綾辻行人のレビュー一覧

  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

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    想一の亡父が遺した京都の屋敷、マネキン人形が邸内各所に佇む「人形館」
    街では残忍な通り魔事件が続発、想一自身にも姿なき脅迫者の影が迫る…

    館シリーズ4作目
    異色と言われているのに納得
    私はこれはこれで面白かったし綾辻先生の世界観が改めて好きだなと感じた

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    2025年06月15日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    ネタバレ

    とにかくグロかった
    ただの殺人鬼スプラッターかと思ったらちょっと違くて面白かった
    山奥にキャンプは行かないと誓った

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    2025年06月13日
  • 黒猫館の殺人〈新装改訂版〉

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    こんな結末だったとは。
    伏線には感じつつも、見破る事はできなかった。
    少しの違和感も見逃してはならない作品。だからこそ、最後には全てが繋がりスッキリする。二度読み必須。

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    2025年06月10日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

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    館シリーズ5作目。
    なんだか本作からは、著者の並々ならぬ意気込みが伝わってくる感じ。
    時計をモチーフにした館の平面図は、これまでの作品とは違って折り込みページで掲載されていたり、主な登場人物も多っ!!てな感じでたくさんの名が連ねられているしw
    帯の謳い文句もなかなかの煽りっぷり。

    本格感が凄く漂う序盤。例によって中村青司作の怪しげで曰く付きの館を舞台に、この先どんな展開が待っているんだろう、と好奇心を刺激してくる。
    江南たちの旧時計館内のパートと、鹿谷・福西の館外のパートが交互に展開される構成で、館外パートが館内パートを上手く補完しているし、作品のスピード感も調整する効果を生んでいる。
    館内

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    2025年06月10日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

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    初めは登場人物も多くなかなか頭に入ってこなかったけど、徐々に物語に引き込まれて夢中で読んでた。
    でもだいぶ犯人は絞られそうな?

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    2025年06月09日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

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    前編としては面白い作品!
    是非とも下を読んでみたいと思わせてくる。
    今作は今までのどれよりも読みやすいと感じた。
    すらすら読めた分後編にさらに引き寄せられる。



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    2025年05月31日
  • 霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版>

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    ネタバレ

    幻想的でミステリアスで綺麗な雰囲気の小説。
    吹雪の山荘も、霧越邸という名称もよく似合う。
    館の中で起こる超常現象も嫌な感じではなく、これが何か意味をなしているのかそうでないのかは、受け取り手の解釈に委ねている、というところもいい。
    SFすぎるミステリーはあまり得意ではないので。

    槍中さん、"綺麗なもの"への執着や情熱が凄すぎてイカれ男になってしまっている…笑
    槍中さんが骨董品や文学とかについて長々と語っているところはやや退屈になってしまった。現実にこういう男がいたらモテないだろう。笑
    超常現象の影響も信じすぎだし。かなりや置いてあるからってそんな気にせんでいいでしょ。笑

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    2025年05月31日
  • Another (下)

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    綾辻先生の中で十角館の次に好きな作品。

    呪いが始まるまでは若干冗長気味に感じたが、中盤以降(特に下巻)は先が気になって気になって半日で読み終えてしまった。

    ただのホラーだけでなくミステリーの犯人探しを組み込んでくる手腕はさすが。
    そして最後のどんでん返しにもやられた。

    上巻の一人目の死に方がファイナルディスティネーションっぽいなあと思ってたら、あとがきの中で執筆当時見ていた作品の中に挙げられていてニッコリ。

    2025.0520.13

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    2025年05月20日
  • 深泥丘奇談・続々

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    ネタバレ

    ★4。
    あいかわらずわけがわからない不安感に満ちてたなぁ(笑)なんかこう、しばらくぶりにこのシリーズ読んだから、初めの2話くらいは無性に不安になったね。自分の生きている世界も、「私」の世界のように不安定で覚束無いものなんじゃないかという気がしてしまう。そこが面白いところだけどなー。
    つか、前はもっとただただ淡々とおはなしが進んでた気がしたけど、違ったっけ?今回はやけに擬音表現が多かった気がしたなー。前のを忘れてるだけかしら。
    綾辻先生は難解というかトリックとかが複雑だったりグロだったりするからこの深泥丘シリーズは唯一読みやすかったんだけど、うん、また続き書いてほしーなー。

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    2025年05月17日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ネタバレ

    8篇のホラーアンソロジー。
    どの作品もすんなりとその世界に連れて行ってくれてとても楽しめた。
    「よけいなものが」(井上雅彦)では、短い会話文の中に違和感をするっと埋め込んできていて凄かった。気づいたときには役割がひとつズレて堂々巡り。抜け出せるきっかけが見つからない。
    「依って件の如し」(岩井志麻子)はバラバラに思えた話がひとつに繋がってゾッとさせられ、読後に余韻を残す話だった。
    「ゾフィーの手袋」(小池真理子)は主人公が何ひとつ悪くないのでひたすら気の毒だったのだが、あっさりした文章が好みだった。

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    2025年05月16日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

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    館シリーズ3作目。
    複雑な構造と仕掛けで作り上げられた今作・『迷路館の殺人』は、大胆なトリックが魅力の『十角館の殺人』やフェアに推理に参加できた『水車館の殺人』とはまた打って変わって、エンタメ性を重視した作品になっていると感じた。本編は”作中作”であること、作中に登場する名前の大半は”仮名”を使用している等、異世界への入り口のような謎多き導入に胸が高鳴る。あらゆる可能性に身構えながら読んでいたつもりだったが、やはり最後には唸らされた。犯人を問い詰めるような推理小説としてのカタルシスは少なめだったものの、中盤からエピローグにかけての疾走感はたまらず一気読みだった。

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    2025年05月15日
  • 奇面館の殺人(下)

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    あっという間に読み終わってしまいました。
    流石に面白い!
    最後の方展開についていけなくて、え?え?となりながら気がついたら終わってしまったけれど…
    また別の館シリーズが早く読みたいです!

