綾辻行人のレビュー一覧

  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前半はすごく鬱々としていて怖くて読めないかも…って思ってたけど後半で主人公が強くなってからは謎もスルスル解けて場も動きまくって楽しかった。読後感がスッキリした。
    最後の一言がちょっと不穏で怖い。

    0
    2023年06月15日
  • 7人の名探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新本格ミステリの作家さん7人による「名探偵」がテーマのアンソロジー。面白かったです。
    メルカトル鮎(シリーズ未読でした)、火村英生、法月綸太郎と名探偵シリーズもあれば、綾辻さんは深泥丘なんだ…という楽しみもありました。探偵AIは2作品。
    「プロジェクト・シャーロック」のみ既読でした。シャーロック・ホームズのAIがあるなら教授もね…という。マイアミの鑑識課員やラスベガスの科学捜査研究所もプロジェクトに参加してくるのも面白かった…以前、募金の名義に名探偵ものの作品の登場人物名を使ってたリストを目にしたことがあって錚々たるメンバーだったのを思い出したりしました。
    「天才少年の見た夢は」の戦中シェルタ

    0
    2023年06月11日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    ホラー・ミステリー!舞台の雰囲気が美しい。解説にある通り、リアリズムより美学を大切にしている感じがします。少女たちがどんどん狂気じみていくのが、ゾッとしました。

    殺される瞬間の様子が丁寧に書かれていてなかなかホラー味が強いです。でも全体的に気品があって美しい。話のテンポもよく、あっという間に読んでしまいました。さすが綾辻先生。

    0
    2023年05月30日
  • 7人の名探偵

    Posted by ブクログ

    日本を代表するミステリ作家による豪華なアンソロジー。
    本格ミステリ界を牽引する方々だけあってクオリティは折り紙つきです。
    ラストを締める綾辻さんの「仮題・ぬえの密室」が本格ミステリの歴史を感じさせて感慨深い気持ちになりました。(あと麻耶雄嵩の扱いで笑いました)

    0
    2023年05月25日
  • 鳴風荘事件 殺人方程式2

    Posted by ブクログ

    前回にも増して響が活躍します。
    読者への挑戦の件で、響のように謎を解ける読者はいるのでしょうか?
    全ての情報が提示されているとはいえ、予想外の犯人でした。

    0
    2023年05月21日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     ジェイソンやフレディーなどの、洋物スプラッター映画を日本で文字起こししたらこうなる……。みたいな作品だった!
     ジェイソンはちょっとヤンチャしちゃってるリア充どもをバッタバッタとブチ●す
    「森の風紀委員」だったけど、この作品に出てくる殺人鬼は違う……。
     最初の被害者こそ、夜の山で月が綺麗で君も綺麗だヨ……と合体しちゃってる男女を木の杭でぶち抜いて、脚もいで首切って__ってやってるけど、次の犠牲者からは善良な市民でも容赦なくヌッコロしていきます。

     ミステリーの大御所の綾辻さんはあとがきで「僕は暴力は嫌いなんです」と言ってますが、大声で「嘘だろ!」っと突っ込みたくなるような見たこともない●

    0
    2023年05月19日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

    Posted by ブクログ

    岩井志麻子と澤村伊智がよかった。

    岩井志麻子先生、バラエティ出てきた時文章との差にぶっ飛んだもんな。今回も硬くて陰鬱な空気感。読み慣れるまでちょっとかかる。

    学校は死の匂い。うん。好意、真っ直ぐ返ってきてほしいよね。古市くんがいい人格付与されてるなぁ。

    0
    2023年05月19日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    綾辻行人といえば本格ものの館シリーズがまず思い浮かぶが、この作品はホラー色も強め。
    著者はホラー物も一流です。犯人当てをしたい人には向かないかもしれないが。

    0
    2023年05月07日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

    Posted by ブクログ

    どれも面白かった。
    著書に『リング』がある鈴木光司の作品にはリアルな生々しさがあった。
    特に好きだったのがビルとビルの隙間に落ちる『五月の陥穽』。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    角川ホラー文庫約30年の遺産!90年代から現在までの最恐セレクション。

    1993年4月の創刊以来、わが国のホラー・エンターテインメントとともに歩んできた無二の文庫レーベル、角川ホラー文庫。その膨大な遺産の中から、時代を超えて読み継がれる名作を厳選収録したベストセレクションが登場。大学助教授の〈私〉が病院で知り合った美しい女性、由尹。ミステリアスな雰囲気をたたえた彼女は、自分の体は呪われていると告げる。ともに

    0
    2023年05月04日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    挑戦状系が読みたくなって読んでみた。
    こういう作品とわかって割り切って読んでいるのだから,アンフェア感は一切なし。むしろ真っ向勝負5番という感じで楽しかった。
    作者の可愛げが見えて好き。

