【感想・ネタバレ】緋色の囁き 〈新装改訂版〉のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年01月30日

何となく最初から犯人自体は分かっていたが、まさか、あの人がそうだとは流石にそこまでは読めなかった。時代背景自体は古く、なんとも昭和感漂う作品だったが、逆にそれが良かった。また別の囁きシリーズの本も読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2022年12月31日

館シリーズが長くて手を出せないでいたら、囁きシリーズは3冊だけと知って挑戦。
とても綾辻さんらしい、ホラーとミステリーが合わさった不穏な感じがとても良い!社会から切り離されたお嬢様学校が舞台というのも、不気味な感じを際立たせている。
ところどころに出てくる「囁き」も、本当に脳内に聴こえてくるかのよう...続きを読むな演出で印象的だった。

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Posted by ブクログ 2024年02月20日

1988年に発売された小説です。
館シリーズが有名な綾辻氏ですが、ホラー系も人気です。
そこまでホラーという感じでないですが、少女が惨殺されるシーンは、なかなかに恐ろしいです。
後半は、ハラハラドキドキの展開が続くので、読む手が止まりませんでした。

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Posted by ブクログ 2024年02月09日

 名門女子校で起こる連続殺人劇を軸にしたゴシックホラー。物語の途中に出てくる誰かの記憶や集団ヒステリー、少女たちが次々と殺害されていく描写が不気味だった。「犯人は多分こいつだろうな。」というのは当たったが、そこから先の真相には驚かされた。主人公が不穏な空気を出すラストも良かった。

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Posted by ブクログ 2023年12月15日

昔は本棚にあるのすら怖すぎてホラーミステリーのジャンルはなかなか手が出なかったけど、大人になってフィクションとして楽しめるようになった。スパスパ殺されるし、最後は逃げたり戦ってるし、ビュンって駆け抜けていった感じで、爽快感すらある。
解説で歪みについて触れられていたが、、「多様性」っていったいどうす...続きを読むりゃいいんだって心にズンってしんどくなっていたこの頃だったので、狂ってる、簡単には受け入れられないようなものに対して、そのまま存在していることを許されてる感じがして、あぁそれでもいいんだなと思えた。
久しぶりに続きが気になって一気に読んでしまった。綾辻さんは十角館しか読んだことなかったけど、純粋にミステリー楽しかった。他も読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2023年11月16日

子供の頃一度読んでリタイアした本を再チャレンジ。

とにかくひたすら赤、紅、緋。
グロテスクな表現に定評のある(?)綾辻行人さんの本領が存分に味わえました。
ホラーでもありグロテスクでもありミステリーでもある。約10年ぶりに読み直しましたが、やっぱり割と体力使うんだなぁとw

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Posted by ブクログ 2023年11月15日

作者の思うように意識を動かされていた感じでした。
綾辻行人さんの本やっぱり好きです。館シリーズは数冊しか読んでませんが全部読破したい。

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Posted by ブクログ 2023年11月14日

綾辻行人作品を全部順番に読んでしまおう!
と途中から思い始めて、四作目まできましたよ。
館シリーズが三作続いて、ついに新しいシリーズ開始!
あとがきによるとこれは執筆としては二作目だったらしいけれど、こうも違う作風を並行して書けるのがやっぱりレベルの違う作家なのだなと思わせる。
ちなみにあとがきでシ...続きを読むャイニングが小説原作であることをはじめてしった。このタイトルの通り囁きが途中途中で挟まれる演出が50年前に存在していたというのが、まだまだ自分が本読みとしてはペーペーなのだなと知らしめられる。
もっともっと読んでいこう!

