綾辻行人のレビュー一覧
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「十角館の殺人」刊行から三十周年を記念して出版されたアンソロジー。7人の作家さんが「名探偵」をテーマに本格ミステリを書き下ろした短編集の文庫本。
・水曜日と金曜日が嫌い ー大鏡家殺人事件ー 麻耶雄嵩
→ミステリ作家の主人公が、探偵メルカトルに頼まれた用事の帰りに迷い、大鏡家の邸宅に助けを乞う。休ませてもろてると殺人事件が起きて…。建物の感じとか登場人物の名前とか、どことなく洋風ちっく。鳥を観察するヒュッテ?とか、サラマンダーが〜とか。でも探偵が出てきたらすぐ解決した、すごい…
・毒饅頭怖い 推理の一問題 山口雅也
→落語のまんじゅうこわい、の話が最初に語られ、その後後日談的なスト -
Posted by ブクログ
ネタバレAnotherのスピンオフ的な作品。
Anotherとは別で進んでいくのかなと思いきや、実際はほとんどそうであったけれども、最後の最後でAnotherを読んだ後にしか得られないなんとも言えぬ感情が残った。
無理やりなという意見もあるけど、そもそもの災厄の設定がそうなのでそこまで気にならなかった。幼い子どもであり普段のことも考えれば無い話ではないし、そこの部分を切り取れるのはさすがだと思う。Another本編がすごすぎるので、些かサラッと終わったような感覚はあるが、1週間で起きたこととして書かれていると思うと、鳴は本編のただ中にこちらも体験していたのかと思うと、なかなかのタフさだと感心する。 -
Posted by ブクログ
まさに館シリーズの集大成、作者のやりたいことてんこ盛りの作品。
これまでの館シリーズであった気がする、、?と思ったら裏切られて、の繰り返し。何重にも何層にも伏線と謎が積み重ねられており、それが解き明かされる瞬間はあまりにも痛快。一巻を読み返したくなるような伏線回収が四巻でされた時には思わず頭を抱えてしまった。
そして2000ページ超とボリュームも満点。確かに少し冗長とも取れる描写は多いが、その描写あってこその作品・展開でもあり、種明かしのおもしろさも相まって短く感じること間違いなし。個人的には読みにくい300ページの本よりも、こちらの方がすらすらと早く読めた印象。
ボリューム的に手が出しづらい