綾辻行人のレビュー一覧

  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    ホスト役・綾辻行人さんの人望の厚さが窺い知れる、まさに十人十色の対談集。過去の雑誌連載をまとめたものだが、最後のボーナストラックは最新の“語り下ろし”。その相手、熱烈綾辻ファンを公言する辻村深月さんとのやり取りがとても和んだ。

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    2021年01月16日
  • 殺人方程式 切断された死体の問題

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    「偶然」が招いた事件と大胆なトリック。

    作中にもあるが
    「必然」などなく全ては「偶然」の産物である
    それを綺麗に現している作品だと思う。

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    2021年01月15日
  • 霧越邸殺人事件(上)<完全改訂版>

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    ネタバレ

    久々の綾辻作品、しかもクローズドサークルで起こる連続殺人もの。

    期待値高いけど大丈夫?って思いながら上巻を読み終えました。

    霧越邸の設定自体はちょっと不自然な感がありますが、それは言わない事として、不自然な洋館だからこそ不思議な現象が起こる。

    そう考えればやはり我孫子武丸の「殺戮にいたる病」がいかに優れた作品かがよくわかりますね。
    (現時点では私が最も驚愕した一冊です)

    少し脱線しそうなので、本作に戻り、霧越邸自体が今後起こる殺人を予言しているかの如く物語は進んでいきます。

    残念ながら上巻のラスト近くで本作の探偵役となる槍中が示した「アリバイ・動機一覧表」から現時点では私には犯人を論

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    2021年01月11日
  • フリークス

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    これはミステリ系どんでん返しといったところでしょうか、面白かった!精神がおかしい人ばかり出てきて初見はちょっとびっくりしたけどハマるしオチもちゃんとあってどんでん返しはすっきりできる。ただ話の胸糞は良くなくてもやもや残る感じでそういうのが好きならおすすめ(あたしは好きです!)特に芹沢さんの話が1番好きだった。

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    2020年12月07日
  • 眼球綺譚

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    どなたか(多分辻村深月さん。違ったらごめんなさい。)のエッセイに出てきてメモしておいた本。グロ・ホラー系だったのでちょっとびっくり。7つの短編からなる短編集。あとがきによると、綾辻さん初の短編集らしい。
    由伊という人物がどの話にも出てくるけど、同一人物ではなさそう。

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    2020年11月21日
  • 深泥丘奇談

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    作者が主人公の短編集です。話がすべて繋がっています。

    綾辻行人が京都に住んでいるということで、京都をイメージして世界観を膨らませて読んでおります。
    綾辻行人のTwitterの住所が「京都市某区深泥丘界隈」となっている所もかわいくて、愛が伝わります。

    分かりやすく言えば「世にも奇妙な物語」に出てきそうなお話の数々です。

    「得体の知れない何か」が発する「ちちち」とか「ぎゅああぁぁぁぁぁ」とか、ゾワッっとする音の表現だったり、言おうとしても発音できない名前の得体の知れない悪霊「✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎」だったり。

    身近であったら、何だったんだろう?と疑問に思うちょっとしたホラー。

    面白くて、ス

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    2020年10月28日
  • 水車館の殺人〈新装改訂版〉

    ネタバレ 購入済み

    館シリーズの始まり

    推理小説ファンなら、大まかなトリックは予想がつくかもしれない。しかし、それでは細かなところで矛盾が生じる。ピッタリ合うピースを見つけるための推理が楽しかった。最後まで期待したような大どんでん返しは無かったが、それでも引き込まれるように読み進めることができた。普通は禁じ手の隠し通路や隠し部屋が、どのように絡んでくるのかもこのシリーズの楽しみかもしれない。

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    2020年10月01日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

    購入済み

    本格推理小説のフェアの裏をかく

    本格推理小説のフェアを上手く使いながら、その裏をかいてくる綾辻さんとの駆け引きを楽しめた。ストーリー自体は後味いいとは言えないドロドロしたものであるが、明るくスッキリよりは推理小説ファンには心地いいいかもしれない。肩肘張らずに読むといい。電気のない山小屋か別荘の暖炉の火の前で、大好きな叔父さんから、面白い話を聞いているような気持ちになれる。

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    2020年09月08日
  • 月館の殺人 下

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    後半になってから繰り広げられる怒涛の綾辻行人ワールド、それが程よく佐々木倫子の独特なキャラ設定の世界観と噛み合っていて良かった

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    2020年08月11日
  • 殺人方程式 切断された死体の問題

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    ネタバレ

    いやぁ〜綾辻先生張り切り過ぎでしょ⁉︎

    本格ミステリーの名に恥じぬどころか、お腹一杯になって動けない感を味わえる。

    とにかく、きっちりと論理的に仕込まれた謎、謎、謎。

    謎解きと共に、犯人にたどり着き事件は無事に解決しましたとさ。

    では、終わらない。

    そこにもう一段の仕込みが隠されていた。

    う〜ん、やっぱりこれからも綾辻作品読み続けよっと!

    説明
    内容紹介
    首なし死体に翼が!?
    鮎川哲也氏も絶賛した傑作本格!