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Posted by ブクログ 2023年09月29日

コテコテにゴシックな世界観や少女性のモチーフが一貫していて良い。アリプロに主題歌やって欲しい。
初期作だけあって洗練されてない部分も目立つが、少女の世界の表現は素晴らしく、ストーリーもしっかりしている。冴子の生理はエロい。
難点は思ったほど百合がなかったこと、ヒロインの成長に男がからんでること。少女...続きを読む漫画ではなくサスペリアなんやなやっぱり。

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Posted by ブクログ 2023年06月15日

前半はすごく鬱々としていて怖くて読めないかも…って思ってたけど後半で主人公が強くなってからは謎もスルスル解けて場も動きまくって楽しかった。読後感がスッキリした。
最後の一言がちょっと不穏で怖い。

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Posted by ブクログ 2023年05月30日

ホラー・ミステリー!舞台の雰囲気が美しい。解説にある通り、リアリズムより美学を大切にしている感じがします。少女たちがどんどん狂気じみていくのが、ゾッとしました。

殺される瞬間の様子が丁寧に書かれていてなかなかホラー味が強いです。でも全体的に気品があって美しい。話のテンポもよく、あっという間に読んで...続きを読むしまいました。さすが綾辻先生。

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Posted by ブクログ 2023年05月07日

綾辻行人といえば本格ものの館シリーズがまず思い浮かぶが、この作品はホラー色も強め。
著者はホラー物も一流です。犯人当てをしたい人には向かないかもしれないが。

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Posted by ブクログ 2023年04月15日

館シリーズを読破してからの囁きシリーズ

お嬢様たちのバトルかと思いきや、過去の出来事も入り乱れ、事件が起こっていく
背筋が凍るようなゾワゾワ感の強い作品でした。次も楽しみ

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Posted by ブクログ 2022年11月19日

恥ずかしながら囁きシリーズは、初めて読みました。Anotherらしさもあり綾辻ワールドにどっぷり浸れ幸せな時間が過ごせました。

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Posted by ブクログ 2022年08月14日

犯人はまったくの予想外でした。幼いころの秘められた記憶というのは、ミステリーではよくある題材だけど、そことうまいこと繋がっている。
「魔女」狩りは、閉じられた社会の中での女子高生の残酷性をよく表してるわ。「委員会」の面々が、それぞれ心に傷を持っているのが切ない。

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Posted by ブクログ 2022年07月06日

R4(2022)6.28-7.3

『殺人鬼』、『フリークス』以来の綾辻行人の作品。
『緋色〜』も『闇祓』特設サイトでレコメンドされていたので読んでみる。

綾辻行人は、『殺人鬼』の「これでもかグロ攻撃」に辟易してしまい、しんどい半分怖い半分で遠ざけていたのだが、特設サイトの紹介を見て一読の価値あり...続きを読む、と本書を手に取った。

閉鎖的ない女子高で次々起こる猟奇的な殺人。そこに主人公の記憶が重なり、結末に向かって猛スピードで駆け抜けていく。

殺人シーンはさすがにリアルだが、グロすぎることはなく(映像化してはいけない)、その関門はクリアできた。

面白かったのだが、生意気なことを言えば、犯人の半生についてもっと深く掘り下げるべきだったかと。事件を起こした理由は分かったけど、そういう心理状態になった理由は少しうやむやになっている気がした。

とはいえ、読み手も「緋色」に染まっていくことができました。
次も綾辻行人でいってみよう。

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Posted by ブクログ 2022年06月10日

母親の狂気を完全に引き継いでいる娘。
母子で殺人競争をしているように後から思うと感じたが、
娘の手を汚させまいとする親の愛情(そんな気はないだろうが。)
と思うようにしよう。
娘のさらなる狂気の片鱗を覗かせた終わり方
今後に期待(?)

