あらすじ
祖父に会うべく夜行列車に乗車中の女子高生・空海。だが突如、乗客の死体が発見され事態は急転、途中下車を余儀なくされる……。はたして空海の運命は? そして、謎の連続殺人犯「テツキラー」の正体とは!?
綾辻初のオリジナル長編漫画原作にして、佐々木初の本格ミステリ。衝撃の完結編!!
★文庫版特典
〈文庫版あとがき〉綾辻行人
〈解説〉有栖川有栖
感情タグBEST3
匿名
仕掛けが恐れ入る。
犯人には同情したかったのだけれど、殺人に次々手を染めていくまでの理由が軽すぎる気がした。
残念。
いい人そうぽかったのに。
それ以外は非常に面白く北海道を列車で心ゆくまで旅していたいなと真に魅せられた。
佐々木倫子さんの画はいつもとても丁寧でかつキャラクターたちのすっとぼけ感も絶妙で一生手元に置いておきたい本ばかり。
結構悲惨な事件だと思うのですが、
佐々木さんテイストも加わって、ところどころプッと吹き出してしまう面白さもあり、なんだかほのぼのしてしまうこともありました。
最後の最後まで本当は誰も死んでいないのでは?演技なのでは?など思ってしまいました。
とても面白かったです。
Posted by ブクログ
2017.5.4
私の綾辻作品の読み方は、答えが出たら また最初から読み返す×3ぐらいなんですが、今回も同じでした
間違いなく綾辻作品!
漫画とあなどるなかれ
佐々木倫子さんの画の下手っぷり(褒めてます)が伏線の大本です!
佐々木倫子、恐ろしい子…
Posted by ブクログ
大宮の鉄道博物館の展示で目にして
綾辻の館シリーズ…ではないのかな
中編、漫画ということもありいつもとは違う雰囲気
佐々木倫子氏のコミカルなキャラと溢れる鉄道ネタ
でも大掛かりな仕掛けやミステリらしさはしっかり綾辻
大御所同士の贅沢なコラボでした
編集の鉄道愛が炸裂する巻末も見どころ
Posted by ブクログ
(ネタバレします)
下巻。タイトルで館シリーズを連想させておいて館ものじゃないのかよー!くぅー!と思わせて館もの!!正直この作品の最もキモとなる部分はそこで、他の部分はおまけと言ってしまっていいのでは。
びっくりするくらい人が死にます。死にまくりです。
こんなに殺されまくりなのは珍しいのではないでしょうか。
正直画風が苦手だと上巻の感想に書きましたが、死体の描写はかなりリアルというか、迫力があって良かったです。
そして明かされる犯人と真相。
うーーーーーーーーーーん。
やっぱりこの話のキモはあそこで、正直この真相自体は意外性に欠けるというか、ひねりはほぼないよなあ。
(しかも時計のこととか上巻の対談で言及しちゃってるし…ネタバレじゃないか!)
文庫版でないので読めば良かったかな…と思いました。