【感想・ネタバレ】黄昏の囁き 〈新装改訂版〉のレビュー

あらすじ

あのとき、僕は何を見てしまったのか?

兄の急死に不審を抱いた医学生・翔二は、元予備校講師・占部の協力を得て事件の真相を追う。
「ね、遊んでよ」……謎の言葉とともに残忍な犯行を重ねる殺人者の正体は?
翔二の心に封印されてきた幼い日の記憶の、恐るべき真実とは?
「館」シリーズと並ぶ人気シリーズの第三弾、新装改訂版でここに。

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感情タグBEST3

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兄の死をきっかけに、過去の記憶から囁き( )が割り込んでくる。その情景が思い出せず、モヤモヤした気持ち悪さ。前2作に比べて、囁きは少なめ?
犯人は……全くわからなかった。

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2022年11月13日

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ネタバレ

兄の急死に不信を抱いた医学生・翔ニは、元予備校講師・占部の協力を得て事件の真相を追う。「な、遊んでよ」…謎の言葉とともに残忍な反抗を重ねる殺人者の正体は?

結論犯人は占部の母親。幼い頃兄たちがいじめてトラックに轢かれた子供は子供ではなく、占部の母親の認知症を患った父親だった。そのトラックの事故も元はといえば占部の母親が介護疲れから起こしたものだったが自身の罪を認めたくないがために、当時父親をいじめていた子供達に復讐の目が向いた。

囁きシリーズ読破!!

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2025年04月30日

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 「ね、遊んでよ」という謎の言葉、銀色のコイン、サーカス団の音楽、十五年前の悲劇、そして栗須市で起こる連続殺人が複雑に絡み合ったミステリーで、過去二作のような建物が出ない分違和感を感じつつシリーズ特有の幻想的な雰囲気は健在で、サスペンス仕立ての物語に加えて意外性抜群の真犯人など最後まで飽きが来ない作品だった。

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2025年02月20日

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建物が出てこないだと…!
建物が出てこないせいか他2冊の囁きシリーズとちょっと違った感じ。
犯人はこれ分かった人いないだろー私はびっくりした。

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2025年01月04日

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ネタバレ

囁きシリーズ3作目。
前2作から間を空けずに読んだのでパターンは理解していたはずなのに、字体の違う過去の記憶的な描写が、メインに据えられている登場人物のものではないことをまた失念していました。
3度目なのに!

個人的には被害者たちが惨殺された理由が理不尽で、そうなる犯人の心理や思考回路が最もホラーだなと思いました。

占部くん、救いがあってよかった。
ネパールはいいとこだよね。

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2023年08月10日

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ネタバレ

今作はホラー要素が薄くてミステリ要素が強いのでサラッと読めました。

囁きもそんなに多くで出来ませんでした。
ただ注意深く読んでいても犯人の正体・囁きの主の正体は一切わかりませんでした。わかる人いるのかな…?
認知症だった祖父の介護を経験した身として、動機にはグサッと刺さり読んでいて辛かったです。

真相の物悲しさとまだ救いがあるようなラストに少し救われました。

綾辻さんの頭の中にあるという幻の4作目。いつか読めますように。

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2022年05月08日

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ネタバレ

新装改訂版で再読。
館シリーズとは違い、ホラーミステリな囁きシリーズ。雰囲気はAnotherに似ている。正確に言えばAnotherが似てるのかもしれないけど。

15年以上ぶりに再読。読みやすい。ただ、特に黄昏の囁きは他の囁きと比べても小粒。凄くハラハラするわけでもなく、じっとりと霧の中を歩いているような感じがする。登場人物も少なめのため、犯人はすぐにわかるかも。
(失礼かもしれないけど)重めな小説の間に挟むと丁度いいかもしれない。

改訂前の天野可淡さんの表紙、祥伝社のきたのじゅんこさんの表紙に続いて、改訂版の表紙もグッド!
祥伝社版の表紙が好きで、ジャケ買いしたのはいい思い出。

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2021年12月22日

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シリーズ3作目。他2作はかなり昔に読んだので久しぶりの囁きシリーズ。やっぱり雰囲気が凄く良いです!()書きで過去の囁きがリフレインしていき、想像できる情景がノスタルジーでどこか不気味です。ラストシーンは個人的にちょっとクドいなと思ったので、ミステリとしてトリックを楽しむよりかは雰囲気を楽しむ作品かなーと思います。