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Posted by ブクログ 2022年05月30日

怖かった……
クラスメイトみんな頭イカれ狂ってて気持ち悪い。集団心理って怖いな…
綾さま断トツで気持ち悪い…ファザコンの域も超えてるし魔女狩りしようとか言い出すのもイカれてる。
加代も危険人物の異常者過ぎて怖かった。それにいくら世間体の為に宗像家に加代戻せないったって、記憶なくなって別人になったとし...続きを読むてもあんなイカれた狂人を野に放たないで欲しいわ…
血が引き金になってる狂気的な描写や犯行シーンもすごい怖かった。
最後あれ冴子も母親と同じ路を辿るってことかな…蛙の子は蛙…そんなホラゲあったなぁ

館シリーズとだいぶ違って、事件が起きて探偵役がいてって感じではなくホラー寄り。
怖かったけど先が気になって1日で読んじゃった。

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Posted by ブクログ 2022年04月29日

読んでいくうちに緋色に染め上げられていく。恐怖と戦慄を覚えると共に、フーダニットとしてミステリーの側面も併せ持ち、至高の読書体験をした。綾辻行人という作家の持つ奇妙で稀有な才能にいつも驚かされる。

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Posted by ブクログ 2024年02月14日

厳しい校則の中で、さらに女の世界。それだけでもう怖い。
1人のカリスマに染まっている異様なクラスへの主人公の戸惑いがリアルに伝わってきて、引き込まれる作品でした。

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Posted by ブクログ 2023年08月18日

多分再読。
綾辻行人は館シリーズが超好きなんだけど、この作品は犯人探しの楽しさがありながらも殺人鬼シリーズみたいなグロテスクさや生々しさもあるシリーズだよね。
文字だけで血の鉄っぽい匂いを思い出す。

一方で、これはただの個人的な所感だけど、
思春期の少女というものに対する少し過剰な純粋さや神聖さを...続きを読む感じた。
直前に恩田陸の理瀬シリーズを読んでたからかしら。
少女たちの無垢さや臆病さ、浅はかさがもどかしいと思った。
彼女たちにとっての生理の存在感が大袈裟すぎたりね。

まぁそりゃ作者にとったら経験したことのないものだし、ご年齢やもちろん性別を考えたら無理のないことなんだけど。
「面白い」だけじゃ読めなかったのは、多分私の機嫌とメンタルによるものだろうな〜〜

同シリーズの続きももちろん読みます。

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Posted by ブクログ 2023年03月25日

耽美で陰湿なサイコサスペンスなのかと思いきや血飛沫舞うお嬢様バトルロワイヤルでいい意味で予想を裏切られました!殺人の描写が派手で読んでいて気持ちがいいほどです。人もぽんぽん死ぬのでテンポがよく、後半になるにつれ全員が怪しく思えてきて楽しいです。トリックを考える楽しさはあまりないかもですがたまにはこう...続きを読むいうお話もいいですね。
魔女がキーワードで最後数行がカーの火刑法廷を彷彿させる終わり方でそこが好きです。

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Posted by ブクログ 2023年03月04日

綾辻さんと言えば、館シリーズが真っ先に思い浮かぶのですが、この『緋色の囁き』から始まる囁きシリーズも、初期作品群の中では忘れ難いものがあります。

封印された記憶にまつわる謎が、ホラーやサスペンスの要素を交えて解き明かされる様は、館シリーズとは違った趣が感じられました。

日常から少し浮遊したかのよ...続きを読むうな感覚は幻想性を帯びていて、それが後に発表される数々の作品にも受け継がれているように思います。

全寮制の女子校で起こる連続殺人事件に、不気味で陰鬱な作品世界が相まって、読み進めるごとに緊迫感が増してくる展開と、タイトルにもなっている「緋色」が強調された描写が印象的でした。

映画『サスペリア』をモチーフにしたという、作者の言葉も頷ける一冊です。

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Posted by ブクログ 2023年02月08日

ホラーシリーズの第1作らしい。
ホラー作品は好みじゃないけど、ドキドキしながら読んでしまった。犯人はすぐ分かっちゃうし、事件の解明には甘さもある。でも確かに美学があるよね。
ただ時代のせいかな、このヒロインにはイライラさせられるばかりだ。

