綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ新本格ミステリの作家さん7人による「名探偵」がテーマのアンソロジー。面白かったです。
メルカトル鮎(シリーズ未読でした)、火村英生、法月綸太郎と名探偵シリーズもあれば、綾辻さんは深泥丘なんだ…という楽しみもありました。探偵AIは2作品。
「プロジェクト・シャーロック」のみ既読でした。シャーロック・ホームズのAIがあるなら教授もね…という。マイアミの鑑識課員やラスベガスの科学捜査研究所もプロジェクトに参加してくるのも面白かった…以前、募金の名義に名探偵ものの作品の登場人物名を使ってたリストを目にしたことがあって錚々たるメンバーだったのを思い出したりしました。
「天才少年の見た夢は」の戦中シェルタ -
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ネタバレジェイソンやフレディーなどの、洋物スプラッター映画を日本で文字起こししたらこうなる……。みたいな作品だった!
ジェイソンはちょっとヤンチャしちゃってるリア充どもをバッタバッタとブチ●す
「森の風紀委員」だったけど、この作品に出てくる殺人鬼は違う……。
最初の被害者こそ、夜の山で月が綺麗で君も綺麗だヨ……と合体しちゃってる男女を木の杭でぶち抜いて、脚もいで首切って__ってやってるけど、次の犠牲者からは善良な市民でも容赦なくヌッコロしていきます。
ミステリーの大御所の綾辻さんはあとがきで「僕は暴力は嫌いなんです」と言ってますが、大声で「嘘だろ!」っと突っ込みたくなるような見たこともない● -
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Posted by ブクログ
どれも面白かった。
著書に『リング』がある鈴木光司の作品にはリアルな生々しさがあった。
特に好きだったのがビルとビルの隙間に落ちる『五月の陥穽』。
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角川ホラー文庫約30年の遺産!90年代から現在までの最恐セレクション。
1993年4月の創刊以来、わが国のホラー・エンターテインメントとともに歩んできた無二の文庫レーベル、角川ホラー文庫。その膨大な遺産の中から、時代を超えて読み継がれる名作を厳選収録したベストセレクションが登場。大学助教授の〈私〉が病院で知り合った美しい女性、由尹。ミステリアスな雰囲気をたたえた彼女は、自分の体は呪われていると告げる。ともに -
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ネタバレ2巻も不可思議な深泥丘。ここで無事に生き延びられる気がしません。
相変わらず、作家の「私」はひたすら具合が悪いし、石倉(一)(二)(三)な医師たちも肝心な事はなんにも教えてくれない。面白かったです。
夢十夜も綾辻さんにかかれば名作ホラー映画の世界に。
「心の闇」「切断」が特に好きでした。体全体に散らばってる心の闇が肝臓に溜まるのは妙に納得できます。
切断も、お〜50回切断したら51個のパーツになりますね“普通”は……とこちらも納得です。問題は元の形、か。あれに遭遇して動転しても殺すかなぁ…と思いましたがそれ程冒涜的ななにかなのかもしれないです。
地蔵盆もどうして。。
綾辻さんの深泥丘と、北野 -
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ワシントン
ししや先生視点で描かれるのは、そういえば初めてで、
頭の中、こうなってるのね…。
パズル要素が強く、軽く読むべき作品。
あとがきの作者の狙いや挑戦について読むと、なるほどね、と思った。 -
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小学生から大人まで楽しめる
何の予備知識もなしに、暗黒館の余韻を引き摺りつつ読んだら、
なんだ…急にどうした!?となった。笑
あとがきを読んでコンセプトを知って納得。
小学生でこんなに質の良いミステリに出会ったら、きっと幸せ!! -
購入済み
面白いけど長いなーっ!!
夢中で読んでいるけれども、これでもか!と引っ張ってきた謎を説明し直すために、
繰り返し繰り返しの説明が多いのがちょっと辛い。
それは主人公が繰り返し悩む内容なのだから、世界観としてアリなんだけど、やっぱりちょっと多過ぎるように感じた。