    0
    2023年04月18日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    館シリーズを読破してからの囁きシリーズ

    お嬢様たちのバトルかと思いきや、過去の出来事も入り乱れ、事件が起こっていく
    背筋が凍るようなゾワゾワ感の強い作品でした。次も楽しみ

    0
    2023年04月15日
  • 深泥丘奇談・続

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2巻も不可思議な深泥丘。ここで無事に生き延びられる気がしません。
    相変わらず、作家の「私」はひたすら具合が悪いし、石倉(一)(二)(三)な医師たちも肝心な事はなんにも教えてくれない。面白かったです。
    夢十夜も綾辻さんにかかれば名作ホラー映画の世界に。
    「心の闇」「切断」が特に好きでした。体全体に散らばってる心の闇が肝臓に溜まるのは妙に納得できます。
    切断も、お〜50回切断したら51個のパーツになりますね“普通”は……とこちらも納得です。問題は元の形、か。あれに遭遇して動転しても殺すかなぁ…と思いましたがそれ程冒涜的ななにかなのかもしれないです。
    地蔵盆もどうして。。

    綾辻さんの深泥丘と、北野

    0
    2023年03月29日
  • 奇面館の殺人(下)

    購入済み

    ワシントン

    ししや先生視点で描かれるのは、そういえば初めてで、
    頭の中、こうなってるのね…。
    パズル要素が強く、軽く読むべき作品。
    あとがきの作者の狙いや挑戦について読むと、なるほどね、と思った。

    0
    2023年03月26日
  • びっくり館の殺人

    購入済み

    小学生から大人まで楽しめる

    何の予備知識もなしに、暗黒館の余韻を引き摺りつつ読んだら、
    なんだ…急にどうした!?となった。笑
    あとがきを読んでコンセプトを知って納得。
    小学生でこんなに質の良いミステリに出会ったら、きっと幸せ!!

    0
    2023年03月26日
  • 暗黒館の殺人(三)

    購入済み

    面白いけど長いなーっ!!

    夢中で読んでいるけれども、これでもか!と引っ張ってきた謎を説明し直すために、
    繰り返し繰り返しの説明が多いのがちょっと辛い。
    それは主人公が繰り返し悩む内容なのだから、世界観としてアリなんだけど、やっぱりちょっと多過ぎるように感じた。

    0
    2023年03月08日
  • 7人の名探偵

    Posted by ブクログ

    新本格ミステリのレジェンド作家による短編集、ではあるけれど、単なるミステリ短編集では済まないのが予想外で面白かった。テーマが『名探偵』であるせいか、『もし名探偵がAIだったら?』という被りもあったけれど、当然物語の展開はまったく違うから、その差異も含めてとても楽しかった。ラストを飾る綾辻行人は、自伝かエッセイのようでもあったけれど、しみじみとした昔語りにレジェンドたちの歴史の重みを感じることが出来、良い余韻の残る締めだったと思う。

    0
    2023年03月07日
  • 眼球綺譚

    Posted by ブクログ

    世にも奇妙な物語のようなガチガチのホラーではないが、背筋がゾクッとする短編が収録された小説。
    気持ち悪かったのはゲテモノ料理を提供するYUIという店に通うカップルの話。特別料理として寄生虫、人肉、最後には自分の指が提供されるという狂気。
    タイトルにもなっている眼球綺譚も良かった。読んでください、夜中に一人での意味がよくわからなかったが、見事な伏線回収だと思った。

    0
    2023年02月26日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    作中で事件の状況と容疑者が提示された上で、「さて、犯人は誰か?」と読者に問う「犯人当て小説」が5編収録された中短編集。
    細かな仕掛けや細工に注意しながら論理を組み立てれば必然的に犯人にたどり着ける…というのだが、綾辻行人が書けばそこには一筋縄では行かないトリックが仕込まれている。
    全編を通してのお話の一応のラストが、急激に虚無へと落ち込んでいくのが印象に残った。

    0
    2023年02月25日
  • 暗闇の囁き 〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    サスペンス、ミステリー、幻想的要素を掛け合わせたような作品
    個人的には好きな作品だった
    ただ序盤の猟奇的事件の真相が明かされなくて残念

    0
    2023年02月23日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    ミステリ作家・綾辻行人のもとに持ち込まれる、5つの「犯人当て」難事件。
    「読者への挑戦状」付きで、あれこれ予想しながら読めるし、その予想が思いっきり外れて、
    えーなんでだよ(汗)とか、わかるかーいっ!(笑)とか、そんなんありか〜いっ!(笑)みたいになりながら楽しく読めた。
    個人的に一番面白かったのは、あの国民的人気の一家を思わせる「伊園家の崩壊」かな。
    あっちとこっちの境目を思いっきり曖昧にしてて面白かったです。

    0
    2023年02月23日