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Posted by ブクログ 2023年02月01日

サイコホラー風のようなサスペンス風のようなフーダニット学園ミステリー。
ストーリーの軸になってる要因が人によっては不快な描写になっており読み手を選ぶ作品かなと思う。
綾辻作品の中で人気のAnotherの叩き台となっているように感じました。

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Posted by ブクログ 2022年11月16日

 朝宮運河の解説が新たに収録された新装版。

  社会がさまざまな逸脱を許容しえなくなっている昨今、いびつなものがいびつなままに描かれる綾辻氏のミステリーが広く読まれていることは、秘かな意義があるように思われる。(本書解説から一部抜粋)


 上記の言には大いに頷ける。
 本作が『Another』の...続きを読むルーツであろうと云うのも納得。


 一九八六年の全寮制女子校を舞台にした耽美系サイコホラーサスペンス。とでも銘打つ歟。刺さる人にはそれだけで刺さると思う。

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Posted by ブクログ 2022年08月21日

ホラーだし血の量がえぐい。
犯人分かるともっかい読み返したくなるところがさすが〜!
恩田陸の「麦の海に沈む果実」をめっちゃ読み返したくなった。あっちのが好みだけど。
回想のはさみ方もうまいし、そのへんは小野さんみもあるな。最後のオチ好き。

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Posted by ブクログ 2022年06月19日

閉ざされた名門女学校。どこか不気味でいわくありげな登場人物たち。語り手の不明瞭な記憶。そして凄惨な連続殺人……

これ以上ないというくらい、ゴシック調の妖しげ雰囲気が作中にふんだんに盛り込まれ、頭の中に残るのは鮮烈な緋色のイメージ。死と狂気、混乱、そして鮮血。たまらない人にはたまらないホラーの雰囲気...続きを読むをまとったミステリーです。

解説でも触れられているけれど、作者である綾辻さんのホラーに対する一種の美学、あるいは嗜好というものが徹底された作品だと思います。

上に書いたように設定や登場人物たちの妖しさというものが完璧に作りこまれている。現実的な設定というものは脇において、とにかく妖しさやいわくありげな雰囲気づくりに心血をこめたからこそ作り上げられた世界観。

いつのまにか幻や悪夢の中に迷い込んだかのようなどこか頼りない感覚に陥り、そして作品の緋色のイメージに囚われていたように思います。

昨今ではミステリーもホラーもジャンルが広がっているので、ここまで王道のゴシックホラーというものはあまり見かけない気がする。そのためか作品を読んでいてどこか懐かしさも感じました。

スティーヴン・キングの小説と映画『シャイニング』をドキドキしながら見たような感覚というべきか……。変に凝ったことや最近の流行も排して、ただひたすらに怖さの美学を突き詰め、鑑賞者の前にさらしたというべきか……。

好きな人はこの雰囲気にはまり込んでクラクラすること請け合い。とにかく妖しさと血の色に飢えた人なら、この一冊を読めば間違いないという、どこか倒錯した美しさを感じるホラーミステリだったと思います。

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Posted by ブクログ 2022年06月19日

読んだタイミングが合わなかったのか、そこまでがっつり世界に入り込むことはなかった。なぜ。


読み終われば意味深なページも納得できるので、繰り返し読んでも楽しいとは思う。
囁きシリーズとして続いているのは初めて知った。少し興味はあるけれど、それより先に館シリーズを読もう。


新装版でないのを人から...続きを読む借りたのだけれど、昔の本ってバーコードがない!それに一番驚いたかもしれない笑

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Posted by ブクログ 2021年08月16日

閉鎖的で厳格なお嬢様学校、聖真女学園。
学校、教師、生徒、すべてが不穏な空気。
同調圧力、裁くものと裁かれるもの。
集団心理、暴走と恐怖、ヒステリック。
ドキドキハラハラ、息苦しい展開。

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