綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ久々の綾辻作品、しかもクローズドサークルで起こる連続殺人もの。
期待値高いけど大丈夫?って思いながら上巻を読み終えました。
霧越邸の設定自体はちょっと不自然な感がありますが、それは言わない事として、不自然な洋館だからこそ不思議な現象が起こる。
そう考えればやはり我孫子武丸の「殺戮にいたる病」がいかに優れた作品かがよくわかりますね。
(現時点では私が最も驚愕した一冊です)
少し脱線しそうなので、本作に戻り、霧越邸自体が今後起こる殺人を予言しているかの如く物語は進んでいきます。
残念ながら上巻のラスト近くで本作の探偵役となる槍中が示した「アリバイ・動機一覧表」から現時点では私には犯人を論 -
Posted by ブクログ
作者が主人公の短編集です。話がすべて繋がっています。
綾辻行人が京都に住んでいるということで、京都をイメージして世界観を膨らませて読んでおります。
綾辻行人のTwitterの住所が「京都市某区深泥丘界隈」となっている所もかわいくて、愛が伝わります。
分かりやすく言えば「世にも奇妙な物語」に出てきそうなお話の数々です。
「得体の知れない何か」が発する「ちちち」とか「ぎゅああぁぁぁぁぁ」とか、ゾワッっとする音の表現だったり、言おうとしても発音できない名前の得体の知れない悪霊「✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎」だったり。
身近であったら、何だったんだろう?と疑問に思うちょっとしたホラー。
面白くて、ス -
ネタバレ 購入済み
館シリーズの始まり
推理小説ファンなら、大まかなトリックは予想がつくかもしれない。しかし、それでは細かなところで矛盾が生じる。ピッタリ合うピースを見つけるための推理が楽しかった。最後まで期待したような大どんでん返しは無かったが、それでも引き込まれるように読み進めることができた。普通は禁じ手の隠し通路や隠し部屋が、どのように絡んでくるのかもこのシリーズの楽しみかもしれない。
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購入済み
本格推理小説のフェアの裏をかく
本格推理小説のフェアを上手く使いながら、その裏をかいてくる綾辻さんとの駆け引きを楽しめた。ストーリー自体は後味いいとは言えないドロドロしたものであるが、明るくスッキリよりは推理小説ファンには心地いいいかもしれない。肩肘張らずに読むといい。電気のない山小屋か別荘の暖炉の火の前で、大好きな叔父さんから、面白い話を聞いているような気持ちになれる。
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Posted by ブクログ
ネタバレいやぁ〜綾辻先生張り切り過ぎでしょ⁉︎
本格ミステリーの名に恥じぬどころか、お腹一杯になって動けない感を味わえる。
とにかく、きっちりと論理的に仕込まれた謎、謎、謎。
謎解きと共に、犯人にたどり着き事件は無事に解決しましたとさ。
では、終わらない。
そこにもう一段の仕込みが隠されていた。
う〜ん、やっぱりこれからも綾辻作品読み続けよっと!
説明
内容紹介
首なし死体に翼が!?
鮎川哲也氏も絶賛した傑作本格!
新興宗教団体の教主が殺された。儀式のために籠もっていた神殿から姿を消し、頭部と左腕を切断された死体となって発見されたのだ。厳重な監視の目をかいくぐり、いかにして不可能犯 -
購入済み
また意表を突かれました。
十角館に出会ってから、順番で本シリーズを読んでいます。同じ館にも関わらず、毎回こちらの予想を裏切る展開となっており、楽しんで読むことができます。読み始めると止まらず、3時間程で読了。これまでとは違った趣向の結末となっており、面白かったです。すぐ時計館読みます。
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購入済み
高校時代に、十角館の殺人を読んでから、読んだ作品。
十角より少しホラー的要素がつよめなので、ホラー苦手のわたしには少しキツかったけど、読み応えがあり、また十角とは違ったミステリー要素当時はだいぶ楽しませてもらいました。
ノルタルジーに浸りたくなり、つい買ってしまったいっぴん。 昔読んで好きになった本を、歳をとってから読み直すとまた新しい発見ができて楽しくなりす。