綾辻行人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
今の今迄新装改訂版が出てることを知らず、書店の店頭にて見つけてしまったので購入。
再読したが内容を覚えておらず、新鮮な気持ちで読めた。
相変わらず作品の中に不穏な空気を漂わせる事が上手いなぁと思う。
ベースにホラーと言う狂気を置きながら、しっかりとミステリーと言う論理を構築していると思う。
巻末の解説にあるように、名作Anotherに繋がるホラーテイスト強めのミステリーの系譜だと思う。
館シリーズはホラーテイストを抑えたミステリーだと思うが、このあたりの狂気と論理の按分を作品ごとに変えて、なおかつその世界を成立させている文章はホントに絶妙だと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレかなり不気味な殺人。
死体も、その後の処理も、状況も、、映像だったら私は見られないタイプ。
暗黒館、びっくり館からの奇面館でかなりの王道ミステリー。そしてネタバレは1ページ目からの違和感と繋がってた。なぜ、いつもあるはずの登場人物紹介ページがないのか。これはかなりの違和感だった。最終的に謎解き部分で明かされても、一瞬理解できなかった。メニーメニー影山逸史…
首を切った理由や、指の切断理由はミスリードに見事に乗っかり、今回も何も当てられなかった。。皆が仮面を付けられて、首も切られたら絶対入れ替わり以外ないと思ったが、王道な理由以外も思いつくようにしないと謎解きはいつまで経ってもできない…。そ -
Posted by ブクログ
結局、8月の読書はすべて綾辻行人作品になってしまいそう。
Another (無印)…アニメ観た当時の記憶をほぼ維持してしまっていたので、新鮮さは無かったがそれでもしっかり面白かった。
Another エピソードS…まぁこれはちょっと微妙だった。読まなくても話は繋がるし。
そして今作、
Another 2001(上)…無印の、あの陰鬱で不気味な雰囲気を再び、という感じで今のところ楽しい。
其処彼処(そこかしこってこういう字なんだ)に伏線らしきものが張り巡らされていて、下巻が非常に楽しみ。
どういう終わり方を迎えるのか…
ただ一つ個人的な難点は、無印と比べると登場人物にちょっとウザめのキャ -
Posted by ブクログ
ネタバレ種明かしまではめちゃくちゃ面白く読めた。
最後の推理の披露では、どんな結末なんだ!?とワクワクしながら読み進めていたのだが、結果は、うーーんまぁまぁかなぁ〜という感じ。笑
奇面館3代目の前に2代目がいたというのもそうだし、犯人の決め手が、雑誌のフクロウの色を、奇面館に置いてあった落書きしてある色で言っちゃうってところも、うーん。。
この書き方だと絶対犯人当てられなくないですか!?笑
分かる人いるのこれ?笑
私は推理当てたい派ではないからまぁいいのだけど。
私的には、仮面被った首から奇面館の主人じゃなくて違う首出てくる世界線の方がなんか面白かったかもなぁ〜とも思った。
ただ種明かしまでのワクワ