綾辻行人のレビュー一覧

  • Another エピソードS(角川文庫版)

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    ネタバレ

    1作目が良かったので辛めの点数(:前作には明らかに及ばない)になっている。本来単品の構想であったAnotherを無理に続けたようにも感じた。
    1作目が最高の評価であったため、今作で評価が多少落ちてもその続編に対して同様の期待をしてしまうので、
    次回作(Another 2001?)が本作のような出来であれば、Anotherシリーズがそれ以降続いても手を引こうと思った。

    「前作が大当たりだったんだなぁ」と思う作品。
    前作同様ミステリーの手法を用いてホラー作品を書いているが、短いためか、前作で手の内を知っているためか、前作ほどの驚きはない。そのため、”前作が予想以上にヒットしたため多少の無理をして

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    2024年03月04日
  • 奇面館の殺人(上)

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    第9の館が開かれます。
    今作では表紙の通り雪が降ります。そしてこの奇面館に招かれた人達は奇妙な面をつけられ、それを装着したまま生活をしていく事になります。
    そんな中で事件が発生します。
    雪の中、館からは出られないクローズドサークル。
    それらにより前代未聞の面を付けたまま物語が進むという、隣の人の顔すらも分からないそんなミステリが繰り広げられます。
    よく考えられたものだなと思いましたね。
    上巻では物語の始めの部分や、設定などが細かに記されているのでそれも相まってこれから始まるミステリに心が踊りました。

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    2024年03月02日
  • 暗黒館の殺人(三)

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    第3巻にてこの暗黒館とそこに住まう浦登家の秘密が明らかになっていきます。
    前2冊をしっかりと読まれた方は手が止まらなくなると思います。
    そして、ここまで来るのに巻き起こったいくつかの事件も並行して進んでいきます。
    まさに怒涛の展開です。
    あれは、これはと思っていた事も徐々に明らかにされていきこの館の深淵さに魅了されるでしょう。

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    2024年03月02日
  • 暗黒館の殺人(二)

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    重厚で怪しげな館、暗黒館にて催された「ダリアの宴」。
    これは今作における重要な宴となり、その正体や雰囲気はまさに暗黒の館に相応しいほどに妖しく不気味です。
    そんな雰囲気や館に住まう人々が繰り広げる物語によりさらに世界観の奥へ誘われていきます。
    第2巻目も非常に面白いです。

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    2024年03月02日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

    最後まで見事に騙されました。

    閉鎖空間に囚われた状態で起こる『見立て殺人』


    館シリーズ 第3の館 迷路館の殺人


    招かれた4人の作家たちは莫大な賞金をかけて、この迷路館を舞台とした
    推理小説の競作を始めるが そんな中次々と起こる連続見立て殺人

    主人公であり、探偵役である島田潔が
    送られてきた小説を読み始まる『作中作』ミステリです。


    流れるような展開の切り替わりに館シリーズ恒例のからくり
    叙述トリックによるどんでん返しのラスト!

    映像作品では味わえない小説ならではの良さが滲み出てます。
    真相を知り今度は事件を見てきた側で再読したい作品です。

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    2024年02月21日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

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    1988年に発売された小説です。
    館シリーズが有名な綾辻氏ですが、ホラー系も人気です。
    そこまでホラーという感じでないですが、少女が惨殺されるシーンは、なかなかに恐ろしいです。
    後半は、ハラハラドキドキの展開が続くので、読む手が止まりませんでした。

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    2024年02月20日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

     名門女子校で起こる連続殺人劇を軸にしたゴシックホラー。物語の途中に出てくる誰かの記憶や集団ヒステリー、少女たちが次々と殺害されていく描写が不気味だった。「犯人は多分こいつだろうな。」というのは当たったが、そこから先の真相には驚かされた。主人公が不穏な空気を出すラストも良かった。

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    2024年02月09日
  • 霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版>

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    犯人は途中でこの人かなと感じたけど、決定的なところまでは謎解きは分からなかった。
    読んでいてとても読みやすい、読み返しても何度読んでも惹き付けられる文章だった。
    不思議な現象についても、雪の中の山荘という孤立した場所で起きることで一層不可思議な雰囲気を醸し出していてとてもよかった。

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    2024年02月09日
  • 暗黒館の殺人(三)

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    幾つかの謎は解けたような気にはなってるものの、まだしっくりとはこない。
    いまだに不穏で分からないことが多すぎる。
    更に終盤に新たな大きな謎が提示された。
    どうしたもんか。

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    2024年02月03日
  • 水車館の殺人〈新装改訂版〉

    仮面の当主と孤独な美少女

    2024年 2冊目

    館シリーズ 第2館 水車館の殺人


    仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館
    事件が起きた 昨年 とそれを紐解いていく 現在 で物語が進んでいきます。