    新興宗教団体の教主が殺された。儀式のために籠もっていた神殿から姿を消し、頭部と左腕を切断された死体となって発見されたのだ。厳重な監視の目をかいくぐり、いかにして不可能犯

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    2020年06月02日
  • 殺人方程式 切断された死体の問題

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    ウミガメのスープのような書き出しから始まって、その意味を考えていく面白さがあった。文章がどんどん作品の中に引き込んでくれる。

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    2020年05月31日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

    購入済み

    また意表を突かれました。

    十角館に出会ってから、順番で本シリーズを読んでいます。同じ館にも関わらず、毎回こちらの予想を裏切る展開となっており、楽しんで読むことができます。読み始めると止まらず、3時間程で読了。これまでとは違った趣向の結末となっており、面白かったです。すぐ時計館読みます。

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    2020年05月13日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

    購入済み

    高校時代に、十角館の殺人を読んでから、読んだ作品。
     十角より少しホラー的要素がつよめなので、ホラー苦手のわたしには少しキツかったけど、読み応えがあり、また十角とは違ったミステリー要素当時はだいぶ楽しませてもらいました。 
     ノルタルジーに浸りたくなり、つい買ってしまったいっぴん。 昔読んで好きになった本を、歳をとってから読み直すとまた新しい発見ができて楽しくなりす。

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    2020年04月26日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    やはりグロいです。
    この「殺人鬼」は、ジェイソンより怖い。
    絶対会いたくない殺人鬼です。
    彼は双葉山にいて、「殺意」しかなく、善意の観念もない、殺すことを目的としている。
    ハズなのですが、読んでいてすごく細かい所が引っかかり、「あれ?」と思った所がありました。
    「伏線」というより、もっとサラッとした部分なのですが、ちゃんとラストですべて納得しました。
    さすが綾辻行人です。
    やはりただのスプラッタでは終わらない。
    描写が生々しくグロかったですが、すらすらよみ終わりました。

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    2020年04月08日
  • 霧越邸殺人事件(上)<完全改訂版>

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    クローズド・サークルもの、かつ名前にこだわる設定や雰囲気は“十角館”を彷彿とさせる。白秋の「雨」の見立てが昭和っぽい。

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    2020年06月20日
  • 深泥丘奇談

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    面白かったです。
    ミステリーではない綾辻作品は初めて読みました。
    主人公である作家の「わたし」が暮らすもうひとつの京都、深泥丘。薄暗くて奇妙でじめじめしててなんか虫とか動物とかいて、好きです。
    病院の人々の包帯の下には一体何が、とか、なぜ主人公は過去のことを忘れまくっているのか、作中での出来事すら記憶に留めることが出来ないのか……とか謎は深まるばかりです。泥にはまってるみたい。ずぶずぶ。
    この世界の五山送り火、みてみたい。目とか虫虫とか…何故。。
    何故がいっぱい。この世界の虜です。
    森見さんの解説も面白かったです。「しょうむな」

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    2020年02月17日
  • 深泥丘奇談・続

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    「深泥丘奇談」の続編とのことで...
    またこの何とも言えない妖しげな感じの話が良かったです。
    ゆるーいホラーのようで楽しませて貰いました。

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    2020年01月31日
  • 鳴風荘事件 殺人方程式2

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    殺人方程式「切断された死体の問題」の続編です。
    今回も「読者への注意の喚起」まで推理できるようすべて材料が揃っています。
    やはり綾辻行人といえば館シリーズですが、今回は深雪の友人の建てた「鳴風荘」という別荘が舞台。
    犯人予想は、3人のうちの誰かまでは絞れたのですが、3人では犯人を当てたことにはならず!
    トリックは、「たし算」というヒントは出ていたものの、なかなか思いつくようなものではありませんでした。
    すごい発想力。
    大好きな綾辻行人安定の本格ミステリーでした。

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    2020年01月28日
  • 殺人方程式 切断された死体の問題

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    大好きな綾辻行人の本格ミステリー。
    館シリーズやAnotherとは違い、現実的な物理トリックです。
    読者への挑戦部分までにすべて説明の付く論理的な推理ができるよう材料が揃っている仕組みです。
    新興宗教の教祖殺人、死体は切断されている。という、とても興味をそそる内容で、主人公明日香井叶と、双子の兄響とのやりとりも魅力的。
    「迷路館の殺人」後の作品のようで、多少古さは感じました。
    ですが、エピローグでの回収も含め、全てが綺麗にまとまった、さすが綾辻行人は裏切らない!と、安心して読み進められた作品でした。

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    2020年01月15日
  • 十角館の殺人(1)

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    ネタバレ

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    ♯7
    4コマ劇場

    大昔に読んだ小説のビジュアル的には、ポウのイメージが、島田さんなんだけどな・・・。
    河南くんことコナンくんが、ここまでロリなみためだと島田さんと並ぶと危険な感じしかしない。
    「第一の被害者」が出たところで、次巻に続く。
    2020年7月発売予定。

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    2020年01月12日