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    2025年05月10日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

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    十角館の殺人で完全に心を捕まれ、連続して館シリーズを読んでいた。しかし、知らず知らずのうちにミステリー小説に魅せられてかなり遠回りをしてこのシリーズに帰ってきた。そしてやはり面白いの一言に尽きる。前作の人形館の館は個人的にも著者にとっても異質であると言えたが、この「時計館の殺人」は原点回帰と言ってもいいだろう。
    私がまず嬉しかったのが、小説家の鹿谷門実と江南孝明がいることだ。彼らのやり取りは非常にテンポが良いだけでなく、探偵と助手を彷彿とさせる。
    上下巻のミステリーだとどうしても下巻に事件の全貌が明かされるため上巻のしりすぼみ感は否めないがこの小説においては事件の全貌を知りたいワクワクと緻

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    2025年05月10日
  • 奇面館の殺人(上)

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    面白い!
    ミステリー小説はあまり得意ではないですが、面白すぎてサクサク読めてしまいました。
    お面が大量にある館で、自分達も面を被りだれかわからない状態になる。そんな奇妙な状況、それだけで恐ろしく感じます。

    下巻が早く読みたいです。

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    2025年05月01日
  • 黄昏の囁き 〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    兄の急死に不信を抱いた医学生・翔ニは、元予備校講師・占部の協力を得て事件の真相を追う。「な、遊んでよ」…謎の言葉とともに残忍な反抗を重ねる殺人者の正体は?

    結論犯人は占部の母親。幼い頃兄たちがいじめてトラックに轢かれた子供は子供ではなく、占部の母親の認知症を患った父親だった。そのトラックの事故も元はといえば占部の母親が介護疲れから起こしたものだったが自身の罪を認めたくないがために、当時父親をいじめていた子供達に復讐の目が向いた。

    囁きシリーズ読破!!

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    2025年04月30日
  • 暗闇の囁き 〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    烏裂野(うれつの)という山里を舞台に、謎めいた秘密を抱える円城寺家の周辺で起こる死の連鎖が描かれる。実矢と麻堵、美少年の兄弟、あっちゃんという謎の少年。一切話すことのない母円城寺香澄、その夫で子供たちに非常に厳しい円城寺隼雄、ミヤとマドの家庭教師の滝川遙佳、隼雄の妹の安達雅代、使用人の佐竹周三と邦江夫妻。雅代の子供克之。
    屋根裏部屋に閉じ込められ、祖母のハツ子がご飯を差し入れに行く描写、埋められたはずの土の中に、あっちゃんの死体がないという描写であたかも生きているのかと思い込まされた。
    悠木拓也が、昔生きていた頃の亜希に話した「魔法使いと人形王子」という空想の物語を信じたミヤとマド兄弟が死んで

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    2025年04月20日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    ユニークな設定と世界観、これこそ綾辻ミステリー。あ〜やっぱりなぁ、でもまだこんなページあるしなぁ、えっ?、えーー?読みながらの心の変遷。先入観って怖い。叙述トリックにあっさり騙された。

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    2025年10月19日
  • Another (下)

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    ずっと前から読もうと思いつつなぜか手がのびなかった作品。
    なんでもっと早く読まなかったんだろうと後悔するくらい面白かった。
    新しい学校に転入してなんだか違和感を感じつつどんどん追い詰められていく感じが怖かったー。
    何を恐れたらいいのかわからないのが一番きついかも。

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    2025年04月14日
  • 黒猫館の殺人〈新装改訂版〉

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    「十角館の殺人」が永久保存版すぎて、なぜか他の「館」シリーズを読んでなかったのですが、なぜ今まで読んでなかったのかな?っていう後悔をするくらいやはり綾辻行人氏のミステリは面白い!
    ちょっと仕事が忙しすぎて没頭できなかったので☆4なのですが、トリックも面白かったし、手記をもとに謎を解いていくのも楽しかったです。

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    2025年04月13日
  • Another (上)

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    わからないから怖いというホラーとミステリー…
    土着信仰ではないけど、その土地の限られた空間の…というのがおもろいし好み。
    全くわからんくて進まないのが焦ったいけど、代わりに早く知りたくて食指が進む。
    後半読まないとわからないけど、前編においては鳴が実態を帯びていく過程がかなり好きだった。

    はじめての前後編ある小説を読んでるけど、
    状況描写が丁寧だなと思った。
    反面物語が進まなさすぎるのがじれったい。

    昨日今日で引っ越し前のクソ仕事で大阪往復したから、その新幹線と昼休みで2日で読み終わった。
    ページ数が多いのに短い期間で読み切れて引き込まれたしなんだか満足。

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    2025年04月07日