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2021年09月20日

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ネタバレ

最初が一番怖かったですが、読んでいくうちに怖さは無くなっていきました。
ただ、まさかノリちゃんが老人とは思わず、子供の格好をして子供と遊ぶ老人を想像したらゾワゾワしました。

綾辻行人の館シリーズ以外は初めて読みましたが、やはり面白いです。もっといろんな作品を読んでみたいと思いました。

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2025年06月04日

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じわじわと露骨になっていく主人公の記憶と犯人像。不気味さと恐怖感。2年前に読んだため近頃また再読したい。

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2025年03月27日

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囁きシリーズ3作目。「ねえ、遊ぼうよ」がリフレインして頭に植え付けられる。
前2作に比べると場面が通常の街なかなので閉塞感というか、追い詰められる怖さはあまりないので、比較的読みやすいかも。
ただ犯人は予想できなかった。。。

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2025年03月17日

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暗黒館の殺人以来の綾辻作品。奇しくも今日は十角館の殺人のドラマ版解禁日。
緋色の囁き、暗闇の囁きに比べると現実感が強くて、設定はあまり好みでない。彼の淡々とした文体は現実から乖離した世界が舞台になる方がマッチする。

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2024年09月16日

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前2作に比べて控えめな舞台設定だと書かれていたが、雨の中バイクに乗って右往左往する2人は臨場感があり読んでいて楽しかった。

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2024年01月17日

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ネタバレ

囁きシリーズ3作目。
正直緋色が色々パンチ強すぎて後2作は印象薄め^^;
でも得体の知れないものがじわじわ迫ってきていつ襲われるかって恐怖は計り知れないしそこはホラー感強めでゾクっとした…

犯人予想外。
実の父を殺すなんてと思うけど、介護疲れで虐待したりネグレクトしたりは実際問題あるわけだからその延長かと思うと世知辛いというか遣る瀬無いというか……春海が狂ってたのは事実だが。

解説にあった次作「空白の囁き」も楽しみ。

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2023年07月02日

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囁きシリーズの第3弾ということで、前作、前々作のような耽美なおどろおどろしさ、というかホラー感を期待してたんだけど、割と普通のミステリーみたいな感じで肩透かし。子供のころの記憶がカギになるってのが、少し変わったところではあるけど、似たような話はわりとあるしな...
犯人の動機もちょっと唐突感ある。

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2023年02月25日

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円く切り取られた過去の記憶。 五つの赤い影。 サーカス小屋の子供。 
兄の死をきっかけに思い出す幼少の記憶。 3人の兄の旧友たち。 「ね、遊んでよ」と輪に入ってきたもう一人・・・。 

 囁きシリーズの第三作。 緋色では魔女、暗闇では双子という存在が幻想的に怪しく描かれているが今作は非常に現実的なお話である。 兄が何者かに殺されてしまうことから物語は始まり、それを兄の予備校の講師だった占部とともに調査していく。 幼少の記憶をたどり、15年前のサーカスが訪れた間に何かが起こり、自分はそれを傍観していたことに気付く。 この過去の記憶がノスタルジックで黄昏という表現がぴったし当て嵌まっている。 幼かった故に欠けていたパーツが揃ったときに驚愕の真相が浮かび上がってきた。

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2023年01月10日

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ホラーとしてもミステリとしても楽しめるこのシリーズの独特のテイストが好きです。
犯人は全く予想ができませんでした・・・。

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2022年06月01日

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館シリーズと比べるとプレーンな感じもしたけど、かなり読み進めやすく一気読みしてしまった。囁きを表現する改行、空白や括弧の使い方になんとなく映像的なイメージが浮かんで文章を楽しめた。

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2022年04月07日

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ささやきシリーズの3作目。
ミステリー作品ではあるのだけれども、雰囲気を楽しむもの、といった印象。
前作2作より、ホラー感はだいぶ減っており、ミステリー要素を含んだ普通の小説っぽく楽しむことができる作品であった。

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2022年02月09日

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主人公の兄がマンションからの転落により死亡した。事故死だと思っていたが、どうも違うらしいと思われる情報を聞いた主人公が調査を始める。兄は何故、亡くなったのか?ミステリー。

主人公は兄の知人に知り合い、兄の事故死について調査をはじめることになる。兄の知人が魅力的な存在で、ストーリーを読み進める楽しみになったように思う。
ただ、少しづつ見えてくる真実に、なんとなくスッキリしない展開を感じて、物語がいまいち楽しめなかったように思う。
館シリーズのような深い展開を期待してた自分が悪いのかもしれないですが。
ちなみに、けっこう古い作品みたいですね。

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2021年11月07日

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