    1作目の衝撃の1行のようなどんでん返しはありませんが
    最後の伏線回収は本当に美しく幻想的な世界でした。


    #切ない #怖い #ダーク

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    2024年02月01日
  • 暗黒館の殺人(二)

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    ただただ謎、謎、謎の連続でした。
    何かしらの事件は起こるのですが、起こりっぱなしで何のことやらさっぱりわからないです。
    ボリュームに反した読み易さで、サクサク進みます。第三巻も楽しみしかありません。

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    2024年01月31日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    ネタバレ 購入済み

    さすが

    綾辻行人さん作品の中で
    読もう読もうと思って今まで温めてしまっていた一作。漫画版の試し読みをきっかけに原作を読み始めました。
    漫画版とはことなる展開(漫画版はさわりしか読んでいないので想像ですが)というか、小説ならではの巧みな技術でさすがだなと思いました。気持ち良く騙されたい人におすすめです。

    #怖い #ドキドキハラハラ

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    2024年01月09日
  • 十角館の殺人(1)

    無料版購入済み

    面白そう

    原作者の綾辻行人さんが好きで
    前々からいつか小説の方を読みたいと思っていたら漫画になってた!
    ザ・ミステリーな展開に早くも引き込まれました!

    #ドキドキハラハラ #怖い

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    2023年12月23日
  • 深泥丘奇談

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    綾辻行人の作品は、館シリーズと
    殺人鬼シリーズを読んでいる。
    もっと怖い話を想像していたが、
    伊藤潤二の漫画のようなイメージ
    に近いような気がする。
    私こと小説家と、掛かりつけにな
    る病院との関わりを発端に、私は
    怪奇な出来事に巻き込まれていく。
    丘の側の路線で目撃したエピソード
    は、目撃した物が何なのか想像を
    掻き立てられた。
    長雨の話、悪霊と憑き物落としの話
    も印象に残った。
    続編も書き溜めしているようなので
    早く読みたい!

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    2023年12月16日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    痛い、痛い、痛い、痛いッッ!!
    エグいわッッ!!(°∀°)ヒィィィィ

    もう笑うしかない笑ꉂ(ˊᗜˋ*)
    綾辻行人、本人も『残酷描写という点ではそこまでたいそうな代物でもない気がする。』と言っているが…
    だいぶグロいよ!何言ってんの?と
    ツッコミを入れるほどに残虐きわまりない
    描写の数々…に絶叫すること間違いなし!(ჱ̒⸝⸝•̀֊•́⸝⸝)

    TCメンバーズ一行が合宿するために
    双葉山に赴くのだが、、、、、(; -᷅ ̫̈-᷄ )ゴリランコ

    まるでジェイソンを見ているような感覚なのだが
    ジェイソンより酷い…(;´༎ຶД༎ຶ`)
    ジェイソンが良心的に思えてきた。笑笑
    残虐!残虐!残虐!

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    2023年12月15日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    昔は本棚にあるのすら怖すぎてホラーミステリーのジャンルはなかなか手が出なかったけど、大人になってフィクションとして楽しめるようになった。スパスパ殺されるし、最後は逃げたり戦ってるし、ビュンって駆け抜けていった感じで、爽快感すらある。
    解説で歪みについて触れられていたが、、「多様性」っていったいどうすりゃいいんだって心にズンってしんどくなっていたこの頃だったので、狂ってる、簡単には受け入れられないようなものに対して、そのまま存在していることを許されてる感じがして、あぁそれでもいいんだなと思えた。
    久しぶりに続きが気になって一気に読んでしまった。綾辻さんは十角館しか読んだことなかったけど、純粋にミ

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    2023年12月15日
  • 殺人方程式 切断された死体の問題

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    複数の死体が繋がってひとつの物語になっていく
    後出しの情報は無く読者を試す構想も見事
    キャラ立ちも良く張り巡らされた伏線が回収されていく様に感激です

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    2023年12月04日
  • Another エピソードS(角川文庫版)

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    前作に引き続き、不思議なそしてちょっとゾクっとするお話でした。
    話の進むペースにどんどん引き込まれて、あっという間でした。
    自作は既に手中にあります。

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    2023年11月27日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    まさにレジェンド。
    時代背景が、少し昔になるが、人間模様と謎を上手く絡ませ、読者に読ませるのは圧巻の書き振り。

    私は大好き。オヌヌメ。

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    2023年11月26日
  • フリークス

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    ネタバレ

    サラサラと読める3つの短編ミステリー。
    個人的には初めの「313号室の患者」の終わり方が1番シンプルでありながらストレートな衝撃を受けた。
    この作品を読みながら感じたことは、変わっている、頭がおかしいと思うのはお互い様であって、正常な思考ではない人の話と思って読んでいるこちらは果たして本当に正常なのか、おかしいと思うことが実は狂っているのではないか、と自分を疑いそうになった。
    しかし、、そもそもこれは精神病患者の話だった、と独りごちた。

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    2023年11月25日