綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本作も安定して面白かった
伏線が多すぎて、途中で何がなんやら分からなくなる。だけも最後にまとめて、そういえばあんな事あったな!と思い出すのがとても気持ちいい
最後の雑に人が死にまくるシーンなんて安直だけど、それでもページをめくる手が止まらなかった。
安直だからこそ、「なんで厄災が止まらないんだ!?」「早くしないと!」って気持ちが湧き出てくる
初代Anotherでも居ないものは2人いたけど、死者は1人だった
詳しい内容は思い出せないけど、あれはなんでだったんだろう?
あとがき曰く、次に2009年verも書くつもりらしい。
どんな内容になるんだろう?2024年verも見てみたいけど、それだと -
Posted by ブクログ
解説の辻村深月さんによると、この作品群は親殺し的性格を持っていて、青春小説としての伏線も優れているのだとか。Anotherは榊原恒一、Another 2001は見崎鳴の成長譚。構想中だという2009は想の物語になるのでしょうか。
イニシャルの文字を振り返ると、この作品が真に誰のためにーー誰と誰の運命のために書かれたものであるかを知って二度震えることができるという…。全く気づかなかったが、もう一度読んだら私でも読み取れるだろうか。
それにしても、辻村深月さんの解説が素晴らしい。本の魅力が何倍にもなる、理想以上の解説である。
今回の話は、Anotherを読んだことのある読者であれば死者が最初から -
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Posted by ブクログ
元ネタ?の話を知らなくても、または以前読んだけれども内容忘れた、と言う状態でもちゃんと面白い。
「バースデープレゼント」と「崩壊の前日」それぞれに描かれている死に様は、恍惚感があってちょっと気持ち良さそうだな、と。
例えば強力な睡眠薬とか麻酔とかいけない薬とかでらりほーになりながら解体されると、こんな幻覚が見られるのかな。試せないからわからないけど(死んじゃうから)
ヒロインの名前が共通しているとこは故石井隆監督の”村木”と”名美”のシリーズ思い出すなぁ(明るい話が一本もなかったわ)
「人間じゃない B0四号室~」は映画「ポゼッション」を思い出した。タコ!
「蒼白い女」は短いけど、もしか