。ただキャラとか屋敷とかの説明が長くてなかなか本番?の殺人事件に行かないため、ちょっとそこがダレてもったいないなあ、て感じがした。すべての謎は下巻で明かされるだろうが、とりあえず上巻はそこまでわくわくしなかったのでこれくらいの評価にしておきたい。

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    2025年08月09日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    Anotherとは違い、スプラッターに振り切ったホラー。13日の金曜日の日本版。続きが気になって1日で読んでしまった。

    こんなにも残虐で、一切の希望も一片のチャンスもなく、絶望しかない本は知らない。
    自分だったらと思うとゾッとする。

    正直、ミステリーの仕掛け、最後の種明かし要素は、サブタイトルにあるとおり蛇足だと思った。ただのスプラッターホラーでは済まさない仕掛けが用意されているのは流石と思わされたが、この作品の本質はそこではない。

    ホラー小説としてはAnotherの方が好き。よくわからないものへの恐怖より、わかりやすい理不尽・残虐な暴力が好きな人にはおススメ。
    といっても、この小説を人

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    2025年08月09日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

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    時計館まで読んでいますが、異色ですね。
    いつ島田さんが出るかと待っていたが、そーゆーことかと…。

    人形(マネキン)想像しただけで怖いです。

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    2025年08月06日
  • 深泥丘奇談

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    ネタバレ

    学生時代、解説を書かれている森見登美彦氏同様、深夜の深泥池を冷やかし半分で訪れた経験を持つ身としては、実際の京都の街を捻じ曲げたと思われる架空の世界に登場する地名や位置関係の描写にいちいち反応してしまい、ある意味下駄を履いていると言うべきか。
    そればかりか、京極夏彦氏は実名で出てくるし、法月綸太郎氏に至ってはパロディかつディスりの対象になっている?

    作品はまるで深泥池の如く、どこまでいってもぬるぬると捉えどころのない沼のような世界が広がり、決してその滴を拭いきることはできず、いつまで経ってもぽたりぽたりと漏れ続けてすっきりせぬまま。
    著者の作としては珍しく、このシリーズは論理的に説明がなされ

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    2025年08月05日
  • 暗黒館の殺人(一)

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    いやー長かった!
    あと3冊あると思うとゾッとする笑
    エピローグがずっと続いてる感じ、奇妙が行きすぎる登場人物とかわいそうないつもの主人公の現在、これ今年中に読み終わるかな。読み終えたい!笑
    そして内容を忘れないように!

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    2025年07月31日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    個人的・夏のホラー特集。あまりハマらなかった”眼球”とか”どんどん橋”のスピンオフは、正直あまり心躍らず、読んでもやっぱり『あぁ』くらいのもの。登場人物が実名で書かれた最後の小編が面白くて、おかげで読後感はわりに良好。

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    2025年07月24日
  • 暗黒館の殺人(二)

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    暗黒館の取り巻く謎が未だ分からずに気になって仕方がない。双子のあるシーンを想像してみたらゾクっとしたものの読む手は止められない。ダリアの宴の事など全て気になる。そして最後はゾクっとした終わり方。

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    2025年07月24日
  • 黒猫館の殺人〈新装改訂版〉

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    些細な違和感に足を止めたのは一度きりで、目の前のことだけに気を取られながら解決篇まで来てしまった。クライマックスの傍点部分を読むたびにその緻密な技巧に驚く。何度もページを行き来することで物語の核の部分が浮かび上がり、ミステリーの醍醐味を存分に味わえた。知識不足のためにあらゆる伏線に気づけなかったのが個人的に無念。巻末の法月綸太郎さんの解説を読み、「額縁小説」「モチーフの反復」という言葉を知って、館シリーズへの理解がさらに深まった気がする。

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    2025年07月23日
  • Another (下)

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    ネタバレ

    綾辻さん大得意なドンデン返し。
    登場人物のあの人とあの人が同一人物だというトリック。
    今回も予想外でした。

    ミステリーというよりオカルトネタ。
    3年3組の中に紛れ込んでいる死者を葬らないと誰かが死に続けるという連鎖を止める方法がない、という対策を知りその死者を探す。
    その死者を恒一が葬るのだが…その死者が3年3組の関係者を殺していた訳ではないので「犯人」てわけではなく、結局はその死者を退治する物語。

    現実離れし過ぎてて✩3

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    2025年07月22日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

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    館シリーズ4作目!
    これまでの館シリーズとは異質な雰囲気(?)スタートから人名が明かされない謎の視点が物語をどんどん混乱させていきます。結末これは予想できない!
    館シリーズの中で過去一のびっくり箱ミステリでした笑
    今までの館シリーズで共通していたある点が今回は違ったり、島田潔の関わり方も異なったりと館シリーズと呼んでいいのか微妙でした。少しネタバレになってしまいますが、『人形館の殺人』なのに人形に関するトリックじゃないんかい!ってツッコミも入れてしまいました。(マネキンは一応出てきていますが。)
    と言った感じで多くが異なる作風でしたが、ひとつのミステリとしては面白かったです!自分のミ

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    2025年07月21日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    前作に続き、大スプラッター。
    前作はまだ辛うじて綾辻行人らしさみたいなものを感じたが、今作はそういう次元になかった。
    推理・考察のしようもなく、大殺戮ショーを延々と見せられている感じ。
    面白いかどうかはさておき、怖いもの見たさでスラスラ読めた○

    あとがきで本人も「ノリに任せて書いた」と言っているので、まぁたまにはこういうのがあっても良いんじゃないかな!

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    2025年07月21日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    今回の殺人鬼は行動範囲を広げてきた。山から人里へ。序盤から飛ばしまくりのスプラッター描写。これは禁忌なのでは?ということも平気でガンガンやる。ほんと、グロい文章をよくこんなにも書けるものだ。殺人鬼モノの続編の運命として蛇足的な人殺しの続編になるかと思えば、前作で要らなかった部分を削ぎ落としてくれていたところも良かった。

    3は…出たら読んでしまうんだろうなぁ。殺人鬼モノの続編はこうなっちゃうよねとか文句言いながら。

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    2025年07月19日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

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    時代錯誤感があるのは否めないが、それでも犯人へのミスリードが何重にもあり、上手いこと引っかかってまった。

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    2025年07月18日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

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    読者への挑戦状で普段犯人当てなどしないものの意気込んで読んだが一切当たらなかった。やはり綾辻さんは読み易いし引き込まれる。フェアな筈なのに狡い!ってなる作品もあったし笑ってしまった。伊園家は本当報われなさすぎて悲しくなった。

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    2025年07月15日